ブルーバックス作品一覧

数学ミステリー X教授を殺したのはだれだ! 容疑者はみんな数学者!?
数学ミステリー X教授を殺したのはだれだ! 容疑者はみんな数学者!?
原作:トドリス・アンドリオプロス,著:タナシス・グキオカス,訳:竹内 薫,訳:竹内 さなみ
ブルーバックス
「この本は、数学をいま学んでいる学生たちにとっても、遠い記憶をたぐりよせながら読む読者にとっても、最適な教材だ。 本書は、是非、学校の数学の先生に読んでもらい、授業で役立ててほしい。自分が生徒だった頃、こんなに楽しい副教材があったらよかったのに! 推理を進めながら、実際に鉛筆で計算をして楽しむ。いやあ、これぞ、数学の醍醐味ですね」(竹内 薫:「訳者あとがき」より) 完全犯罪は実行できるのか? 舞台は1900年のパリ。史上もっとも重要と目された数学会議の最中、 世界的に有名な天才数学者X教授が何者かによって殺された。 容疑者は会議に出席していたこちらも天才数学者ばかり。 アリバイがあるのだが、すべて数学で供述されているという。 しかも容疑者全員、殺人の動機が……。 ヨーロッパンで絶賛の、数学ミステリー。 「この本は、数学をいま学んでいる学生たちにとっても、遠い記憶をたぐりよせながら読む読者にとっても、最適な教材だ。  本書は、是非、学校の数学の先生に読んでもらい、授業で役立ててほしい。自分が生徒だった頃、こんなに楽しい副教材があったらよかったのに!  推理を進めながら、実際に鉛筆で計算をして楽しむ。いやあ、これぞ、数学の醍醐味ですね」(竹内 薫:「訳者あとがき」より
数学ロングトレイル 「大学への数学」に挑戦 ベクトル編
数学ロングトレイル 「大学への数学」に挑戦 ベクトル編
著:山下 光雄
ブルーバックス
高校数学の大きなトピックスであるベクトルは、大学の「線型代数」の基本ともなる重要なトピックスでもあります。この高校数学のベクトルを、先生と生徒の一対一の対話形式で初歩から解き進めていきます。どのような点に着眼して問題を解いたらいいか丁寧に語られているので、一つ一つの入試問題に取り組みながら、確実に理解を深め、力をつけていくことができる一冊。「数学ロングトレイル」シリーズの第2弾! 高校数学を一対一の対話形式で解き進める「数学ロングトレイル」シリーズ。 その第2弾は「ベクトル編」です。 高校数学の大きなトピックスであるベクトルは、大学の「線型代数」の基本ともなる重要なトピックスでもあります。この高校数学のベクトルを、先生と生徒の一対一の対話形式で初歩から大学入試問題レベルまで、さらには「平行六面体の体積と行列式」まで解き進めます。 数学は山登りに例えられることがあります。 山登りの際に、一歩一歩丘陵を歩き進め、気がついてみると眼下に景色が広がり、「こんなに高いところまで歩いてきたんだ」と気がつくような体験は、多くの人が経験したことがあるでしょう。この体験を、高校数学のベクトルを学ぶ上でしてもらうのが本書の狙いの一つです。本書では、数学の問題に取り組むとき、どのような点に着眼して解いたらいいか丁寧に語られているので、一つ一つの入試問題を取り組みながら、確実にベクトルの理解を深め、数学の力をつけていくことができます。いつの間にか、数学という山の麓から、「ベクトル」という山の一面を見ることができる山道を、かなり高いところまで歩き進めていることに気がつくことでしょう。 本書を読み進めると、ベクトルの向きや大きさ、ベクトルの内積、一直線上の3点を表すベクトル表記、三角形の重心とベクトルの関係、直線の方程式と円の方程式、斜交座標、平行四辺形、平行六面体といった、さまざまな景色を見ることができ、理解していくことができます。 高校数学のベクトルを徹底的に丁寧に語り尽くした一冊です。
電子あり
すごいぞ! 身のまわりの表面科学 ツルツル、ピカピカ、ザラザラの不思議
すごいぞ! 身のまわりの表面科学 ツルツル、ピカピカ、ザラザラの不思議
編:日本表面科学会
ブルーバックス
温泉の鏡はなぜ曇らない? トンボの翅をまねた風力発電とは? うるおいのある肌の秘密とは? 脳の中の表面って何? 光が当たると汚れが落ちる光触媒とは? カタツムリの殻はなぜいつもきれいなのか? サメ肌水着はなぜ速く泳げるのか? 超潤滑分子ベアリングって何? 今日からキミも表面科学マニア! いろいろな表情をもつ表面は謎だらけ。 ひと口に表面といっても、その顔は千差万別。おまけに生物から物質、マクロからミクロと見方によってその姿は自在に変化。 表面とは何なのか?  表面はなぜあるのか?  表と裏の境界はどうなっているのか?  考えれば考えるほど湧き出てくる表面に関する疑問の数々……。 今日からキミも表面科学マニア! 温泉の鏡はなぜ曇らない?  トンボの翅をまねた風力発電とは?  うるおいのある肌の秘密とは?  脳の中の表面って何?  光が当たると汚れが落ちる光触媒とは?  カタツムリの殻はなぜいつもきれいなのか?  サメ肌水着はなぜ速く泳げるのか?  超潤滑分子ベアリングって何?
