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1998.03.13発売
おもしろくても理科
講談社文庫
理科は楽しい、科学は愉快! 慣性の法則、脳の中身、地球の滅亡などいくら聞いてもチンプンカンプンだった内容がこんなに楽しくよく判る!? 山積みされた素朴な疑問をあいだに挟んで、達人シミズと鬼才サイバラが繰り拡げる文章とマンガの爆笑大バトル。理科アレルギーがすぐなおる痛快異色エッセイ集!! (講談社文庫)
理科は楽しい、科学は愉快! 慣性の法則、脳の中身、地球の滅亡などいくら聞いてもチンプンカンプンだった内容がこんなに楽しくよく判る!? 山積みされた素朴な疑問をあいだに挟んで、達人シミズと鬼才サイバラが繰り拡げる文章とマンガの爆笑大バトル。理科アレルギーがすぐなおる痛快異色エッセイ集!!

1998.03.13発売
寂寥郊野
講談社文庫
朝鮮戦争で来日したリチャードと結婚して、幸恵がルイジアナ州バトンルージュに暮らしはじめて30年。その幸恵の言動崩壊が始まり、症状は目に見えて進んでいく。夫は妻の鬱病に心あたりがないでもない。国際結婚と老いと孤立を描く、現代文学の秀作。芥川賞受賞作。1997年、「ユキエ」として、脚本・新藤兼人、監督・松井久子で映画化された、名作。

1998.03.13発売
マンションの管理革命
講談社の実用書
あなたのマンションは永住できるか?
資産価値の高いマンションはどこが違う?管理費・積立金は正しく使われているか?地震・災害・老朽化に備えているか?高齢者・障害者に優しい設計になっているか?
資産価値を高め、スラム化を防ぐには管理組合の運営がカギ
管理組合新聞社の社主である著者が全国を回り、豊富な実例をもとに、新築・中古マンションの賢い選び方、住人のためになる管理組合の運営の仕方を語る。管理に無関心な住人が多いマンションは21世紀にはスラム化する、と予告する。

1998.03.13発売
妻よ、お前の癌は告知できない
「苦しい思いまでして、何でよくならないの?」
妻の悲痛の叫びに、医療はどこまで応えてくれたのか。大学病院6156号室、テープに残された23日間の夫婦愛の記録。
最期の一瞬をこんな粗雑な医療ミスで終わらせてはならない。私は、妻を呼び続ける。「もう蘇生の可能性はありませんから」病室いっぱいになった白衣のなかから、やがて上席の医師が言う。「臨終」の時刻を告げる前のひと言だ。もう、命の終わりはわかっていた。私は、すでに苦悶の表情から苦痛のかげが薄らいでいく妻を見つめつつ、必死に妻のために考えていた。基本の病状の訪れに大差はないにしても、急にこんな形で終わらせることは許せない。美き子らしい終わり方をさせてやらねばならないのだ。──本文より
医学はいかに無力だったか!妻はいかに凛々しく闘ったか!いやそれよりも……。夫婦とは何だったか?今終わろうとする、お前とオレの人生とは何だったのか?もう2度と還らない妻と、ウソに力を込めて見守る夫の呼吸が、小さな録音機に密封されている。たくさんのテープと録音機を腕にしっかり抱いてやると、まだ妻の体温が残っているようにさえ思える。──「はじめに」より

1998.03.13発売
「隠れ家」のすすめ
人生は、愉快だ!忙し過ぎませんか?疲れていませんか?遊んでいますか?夢を持っていますか?豊かなライフスタイルのつくり方!
自分を癒し、人生をさらに愉しむための知的空間。世俗とやや距離をおき、積極的「半隠遁」を実行する。都市生活者のための、理想的な「隠れ家」の持ち方。

1998.03.13発売
男が変わる帽子術
人生は、愉快だ!忙し過ぎませんか?疲れていませんか?遊んでいますか?夢を持っていますか?豊かなライフスタイルのつくり方!
この世に帽子の似合わない男など存在しない。人生50年、男は帽子で生まれ変われる。さあ、帽子を被って、街に出よう。

