新刊書籍
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1997.10.15発売
蔦燃
講談社文庫
真砂子の前に、突然現れた、夫・光司の異母弟・末次郎。垣根に絡みつく蔦のように、友江の家にひび割れを作ろうとしているのか、復讐から始まった出会いは、白く透けるような肌を持つ真砂子をエロスに浸し、魔女のように変えていく。会わずにいられなくなった二人は……。鳥清恋愛文学賞に輝いた大人の名作長編。性愛が人の心を変える男女の物語。

1997.10.15発売
哲学を知ると何が変わるか
講談社文庫
よりよく生きる思考のヒント満載
しぶとく生きたい人、自己改造をめざす人に贈る哲学という名の“武器”
未来を、野太く生き、自分の人生を、豊饒に、かつ十分に消化して生き、世界を変え、自分を改造しようとする人に、最適な武器が哲学だ。青春的・老境的・清貧的という過去の哲学を捨て、人生の坂道を、登るにも降りるにも、必要な技術――哲学という、自分の思考の道を発見する手掛りを、皆さんに伝授しよう。

1997.10.15発売
にじいろの さかな しましまを たすける!
講談社の絵本
ベストセラー『にじいろの さかな』第2話。
にじいろのさかなたちのところに、しましまさかながやってきました。でも、キラキラうろこをもっていないので、仲間に入れてもらえません。そこへ、突然サメがあらわれて……。

1997.10.15発売
モンキ- ビジネス
文芸(単行本)
内山安雄がついに化けた。意表をついたストーリー展開と小気味よいテンポ。まさに縦横無尽。疾風怒濤。読者をこれくらい思うさま引きずり回してくれる小説も最近珍しい。退屈を憎み、面白さに飢えている人へ。★★★★★つきのおすすめ。――志水辰夫
【MONKEY BUSINESS】
1不正な、秘密の取引・行動 2ギャンブル、または取引におけるぺてん・いんちき 3異性に対し言い寄ること・いちゃつき 4内山安雄の小説のタイトル
どこにでもいるサラリーマンの長流弦也はトラブルにどっぷり首までつかっていた。浮気相手のフィリピーナが妊娠し、情夫のヤクザに恐喝される。別居中の妻は離婚を迫り、養育費をせっつく。そこで会社のカネに手をつけるが、あえなく発覚。会社側は“専横放埓なマニラ事務所長の天道を解任に持ち込め。さもなくば懲戒解雇だ”と長流を追いつめる。選択の余地なし、タイムリミットまでわずか12日間の秘密任務――。
いんちき、ぺてん何でもあり。権力を巡る禁じ手なしのバトルロイヤルによれよれになりながらも、組織に寄り添ってしか生きられない人間を襲う災厄の数々。カネも女もケタはずれ、正義も真実もない異国での捜査行は長流をさらなる泥沼に引きずり込む!これぞ息もつかせぬエンターテインメント!!

1997.10.15発売
午後の行商人
文芸(単行本)
怒りの熱き銃弾!非情の復讐者、その名はタランチュラ。先住民の武装蜂起に揺れるメキシコ辺境。
待望の冒険小説巨篇、ノンストップ900枚!
ぼくはメキシコ自治大学に留学中の日本人学生。オアハカ州の酒場で刃傷沙汰を目撃した帰りに追い剥ぎに襲われたが、タランチュラと名乗る行商の老人に奪われたものを取り返してもらった。彼に関心を持ったぼくは、強引に頼み込んで、一緒に行商の旅に出ることになった……。

1997.10.15発売
白村江
講談社現代新書
海水みな赤し――唐・新羅連合軍の前に倭国の百済救援作戦は打ち砕かれた。日本の国家形成途上に起こった壮大なパワーゲームを検証し、古代史の通税を覆す力作。
2日間の戦闘を読み解く――倭国水軍はこの日、再度唐軍に攻撃を敢行した。しかし、この日の総攻撃に入るまでには、前夜、倭国水軍のなかで意見の分裂と対立があった。そのため、倭国水軍の攻撃は全体的な統制の採れていない、極めてちぐはぐなものであった。……唐船は倭船のなかに火矢を射込んだ。倭兵は懸命に消化につとめたが、間に合わなかった。多くの倭船が炎につつまれ、倭兵は放り出されるようにして錦江に飛び込んでいった。船より落ちた者は唐兵の放つ矢の恰好の標的となるか、あるいは溺れ死ぬしかなかった。たちまちのうちに、錦江河口の海水が倭兵の流す血に染まっていった。――本書より