電子あり
灯台の光はなぜ遠くまで届くのか 時代を変えたフレネルレンズの軌跡
灯台の光はなぜ遠くまで届くのか 時代を変えたフレネルレンズの軌跡
著:テレサ・レヴィット,訳:岡田 好惠
ブルーバックス
ニューヨークタイムズ、ネイチャーほか、海外メディアも大絶賛! 1800年代、海難事故が相次いでいたフランスで、暗い海を明るく照らす灯台が求められていた。光を効率よく遠くまで届けるにはどうすればいいか――その難題に挑んだのがフレネルだった。多くの命を救い、人々を魅了し、世界中に広まった「フレネルレンズ」とは何か。いわゆるオタクで内気だった青年が、信念を貫いて築いた19世紀の偉大な業績に迫る。 ニューヨークタイムス、ウォール・ストリート・ジャーナル、ネイチャーほか、海外メディアも大絶賛! 1800年代、海難事故が相次いでいたフランスで、暗い海を明るく照らす灯台が求められていた。 小さな光を効率よく、より遠くまで届けるにはどうすればいいか――その難題に挑んだのがオーギュスタン・ジャン・フレネルだった。 多くの命を救い、人々を魅了し、世界中に広まった「フレネルレンズ」とは何か。 いわゆるオタクで内気だった青年が、信念を貫いて築きあげた19世紀の偉大な業績に迫る。
門田先生の3Dプリンタ入門 何を作れるのか、どう役立つのか
門田先生の3Dプリンタ入門 何を作れるのか、どう役立つのか
著:門田 和雄
ブルーバックス
技術教育講座の准教授で、ものづくりの市民工房「ファブラボ」のディレクターでもある著者が、3Dプリンタの原理や構造、利用法などを一般向けにやさしく解説する。3Dプリンタの普及と共に盛り上がる「ものづくり」の現状や今後の展望もひと通り理解できる。これ一冊であなたも「メイカーズ」の仲間入り。 本書は、3Dプリンタのしくみや用途、3Dプリンタの普及とともに盛り上がる「ものづくり」の現状などを解説し、「3Dプリンタで何を作れる?」「3Dプリンタは何の役に立つ?」といった素朴な疑問に答えるものです。 技術教育講座の准教授で、ものづくりのための市民工房「ファブラボ」のディレクターでもある著者ならではの視点で、海外における3Dプリンタへの取り組み方、3Dプリンタと学校教育の関係、3Dプリンタを中心とした近年の「ものづくり」ブームを冷静に俯瞰して紹介していきます。
電子あり
輪廻する宇宙 ダークエネルギーに満ちた宇宙の将来
輪廻する宇宙 ダークエネルギーに満ちた宇宙の将来
著:横山 順一
ブルーバックス
インフレーションとビッグバンからはじまったこの宇宙はこれからどう進化していくのか。一般相対性理論と場の量子論に立脚した現代宇宙論は、わたしたちの想像をはるかに越えた宇宙の将来を予言する。宇宙のはじまりと終わりを結びつけて宇宙を再生しようとする、現代物理学の挑戦を分かりやすく解説。 現代物理学は宇宙を生まれ変わらせることができるか? インフレーションとビッグバンからはじまったこの宇宙はこれからどう進化していくのか。一般相対性理論と場の量子論に立脚した現代宇宙論は、わたしたちの想像をはるかに越えた宇宙の将来を予言する。宇宙のはじまりと終わりを結びつけて宇宙を再生しようとする、現代物理学の挑戦を分かりやすく解説。
電子あり
世界で生きぬく理系のための英文メール術 短く、正確に、要点を押さえて
世界で生きぬく理系のための英文メール術 短く、正確に、要点を押さえて
著:吉形 一樹
ブルーバックス