1998.03.13発売
「いき」の作法
人生は、愉快だ!忙し過ぎませんか?疲れていませんか?遊んでいますか?夢を持っていますか?豊かなライフスタイルのつくり方!
いい年をして、みっともない振舞いは許されない。衣食住すべての面で、身につけるべき作法のポイント。和洋混在する作法やマナーを「いき」で整理する。

1998.03.12発売
決定版 ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ超百科
講談社の絵本
映画「ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ」に登場する、2大ヒーローの戦力や、強力なてき怪獣の情報がばっちりわかる!
ダイナとティガの“光”がいま、ひとつになった…・・
2大戦士のかつやくで、地球最大の危機はさった。ありがとう、ダイナとティガ。きみたちこそ、宇宙でいちばん強いスーパーヒーローだ!

1998.03.10発売
中世音楽の精神史
講談社選書メチエ
中世ポリフォニーの全貌に迫る決定版
宇宙の根源的な響きを表現し、クラシック音楽の礎(いしずえ)となった中世音楽。その一大中心地・パリをめぐる知識人たちの交流が、新たな技法と楽譜を生み出した。数の学問としての「音楽(ムジカ)」とは?単声聖歌からポリフォニーへ、世俗歌曲との出会い……。豊富な譜例と資料をもとに、中世音楽の精神世界に迫る。詳細なCDリスト付き。

1998.03.10発売
唐から見た遣唐使 混血児たちの大唐帝国
講談社選書メチエ
世界帝都・長安。この100万都市をめざした遣唐使5000人は、唐朝から礼節と容姿を称賛される。科挙に合格、唐高官となった阿倍仲麻呂、周囲に才能を嫉妬された吉備真備ほかのエリート。唐との架け橋となった彼らとその子たちを通し、古代300年にわたる日中交流の実態を描き出す。
【目次】
序章 遣唐使の時代
第一章 長安を闊歩した若者たち
1 異国のロマンス
2 阿倍仲麻呂の青春
3 還俗の僧たち
第二章 時代の幸運児
1 玄宗の寵を受けた弁正親子
2 万葉の歌人・羽栗吉麻呂
3 天翔ける翼
4 黒い瞳の喜娘
第三章 混血児哀話
1 吉備真備の落胤
2 古代名匠異聞
結びに 文化施設への憧れ
注
あとがき
索引

1998.03.10発売
脳をボケさせないQ&A
健康ライブラリー
脳の老化を防ぐための生活の方法と知恵!
どのような人がボケる?ボケの危険因子にはどんなものがあるか?ボケの出現を予測できる「大友式ボケ予測テスト」を活用しよう。家族にボケ患者をかかえたとき、役立つ心得6つのポイント。脳の老化予防には、脳の働きのうちアウトプットを使うことがたいせつ。日ごろから、文字を書く、意見をまとめる、そして気くばりのある生活を。

1998.03.10発売
仲蔵狂乱
文芸(単行本)
第8回時代小説大賞受賞作
存分に舞い狂うてみせてやる……。歌舞伎界の頂点へ駆け登った不世出の名優・中村仲蔵の波乱の生涯。
【選評より】
・半村良氏
「仲蔵狂乱」は時代小説の世界から消えるかと心配された、大きな分野である芸道小説を復活させる力になるはずで、若い読者に対する歌舞伎世界への招待状でもあろう。
・津本陽氏
歌舞伎の社会をまったく知らないまま、興味を失うことなく読み通せたのは、そこに人間社会の競争のすがたが、的確にえがかれていたためであろう。
・村松友視氏
有名な仲蔵を落語のクライマックスに頼らず、その一生を見ようとする作者の心意気は買ってよいと思った。
・尾崎秀樹氏
「仲蔵狂乱」はその仲蔵の生涯を江戸歌舞伎の盛衰の中で刻明に追っている。歌舞伎の専門家だけに、その展開にソツはない。

1998.03.10発売
夜の眼
文芸(単行本)
オスのまなざし、肉の衝動──。老いのとば口に立った男がむさぼる夢。
ハードボイルドの雄・北方謙三恐るべき情事小説!
性に奔放な34歳の愛人。あどけなさの残る20歳の女。“小さな死”という名のオーガズムを求め、2人の女との情事に溺れ、翻弄される中年男。死を意識しながら、死に恐怖する。男が渇望する真のオーガズムとは?

