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失楽園 愛蔵版
1997.11.27発売
失楽園 愛蔵版
著:渡辺 淳一
文芸(単行本)
絶体愛の讃歌、記念碑的名作! 究極の愛のかたちを希求する男女の潔さを描き、大反響をまき起こした恋愛文学の金字塔! 『失楽園』の連載を書き終えて、正直な感想は「疲れた」の一語に尽きる。わたしは今回の小説を書きながら恋をしていたが、それは現実と夢と交錯しながらのもので、くわえて過去の恋や、その折々にきいて感じた音楽や情景なども思い起こし、いわゆる圧倒的な恋愛状態に浸って、書き続けるように努めてきた。そのことはまた、毎日の構想を練り、原稿を書く段階になるたびに、自らが久木と凛子になりきることで、これほど深く、主人公にのり移って書いたことはなかった。ともかくいま、わたしは小説が頭や知識でなく、全身で書く格闘技であることを改めて知った。――渡辺淳一
ハイブリッド自動車の本
1997.11.27発売
ハイブリッド自動車の本
著:国沢 光宏
97年秋の第32回東京モーターショーで、市販車としては世界で初めてのハイブリッド自動車、トヨタ「プリウス」が登場。多くの人にとって初めて聞く、このハイブリッド自動車とはどんなクルマなのか?その中身を説明する前に、今までのガソリン車とまったく同じように乗れて、燃費が100%アップする=CO2の排出量も半分、といえばいかに画期的なクルマかわかっていただけるかもしれない。クルマファンのみならず多くの人々が、このまったく新しい自動車ハイブリッドカーに注目している。また、トヨタに遅れじと各メーカーから様々なハイブリッドシステムを採用するコンセプトカーが発表された。本書は、市販車プリウスのインプレッションから、ハイブリッドシステムの原理、メリット、技術的課題、将来的展望……等までをわかりやすく解説。
ウルトラマンダイナ(2)
1997.11.26発売
ウルトラマンダイナ(2)
編:講談社
講談社の絵本
未来を創る力はあなた自身の中に
1997.11.26発売
未来を創る力はあなた自身の中に
著:M.リンダ・ジョ-ジアン,訳:湯河 京子
人生の中での6つの至福「成功・健康・富・権力・幸福・愛」を得る30の大切なルールズ クリントン(第42代米大統領)をはじめ、ライザ・ミネリ、ケニー・ロジャースなども心酔する全米屈指のサイキック! あなたの中に眠っている「未知の力」を呼び醒まそう。私たちの人生を前もって決めたり、運命づけたりするのは神ではありません。人生の進路を決定するのはあなたです。あなたの日々の言動、考え方が、あなたの人生を決めるのです。――序章より
ルイ山縣のごちそうイタリアン
1997.11.26発売
ルイ山縣のごちそうイタリアン
著:山縣 類
講談社のお料理BOOK
誰よりも断然おいしいイタリアンが作れる!ふだん着のイタリア料理を卒業した人に贈る、本格派のおもてなしイタリアン。ひと味違う一皿にするためのプロのテクニック、材料の取り合わせなどを丁寧に解説。
人間になりかけたライオン
1997.11.26発売
人間になりかけたライオン
著:シェル・シルヴァスタイン,訳:倉橋 由美子
文芸(単行本)
ぼくって誰? 自分を見失ってしまった人、新しい出発を目指す人に。 「ぼくを探しに」の著者が贈る、自分探しの旅。 さあ、シェルビーおじさんがとびきり変なライオンのお話をしてあげよう。何しろこんな変なライオンはおじさんも見たことがない……えーと、あれは12月17日の金曜日、シカゴでのことだった。よく覚えている。何しろ、その日は雪がぬかるみはじめて……いや、やはりもっと前から話を始めよう。このライオンがまだ小さかった頃からだ。いいね。
決定版 電磁戦隊メガレンジャ-超百科
1997.11.25発売
決定版 電磁戦隊メガレンジャ-超百科
編:講談社
講談社の絵本
まけるな!電磁戦隊 メガレンジャーは、ちかづく決戦のときにそなえてたたかう!全戦力をうまくつかいわけて、大勝利だ。
秒速10センチの越冬
1997.11.25発売
秒速10センチの越冬
著:岡崎 祥久
文芸(単行本)
おれのくそったれな労働の日々。 粗野で繊細、シニカルで純情。独自の文体で「現在」をとらえる各紙誌絶賛の群像新人賞受賞作。 【選評より】 ●『秒速10センチの越冬』を推した。これはいわゆる「フリーター」の生活と労働を描いたものだが、ここには数年前まで跋扈したような軽さがまだ残っていながら、同時にそれが危うくなりホームレスとの境界に近づいているような曖昧な状態がとらえられている。──柄谷行人 ●リアリズムの鮮烈さが長所といってよい。「敗北」した自分と他人との「関係」を淡々とけれん味ない文体で語っているけれど、風刺と抵抗の気分が溌刺としていて、ひとつの青春風景を書き抜いていた。──李恢成
ザ・ウィナーズ
1997.11.25発売
ザ・ウィナーズ
著:パット・ライリ-,訳:野沢 博史
