新刊書籍

レーベルで絞り込む

スポーツマン一刀斎
1995.07.17発売
スポーツマン一刀斎
著:五味 康祐
講談社文庫
奈良の山中から武者修行の旅に出た若者が、なにげなくプロ野球場の打席に立った時から、大騒動は始まった。連続本塁打37本、目かくしでも打球はスタンドへ一直線! 巨人軍に入団、とてつもない強打を連発した男こそ、一刀流始祖・伊藤景久17代目の末裔だった。そして1年後、故郷に引きこもった彼を口説くスカウトに、一刀斎は、あっと驚く条件を出した! 奇想とユーモア溢れる空前の快作。
電子あり
雪之丞変化(下)
1995.07.17発売
雪之丞変化(下)
著:三上 於菟吉
あるときは危機一髪の白刃、またあるときは決意を鈍らせる人情の足枷。女賊の横恋慕、将軍家愛妾の純愛、さらには邪剣の使い手の逆恨みが、次々に雪之丞の前に立ちはだかる。しかし、闇太郎の侠気にも助けられ、雪之丞の復讐の刃は、一歩また一歩と親の仇に迫っていく。そして、ついに、凄絶な最後の時がやってきた!映画や舞台の名場面でも知られる、奔放華麗、日本大衆文学史を飾る代表的長編。
電子あり
雪之丞変化(上)
1995.07.17発売
雪之丞変化(上)
著:三上 於菟吉
あで姿で大江戸の人気をさらう上方芝居の若手女形・雪之丞の胸には、重大な決意が秘められていた。豪商だった父と母を奸計で破滅させ、無残な死へ追い込んだ長崎奉行と輩下の商人たちが、いま江戸で権勢を振るっている。親の仇、恥知らずの悪人どもを許すことはできない!免許皆伝の腕を美貌に隠し、雪之丞は侠賊・闇太郎とともに復讐の時を窺う。絢爛たる設定、手に汗握る展開、これぞ大衆小説の粋!
電子あり
キャプテンはつらいぜ
1995.07.17発売
キャプテンはつらいぜ
文:後藤 竜二,絵:杉浦 範茂
少年野球チーム、ブラック=キャットに危機がおとずれた。6年生たちは受験勉強で出てこないし、エースの吉野くんもやめるといいだしたのだ。キャプテンにされた勇(ゆう)は大弱り。チームなんてものじゃない。勇は、ぐれていた秀治をピッチャーにしようとするが……。
生命にとって水とは何か
1995.07.17発売
生命にとって水とは何か
著:中村 運
ブルーバックス
生命の誕生から生体内での働きまで……。 なぜ水なしでは生きられないのか?ざっと見渡したところ、水の惑星と呼ばれる地球にだけ生命があふれている。その生命は、液体の水の中すなわち原始の海に誕生した。そして、それ以来40億年かけて進化してきた今日の私たちも、水なくしては生きていけない。いったい、水は私たちの体の中でどんな働きをしているのであろうか?また、水のどんな性質がその働きを生み出しているのか?生体の活動における水の精妙な働きを通して、水と生命を考え、未来に向けて提言する。
プルトニウム
1995.07.17発売
プルトニウム
著:友清 裕昭
ブルーバックス
核燃料の「暴れ馬」の生い立ちと素性 エネルギー資源に乏しい日本が、自主資源として期待をよせているプルトニウム。その本格的利用のための研究開発に対して、世界が厳しい目を向けている。プルトニウムは、優れた核燃料であると同時に、原子爆弾の材料であり、最悪の毒物でもあるからだ。この危険なプルトニウムの利用は止めようという世界の趨勢のなかで、日本政府はその本格的利用を目指しているという。その是非を判断するのは国民1人1人である。それならば、何よりもまず、この超ウラン元素の正体を、正確に知ることが先決であろう。
電子あり
トポロジーの発想
1995.07.17発売
トポロジーの発想
著:川久保 勝夫
ブルーバックス
数量的世界観を超える「ゴム膜の幾何学」のふしぎ!三角形や五角形などの図形の各辺の長さや、曲がり具合、面積、角度といった目につきやすい情報を取り去り、裏に隠された根源的な本質を見極める──量を捨象して質に注目する幾何学がトポロジーです。そうすると円や三角形や星形など、伸ばしたり、縮めたり、曲げたりして重ねられるものは同じものと見なすことができます。その発想の本質と応用をやさしく解き明かします。 数量的世界観を超える「ゴム膜の幾何学」のふしぎ! 三角形や五角形などの図形の各辺の長さや、曲がり具合、面積、角度といった目につきやすい情報を取り去り、裏に隠された根源的な本質を見極める──量を捨象して質に注目する幾何学がトポロジーです。そうすると円や三角形や星形など、伸ばしたり、縮めたり、曲げたりして重ねられるものは同じものと見なすことができます。では、こんな変な考え方がいったいどんな役に立つのでしょうか?その発想の本質と応用をやさしく解き明かします。
電子あり
精神鑑定とは何か
1995.07.17発売