1998.03.10発売
赤瀬川原平の名画探険 フェルメ-ルの眼
講談社ARTピース
赤瀬川原平流に読み解くフェルメール全作品
17世紀オランダ絵画を代表するフェルメール。謎を秘めた36点の作品全てについて、その美しさの秘密を探る画文集。好きだから面白い!私流絵の楽しみ方を提案。
フェルメールはカメラが出来る前の“写真家”である。と考えた方がいいのかもしれない。そう思うほど、フェルメールの絵は光学的で、神秘的である。光学的、つまり科学的であることがどうして神秘的なのか。(中略)ぼくがフェルメールに引かれたのは、そういう妙な感触からである。二律背反というか、暖かいのに冷静、穏やかなのに研ぎさまれている、そういう感触が妙に目に引っ掛かって離れなかった。(本文より――赤瀬川原平)

1998.03.10発売
年月のあしおと(上)
講談社文芸文庫
明治・大正・昭和の文学的追想。ことに大正から昭和の時代風俗、文壇の裏面史をぎっしりと埋め込み、芥川龍之介をはじめ同時代の作家の風貌をいきいきと捉えた、自伝的文壇回想録。正篇を上下二巻に編集、上巻には大正4年終生の友人・宇野浩二との親交を深めた三保松原の旅行、父・柳浪が病気療養のため東京から知多半島師崎に転ずる前後までを収録。野間文芸賞、毎日出版文化賞受賞作品。<上下巻>

1998.03.10発売
晩年の父犀星
講談社文芸文庫
昭和36年夏、軽井沢滞在中の犀星は、軽い胸痛を覚え帰京後入院。翌年春、詩「老いたるえびのうた」を遺して肺癌で逝去。本書は、病臥の父の姿を克明に綴り、最期まで作家の想いを共に生きた娘の鎮魂の書。犀星が晩年に身近に隠し置いた女性2人の存在を明かし、微妙に揺れる娘としての心情を書く「三人の女ひと」併録。

1998.03.10発売
使徒教父文書
講談社文芸文庫
教会史上、正典につぐ地位を占めてきた諸文書。古代キリスト教会で評価の高かった「十二使徒の教訓」、黙示文学の形式で書かれた「ヘルマスの牧者」の他、「バルナバの手紙」「クレメンスの手紙」「イグナティオスの手紙」「ポリュカルポスの殉教」など10篇を学問的に原典から訳した、新約聖書の世界の全体像を把握するために必読の書。

1998.03.10発売
中世・剣
講談社文芸文庫
著者が出征に際し、遺書代りに書いたという「中世」は、25歳にして夭折した足利義尚を悼んでの父義政の嘆きとこの世ならぬ魂の招来を美文で綴る三島文学の美への基調を窺わせる。また、「剣」は剣道部員を主人公に、思想を鍛える如くに修練に励み、そして部員の裏切りにも自死を以て諫める知行合一的世界を展開、後年の死をも含めた作品群を暗示する。他に4篇収録。

1998.03.10発売
日本歴史再考
講談社学術文庫
あなたは、日本の歴史をどれだけ知っていますか。日本史上、中心的リーダーとして歴史を動かした人を何人知っていますか。本書は、その代表的人物といわれる菅原道真や橋本景岳らの生き方を学ぶとともに、日本の年号制度、年中行事や祝祭日、即位儀礼と神宮への親謁の意義などを考察。日本のさまざまな歴史事象を多面的・総合的な立場から見直すことにより日本民族文化の原点を探った必読の書。

1998.03.10発売
現代批評の遠近法
講談社学術文庫
ポスト・モダニズムは、その内実がよく理解できるようになるに従って、文学にとっても思想にとっても反動的性格を持つものであることが見えてきた。この評論集1冊は、そういった文学と思想の潮流に対する対抗である……。〈在日〉の苦しみを深く表現した金鶴泳文学への共感に始まり、〈20世紀末の無神論〉としてポスト・モダニズムから、昭和と天皇制の問題をも考察。竹田思想の真髄を示す好著。