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1996.12.10発売
曼陀羅華
文芸(単行本)
末法の世に開花するという妖しの華・曼陀羅華とは?
時は平安時代末期、右大臣藤原冬忠の娘・桂姫を襲った数奇な運命。跳梁跋扈する物怪の影に立ち向かう姫と陰陽師・土御門典明。
桂姫は12歳の春をまもなくにひかえていた冬のある日、庭を歩いていて月蝕に出会った。脳裏に甦るのは、東源寺の法円上人の言葉、「いよいよあくる永承7年から末法の世が始まり、1万年の間この世は滅びへと至る法滅の日々を歩みだすのだ」だった。懐妊した母・蒼井の上から遠ざけられてしまった桂姫の胸騒ぎ。姫の周囲に次々と起こる妖しくも恐ろしい怪事。陰陽師・土御門典明の咒文は魔を払うことができるか!

1996.12.10発売
思いたったら すぐ、おやつ
講談社のお料理BOOK
気取らず気張らずできるふだん着のおやつ集
幸せはすぐ味わいたいから、思いたった時が作りどき。だから初心者にも身近な材料ですぐ作れるものばかりを紹介しました。カロリー控えめでヘルシーなのも嬉しい

1996.12.10発売
もっとおもしろくても理科
文芸(単行本)
不朽のロングセラー『おもしろくても理科』第2弾!
シミズ博士とサイバラ生徒の不仲は決定的なものとなった!?
や、だからね、だから私の言いたいことはさ、理科なの。ね、理科。
だから私としては、理科をもっと大切にしようと、お父さんお母さんも大切だけど理科も大切なんだぞーと、言いたいわけ。
や違うな、科学じゃないの。科学というような家賃の高そうなもんじゃなくて、理科でいいの。小学校でやったあの理科。さあ今日は太陽の光を鏡で反射させてみようね、わー光ってまっすぐ進むんだー、の理科。そういう理科をね、みんなに面白く伝えていきたいと、ね、そう思ってるわけよ。――本文より抜粋

1996.12.10発売
愛しく候
文芸(単行本)
直木賞・女流文学賞作家・安西篤子の連作時代小説集
再婚が決まった日に、置手紙をして家を出た卯乃(うの)――愛をいとおしむ武家の女たちの物語

1996.12.10発売
ZAGAT NEW YORK
この1冊でNY通!!NYで最も読まれているガイドブック、待望の刊行!!
わかりやすい料理・雰囲気・値段別ランキングで、いい店、お値打ちの店が一目でわかる。目的に応じて、行きたい店がすぐに選べるパーフェクトな索引付き――ロマンチックな店、土曜・日曜のオススメ店、ヘルシー料理の店、ワインリスト充実の店、大物ウォッチングできる店、静かに話せる店、別世界体験できる店、穴場の店などなど。
「ZAGAT」とは――この本はニューヨーカー1万6000人のレストラン1807軒の評価・採点・本音のコメントでつくられている。そもそも「ZAGAT」は、1960年代、パリで弁護士をしていたザガット夫妻の食べ歩き感想文からはじまった。夫妻がニューヨークに戻ってからも続けていたプライベートなレストラン採点は、1980年代になって評判をよび、ザガット夫妻が自ら出版社ZAGATをおこして出版した「ZAGAT」は爆発的にヒットした。以後、ニューヨークのみならず、「ZAGAT」はアメリカ、イギリス、カナダの主要35都市をカバーするガイドブックにまでなっている。「ZAGAT」が対象とするレストランは、ファーストフードから高級レストランまで、あらゆるジャンルにおよび、工夫をこらしたランキング、索引は類書を圧している。アメリカでは、一家に1冊、車1台に1冊、一社に1冊、といわれているほどだ。このニューヨーク版も、いまやニューヨーカーにはなくてはならないバイブルとして、大ベストセラーになっている。