「英語力」より「想定力」!たった1通で用件が「伝わるメール」と、何度往復しても「伝わらないメール」。ポイントは、「相手の反応」を先読みできるか否かにある。メッセージを明確に理解させ、相手の行動を促すには、「予想される質問」に事前に答えておくこと!効率的に自問自答できるフローチャートで、グローバルに通用する英文メールが誰でもすぐ書ける。 仕事の効率と業績が劇的に変わる! 多国籍企業で30年超の実績を誇る英文コミュニケーションのプロが極意を披露! 「英語力」より「想定力」を磨け! たった1通で用件が「伝わるメール」と、何度往復しても「伝わらないメール」。 ポイントは、「相手の反応」を先読みできるか否かにある。 メッセージを明確に理解させ、相手の行動を促すには、「予想される質問」に事前に答えておくこと! 効率的に自問自答できるフローチャートで、グローバルに通用する英文メールが誰でもすぐ書ける。 「伝わる人」は、こう書いている。 ・「具体的で」「明確な」言葉を使う。 ・動作を強調する「能動態」で書く。 ・1文は17語まで。 ・1パラグラフは6行。 ・添付ファイルは使わない。 ……ほか、見逃せないテクニック満載。
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Q&A 火山噴火 127の疑問 噴火の仕組みを理解し災害に備える
Q&A 火山噴火 127の疑問 噴火の仕組みを理解し災害に備える
編:日本火山学会
ブルーバックス
2014年の御嶽山噴火から1年間で10万PVを超えた話題の『Q&A 火山噴火』を改訂。災害対策などの最新情報を追加! 今すぐ知りたい情報が満載! 戦後最大の火山災害を引き起こした御嶽山の噴火から一年になります。箱根山、口永良部島、浅間山、桜島など、つぎつぎと火山活動が活発化し日本列島に異変が起きているのでは?――東日本大震災の影響なのか、富士山は噴火しないのか、火山災害からどう身を守ればよいのか、噴火予知は可能なのか、御嶽山、箱根山、桜島はこれからどうなるのか、世界の火山の総数は、有珠山、三宅島、雲仙普賢岳はだいじょうぶか、富士山が噴火したときの災害規模は――火山にまつわるさまざまな疑問に火山学者が真摯に回答します! 2014年の御嶽山噴火から1年間で10万PVを超えた話題の『Q&A 火山噴火』を改訂。災害対策などの最新情報を追加!
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日本酒の科学 水・米・麹の伝統の技
日本酒の科学 水・米・麹の伝統の技
著:和田 美代子,監:高橋 俊成
ブルーバックス
日本酒はワインではありません。日本酒なのです。なにを言っているかって。それは醸造法がわかれば納得。仕込みのときに自然の乳酸菌の増殖を待つ、昔ながらの「生もと」の酒は格別だという。日本酒のことがわかると、今宵の酒も一味ちがってくるにちがいない。 日本酒再発見! 日本酒ほどいろいろな料理に合う酒はない。鍋、ウナギ、焼き鳥、刺身に天ぷら……、中華、洋食、チーズ、そして塩をつまみに。日本酒の歴史は古く、収穫祭にあたる宮中祭祀の新嘗祭では、酒造りの儀式も執り行われるほど伝統を受け継いだまさに日本人のための酒なのだ。 「甘口」「辛口」の基準とは?  「冷や」とは「冷やした酒」のこと? 燗酒に合う酒は甘口か辛口か? 樽酒が脂っこい料理に適しているのはなぜ? など、日本酒をとことん知り尽くすための一冊。
電子あり
「P≠NP」問題 現代数学の超難問
「P≠NP」問題 現代数学の超難問
著:野崎 昭弘
ブルーバックス
