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江戸のファ-ストフ-ド
1998.01.09発売
江戸のファ-ストフ-ド
著:大久保 洋子
講談社選書メチエ
すし、てんぷら、そば、鰻の蒲焼、しるこ、だんご、大福……。すべては江戸の屋台から始まった! 盛り場に、辻々に、縁日に――100万都市江戸を埋め尽くしたファーストフード屋台から、日本料理を代表するてんぷら、すし、そばが生まれた。せっかち庶民の愛した江戸前の味、将軍の意外に質素な食卓、「初鰹狂奏曲」、そして究極のグルメレストラン八百善まで、多彩で華麗な江戸の食空間を読む。
高齢者の介護 食べさせ術
1998.01.09発売
高齢者の介護 食べさせ術
著:田中 弥生
健康ライブラリー
マカロニ症候群に陥らないために 「よく生きる」ことは「おいしく食べる」こと。しかし、これは意外にむずかしい。お年寄りの食欲は周囲の状況に左右されやすく、歳を重ねると味覚も変化していく。「三角食べ」「5段階食事法」などユニークな方法をもとに、口から食べるためのヒントを満載。誤嚥を防ぐ知恵、簡単においしくつくれる介護食メニューを多数紹介。
プラトンの呪縛
1998.01.09発売
プラトンの呪縛
著:佐々木 毅
“極端な自由は極端な隷従に至る”時空を超えて甦るプラトンの警告! 第1次大戦後、民主主義の危機の中で「精神の国の王」として甦り、さらにはナチズムにも利用されたプラトン。はたして彼は理想国家の提唱者なのか、全体主義の擁護者なのか。プラトンを巡る激しい論戦を通じて、今世紀の哲学と政治思想の潮流を点検し、現代に警鐘をならす注目作。
儀式
1998.01.09発売
儀式
著:M.レスリ-・シルコウ,訳・解説:荒 このみ
講談社文芸文庫
戦争後遺症のラグーナ・プエブロ族の混血の青年テイヨの心身は軍の病院でも治療できない。頼みは部族伝統の儀式。メディシン・マンのベトニー老人は治癒への“新しい儀式”と砂絵を示す。自然の知恵、愛、自己の認識。口承文学の香り高き寓話と詩を自在にとり入れつつ、第2次世界大戦後の“アメリカ・インディアン”の若者達の厳しい現実を描出。ネイティヴ・アメリカン文学の旗手シルコウの物語世界。
近代日本の批評3 明治・大正篇
1998.01.09発売
近代日本の批評3 明治・大正篇
編:柄谷 行人
講談社文芸文庫
野口武彦「煩悶、高揚、そして悲哀近代日本の『批評』の発見」、蓮實重彦「『大正的』言説と批評」の2論文を機軸に徹底討議。近代国家成立から帝国主義へと移行する明治・大正期の思想批評の諸問題、言文一致、キリスト教、自然主義、白樺派、私小説等を詳細に分析。浅田彰、柄谷、野口、蓮實、三浦雅士によるシリーズ第3弾。『近代日本の批評』全3巻完結。各巻に批評史略年表、人名・書名索引を付す。
何処へ・入江のほとり
1998.01.09発売
何処へ・入江のほとり
著:正宗 白鳥,解説:千石 英世
講談社文芸文庫
栄達出世を夢みつつ、人生への懐疑にゆれる悩める青年健次の魂の行方を追う「何処へ」。瀬戸内海沿いの旧家に集まる兄弟姉妹らの心の翳と哀感を描く「入江のほとり」。父の死を綴る「今年の春」、母の死を書く「今年の初夏」。生涯基督教の神を求めながら棄教し、晩年に回心した“懐疑しつつ信仰を求めた求道者”正宗白鳥の代表作8篇。
アポロンの島
1998.01.09発売
アポロンの島
著:小川 国夫,解説:森川 達也
講談社文芸文庫
電子あり
カフカのかなたへ
1998.01.09発売
カフカのかなたへ
著:池内 紀
講談社学術文庫
20世紀の悪夢を予兆した作家として、第2次大戦後に爆発的なブームが生じたユダヤ人作家カフカ。その明晰透明な表現法は、リアルでありながら大きな謎をはらんでいて、これまでさまざまな解釈がなされてきた。著者は性急な意味付けをしりぞけ、カフカの文学は、たぐいまれな想像力による読んで楽しい〈大人のためのメルヘン〉であると説く。作品そのものに即してカフカの魅力の源泉を語った好著。