1996.12.10発売
窓
文芸(単行本)
ほんの一歩、踏み出せば、疑われずに済んだのに……。
高校3年生の麻里子の揺れ動く心に宿る大きな不安。新直木賞作家による書下ろし長編サスペンス。
西麻里子は聴覚障害のある高校3年生。両親はすでにないが、結婚間近の姉、脱サラの兄、兄の親友の新聞記者・有作らに囲まれ、暮らしている。ある日、レストランで毒入りジュース事件が発生。容疑者の1人に、麻里子と同じ障害を持つ直久という少年がいるらしい。

1996.12.10発売
放浪時代・アパアトの女たちと僕と
講談社文芸文庫
昭和初期のモダニズム文学の旗手として一世を風靡しながら、突然文壇から消えた竜胆寺雄の代表作3篇。消費生活がアメリカ風に変化してゆく大都会の片隅でショーウインドーの飾り付けなどをしながら気儘に生きる若者たちを、淡いペーソスを交えて軽妙に描いた表題作、及び、文壇の派閥性を攻撃してその地位を失うきっかけとなった「M・子への遺書」を収録。

1996.12.10発売
ものみな歌でおわる・爆裂弾記
講談社文芸文庫
『復興期の精神』の著者の代表的戯曲3篇を収録ーー虚実交錯する二元的批判構図を持ち、特異な発想と構想で、常に戦後文学に先鋭な問題を提起し続けた『復興期の精神』の著者・花田清輝の、代表的戯曲3篇。明治18年、自由民権運動を背景に、女壮士・新聞記者・講釈師・演歌師などを配して、その過激な運動の壊滅までの顛末を描いた諷刺喜劇「爆裂弾記」のほか、「ものみな歌でおわる」「首が飛んでも――眉間尺」を収録。

1996.12.10発売
浅草紅団・浅草祭
講談社文芸文庫
昭和はじめの浅草を舞台にした川端康成の都市小説。不良集団「浅草紅団」の女首領・弓子に案内されつつ、“私”は浅草の路地に生きる人々の歓び哀感を探訪する。カジノ・フォウリイの出し物と踊子達。浮浪者と娼婦。関東大震災以降の変貌する都会風俗と、昭和恐慌の影さす終末的な不安と喧騒の世情をルポタージュ風に描出した昭和モダニズム文学の名篇。続篇「浅草祭」併録。

1996.12.10発売
日本文壇史13頽唐派の人たち
講談社文芸文庫
青春を謳歌する吉井勇、白秋らとの交遊の一方、生活面全てを金田一京助らの友情で過す啄木は挫折と焦燥に襲われた。その明治41年7月欧米のデカダンスに耽けた荷風帰国、8月『あめりか物語』刊。9月、漱石『三四郎』連載。11月、「明星」終刊。12月パンの会発足。42年1月新浪漫派の一拠点「スバル」創刊、鴎外、白秋、啄木、敏、光太郎ら参加。自然主義最盛期に多彩な個性の萌芽と躍動の源を読む。

1996.12.10発売
日本古代国家の成立
講談社学術文庫
四世紀の崇神天皇に始まり三輪政権が、応神天皇を始祖として瀬戸内海の制海権を握った河内政権により征服させる過程や、壬申の乱の後に天武天皇が実力で全権を掌握するまでを綿密に解説。また稲荷山古墳鉄剣銘を独自に読み解き、雄略天皇の日本統一をめざした戦いを明らかにするなど、古墳や遺物に秘められた謎を著書ならではの緻密な分析と推理で解く。古代史の奉斗による日本国家成立の大検証。

1996.12.10発売
保田與重郎
講談社学術文庫
近代日本の文明開化を徹底批判し、戦後は好戦的文士として公職追放を受けた保田與重郎。著者は、厖大な資料を駆使して、保田の戦時中の歩みだけでなく、戦後30数年に及ぶ思想の一貫性を確認。戦時下の保田があれだけ若者を魅きつけたのは、日本主義や好戦思想のためでなく、「死」を真に意味づけうるものが、その真摯な思索の中にあったからだと説く。復古派文人・保田與重郎の批評精神の軌跡。

