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Yの悲劇 独裁者が支配する巨大新聞社に未来はあるか
2023.11.10発売
Yの悲劇 独裁者が支配する巨大新聞社に未来はあるか
著:清武 英利,著:魚住 昭
「どうせ清武って奴が悪いんでしょ?」 そう思ったあなたは巨大メディアにコントロールされている。巨人のコーチ人事をめぐって、2011年11月に勃発した「清武の乱」は、球団代表だった同氏の解任によって騒ぎが治まるかに見えた。ところが、その後も読売側による執拗な「清武潰し」は今日にいたるまで続いていた。1000万部という圧倒的部数による紙面を駆使したネガティブ・キャンペーン、「取材」という名目の尾行や挑発、あげくのはてには司法の力で私有の携帯電話まで開示させようとする異常。なぜこのような行為が巨大メディアを使って平然と行われるのか。はたして、あの巨大新聞社では何が起こっているのか? 誰よりも「Y」を知る二人が徹底討論。
電子あり
原発と陰謀──自分の頭で考えることこそ最高の危機管理
2023.11.10発売
原発と陰謀──自分の頭で考えることこそ最高の危機管理
著:池田 整治
本当はこんなに危ない日本!――特殊工作員の「原発テロ」対策を調査・研究した元自衛隊陸将補が語る「原発の弱点」とは? 私たちがいま「すべきこと」!! ●権力者の「ウソ」に騙されずに生き延びろ!! 「いますぐ健康に影響が現れるというものではない」「年間20ミリシーベルトなどたいしたことはない」というマインドコントロールが行われ、いま、日本人の多くが油断しつつあります。騙されてはいけません。大切なことは、政府や経産省、東京電力ではなく、御用学者でもメディアでもなく、あなた自身が自分の頭で考えることです。3・11大震災とフクシマの事故が教えてくれたことは、これではありませんか?――<本文より>
電子あり
現職警官「裏金」内部告発
2023.11.10発売
現職警官「裏金」内部告発
著:仙波 敏郎
「組織的犯罪」に独り立ち向かった男の究極の人間ドラマ。「あなた」なら、いったいどうしますか?――警察の闇! 腐敗、汚職、隠蔽、これが手口の全貌だ!! ●「裏金づくりは過去のものではなく、記者会見をしたその時点でも行われていた。人一倍強い正義感を持って警察官になったはずの若者たちが、今日もどこかで裏金づくりに加担させられ、警察官としての良心を蝕まれている。その現実を前に、これ以上黙っているわけにはいかなかった。」――<本文より>
電子あり
どこ? もりの なかの さがしもの
2023.11.10発売
どこ? もりの なかの さがしもの
作:山形 明美,撮影:大畑 俊男
講談社の絵本
見つけたくなる絵本『どこ?』待望の第2弾 1冊の本がつれていってくれたのは、不思議なさがしものの森。動物たちの歓迎会、妖精のピクニック、洞窟の先の奇妙な屋敷。さあ、さがして見つけて追いかけて!
電子あり
どこ? つきよの ばんの さがしもの
2023.11.10発売
どこ? つきよの ばんの さがしもの
作:山形 明美,撮影:大畑 俊夫
講談社の絵本
まんげつの よる、 クロを おって はじまった、 ふしぎな さがしものの たび。 クロは どこ? さがしものは、ほかにも、たくさん。 さあ、さがして、みつけて、おいかけて! ここに あるのは、 ぼくが もちかえった、ふしぎな おみやげ。 どの ページから もって きた ものか、 わかるかな。 どこ?
電子あり
伊織もえ「誘惑しちゃうぞ」FRIDAYデジタル写真集
2023.11.09発売
伊織もえ「誘惑しちゃうぞ」FRIDAYデジタル写真集
著:伊織 もえ,撮影:菊地 泰久
コミケで世界中からファンが殺到する大人気コスプレイヤー・伊織もえ。 FRIDAYで撮り下ろした限界SEXYランジェリーショットが満載のデジタル写真集です。 全6衣装で、アナタを誘惑しちゃうぞ? ※全カット、これまで未公開のカットを収録しています。
電子のみ
麻倉瑞季 みずみずしい FRIDAYデジタル写真集
2023.11.09発売
麻倉瑞季 みずみずしい FRIDAYデジタル写真集
撮影:鈴木 ゴータ,著:麻倉 瑞季
2022年「ミスマガジン」にてミスヤングマガジン賞に輝いた麻倉瑞季(通称 あしゃく)を、海辺のリッチな一軒家と、漁港を見渡す古民家で撮り下ろし! フレッシュなのに艶やか、キュートなのに鋭い目力。 瞬間に纏う空気が変わっていく「あしゃく」から目が離せません! どこよりも熱い夏のひとときをぎゅっと詰め込んだ1冊、ぜひお楽しみください。 プロフィール あさくら・みずき/2002年、長崎県出身。2022年、「ミスヤングマガジン」にて、ミスヤングマガジン賞を受賞。トレードマークの強い目力とグラマラスな美白ボディで各グラビア誌を席巻中。最新情報は本人のX、Instagram (ともに@mizuki_asakura_)をチェック!