ダルマ
1998.01.09発売
ダルマ
著:柳田 聖山
講談社学術文庫
「ダルマさん」と呼ばれ、わたくしたちの日常生活にとけこんで久しいダルマ。日本のどこででも、だれにでも親しまれている。本書は、禅の開祖という既成のイメージを離れ、中央アジアから、中国、日本へとダルマのあるいた足あとをたどり、残された数多くの彼の語録や弟子たちのことばから、彼の思想の本質を明らかにする。禅学研究の第一人者が説くダルマのゆたかな思想とその歴史、待望の文庫化。
モラエスの日本随想記 徳島の盆踊り
1998.01.09発売
モラエスの日本随想記 徳島の盆踊り
著:W.DE・モラエス,訳:岡村 多希子,解説:加納 孝代
講談社学術文庫
本書は、モラエスが終(つい)の栖(すみか)と定めた徳島から祖国ポルトガルの新聞に連載した記事をまとめたもので、一市井人の眼で捉えた大正初期の日本人の生活と死生観が讃嘆をもって語られる。殊に死者を迎える祭り「盆」への憧憬は、孤愁の異邦人に愛しい死者との再会を夢想させる。吉井勇が「日本を恋ぬ 悲しきまでに」と詠じたモラエスの「日本」が、現代の日本人の心奥に埋没した魂の響きを呼び起こしてくれる。
魔女とキリスト教
1998.01.09発売
魔女とキリスト教
著:上山 安敏
講談社学術文庫
魔女とは何か?魔女の淵源は古代地中海世界の太母神信仰に遡る。それは恐怖と共に畏敬にみちた存在であった。時を経て太母神はゲルマンやケルト等の土着の神々と習合し、キリスト教との相克の過程で「魔女」に仕立て上げられていく。そして中世の異端審問、凄惨な魔女狩り……。民族学、神話学、宗教学、精神分析学等々、広範な学問の成果に立脚し、魔女を通じて探った異色のヨーロッパ精神史。
生きる力、生かす氣功
1998.01.08発売
生きる力、生かす氣功
著:根岸 宏衣
心と身体を癒し、運命を拓く神秘のエネルギー。 この本であなたは元氣になる。 氣(宇宙エネルギー)を正しく、とり入れるか否かによって、人が生きるうえで、天・地のひらきがあることを、ほとんどの人は知らずに死んでいっている。この書を繰り返し読み、心と身体を癒し、運命を切り拓いていただきたい。(本文より)
幻惑密室
1998.01.07発売
幻惑密室
著:西澤 保彦
講談社ノベルス
西澤保彦がまたまた創った奇想天外の密室!愛くるしい超能力探偵見習の見事なまでの迷推理。 密室と化した社長宅で起きた殺人事件。しかも室内では時間の流れまでも狂っていた!?そんな不可思議な事件の真相解明に現れたのが<超能力者問題秘密対策委員会出張相談員・(見習)神麻嗣子>なるとんでもない少女。──ミステリの可能性を極限まで追求する西澤保彦が紡ぐ奇想が、今年も斯界に衝撃をもたらす!
神曲法廷
1998.01.07発売
神曲法廷
著:山田 正紀,解説:笠井 潔
講談社ノベルス
神の声を聴いてしまう名探偵、佐伯神一郎登場! 一片の金属すら持込むことができない密室状態の中で弁護士が刺殺された。法曹関係者が連続して殺されていく事件の謎を「神の烙印」を押された検事、佐伯神一郎が追う。すべての真相は異端の建築家が造った「神宮ドーム」に隠されているのか!?読者を凍てついた神話世界に誘う、超絶本格推理ただいま開幕!
夏のレプリカ
1998.01.07発売
夏のレプリカ
著:森 博嗣
講談社ノベルス
事件は「偶数章」だけで語られる。豪邸に忍び寄る仮面の誘拐者!冷徹なる論理は夏の狂気を裁けるのか。 那古野市の実家に帰省したT大大学院生の前に現れた仮面の誘拐者。そこには血のつながらない詩人の兄が住んでいた。誘拐が奇妙な結末を迎えたとき、詩人は外から施錠されていたはずの部屋から消え去っていた。朦朧とするような夏の日に起きた事件の裏に隠された過去とは!?事件は前作と表裏をなし進展する!