精神鑑定とは何か
著:福島 章
ブルーバックス
果たして科学的方法か? 「なぜ、こんな悲惨な事件が起こるのか」と感じずにはいられない異常な犯罪が増加している。犯人逮捕後、裁判関係者が首をかしげるケースも少なくない。そこで、行われるのが「精神鑑定」。精神鑑定というと、同じことが何度も行われ、時間もかかり、その度ごとに結果が異なる「密室の作業」「怪しいもの」というイメージがある。 しかし実際の精神鑑定は、心理テストだけではなく、脳の検査をはじめとする最新の医学的な知見が活用されている。 本書は、精神鑑定人が自らの方法を明らかにした本である。
幸福な性
1995.07.17発売
幸福な性
著:松本 文絵
講談社+α文庫
「いい性関係」なしに「いい人生」は望めない。女医さんが教える、心もからだも満たされた日々を過ごすための処方箋。結婚、妊娠、出産からセックスをめぐるトラブルまで、女性の一生を左右する問題に、豊富な診療経験を通して答える。 傷つかない、後悔しない性のあり方、これからの生き方を説き、遠藤周作氏、山本七平氏が絶賛する名著。
週末の知的生活術
1995.07.17発売
週末の知的生活術
著:現代情報工学研究会
講談社+α文庫
月曜日から金曜日までがあっという間に過ぎてしまい、土・日も工夫もなく何となく過ごしてしまう人は多い。自分で創造できる唯一残された時間=週末を、いかに過ごしたらいいか。生き生きした週末は、平日にもゆとりと活気を生む。具体的実例満載で、眼からウロコの1冊。あなたの週末、そして人生が変わる!!
ジャズ喫茶マスタ-、こだわりの名盤
1995.07.17発売
ジャズ喫茶マスタ-、こだわりの名盤
著:鎌田 竜也,著:JAZZ MAGAZINE
講談社+α文庫
日本のジャズを支えてきたジャズ喫茶。ジャズを愛し、ジャズとともに生きてきた168軒のジャズ喫茶のマスターが思いいれとこだわりで選んだアルバム・ベストテンを掲載。集計結果上位200枚をジャケット写真、データ付で紹介する。名物店主たちのエッセイ、巻頭16ページのミュージシャンの写真など、あらゆる方向からジャズが楽しめる。
どちらが正しい?ことわざ2000
1995.07.17発売
どちらが正しい?ことわざ2000
監:井口 樹生
講談社+α文庫
「流れに棹さす」は「時流に逆らうこと」「時流に乗ること」どちらが正しい?「取りつく島もない」「取りつく暇もない」どちらが正しい?ことわざは親から子へ孫へ伝えられてきた人生の知恵。それだけに覚えちがい、思い込みが意外と多い。意味、読み、使い方など二者択一のクイズ形式で楽しく学ぶことわざ2000例。
少女人形論 禁断の百年王国
1995.07.17発売
少女人形論 禁断の百年王国
著:増淵 宗一
リカちゃんの大家が語る少女人形論の決定版姉様人形からリカちゃん、セ-ラ-ム-ンまで、日本独特の「少女人形」から考察する大衆文化と教育の変遷。著者秘蔵の貴重な資料写真満載、少女文化論の集大成!
縄文杉に会う
1995.07.17発売
縄文杉に会う
文:立松 和平,写真:日下田 紀三
はるかな時を生きつづけてきた命 世界遺産にえらばれた屋久島の自然 屋久島全体がひとつの命なのです。微生物から縄文杉まで無限の数の命があつまり、調和した1個の生命となっています。屋久島は黒潮にうかぶ緑の地球なのです。(本文より) 水にうかぶ小さな地球──屋久島。たくさんの命あふれるこの島に、樹齢7000年をこえるといわれる“縄文杉”に会いに行く。
七三一部隊
1995.07.17発売
七三一部隊
著:常石 敬一
講談社現代新書
日本は大陸で何をしたのか? 軍医中将石井四郎と医学者達が研究の名で行った生体実験と細菌戦の、凄惨で拙劣な実態。残された資料を駆使して迫る、もう1つの戦争犯罪。戦争は終わらない。(講談社現代新書) 日本軍は大陸で細菌を用いて何をしたのか? 陸軍中将石井四郎と彼の率いる関東軍防疫給水本部。研究という名の下に医学者たちが行った人体実験と細菌戦の凄惨で拙劣な実態。もう一つの戦争犯罪を究明する。
電子あり
四字熟語
1995.07.17発売
四字熟語
著:島森 哲男
講談社現代新書