電子のみ
福岡みなみ NEW LOOK FRIDAYデジタル写真集
2023.11.09発売
福岡みなみ NEW LOOK FRIDAYデジタル写真集
撮影:佐藤 裕之,著:福岡 みなみ
「テレシー」のCMでお馴染みの美女が魅せる、極上グラビア! 名門・東京理科大学を卒業し、ライブ配信で1億円を稼いだことでも注目を浴びた彼女。 6つの衣装に身を包み、圧巻のスレンダーボディを披露しました。 福岡みなみが魅せる、「新しいグラビアスタイル」をお見逃しなく!
電子のみ
下村明香 見つめて、溶け合って… vol.3 100ページ超豪華版 FRIDAYデジタル写真集
2023.11.09発売
下村明香 見つめて、溶け合って… vol.3 100ページ超豪華版 FRIDAYデジタル写真集
写真:西田 幸樹,著:下村 明香
端正なルックスに似合わぬ過激な露出で“美しいのに攻める23歳”と大注目の下村明香(さやか)が、 今度は温泉宿でしっぽり攻めまくる……! 豪華三部作で贈る、ここでしか見られない限界超えの衝撃SEXYを見逃すな。 Vol.3は100ページ超豪華版です。 ※vol.1、2と内容の重複はありません。
電子のみ
下村明香 見つめて、溶け合って… vol.2 FRIDAYデジタル写真集
2023.11.09発売
下村明香 見つめて、溶け合って… vol.2 FRIDAYデジタル写真集
写真:西田 幸樹,著:下村 明香
端正なルックスに似合わぬ過激な露出で“美しいのに攻める23歳”と大注目の下村明香(さやか)が、 今度は温泉宿でしっぽり攻めまくる……! 豪華三部作で贈る、ここでしか見られない限界超えの衝撃SEXYを見逃すな。 ※vol.1、3と内容の重複はありません。
電子のみ
下村明香 見つめて、溶け合って… vol.1 FRIDAYデジタル写真集
2023.11.09発売
下村明香 見つめて、溶け合って… vol.1 FRIDAYデジタル写真集
写真:西田 幸樹,著:下村 明香
端正なルックスに似合わぬ過激な露出で“美しいのに攻める23歳”と大注目の下村明香(さやか)が、 今度は温泉宿でしっぽり攻めまくる……! 豪華三部作で贈る、ここでしか見られない限界超えの衝撃SEXYを見逃すな。 ※vol.2、3と内容の重複はありません。
電子のみ
おはなしゲゲゲの鬼太郎 ぶるぶる 貧乏神 座敷わらし
2023.11.09発売
おはなしゲゲゲの鬼太郎 ぶるぶる 貧乏神 座敷わらし
原作:水木 しげる
1 漆黒の冷気、妖怪ぶるぶる 2 貧乏神と座敷童 の2話収録。 1 漆黒の冷気、妖怪ぶるぶる 蒼馬、大翔、裕太、そして父親の裕一と一緒にキャンプにやって来たまな。 蒼馬と大翔の悪ふざけにうんざりしつつも、まなは休日を楽しむ。 しかしその夜、裕一が忽然と姿を消した。彼を探しに向かった蒼馬と大翔も何者かに襲われ、連れ去られてしまう。 2 貧乏神と座敷童 始業式の帰りに、お腹の空いたまなは、両親が喫茶店を経営しているという友人・綾の家に遊びに行く。 喫茶店に通されるが、客の姿は全くない。しかしまなは、店に居座る貧乏神を見つけてしまう。 初めは信じなかった綾も、姿が見えた途端に貧乏神を退治してほしいと鬼太郎に頼む。 貧乏神は、自分がいるおかげでこの家の平和が保たれていると主張するが、綾は聞く耳をもたない。 さらに、貧乏神に出て行くように詰め寄る。貧乏神が去った後、綾は街で不思議な子供に出会う。 果たしてその正体とは?そして貧乏神の言葉の真意とは? ●ゲゲゲの鬼太郎「第6期アニメシリーズ」が、待望のアニメ絵本になりました! アニメシリーズの中でも、小学生から大人まで、「お話がとくに面白い!」と大好評だったのが、この「第6期」シリーズです。 ●全ページにアニメーションがふんだんに掲載されています。 すべての漢字にルビがふられるので、小さなお子さんでも楽しく読むことができます。対象年齢は小学1年生以上です。 ●迷惑ユーチューバーや、ブラック企業問題など、社会問題をあつかった深い物語を楽しめるだけなく、「見えている世界がすべてじゃない」というテーマにそった妖怪の多様性に触れられるシリーズです。 ●それぞれのお話の巻末には<妖怪ずかん>を掲載し、妖怪の能力について知ることができます。 ●2023年秋、新作映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」公開決定! 2023年は「水木しげる生誕100周年」にあたります。まさにこの年に、ぜひ、ごらんください! ●シリーズは全部で5冊、刊行される予定です。 ●シリーズ刊行予定(すべて2023年) 「おはなしゲゲゲの鬼太郎 のびあがり・見上げ入道」発売中 「おはなしゲゲゲの鬼太郎 たんたん坊・山じじい」発売中 「おはなしゲゲゲの鬼太郎 すねこすり・まくら返し・ゆめくりのすずの少女」発売中 「おはなしゲゲゲの鬼太郎 たくろう火・雨ふり小僧・小豆あらい 小豆はかり 小豆ばばあ」9月刊行予定 「おはなしゲゲゲの鬼太郎 ぶるぶる・貧乏神・座敷わらし」11月刊行予定
電子あり
デパートの誕生
2023.11.08発売
デパートの誕生
著:鹿島 茂
講談社学術文庫
劇場のように華やかな装飾。高い天窓からふり注ぐ陽光。シルクハットで通勤するしゃれた従業員。乗合馬車で訪れる客を待つのは、欲望に火を付ける巨大スペクタクル空間! 帽子職人の息子アリステッド・ブシコー(1810-1877)と妻マルグリットが、様々なアイデアで世界一のデパート「ボン・マルシェ」を育て上げた詳細な歴史を、当時を描く仏文学作品や、19世紀初頭のデパート商品目録など稀少な古書から丹念に採取。 パリの世相や文化が、いかに資本主義と結びつき、人々の消費行動を変えていったのか、 仏文学者にして古書マニア、デパート愛好家の著者だから描けた、痛快・ユニークなパリ社会史! 内容紹介) 客の目をくらませてしまえ!世界だって売りつけることができるだろう! 「白物セール」のときには、それぞれの売り場が白い生地や商品だけを優先的に並べたばかりか、上の階の回廊や階段の手擦りを白い生地で覆いつくし、造花も白、靴も白、さらに家具にも白のレースをかぶせるなど、全館をすべて白で統一し、 1923年の「白物セール」では、「北極」というテーマに従って、アール・デコ調にセットされたシロクマやペンギンが、ホールに入った客を出迎えるようになっていた。 ようするに、ブシコーにとって、店内の商品ディスプレイは、〈ボン・マルシェ〉という劇場を舞台にして展開する大スペクタクル・ショーにほかならなかったのである。   ――第二章「欲望喚起装置としてのデパート」より *本書は『デパートを発明した夫婦』(講談社現代新書 1991年11月刊)に「パリのデパート小事典」を加筆し、改題したものです。
電子あり
音楽教程
2023.11.08発売
音楽教程
著:ボエティウス,訳:伊藤 友計
講談社学術文庫
古典的学識に通じ『哲学の慰め』『算術教程』などを著した「最後のローマ人」ボエティウス。その著作群は大きく4つに分けられる。数学的諸学科に関する教育的作品、アリストテレス、キケロ、ポルフュリオスなどの著作の翻訳と注釈、キリスト教神学の哲学的考察、そして最後に『哲学の慰め』。『音楽教程』は第一期に属するもので、ピュタゴラス以降の音楽理論を総覧し詳述しており、後世とくに中世~18世紀までの西洋音楽理論に絶大な影響力を維持していた。「協和・不協和」「音程と旋律」「オクターヴ」「5度」「4度」「全音」「半音」など、音の性質を体系立てたことの意義は大きい。オクターヴの完璧さは何に由来するのか、5度、4度の協和が「完全」である理由は何なのか、また、半音は本当に全音の「半分」なのか、あるいは、旋法の構造はどのようなものなのか。 聴覚に甘美に響くことが音楽の起源ではあるにせよ、そこに判断のすべてを任せる姿勢を批判し、強調されるのは最終的な完全性と認識は理性に存するという一点である。そのうえで探求されるのは、音程あるいは協和音に関する数学的解明であり、モノコルドの弦長を二分割、三分割、四分割……と計算を尽くす方法で「数比」の重要性を明確にし、音程の根拠を示すこと。1500年ほども前に形作られたこの理論の骨子は、音響科学などの知見をもって近代の音楽理論が挑んだ刷新の試みにも完全に克服されたとは言えず、いまだに西洋音楽の基盤をなすものである。 本書は、19世紀のラテン語版刊行物を底本とし、英・仏・独・露語版を参照して翻訳した初めての日本語版である。