20世紀、急速に進化・発展したコンピュータの世界。コンピュータに計算させるためのプログラム、その基になるアルゴリズムの理論が誕生した。アルゴリズム、そして計算量の理論から生まれた「多項式時間(P)で解ける」とは。そして、「非決定性多項式時間(NP)で解ける」とはどういうことか。ミレニアム問題の1つ、現在でも未解決の数学の難問を、コンピュータの歴史からさかのぼって説明します。 現代社会において、あらゆるところに利用され、なくてはならない存在のコンピュータ。遥か昔、計算をするためだけの道具だった計算機は、歴史とともに発展し、現代のコンピュータの姿となったが、いまでももの凄いスピードで進化し続けている。 このコンピュータの発展とともに生まれたのが、計算の方法・手順を考えるアルゴリズムの理論や、そして計算量の理論だ。計算の複雑さからアルゴリズムの評価が検討され、問題を解く上での基本ステップの実行回数から時間計算量が考えられてきた。 ある問題のアルゴリズムが作れたからといって、その問題がきれいに簡単に解けるのだろうか? --答えはNOだ。問題を解くアルゴリズムを作れたからといって、実際にコンピュータに計算させたら、果てしない時間(例えば地球の寿命を超えるような時間)がかかってしまうような問題もある。 「問題が解ける・解けない」「計算できる・計算できない」を考えたとき、問題の難易度によって、クラスPの問題とかクラスNPの問題とかにクラス分けができる。このクラスPとクラスNPが完全に一致するかどうかを決めるのが、P≠NP問題である。1971年以来、多くの数学者が挑戦し続けているが、P≠NP(PとNPが一致しない)であるか、P=NP(PとNPが一致する)であるか、どちらも証明されていない。現代数学における未解決の超難問である。 本書は、コンピュータの歴史から、アルゴリズム理論、計算量理論を経て、「P≠NP問題」を丁寧に解説し、2000年にアメリカのクレイ研究所がミレニアム問題として懸賞金を懸けた7つの難問の一つ、「P≠NP問題」に迫ります。
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天野先生の「青色LEDの世界」 光る原理から最先端応用技術まで
天野先生の「青色LEDの世界」 光る原理から最先端応用技術まで
著:天野 浩,著:福田 大展
ブルーバックス
本当にすごいのはこれからだ! 青色LED技術の核心が分かる。1500回を超える実験の末に生まれた青色LEDの本体、窒化ガリウム結晶。今では電力ロスを10分の1に減らすパワー半導体や、水問題を解決する水質浄化装置など、たんなる「照明」にとどまらない多様な可能性に世界が注目しています。青色LEDはなぜ夢のある技術なのか、その原理と研究の最前線を開発者自らが分かりやすく紹介します。 本当にすごいのはこれからだ! 青色LED技術の核心が分かる。 1500回を超える実験の末に生まれた青色LEDの本体、窒化ガリウム結晶。今では電力ロスを10分の1に減らすパワー半導体や、水問題を解決する水質浄化装置など、たんなる「照明」にとどまらない多様な可能性に世界が注目しています。青色LEDはなぜ夢のある技術なのか、その原理と研究の最前線を開発者自らが分かりやすく紹介します。
電子あり
薬学教室へようこそ いのちを守るクスリを知る旅
薬学教室へようこそ いのちを守るクスリを知る旅
著・編:二井 將光
ブルーバックス
クスリの飲み方、クスリの高等の副作用・代謝、創薬について知りたい、薬学部を目指したい、薬剤師になりたい、そんな人たちのための薬学の入門書。クスリを知る旅にいっしょに出かけませんか。 自然の恵みから始まったクスリについて理解し、私たちが出会うクスリのしくみ、創薬の研究の過程や、高齢社会とクスリの問題について考えます。医療に関わる薬剤師になるために何を学び、どうすればいいのか指南しながら、生物学や化学がいかに創薬に貢献しているか、またクスリが人類の生存にとっていかに大切かを解説。さまざまな例を紹介し、クスリについての正しい理解を深めていきます。 クスリを知ることは、未知の病に備える最大の防御となる!