「天心爛漫」な若者が「閉月羞花」の美女に会い、「一日三秋」恋の末、「洞房華燭」の夜を迎え、前途は「鵬程万里」「悠悠自適」……。わずか四語で人を、動かしてきた四字熟語の森を歩き、その深くはるかな知恵を読み味わう。 最高の美女のたとえ「閉月羞花――美しい女の発散する魅力は男を惑わすばかりではない。月も花も鳥も魚も美女の前には動揺する。……美しさをほめるのだから、せいぜいおおげさに、天地にもわたるスケールか欲しいところだが、さすがに昔の人々はよく考える。「閉月羞花」。美しいものの代表としての月や花。その月さえも雲の中に隠れ、花も羞ずかしがってしまう。それほど美しいというのだから、これは最高である。「羞花」は李白が美女・西施を歌った詩の……その美しさ古今随一、ハスの花さえ羞じるほど、にもづく。西施といえば美女の代表。豊満なイメージの楊貴妃とは違って、ほっそりした透き通るような美女である。胸を病んで、苦しげに胸をおさえ眉をしかめた様子が、ぞっとするほど色っぽかったという(「西施捧心」)。隣の女(なぜか東施という名前になっている。かなり美しくなかったらしい)が、あぁ、ああすれば美しく見えるんだわとまねをして、まわりの人間が逃げたという話もある。かわいそうな話だが、おかしい。――本書より
フランス現代哲学の最前線
1995.07.17発売
フランス現代哲学の最前線
著:クリスチャン・デカン,訳:廣瀬 浩司
講談社現代新書
「体系」が放棄され、「普遍的真理」が疑われる今、フランス哲学は複数的な真理の領域の再構築を試みる。人文社会科学・自然科学・芸術の問いかけと結びつく哲学的議論の現状を紹介。 結語──現代の哲学は、特殊で多様だが、批判的であり続けている。だが、この批判は内的なものであり、もはや社会の外部にある理想に支えられてはいない。全体主義、科学という宗教、精神病院の実態などについての批判によって、ある種の真理の効果が生みだされたのだが、それは理想の世界の分析という名の下においてではなく、いまそこにあるものの理解という名の下においてなのだ。本書でみてきたように、技術、監獄、生命倫理、エコロジー、市民権などを検討することによって、まったく外部にあるものや失われた過去へのノスタルジーなしに、存在論の重心を移動させることができるのである。現在の哲学の仕事のただなかにおいてこそ、たえず新たな間道が開通するのだ。そしてこの特異な間道によって、意味の問題が立て直される。──本書より
「世間」とは何か
1995.07.17発売
「世間」とは何か
著:阿部 謹也
講談社現代新書
日本人の生きてきた枠組「世間」とは何か。古代から現代まで、日本人の生活を支配し、日本の特異性をつくってきた「世間」の本質とは? ヨーロッパの「社会」を追究してきた歴史家の視点で問い直す。(講談社現代新書) 日本人の生きてきた枠組「世間」とは何か。古代から現代まで、日本人の生活を支配し、日本の特異性をつくってきた「世間」の本質とは? ヨ-ロッパの「社会」を追究してきた歴史家の視点で問い直す。
電子あり
身分差別社会の真実
1995.07.17発売
身分差別社会の真実
著:斎藤 洋一,著:大石 慎三郎
講談社現代新書
身分とは何か? 誰が差別されたのか? 被差別民の起源は? 身分制社会の矛盾を追究し、江戸の社会構造を捉え直す。 二つの視点から――江戸時代の身分制度について第二にいなわければならないことは、そうした諸身分が存在するながで、「えた」「ひにん」などと呼ばれた人々が、公家や武士はもちろん、百姓や町人からも一線を画されていたことである。彼らは「人外」、すなわち同じ人間ではないかのようにみられ、人間づきあいから「排除」されていた。…… 私は、江戸時代の身分制度を、二つの視点からみる必要があるだろうと考えている。一つは、将軍を頂点とする武士および天皇・公家を支配身分ととらえ、その他の人々を被支配身分ととらえる視点である。この視点では、「えた」「ひにん」などの被差別民も、百姓や町人と同じ被支配身分にくくられる。…… もう一つは、右にみたように、公家・武士・百姓・町人などの身分(この点では、百姓・町人は公家・武士と同質社会を形成しているとみられていた)と、それとは明らかに別な存在とされた「えた」「ひにん」などの被差別身分とに分けてとらえる視点である。――本書より
流されゆく日々(抄)一九八八~一九九五年
1995.07.13発売
流されゆく日々(抄)一九八八~一九九五年
著:五木 寛之
As time gose by1988~1995 流れる季節流れぬ記憶。 80年代の後半から現在までは、毎日1回分ずつ書いてきた。ほとんど1日のストックもなく、毎晩、翌日に発売される誌面のための原稿を国内はもとより世界各地からFAXで送りつづけてきたのだ。この、原稿のストックを要求しないというところに、〈日刊ゲンダイ〉のつよさと魅力があるように思う。とにかく未明までに原稿を入れさえすれば、その日の午後にはキオスクでその文章が売られているのだ。もちろん、そんなサーカスの綱渡りのようなきわどい仕事がきょうまで続いたのは、創刊以来、じつに20年にわたって担当してくれているA氏や、編集スタッフの忍の一字あってのことではあるが。──〈作者のことばより〉