1997.10.14発売
ミニカ-大集合
講談社の絵本

1997.10.14発売
吹石一恵写真集 ROUTE F
写真集・画集

1997.10.14発売
松本恵写真集 ROUTE M
写真集・画集

1997.10.13発売
私は私らしく―彼女の日本脱出物語
講談社の実用書
1度は海外で暮らしてみたい!――そんな夢を実現した12人の女性たち――
国との出会いがある、街との出会いがある、そして、人との出会いがある。私の人生の新しい1ページが、その日から始まった……。
海の向こうに、もうひとつのドラマがあった!
●憧れの国で日本語教師に……<イギリス>
●ナーシングホームのシェフとして……<アイルランド>
●一流のホテルウーマンをめざす……<カナダ>
●アボリジナル・アートに魅せられて……<オーストラリア>他

1997.10.13発売
抜打ち庄五郎
文芸(単行本)
本能寺の変、吉良屋敷討入り、桜田門外の変……激動の時代に剣1本で立ち向かった男たちの列伝。
●菊池仁氏絶賛!
胸のすくような剣豪小説を書かせたら新宮正春氏の右にでる作家はおるまい。武器へのこだわり、ひねりのきいたラストシーン、スピーディな決闘場面と、スリリングな魅力に溢れた短編の名手である。本書『抜打ち庄五郎』も表題作をはじめ、不世出の剣豪たちの生きざまが彫りの深い筆致で活写されており、新宮氏の充実ぶりをうかがわせる。――文芸評論家 菊池仁

1997.10.11発売
ウルトラマンダイナ(1)ひかりのせんしとうじょう!
講談社の絵本
ほんであそべるはってたのしいシールが101まい!

1997.10.11発売
忍ペンまん丸 どうぶつにんじゃが いっぱい!
講談社の絵本
シールが101まい
どうぶつにんじゃがいっぱい!

1997.10.09発売
能に憑かれた権力者 秀吉能楽愛好記
講談社選書メチエ
「のふにひまなく候」。晩年、能に取り憑かれた秀吉は、前代未聞の禁中能を催す。宮中に、秀吉、家康、利家が舞い、輝元の小鼓が響きわたる。自らの生涯を「10番の能」に新作させ、能楽史を変えた権力者の凄まじい熱狂に迫る。
【目次】
はじめに
序章 武将の能楽愛好 秀吉まで
第一章 名護屋以前
1 周辺の能役者
2 天正十年代概観
3 先達としての秀次と秀長
第二章 文禄2年肥前名護屋
1 『甫庵太閤記』から
2 熱中のはじまり
3 名護屋での熱狂
4 熱中のなごり
第三章 文禄二年禁中能
1 文禄二年禁中能の概要
2 文禄二年禁中能の諸相
3 その後の禁中能
第四章 能楽三昧の日々
1 のふにひまなく候
2 吉野・高野での能
3 能を楽しむ日々
4 秀吉の能舞台
第五章 豊公能の新作
1 豊公能と大村由己
2 豊公能を読む
第六章 秀吉の能楽保護
1 南都両神事能の復興
2 猿楽配当米
終章 秀吉以後
注
秀吉能楽愛好関連年表
あとがき
索引

1997.10.09発売
アメリカン・ファシズム ロングとローズヴェルト
講談社選書メチエ
デモクラシーの行きつくところ、ファシズムの影がしのびよる! 1930年代ルイジアナ州。不正選挙により史上空前の独裁を打ち立て、大統領の座をも狙った稀代のデマゴーグ、ヒューイ・ロング。ローズヴェルトがもっとも恐れた彼の軌跡をたどり、民主主義社会の陥穽を検証する。
【目次】
序章――アメリカにファシズムはあったのか
第一章 〈見える支配〉と〈見えない支配〉
1 ヒューイ・ロングの三大要素
2 〈見えない〉支配
3 顕在化する〈見えない支配〉
第二章 ロングVS.ローズヴェルト
1 呪われたアメリカとロングの夢
2 ローズヴェルトの憂鬱と怒り
3 「クローフィッシュ」ヒューイ・ロング
4 連邦/反対派の「響きと怒り」
5 FDR政治のロング化
第三章 ルイジアナ独裁
1 課税による検閲
2 司法権の強奪
3 もっとも恐ろしい男の反撃
4 血みどろのペリカン州
第五章 だれがロングを殺したのか
1 一九三八年九月八日
2 カール・オースチン・ワイスは犯人なのか
3 殉教と陰謀のはざまに
4 ひとつの仮説
5 なにがロングを殺したのか
終章――キングフィッシュの影の下に
註
あとがき
年表
索引