電子あり
ドラキュラ・シンドローム 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝
2023.11.08発売
ドラキュラ・シンドローム 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝
著:丹治 愛
講談社学術文庫
急成長を遂げた周辺国からの侵略恐怖、増加する貧窮移民の不安、友好国へのぬぐいがたい不信、新たな感染症の脅威……「ドラキュラ」の恐怖と魅力の源泉には、黄昏を迎えた大英帝国の外国恐怖症があった。ゴシック・ホラーの金字塔に織り込まれた、ヴィクトリア朝イギリス社会の闇を描き出す! 世界でもっとも有名な吸血鬼「ドラキュラ」。 数ある吸血鬼作品のなかでも特権的な地位を得て、現代に至るまで映像化が繰り返され、日本では吸血鬼の代名詞にもなっています。 そのドラキュラの恐怖と魅力の源泉には、19世紀末イギリス社会に蔓延する深刻な外国恐怖症がありました。 「太陽の沈まぬ帝国」、「世界の工場」と謳われた栄光は過ぎ去り、軍事・経済ともに急成長を遂げつつある周辺国からの侵略恐怖、増え続けるユダヤ人など貧窮移民への不安、搾取してきたアジアの植民地から入ってくる新たな感染症の脅威……。 落日の大英帝国に生きる人々は心の奥底で何を恐れ、そしてドラキュラは生みだされたのか。 『パンチ』などに掲載された風刺画をふんだんに使いながら、ゴシック・ホラーの金字塔から読み解く世紀末ヴィクトリア朝の社会!  イントロダクション 第1章 ドラキュラの謎 第2章 ドラキュラの年は西暦何年か  帝国主義の世紀末 第3章 侵略恐怖と海峡トンネル計画の挫折 第4章 アメリカ恐怖と「栄光ある孤立」の終焉  反ユダヤ主義の世紀末 第5章 ユダヤ人恐怖と外国人法の成立 第6章 混血恐怖とホロコースト  パストゥール革命の世紀末 第7章 コレラ恐怖と衛生改革 第8章 瘴気恐怖と細菌恐怖 おわりに――ヴィクトリア朝外国恐怖症の文化研究 増補 もうひとつの外国恐怖症――エミール・ゾラの〈猥褻〉小説と検閲 学術文庫版あとがき 引用史料一覧 コラム 吸血鬼の系譜/シャルコーの催眠術/一八九三年一〇月二日のピカディリ・サーカス/ダイヤモンド・ジュビリー/火星人/海峡トンネル・パニック/ベアリング銀行の投機失敗/ロスチャイルド一族の結婚/ロンドンとテムズ川の汚染……ほか
電子あり
言葉の風景、哲学のレンズ
2023.11.08発売
言葉の風景、哲学のレンズ
著:三木 那由他
文芸(単行本)
言葉のコミュニケーションは、希望と切実さと複雑さに満ちている。 「紀伊國屋じんぶん大賞2023」第2位『言葉の展望台』著者が贈る、最新哲学エッセイ! 「痛み」を伝える言葉、webの中の私の「言葉だけの場所」、「どういたしまして」の可愛さ、当事者視点からの語りかた、「からかい」が起きる場面、メタファーが見せてくれるもの、定義することへの懐疑、カミングアウトの意味とその先……。 さまざまな哲学の概念や理論はそれぞれが一個のレンズで、このレンズを使って見た風景と、別のレンズを使って見た風景と、その両方を通した風景はすべて違っているかもしれないし、そのどれかが正しいわけではないかもしれない。でもいろいろなレンズを通してみることで、裸眼で見たのとは違う風景の可能性に気づき、新しい仕方で物事を理解したり語ったりしていくきっかけになるかもしれない。(本書「はじめに」より) 【目次】 痛みを伝える 言葉だけの場所 「どういたしまして!」の正体 該当せず からかいの輪のなかで たった一言でこんなにもずるい 給料日だね! 言葉のフィールド カミングアウト ぐねぐねと進む 安全な場所ーー『作りたい女と食べたい女』 命題を背負う 一緒に生きていくために
電子あり
寂聴 源氏物語
2023.11.08発売
寂聴 源氏物語
著:瀬戸内 寂聴
文芸(単行本)