人生に勝つための40の法則 日本人には分からない本当のチームとは何か。 日本のチームはなぜ、世界で勝てないのか。プレイヤーに求めるもの、それが協調性と自己犠牲だけでよいのか。NBAを4度制覇した伝説のコーチ、パット・ライリーの場合は違う。特異な才能を秘めた戦士たちに「燃える喜び」を与え、故意に爆発させるのだ。すると、強烈な個性は輝きを増し、たがいに火花を散らしながらエネルギーの放出口をさがして動きはじめる。──チームに激震を与え輝きながら生きる。真の戦士は人生にも勝利していく。 「試合するのが楽しいんです」。彼は答えた。「コーチが誰だろうと、なにをやれといわれようと、そんなことはどうでもいいんです」彼はこうつけ加えた。「チームメートが許してくれれば、ぼくはまとめ役をやりたいな」いったい彼はどんな人間なんだ?自分のことを最優先に考えない謙譲の美徳を重んじるプレーヤーなのか?いいや、そうではなかった。彼は、ちゃんと自分のことを考えていたのだ。マジック・ジョンソンの信念はこういうものだった。もし自分が、他のメンバーが望むような試合運びになるよう手助けすれば、おのずと勝利は転がり込んでくる。やがて、時がくれば、自分自身が報われる日もきっとやってくる。彼はそう信じていた。――(本文より)
おむすびころころ かさじぞう ほか
1997.11.21発売
おむすびころころ かさじぞう ほか
文:松谷 みよ子,絵:大沢 幸子
「むかし……」ということばは、とてもたいせつなことばでした。いま、ここにある世界から、ちがう世界へはいっていく、そのためになくてはならない、ことばでした。
さるかに のっぺらぼう ほか
1997.11.21発売
さるかに のっぺらぼう ほか
文:松谷 みよ子,絵:南 伸坊
「かたりは心の母乳」といわれます。おかあさんにおっぱいをもらって、いのちがそだっていくように、心の母乳の、かたりをたくさんもらって、心もそだっていくのですね。
夢時計(下)
1997.11.21発売
夢時計(下)
著:黒井 千次
文芸(単行本)
男と女が出あうとき。いくつかの家族、人のかかわり。夢と夢がぶつかり、物語はいよいよ佳境! 「よくいらっしゃるんですか、こういうところ」 明かりを落とした廊下を歩きながら、美夕は声をひそめて確かめずにはいられなかった。「さあ、何10年ぶりだろう。若かった頃はね」「今でも度々通ってるみたい」「冗談じゃない。お墓の中から亡霊が湧いたようなもんだ」「亡霊とのデートなんて素敵だわ」「素敵なのか、凄まじいのか、ぼくにはわからない……」部屋の暑さがたちまちコートを脱がせ、服を剥ぎとった。その後が生々しい夢の中の出来事だった。――(本文より)
夢時計(上)
1997.11.21発売
夢時計(上)
著:黒井 千次
文芸(単行本)
夢の時計がまわるとき。現代を生きるわれわれが待ち望んだ迫真の家庭小説! 「バラードの心境だと言われたが、元気そうではないですか」 湯気をあげる鍋を挟んでビールのコップを合わせると、晃作は正面からしげしげと美夕の顔を覗きこんだ。目尻の下に刻まれた微かな皺は彼女がもう野放図に若くはないことを示していたが、かえってそこに30幾年かを過ごした静かな成熟の影が溜められているようで彼は目を離せなかった。「中谷さんにお会いしているからですわ」「少しばかりおかしな初老ですからね」「おかしいのも、初老も、素敵です」――(本文より)
山本麗子のガ-デニングクッキング
1997.11.21発売
山本麗子のガ-デニングクッキング
著:山本 麗子
講談社のお料理BOOK
育てる楽しさ、収穫する楽しみ。 自分で作って自分で料理するってなんて素敵なこと。 信州から、育てて料理する楽しさ届けます。 念願のガーデニングクッキングを満喫している著者が出会った本当においしい料理の数々。『101の幸福なレシピ』から丸3年、最新のレシピ83点と暮らしを披露。 この本の撮影には、1年以上の月日をかけました。どの季節もそれぞれ素晴らしくて、はずしたくなかったのです。もともと花や緑が好きとはいえ、信州に来るまで、こんなにも好きだったとは、私自身も知らなかったことでした。 ここでは、私のライフスタイルそのままを見ていただきたくて、料理もその季節に手にはいったもので作り、食器やランチョンマットなども、すべて自分のものを使いました。料理を作りながら、これはあの器に盛って取り皿はこれにと、思いつくままにテーブルセッティングも自分でしました。月に1~2度、大好きな人達が集まって、庭やキッチンで思いっきり楽しんで2~3日を過ごしていく。翌月また会えるのが楽しみでした。そして、いつもにぎやかな笑顔が絶えない撮影でした。――本書より
ステーションワゴン完璧データバンク
1997.11.21発売
ステーションワゴン完璧データバンク
編:ベストカー
’97年の自動車業界はステーションワゴン1色!王者レガシィを筆頭にカルディナ、プリメーラワゴン、アコードワゴン、カペラワゴン、ディアマンテワゴンなどなど、魅力あふれるクルマが続々登場している。本書は国産から輸入車まで、今日本で買えるステーションワゴンを全網羅。基本データから売れ筋グレード、人気色、支払いプランまで、ワゴン選びに必要な情報がすべてわかる。おまけにワゴンのライバルとなるミニバン、商用バンまで全車種紹介。ステーションワゴンのことなら本書におまかせ!