冥王の花嫁
1998.01.07発売
冥王の花嫁
著:奥田 哲也
講談社ノベルス
人面疽か女面鳥体の怪物か。醜怪な屍は何を語る?これほど異形の首なし死体がかつてあったか!? 切断された女の首は、巨大な人面疽(そ)のように腹に埋め込まれていた!深町警部補はギリシア神話に出てくる女面鳥体の怪物ハーピイと死体の関連を天才舞台演出家に訊くが、彼は「ハーピイには姉妹がいる」と第2、第3の惨劇を予言した。凶行の残虐、手口の大胆巧妙。残忍酷薄な殺人劇は終幕に貌(かお)を一変させた!
人狼城の恐怖 第三部 探偵編
1998.01.07発売
人狼城の恐怖 第三部 探偵編
著:二階堂 黎人
講談社ノベルス
颯爽と蘭子登場! 「いったい何が真実か」錯綜する登場人物、難攻不落の密室──そして2つの城の真の姿とは!? 10数人に及ぶ人命が易々と奪われた、あの怪奇的で残虐な、血みどろの「人狼城殺人事件」──背後には悪魔以上に怪物的な犯人が必ずいる!美貌と無類の知性で難事件を解明する名探偵二階堂蘭子は、義兄黎人(れいと)とともに、この超絶的事件解決のため一路欧州へ。幽鬼のごとき殺戮者の魔手は、蘭子にまで伸びるか!?
講談社キャンパス英和辞典
1998.01.07発売
講談社キャンパス英和辞典
編:松浪 有,編集委員:真鍋 和瑞,編集委員:牧野 勤,編集委員:谷 美奈子,編集委員:小倉 美知子,編集委員:小川 浩
フルセンテンス中心。群を抜く用例数56 000 充実した用例満載の最新学習英和2色印 見やすく、引きやすく、きめ細かい編集 ●英語の語法が具体的によくわかる基本的な例文。 ●自然な英語表現――イディオム・成句を十分に収録。総収録語句66 000。 ●英文読解でつまずきやすいポイントをすっきり整理するコラム。 ●使い分けがわかる巻末付録「例解類語小辞典」。 ●2色刷、検索しやすい見出し語、読みやすい活字。
誰からも好かれようとする女たち――モナリザシンドロ-ム、微笑みの心理
1998.01.06発売
誰からも好かれようとする女たち――モナリザシンドロ-ム、微笑みの心理
著:ウ-テ・エ-アハルト,訳:平野 卿子
「いい娘(こ)」のまま窮屈に生きるか、のびのび楽しくやっていくか!! 彼に、夫に、友だちに。みんなにきらわれないように気をつかうから、なんとなく息苦しい。毎日のできごとを例にとった女性心理学者の鋭い分析に、あなたも必ずハッとさせられる。目からウロコで、200万部のベストセラー! 彼女たちは、やさしく微笑むことで相手に見くびられ、意のままにされてしまうことを知っている。しかし、そうしなければ望みを遂げたり、あまりみっともない思いをせずに事態を切り抜けることができないと思っているのだ。だから、たとえひどい目にあわされても本気で抵抗しようとはしない。拒まれたらどうしようというひそかな不安のため、心ならずも顔に終始微笑をはりつけている。そうなるともはや微笑は本来の喜びの表現ではなく、ひそかな不安の反映になる。「わたしを好きになってちょうだい。意地悪しないで。見捨てないで!」――本文104ページより抜粋
幸せなご臨終
1998.01.06発売
幸せなご臨終
著:中村 仁一
自然な、穏やかな死に方がある。はた迷惑な「親切」と「延命治療」が、人生の最終ステージをけがしている。 死ぬときくらいは、自分の思いどおりに死にたいと思っている人は多い。しかし、医療への過信と周囲の困った口だしで多くの人が苦しんでいる。医療現場の第1人者が明かす人間らしい一生!! 病院での死亡が7割を越えるといわれるが、医療の関与により、人はより幸せに死ねるようになったであろうか。濃厚介入により、より悲惨、より不幸になったような気がしてならない。簡単に医療を受けられなかった以前のほうが、よほど安らかに死ねたのではなかったか。どうも、自然な、穏やかな死を希望するなら、死を医療者の手から奪還しなくてはならなくなっているようだ。そのためには、医療の実態や医療そのものの理解を深め、死についてはより具体的に考え、医療を受けるにあたっても、充分に自己決定権を発揮することが望まれる。──「はじめに」より抜粋。