電子あり
光と重力 ニュートンとアインシュタインが考えたこと 一般相対性理論とは何か
光と重力 ニュートンとアインシュタインが考えたこと 一般相対性理論とは何か
著:小山 慶太
ブルーバックス
1665年、ペストの流行で閉鎖された大学を去り、孤独の中で次々と大発見を成し遂げたニュートン。それから240年後、特許庁で働きながらひとりで特殊相対性理論を作り上げたアインシュタイン。ともに孤独を愛し、研究に没頭することを好んだ二人の天才をとらえたテーマ「光」と「重力」を通して、彼らの思考にせまります。(ブルーバックス・2015年8月刊) 1665年、ペストの流行で閉鎖された大学を去り、孤独の中で次々と大発見を成し遂げたニュートン。 それから240年後、特許庁で働きながらひとりで特殊相対性理論を作り上げたアインシュタイン。 物理学の礎を築いた二人の生い立ちと業績を比較すると、そこにはいくつもの共通点が見えてきます。ともに孤独を愛し、研究に没頭することを好んだ二人の天才をとらえたテーマ「光」と「重力」を通して、彼らの思考にせまります。
電子あり
心臓の力 休めない臓器はなぜ「それ」を宿したのか
心臓の力 休めない臓器はなぜ「それ」を宿したのか
著:柿沼 由彦
ブルーバックス
一日10万回もの拍動を生涯続ける心臓はなぜ過労死しないのか? 謎に挑んだ著者らが遭遇した、進化の過程で心臓に埋め込まれた絶妙のシステム。薬剤によらない簡単な措置だけで、「心筋梗塞マウス」の9割以上を生存させた、その驚くべき力とは?いったい何が発見されたのか? こちらから著者へのインタビューが読めます。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44829 私たちの心臓は、一日に10万回、生涯ではおよそ30億回もの拍動を繰り返している。 活性酸素という猛毒にも曝されながら、なぜ心臓は過労死しないのだろうか?  従来、その理由とされてきた定説には、じつは見過ごされていた大問題があった。 その謎が解けなければ、「心臓が死なない理由」は説明できないのである。 忘れられていたミステリーに挑んだ著者が遭遇した、身震いするような事実。それは、 30億年の進化の過程で心臓に埋め込まれた、絶妙のシステムの存在を物語っていた。 心臓を癒すそのシステムにはさらに、日本人の死因ではがんに次いで多い「虚血性心疾患」への、 劇的な対抗策となりうる力が秘められていた。 薬剤を使わず、簡単な措置だけで「心筋梗塞マウス」の9割以上を生存させるその驚くべき力とは? 世界に先駆けて心臓のNNCCS機能を発見した著者による、初の一般向け解説書。 いったい何が発見されたのか? こちらから著者へのインタビューが読めます。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44829
電子あり
直感を裏切るデザイン・パズル 脳と勝負する
直感を裏切るデザイン・パズル 脳と勝負する
著:馬場 雄二
ブルーバックス
不思議な視覚現象を使った「デザイン・パズル」。直感では解けない、あっと驚く傑作を集めました。普段、視覚からの情報や直感に頼ってばかりいると、誤った判断をしてしまうことは意外と多いもの。デザイン・パズルを解くことで、普段は使わない脳の部分が活性化され、あなたの潜在的な「直感力」を鍛えます。子供からビジネスマン、もの忘れが気になってきた方まで。(ブルーバックス・2015年8月刊) 不思議な視覚現象を使った「デザイン・パズル」。 直感では解けない、あっと驚く傑作を集めました。 普段、視覚からの情報や直感に頼ってばかりいると、誤った判断をしてしまうことは意外と多いもの。デザイン・パズルを解くことで、普段は使わない脳の部分が活性化され、あなたの潜在的な「直感力」を鍛えます。 本書では、目の錯覚「錯視」を使ったパズルを中心に、空間認識力を試すパズル、紙とペンを使って解くパズル、数字を使って発想力を強化するパズルの4種類のデザイン・パズルを紹介。 子供からビジネスマン、もの忘れが気になってきた方まで。
電子あり
リーマン予想とはなにか 全ての素数を表す式は可能か
リーマン予想とはなにか 全ての素数を表す式は可能か
著:中村 亨
ブルーバックス