1996.12.10発売
戦後日本政治史
講談社学術文庫
ますます混迷の度を増す日本の政治。一体この政治状況は、いかなる経緯から生じたのか。そしてこの先、日本の政治はどこへ行こうとしているのか。近代における政治・思想の変遷を遠望しつつ、GHQ指導下の民主改革以降、五五年体制の成立から崩壊までを核に戦後政治の軌跡を克明に検証し、日本政治の特性と内包する諸問題を明らかにした。戦後政治を理解し、明日の日本を考えるための今必読の書。

1996.12.10発売
『オイディプ-ス王』を読む
講談社学術文庫
ギリシア悲劇の中で最高傑作といわれ、アリストテレースも激賞した「オイディプース王」。アポローンの神託の成就と、そこに描き出された人間存在の悲劇性を浮き彫りにしたこの「オイディプース王」を文学として捉えなおして徹底的に解読吟味する。悲劇としての巧みな劇構成、そして、今なお私たちに問いかけてやまない人間存在の本質――時空を越えて輝くギリシア悲劇の魅力を読みつくした意欲作。

1996.12.09発売
葡萄姫
「アラビアンナイト」随一の恋物語を天野喜孝の華麗なイラストと松本隆の流麗な文章で贈る。この世にあらぬ極上の妖艶
シェラザードが王の寝所で夜ごとに語った千と一夜の物語。めくるめく話のなかから「カマール・ザマーン王子とブドゥル姫」をベースに、創造ゆたかに描き下ろしました。夢魔の悪戯で恋に堕ちた異性ぎらいの美女と美男が、たぐい稀なるイラストのなかで、妖しく、美しく絡みあう。心を惑わす、絶品のアラビアンナイト。

1996.12.09発売
毛利元就
3人の子を3本の矢にたとえて、協力することのたいせつさを教えたといわれる戦国武将、毛利元就。戦いの続く日々、ついに西国の英雄となる波乱と激動の人生を描く。

1996.12.07発売
AE86を極める!
大人気のハチロク本『AE86(ハチロク)に乗る!』の続編。より完璧にハチロクを操るためのテクニック&チューニングノウハウを満載。人気マンガ『イニシャルD』のテクニック検証やステージ別セッティング術、究極のハチロクチューニングまで、永遠の走り屋マシンを徹底解剖した1冊。

1996.12.06発売
平成サラリ-マン川柳傑作選 第六感
平成不況を乗り切る決め手は第六感にあり!
あれこれ悩んでても見通しが立たない世の中を渡っていくにはもう笑うしかない!おなじみサラ川第6弾には庶民の知恵と勇気とヒラキナオリが満載で。元気倍増!!
【五官(五感)】人間には五感を司る5つの感覚器官がある。眼(視る)・耳(聴く)・鼻(嗅ぐ)・舌(味わう)・皮膚(触れる)の5つで、「五感のはたらき」などと言う。
【第六感】五感のほかにあると言われている6つ目の力で、鋭く本質を感じとる能力のことをいう。「私は第六感で感じとった」などと言う。[異説]きちんとした説明ができないとき、「私の第六感」などと言い、相手を煙(けむ)に巻く。

1996.12.06発売
名言物語 人生の極意、経営の勘どころ
先駆の経営者の辛苦と熱情が凝縮された名語録
企業経営者としての七転八倒の苦しみと事業成功の喜びが確固たる人生哲学、経営哲学を形成した。日々の厳しい生存競争を勝ち抜いた当事者の言葉は人の心を動かす!!

1996.12.06発売
アインシュタインの不在証明
講談社ノベルス
駿河湾に浮かぶ小島のホテルで、「ミステリー大賞」の最終選考会がはじまった。ところが候補作のひとつ「アインシュタインの不在証明」は、過去の迷宮入り事件がモデルで、捜査陣しか知り得ない秘密も描かれていた。そして同時刻、小説そっくりの殺人が都内で発生。不在証明を逆用した魔術に軽井沢純子が挑む!