幼児期の発達障害に気づいて・育てる完全ガイド

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幼児期の発達障害に気づいて・育てる完全ガイド

ヨウジキノハッタツショウガイニキヅイテソダテルカンゼンガイド

健康ライブラリー

《講談社 健康ライブラリースペシャル》

【4歳~就学前まで=先生・保護者がすぐに使える記入式シートつき】
発達障害への対応は、早ければ早いほど良いといわれる。
それには保護者や先生の気づきが大切。
現場にあわせた記入式シートで子どもの傾向をつかもう! 
幼稚園・保育園ですぐに使える小学校入学前の必携本。

(まえがきより)
発達障害は、友達の気持ちを理解できない、ルールを守れないなど、社会性を含む心の機能の障害です。園や学校という集団社会のなかにいるからこそ、問題点が明確になります。集団のなかで起こる問題ですから、集団のなかで解決しなければ、発達障害を改善することはできません。皆のなかで育てることこそ、最善の方法なのです。そのためには、その子の特性をよく理解しなければなりません。
「子どもの行動に関する基礎調査票」(以下、基礎調査票と表記)および、その結果をわかりやすく表示する「評価シート」は、その子の特性を把握し、園での支援に役立つようにと作成したものです。
本書は、子どもたちの発達障害を診断するものではありません。子どもにどのような傾向があるか、どのような対応をしていったらいいのか、のガイドです。園の先生だけでなく、子どもにかかわるすべての大人に利用していただけると思います。

【こんなことが“気になる子ども”。もしかすると、それは発達障害のせいなのかもしれません。】
●ささいなことでパニックになり、暴れる
●お友達と一緒に遊ばない
●あいさつや返事をまったくしない
●突然、部屋を飛び出して戻ってこない
●「しつけができていないのでは?」とよく言われる
●小さい頃から、だっこや手をつなぐのを極端にいやがっていた

【本書のおもな内容】
《第1章 幼児の発達障害の基礎知識》
こんなときは発達障害を考えて 他

《第2章 基礎調査票・評価シートと実例集》
基礎調査票と評価シートの使い方
8つの実例に見る状況と経過  他

《第3章 対応方法の具体例》
家族・保育園・幼稚園ができること
パニックを起こさせないために 他


目次

《第1章 幼児の発達障害の基礎知識》
こんなときは発達障害を考えて
発達障害を正しく知ろう
障害? 性格? 心の発達を見極めたい
就学前に対応策を講じる
《第2章 基礎調査票・評価シートと実例集》
基礎調査票・評価シートの使い方
●子どもの問題に関する基礎調査票
評価シートの解説と見方
●評価シート
8つの実例に見る状況と経過
《第3章 対応方法の具体例》
家族ができること
保育園・幼稚園ができること
コミュニケーションがうまくとれるように
友達とのトラブルを避ける
集団のルールを身につけさせる
基本的な生活習慣をつける
パニックを起こさせないために
音や味を感じにくい子、感じやすい子がいる
身体機能を高める
手先の作業はゆっくり練習していく
●小学校につなげるために
●相談窓口を利用する

書誌情報

紙版

発売日

2008年04月11日

ISBN

9784062592864

判型

A4

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

64ページ

シリーズ

健康ライブラリー

著者紹介

著: 黒澤 礼子(クロサワ レイコ)

東京大学文学部心理学科卒。筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻修士課程修了。臨床心理士。臨床発達心理士。聖徳大学幼児教育専門学校講師を経て、法政大学・神奈川大学大学院講師。順天堂大学医学部付属病院にて小児科・療育相談。特別支援教育専門家チーム委員。子ども家庭支援センターにて心理・発達相談員を務める。

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