数学の未解決問題の中で最も人気のあるのが「リーマン予想」です。しかし、他の未解決問題と同様に、リーマン予想も難解です。「素数に関係している」「ゼータ関数のゼロ点が問題らしい」ということは聞いたことがあっても、その全体像の理解まではなかなか到達できません。本書は、そのような数学好きの読者に、リーマン予想の全体像とその意味をていねいに解説します。(ブルーバックス・2015年8月刊) 「リーマン予想」というのは、今から150年ほど前に生まれた数学の問題です。問題文としては今でも、当時と変わっていません。150年間何も変わっていないのなら、この間数学者は怠けていたのでしょうか? もちろんそんなことはありません。多くの数学者が、血のにじむような努力を重ねてきました。関連する研究の成果は、数学の世界を大きく変えてきています。それでも、いまだ解かれていない難問なのです。  それでは、リーマン予想とはどのような問題でしょうか。  それは、「リーマンのゼータ関数と呼ばれる複素数の関数の値が、どのような場合に0(零)になるか」という問題です。リーマンは、このような場所がどこであるかを予想したのですが、彼自身はそのことを証明することはできませんでした。そこで、後世にそれが正しければ証明し、間違いであれば反例を示すことが問題として残ったのです。  しかし、ある関数の性質が、どうしてそこまで重要な問題になるのでしょうか?  実は、リーマンのゼータ関数がどのような場合に0になるかを完全に知ることによって、原理的には「全ての素数を知ることができる」ようになるのです。  素数は、古代ギリシャの昔から、人々の興味を惹いてきました。それでも疑問は次々にわいてきます。素数の全てを知ることができれば、これまでにわからなった素数に関する多くの事柄がわかることになります。また、素数にまつわる新たな発見ももたらされるでしょう。そのような期待があるからこそ、ここまでリーマン予想が注目されるのです。
電子あり
確率を攻略する ギャンブルから未来を決める最新理論まで
確率を攻略する ギャンブルから未来を決める最新理論まで
著:小島 寛之
ブルーバックス
現代における確率の貢献度はめざましいものがある。科学分野はもちろん、保険、債券、株式、通貨為替そしてデリバティブズと呼ばれる金融商品など、社会的な制度や金融分野にまで、確率の理論は応用されている。およそ300年前のギャンブルの確率から21世紀の最新理論まで、確率を知り尽くした著者が一気に解説する。「確率とは何だろうか?」 確率の本質をつかみとり、確率の深遠さを楽しめる一冊。  「確率とは何だろうか?」 ――確率とは、不確実な出来事の「起こりやすさ」を数値化したものである。  しかし、これが現代においては、パーフェクトな答えなのだろうか!?  現代における確率の貢献度はめざましいものがある。確率を知り尽くした著者は本書の中でこう語っている。 「現代のいくつかの学問分野では、確率は主要な役割を演じている。まず、物理学では、ミクロの物質(電子や中性子など)の振る舞いが確率的なものであることが解明され、その確率法則も正確にわかった。現代の電子的な技術は、このミクロの確率法則を縦横無尽に利用したものだと言える。次に、生物学の世界では、確率は今や主役と言える。遺伝子の変異が確率的であり、その確率法則を利用することで、進化のプロセスや種の分岐の歴史、そして遺伝病やウイルスの拡散の様子が解明されることとなった。  確率理論による革新は、科学分野に留まらない。社会的な制度の中にも確率の理論は活かされている。例えば、生命保険や火災保険などのさまざまな保険は、高度な確率計算によって支えられている。また、金融分野での確率理論の応用は華々しい。債券や株式や通貨為替などの古典的な金融商品に加えて、デリバティブズ(金融派生商品)と呼ばれる複雑な仕組みの金融商品が考え出され、日々売り買いされている。今や人々の資産を維持し運用するためには、確率理論は欠かせないものとなっているのである。もっと極論するなら、金持ちになるには確率を学ばないといけない、ということだ。」  およそ300年前、ギャンブルから生まれた確率は、いまやこれほどまでに進歩、発展し、高度化している。本書の狙いは「確率の本質をつかみとる」こと。  本書では、多くの数学者たちが、困難にぶつかるたび、次の新たな確率の理論を作り上げてきた歴史を読み解き、4つの確率の捉え方を丁寧に解説する。4つの捉え方とは、「頻度論的確率」「数学的確率」「主観的確率」「ゲーム論的確率」である。300年前のギャンブルの確率から21世紀の最新理論まで、ときには不思議でときには厳しい確率の世界。確率の本質をつかみとり、確率の深遠さを楽しんでもらえる一冊です。
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SNSって面白いの? 何が便利で、何が怖いのか
SNSって面白いの? 何が便利で、何が怖いのか
著:草野 真一
ブルーバックス