1997.10.09発売
ユダヤ教の誕生
講談社選書メチエ
放浪、奴隷、捕囚――1000年もの民族的苦難のなかで、遊牧民の神は成長し、ついには全宇宙を創造・支配する唯一神ヤハウェに変貌する。キリスト教、イスラームを生み、歴史の果てにイスラエル国家をも造り上げた「奇跡の宗教」誕生の謎に、「聖書」を精緻に読み解きつつ、決定的に迫る。

1997.10.09発売
中年期うつを治す
健康ライブラリー
認知療法であなたの心はもっと楽になる!
社会的責任が重くなり、一方では体力の低下を自覚する中年。この矛盾した状況がストレスを生み、こころの不調を訴える人が増えています。うつ病はだれでもかかる病気かもしれません。しかし、自殺という不幸な結果を招くこともあり、油断は禁物です。著者は自ら考案した「ウツ病認知スケール」によるチェックをすすめています。うつ病は怖くない病気です。早めに治療しましょう。

1997.10.09発売
尿はきれいにでていますか
健康ライブラリー
腎臓、膀胱、前立腺の病気が心配な人へ!
オシッコはあなたの健康状態を知るバロメーターです。突然の血尿は腎臓病や膀胱ガンの前触れかもしれません。独特の甘い臭いがする場合は糖尿病の疑いがあります。また、尿がでにくくなったり、回数が増えると前立腺肥大症のおそれがあります。毎日の尿の色、臭い、回数に注意し、病気を未然に防いだり、早期治療に役立ててほしいと思います。

1997.10.09発売
日常生活「快適改善」ブック
朝から晩まで、ものぐさ人間が思わず唸る「お便利グッズ」60!
忙しい朝に上手に目玉焼きを作るには?深夜のひとときをひとり静かに、粋にワインの栓を抜くには?安全かつ使いやすい鼻毛切りは男の必需品?……こだわればきりがなく、切実さとくだらなさに笑ってしまう本。
実にいろんなものを使ってみた。目的は、ケチでナマケモノの私の生活を、あまり金をかけずに楽々と改善することだったが、これはどういう人が、どういうきっかけでつくり出したんだろうと想像をめぐらすのも楽しいことだった。どれも真面目な商品だが、使う側から見ると、どこかおかしみを感ずるものが多かったからだ。
ハッとアイデアがひらめいたときの胸の高鳴り、試作に試作を重ねた徹夜の日々、失敗つづきでムシャクシャし、夫婦喧嘩をしたり、ヤケ酒をあおったりしたこともあるかもしれない……。そんな発明の喜びと苦しみの果てに生まれた品々を使ってみたおかげで、いままで知らなかった快適さや楽しみが味わえて、進歩のない私の生活にもずいぶんと広がりが出たように思う。――(「はしがき」より)

1997.10.09発売
南京の真実
その時、南京で本当は何が起こったのか?
「南京のシンドラー」とよばれ、中国人を救おうと奔走した1人のドイツ人。南京事件の全貌が記された彼の日記が、今歴史の封印を解かれた。吹き荒れる暴力の嵐の中、彼は一体何を見たのか?
決定的な歴史的証言が今までの「南京論争」をひっくり返す!
日本においては、ある人は非難をこめて「大虐殺」といい、ある人は冷静に「事件」と表現し、またある人は戦争によく発生する「軍事衝突」と片づける。中には「南京大虐殺はまぼろし」であるという極論まで飛び出す始末である。それぞれが牽強付会な論陣を張って、互いに譲ることはなかった。だがこの超一級の資料が「論争」の方向に絶大な影響を与えるに違いない……明治学院大学教授横山宏章