ふしぎな総合商社

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ふしぎな総合商社

フシギナソウゴウショウシャ

講談社+α新書

総合商社。それはじつはバブル期以降の急成長業界であり、「ポストバブルの勝ち組」である。伊藤忠商事、住友商事、丸紅、三井物産、三菱商事。バブル崩壊以降、五大商社のすべてが、吸収合併もされず、会社名も変わらず、とりわけ2001年以降、利益もバブル発生前の約10倍に拡大させてきた。誰もが知っているけれど、実態はよく知らない総合商社。その本当の姿を知ると、ビジネスの本質も見えてくる!


総合商社。それはじつはバブル期以降の急成長業界であり、「ポストバブルの勝ち組」である。
伊藤忠商事、住友商事、丸紅、三井物産、三菱商事。
バブル崩壊以降、五大商社のすべてが、吸収合併もされず、会社名も変わらず、
とりわけ2001年以降、利益もバブル発生前の約10倍に拡大させてきた。

日本人だったら、ビジネスに詳しくない人でも、上記の五大総合商社の名前くらいは知っているだろう。
多少、ビジネスに詳しい人だったら、「総合商社」が、他国にはない日本独自の業態だということも知っているだろう。

では、いまの総合商社は、実際にどんな仕事をして、どうやって稼いでいるか、
知っている人はどれくらいいるだろうか?

じつは、「知っている」と思っている人でも、その認識が一昔前までの認識であることが多かったりする。

たとえば近年、総合商社が儲かったのは、資源のおかげだと解説する専門家がいるが、これは事実の一部を捉えたものにすぎない。
さらには財閥などの企業グループをもとに権益を維持して稼いでいると解説する人もいるが、これなどはまったく事実とは違う。

かつては「売上命」だったのに、いまでは「売上ゼロ」でもボーナスが上がる営業部も存在する。いったいなぜ?

その「なぜ」に答えることは、ポストバブルの勝ち組になった理由を説明することでもある。
そこには、それぞれの会社で進んだ稼ぎ方の大変化があった。
では、働く人は変わらず、稼ぎ方を変えられたのはなぜか?

誰もが知っているけれど、実態はよく知らない総合商社。

その本当の姿を知ると、ビジネスの本質も見えてくる。
そこにはこれからの日本のヒントが隠されているかもしれない!

就活生のみならず、ビジネスパーソン必読の書。

【目次】
第1章 「ヘンな会社」としての総合商社
第2章 サラリーマンとしての商社マン
第3章 課題先進企業としての総合商社
第4章 ビジネスとしての総合商社
第5章 仕事としての総合商社
第6章 商人としての総合商社
終章  総合商社の未来


  • 前巻
  • 次巻

目次

はじめに
第1章 「ヘンな会社」としての総合商社
第2章 サラリーマンとしての商社マン
第3章 課題先進企業としての総合商社
第4章 ビジネスとしての総合商社
第5章 仕事としての総合商社
第6章 商人としての総合商社
終 章 総合商社の未来
付 表

書誌情報

紙版

発売日

2017年09月21日

ISBN

9784062915045

判型

新書

価格

定価:924円(本体840円)

通巻番号

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社+α新書

電子版

発売日

2017年09月22日

JDCN

06A0000000000007013M

著者紹介

著: 小林 敬幸(コバヤシ タカユキ)

(こばやし・たかゆき) 1962年生まれ。1986年東京大学法学部卒業後、2016年までの30年間、三井物産株式会社に勤務。「お台場の観覧車」、ライフネット生命保険の起業、リクルート社との資本業務提携などを担当。著書に『ビジネスをつくる仕事』(講談社現代新書)、『自分の頭で判断する技術』(角川書店)など。現在、日系大手メーカーに勤務しIoT領域における新規事業を担当。

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