フェイスブックにツイッター、LINEなど、「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」を使ったことのない人にとってSNSはなんともつかみどころがないものだ。今さら誰にもきけないし、何からきけばよいかわからない。本書では、そうした未経験者のためにSNSが出てきた経緯から、しくみ、メリット、リスクなどを平易に解説する。使わなくてもSNSの概要がわかってくる。 テレビのニュースや新聞記事の中で、フェイスブックやツイッター、LINEといった「SNS」(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の名前が出てくることは珍しくありません。たとえば、「アメリカの大統領がツイッターを始めました」「この番組のフェイスブックページもどうぞご覧ください」「事件にかかわった少年たちは通信ソフトLINEでやり取りしていました」といったものです。SNSを使ったことがない人にとっては、「なんだかわからないけど、新しいものがひろまっている」、という印象かもしれません。 いつの間にか普及している感のあるSNSですが、普及した経緯を追うと、インターネットやコンピュータといったIT関連のテクノロジーの発展と深く関係(特にスマホとの)していることがわかります。 また、SNSの用途が、わたしたちの日常生活ですでに行っていた行動だったことも見逃せません。「情報を仕入れる」「仕入れた情報を人に伝える」「誰かに連絡を取る」「誰かと意見交換する」といったことを、SNSによってより簡単に行えるようになったのです。 SNSが普及することによって、さまざまな分野で影響が出てきています。影響の規模は、表面上わかりにくいのですが、社会全体の変化につながっています。 本書では、フェイスブックやツイッター、LINEなどの操作方法についての解説はありません(操作方法は、運営会社の都合でたびたび変更されます)。 その代わり、SNSが出てきた経緯、しくみ、メリット、リスクについて、わかりやすい例を交えながら紹介していきます。本書を読むことで、フェイスブックやツイッター、LINEなどを実際に使ってみなくても、「どういうものなのか」がわかります。
電子あり
地球を突き動かす超巨大火山 新しい「地球学」入門
地球を突き動かす超巨大火山 新しい「地球学」入門
著:佐野 貴司
ブルーバックス
2009年、日本から約1500キロメートル東の太平洋の深海底で高さ30キロメートル、面積は日本の国土に匹敵する超巨大火山が見つかった。1億年以上前にはこうした超巨大火山があちらこちらで活発に噴火活動をして、 大地を引き裂きながら、広大な大地を形成し、いまの地球をつくりあげてきたと考えられている。いったい超巨大火山はどうやってつくられたのか? マグマがつくられ、大地が形成され、大陸は時々刻々動き続けている 2009年、日本から約1500キロメートル東の太平洋の深海底で高さ30キロメートル、面積は日本の国土に匹敵する超巨大火山が見つかった。1億年以上前にはこうした超巨大火山があちらこちらで活発に噴火活動をして、大地を引き裂きながら、広大な大地を形成し、いまの地球をつくりあげてきたと考えられている。いったい超巨大火山はどうやってつくられたのか? じつは超巨大火山こそが地球の全マントルを循環させ、 地球を突き動かしてきた張本人だったとしたら……。大陸移動やプレートテクトニクスの原動力を生み出すマグマとマントルと地球内部のふしぎな関係が見えてくる。
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謎解き・津波と波浪の物理 波長と水深のふしぎな関係
謎解き・津波と波浪の物理 波長と水深のふしぎな関係
著:保坂 直紀
ブルーバックス
先を急ぐ波、ゆっくり進む波。孤高の波、群れる波。生まれたての波、成熟した波。そして、海底を感じる波、感じない波――。波が海底を感じるとはどういうことか? 波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは? 身近なふしぎ現象を、数式なしでわかりやすく解き明かす。 海底を感じるかどうか、それが問題だ! 広大な海をわたる波には、2つの種類がある。 「海底を感じる波」と、「海底を感じない波」だ。 時速700kmもの猛スピードで進む津波は、つねに海底を感じている。 南極近海で生まれ、アメリカ西海岸へと到達する「うねり」は、海底を感じることなく1万kmもの長旅をこなす。 波が海底を感じるとはどういうことか? 波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは? 身近なふしぎ現象を、数式なしでわかりやすく解き明かす。 ご存じですか? 波の意外な素顔。 ・波はどう成長するのか?――波にも「年齢」がある! ・「停止した波」はなぜ存在しない?――これ以上遅くなれない「最低スピード」がある! ・海水浴で危ないのはどこ?――「波の静かな場所」が要注意! ・「波の高さ」って?――じつは、予報の2倍の高さの波が来る!
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