濡れた心/異郷の帆
1997.11.20発売
濡れた心/異郷の帆
著:多岐川 恭
講談社文庫
烈しく愛しあう典子と寿利。少女らの愛をあざ笑うかのように、重くのしかかる殺人事件、その裏には、いかなる悪魔的意思がひそんでいるのか? 澄明な美文で、清らかな同性愛をうたいあげ、第4回江戸川乱歩賞に輝いた『濡れた心』。長崎・出島を舞台に、幕末・日本の閉塞感をみごとにとらえた『異郷の帆』。誰もが認める、多岐川恭代表作ベスト長編2作。
電子あり
しぐれ茶屋おりく
1997.11.20発売
しぐれ茶屋おりく
著:川口 松太郎,解説:高橋 千劔破
隅田川沿いの芦の湿原の中に建つ「しぐれ茶屋」。蛤(はまぐり)の茶漬けを求めて、伊藤博文をはじめ、政治家・実業家・芸人らが通ったという。実在のモデルの女将おりくは殊の外、芸人を可愛がった。円熟した筆使いにのせ、明治末期から大正にかけての庶民の哀歓を、このひとでなければといわれるほど、見事に織りなし、市井に花咲く人情の世界を流麗に綴る、川口文学の代表作。吉川英治文学賞受賞。
電子あり
光とその影/決闘
1997.11.20発売
光とその影/決闘
著:木々 高太郎
講談社文庫
探偵小説芸術論を提唱して、探偵小説は、謎・論理的思索・謎の解決の3条件を具備しなければならず、その形式が完備しているほどすぐれた探偵小説であり、芸術小説である、と主張した著者の成果を示す、長・短編の秀作を収録。長編『光とその影』は、探偵役に外国人神父が登場、息詰まるようなサスペンスに溢れる。『決闘』『死固』等の9短編は、デビュー以来のおよその流れが分かるよう収録した。
電子あり
共生の意味論
1997.11.20発売
共生の意味論
著:藤田 紘一郎
ブルーバックス
『笑うカイチュウ』の著者が贈る次世代へのメッセージ! 分断してしまった生態系ネットワークの修復をめざして。 長い間ヒトの体内に生きてきた回虫などの寄生虫は、体内で栄養を横取りはするが、宿主であるヒトを殺して元も子もなくすような致命的な害はもたらさないできた。 ひるがえってヒトはどうだろうか?おのれの繁栄のみを求めて、多様な生命の共存する地球生態系を壊し、今そのしっぺ返しを受けようとしているのではないか? 抗生物質の効かない新種の病原菌を出現させ、花粉症やアトピー性皮膚炎等を招いた「微生物・異生物排除」の発想に大転換をはかるため、「共生」のしくみと意味を解明する。
量子論の宿題は解けるか
1997.11.20発売
量子論の宿題は解けるか
著:尾関 章
ブルーバックス
量子力学の世界の不思議さが、いま私たちの目の前に現れる。 量子世界では、いくつもの状態が同時に重なり合う。遠く離れたもの同士が、“光よりも速く”情報をやりとりしているかのように振る舞う。常識に反するこれらの出来事は本当に起こるのか。シュレーディンガーやアインシュタインたちは、それに疑問を突きつけた。量子力学は、私たちの世界を揺るがしたまま、その問いを未解決の「宿題」として残してきた。それが、いま実験技術の進歩によって検証されつつある。「私たちの世界そのものが重ね合わさっている」という仮説を量子コンピューターをつくって確かめようという動きもある。欧州で研究者を訪ね歩いて探った量子論のいま。