新刊書籍

レーベルで絞り込む

泣き虫セックス~コピー室で後輩くんと~ LOVE STORM
2015.03.27発売
泣き虫セックス~コピー室で後輩くんと~ LOVE STORM
著:市川しんす
ついに見つけためちゃくちゃ気持ちいいセックスができるソウルメイトかもしれない人。奥さんがいるけど、離婚をして私と結婚してくれるって言ってくれてる。その言葉を聞いてもう1年が経とうとしている。でも2人の明るい未来のために、その言葉を信じて待つの。次の日、まさかこんなことになるなんて思ってもいなかった……。
電子のみ
チベット旅行記 合本版
2015.03.27発売
チベット旅行記 合本版
著:河口 慧海
仏教の原典を求めて、1900年当時厳重な鎖国をしていたチベットに、困難を乗り越えて、単身入国・帰国を果たした河口慧海師の旅行記です。最高の旅行記にして、生活・風俗・習慣の的確な記録として、チベット研究の第一級の基本文献です。『西蔵旅行記』(1904、博文館)を底本とし、挿絵も全点収録しています。また、改訂版(1940年)と英訳本(1909年)も参照し、完全な形になっています。 仏教の原典を求めて、1900年当時厳重な鎖国をしていたチベットに、身に降りかかるさまざまな困難を乗り越えて、単身入国・帰国を果たした河口慧海師の旅行記です。 旅行記としてのおもしろさも第一級ですが、チベットの生活・風俗・習慣の的確な記録となっており、チベット研究の第一級の基本文献にもなっています。 チベット行を決心してから日本を出立するまでの準備。カルカッタ(コルコタ)での語学や物品の調達を経て、ヒマラヤに分け入ります。寒さ、盗賊、野生動物、厳しい地形、国境越えの苦労などを乗り越え何とかチベットに入国。厳重な警備の目をくぐり抜け、チベット第二の都市シカチェからラサへの道中。ラサに潜入した慧海は、チベット人を名乗り、医者として薬などを処方し、大活躍。ついには、法王に召されその盛名がますます高くなります。ラサの生活やチベット外交にも詳しくなります。しかしついに、素性が露顕しそうになり、チベット脱出を決意します。貴重な資料を持ち、幾重にも張り巡らされた関門を奇跡的にくぐり抜け、英領インドに到着し、日本へ帰国するまでの波瀾万丈の旅の記録です。 本書は、『西蔵旅行記』(1904、博文館)を底本とし、ノーカット版で、挿絵も全点収録しています。また、改訂版(1940年)と英訳本(1909年)も参照し、より完全な形になっています。学術文庫で五巻本で刊行されていたものを二巻本に再構成しました。
電子のみ
ヒトはいかにして生まれたか 遺伝と進化の人類学
2015.03.27発売
ヒトはいかにして生まれたか 遺伝と進化の人類学
著:尾本 恵市
講談社学術文庫
人類学の泰斗が、近年の遺伝学の成果を取り入れ、「ヒトの誕生」への道のりを語る。古代ギリシャの哲人を悩ませた「なぜサルはヒトに似ているか」という問題に、ダーウィンの進化論がひとつの答えを提示し、20世紀の半ば以降は、DNAと進化の関係が探究されてきた。「毛がない」ことの意味、人類学からみた「雪男の謎」、ヒトの特徴である「ネオテニー」「自己家畜化」とは。文系・理系を融合した「新しい人類学」を提唱する。 「ヒト」とはそもそも何か。二足歩行をする「人類」が誕生したとき、DNAのレベルでは、何が起こっていたのか――。人類学の泰斗が、近年の遺伝学の成果を取り入れ、「ヒトの誕生」への道のりを語る。 古代ギリシャの哲人を悩ませた「なぜサルはヒトに似ているか」という問題に、ひとつの答えを提示したのが、ダーウィンの進化論だった。20世紀の半ば以降、DNAの発見によって「進化」と「遺伝子」の関係が探究されるようになるが、人類学と遺伝学は簡単に接続できるものではなかった。ヒトとチンパンジーが遺伝子はよく似ているのに姿は全く違うのに対し、カエルは遺伝的に大きな差異があっても姿はそっくりという例にみるように、遺伝子の進化と形態の進化は一致しないのだ。 こうした人類誕生にまつわる「遺伝」と「進化」の関係を、「進化の中立説」「遺伝距離」「構造遺伝子と調節遺伝子」などの用語を使いつつ、やさしく解説する。 二足歩行と脳の発達はどちらが先か、「毛がない」ことの意味、人類学からみた「雪男の謎」、ヒトの特徴である「ネオテニー」「自己家畜化」とは何か、など豊富な話題をまじえて、文系・理系を融合した「新しい人類学」を提唱する。 『ゲノムから進化を考える5 ヒトはいかにして生まれたか』(岩波書店、1998年刊)の文庫化。
電子あり
日本人のための英語学習法
2015.03.27発売
日本人のための英語学習法
著:松井 力也
講談社学術文庫