読みやすく美しい瀬戸内寂聴の現代語訳で甦る、史上最高の恋愛小説。350万部のベストセラー、寂聴訳「源氏物語」が一冊で読める!全五十四帖から再編集した入門書にして決定版。解説(高木和子)、あらすじ、主要人物紹介、主要人物系図付き。 私が源氏物語の現代語訳を手がけたのは、日本が世界に誇る最高の文化遺産であるこの千年前の傑作小説を、すべての人々に読んでもらい、日本人として生れた心の誇りを取りもどしてほしいと願ったからであった。光源氏という絶世のハンサムで、あらゆる才能を生れながらに恵まれた主人公が、次々起すラブアフェアは、二十一世紀の現代でも決して旧(ふる)くはない。どれほど文明が進んでも、人間の心というものは、千年前も今も、根本に於てはほとんど変らないし、人を愛する喜びと悩みもまた、千年をへだてても一向に変っていないからである。 ――瀬戸内寂聴
電子あり
共に明るい
2023.11.08発売
共に明るい
著:井戸川 射子
文芸(単行本)
\『この世の喜びよ』で芥川賞受賞、待望の受賞後第一作!/ その瞬間、語られないものたちがあふれ出す。 早朝のバス、公園の端の野鳥園、つきあってまもない恋人の家、島への修学旅行、バイト先の工場の作業部屋――。 誰もが抱える痛みや不満、不安、葛藤。 目に見えない心の内に触れたとき、「他人」という存在が、つながりたい「他者」に変容する。 待望の芥川賞受賞後第一作、心ふるわす傑作小説集。 「共に明るい」 早朝のバス、女は過去を語り出す。 「野鳥園」 産後の女性と少年が過ごす、仮初のひととき。 「素晴らしく幸福で豊かな」 出会って一ヵ月、恋人と過ごす不安定な日常。 「風雨」 台風で足止めをくらった修学旅行生たちの三日間。 「池の中の」 電池の検品バイトでの会話、起こる揺れ。
電子あり
歩山録
2023.11.08発売
歩山録
著:上出 遼平
文芸(単行本)
どうなっているんだ、ここは――? 完璧な登山のはずが――男に襲い掛かるイレギュラーの数々! 奇想天外&予測不能! 狂信者を量産したドキュメンタリー番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」の生みの親が描く、スーパーサイケデリックマウンテンノベル! 奥多摩から埼玉、長野の県境を歩いて山梨の北杜市へ。 製薬会社勤務6年目、何より理屈を愛する男・山田が思い立った登山は、完璧な計画通りに遂行されるはず、だった――。 「あなたは少年を探しにここまで来たのでしょう?」 山中で出会った博士風の奇怪な男の一言を発端に、山田はいつしか思いもよらない異常事態に迷い込む。 理屈が通らない混沌の先、山田を待ち受けていた運命は――?
電子あり
仏教の歴史 いかにして世界宗教となったか
2023.11.08発売
仏教の歴史 いかにして世界宗教となったか
著:ジャン=ノエル・ロベール,訳:今枝 由郎
講談社選書メチエ
インドで誕生した仏教は、いかにして世界に広まったか。その鍵は、ユダヤ教やキリスト教、イスラム教など他の一神教とは異なり、仏教は現地の言語に翻訳されることを積極的に認めたことにある。本書の著者、ジャン・ノエル・ロベール氏によれば、仏教が中国に伝播するのは、同じインド・ヨーロッパ語族のユーラシア西部に伝わるよりもずっと困難だったはずだという。 チベット、モンゴルから中国、朝鮮、さらに日本へ、また、東南アジアやヨーロッパでは全く別の姿を見せながらも「仏教」としてひとつのまとまりを見せる「世界宗教」の変遷と広がりを、フランス屈指の東洋学者が平易に解説する。 なお著者は、日本語、中国語はもちろん、チベット語、サンスクリット語、ラテン語、ギリシャ語など多くの言語に通じ、日本仏教の研究などにより、2021年、第3回日本研究国際賞を受賞している。 チベット文献学の第一人者で、著者と旧知の今枝由郎氏が翻訳し、充実した訳注と解説を付した。巻末には関連年表、索引も完備。著者による「日本語版のための序文」も掲載。 原著=Petite histoire du bouddhisme: Religion, cultures et identites,.Edition J’AI LU, Paris, 2008
電子あり

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