英語を理解するということは、単に単語を覚えればいいのではなく、英語ネイティブたちの頭の中にある、英語によって切り取られた世界の成り立ち、そのイメージを捉える必要がある。他言語に比べても、英語の世界観と日本語の世界観の間には、乖離がある。本書では英語の世界観、英語ネイティブの思考方法について考え、その先で、英文法の原理を探り、動詞、名詞、前置詞などの根本的な役割について、とことん平易に説明する。
電子あり
伊藤博文 近代日本を創った男
2015.03.27発売
伊藤博文 近代日本を創った男
著:伊藤 之雄
講談社学術文庫
初代総理大臣として内閣制度を創設し、みずから中心となって大日本帝国憲法を制定しながら、木戸孝允や岩倉具視らの間をたくみに世渡りして出世した「軽佻浮薄」な人物、あるいは、旧憲法によって民主化の道を狭め、韓国では民族運動を弾圧した権力者、といったイメージで語られてきた伊藤博文。日本近代政治史の第一人者である著者が、歴史学の最新成果をふまえて、伊藤の全生涯と「剛凌強直」たる真の姿を描き切る、決定版評伝。 初代総理大臣として内閣制度を創設し、みずから中心となって大日本帝国憲法を制定した伊藤博文の本格的評伝。 幕末維新、岩倉使節団、西南戦争、明治十四年の政変、条約改正、立憲政治の確立、日清・日露戦争、そして韓国統治・・・。伊藤博文の68年の生涯は、近代日本の草創期にそのまま重なっている。まさに「近代日本を創った男」であるにもかかわらず、本書が登場するまで、伊藤の本格的評伝はほとんど書かれることがなかった。そればかりか、木戸孝允や岩倉具視ら有力者の間をたくみに世渡りして出世した「軽佻浮薄」な人物、あるいは、旧憲法によって民主化の道を狭め、韓国では民族運動を弾圧した権力者・・・といったイメージで語られ続けたのである。 本書で、日本近代政治史の第一人者である著者は、書簡や日記等の一次史料を渉猟し、歴史学の最新成果をふまえて、伊藤の全生涯と、「剛凌強直」たる真の改革者の姿を描き切った。その後の伊藤博文のイメージを一変させた決定版である。 (2009年に講談社から刊行された同名書籍の文庫化)
電子あり
日本仏教 思想のあゆみ
2015.03.27発売
日本仏教 思想のあゆみ
著:竹村 牧男
講談社学術文庫
聖徳太子、南都六宗、最澄・空海、鎌倉新仏教……。歴史的に仏教の展開の最終段階に位置し、高度な思想を展開した日本仏教。唯識や華厳の世界観、最澄や空海の即身成仏の思想、法然、親鸞、一遍らの念仏、道元の坐禅観、日蓮の唱題──。各宗派祖師の思想の概略をわかりやすく明らかにしながら、日本人のものの見方及び考え方の特質を描き出す一冊。(講談社学術文庫) 聖徳太子、南都六宗、最澄・空海、鎌倉新仏教……。歴史的に仏教の展開の最終段階に位置し、高度な思想を展開した日本仏教。唯識や華厳の世界観、最澄や空海の即身成仏の思想、法然、親鸞、一遍らの念仏、道元の坐禅観、日蓮の唱題──。各宗派祖師の思想の概略をわかりやすく明らかにしながら、日本人のものの見方及び考え方の特質を描き出す一冊。
電子あり
地名の研究
2015.03.27発売
地名の研究
著:柳田 國男
講談社学術文庫
日本は諸外国とくらべて地名が膨大であると説き、柳田は有名な「大きな地名」よりも、小字などの「小さな地名」に着目する。また、地名を新古の生活の必要によって命名する「利用地名」、自分の土地だと宣言するための「占有地名」、地名を分割して名付ける「分割地名」に分類。それぞれの特徴は何か。地名学の源流となった名著。(解説・中沢新一)(講談社学術文庫) 日本は諸外国とくらべて地名が膨大であると説き、柳田は有名な「大きな地名」よりも、小字などの「小さな地名」に着目する。また、地名を新古の生活の必要によって命名する「利用地名」、自分の土地だと宣言するための「占有地名」、地名を分割して名付ける「分割地名」に分類。それぞれの特徴は何か。地名学の源流となった名著。(解説・中沢新一)
電子あり
最暗黒の東京
2015.03.27発売
最暗黒の東京
著:松原 岩五郎
講談社学術文庫
明治中期の下層民の生活を克明に記録したルポルタージュ。徳富蘇峰の「国民新聞」に連載され、明治26年11月に民友社より刊行された。文明開化に沸き、日清戦争を目前にして「一等国」入りしつつあった明治日本の帝都には、すでに都市開発と経済成長に取り残された「貧民窟」がいくつも形成されていた。「東京論」の一つの視座として、また、現代の「格差社会」を考えるためにも必読の書。巻末解説を坪内祐三氏が執筆。 明治中期の東京に暮らす下層民の生活ぶりを克明に記録したルポルタージュ。明治25年(1892)11月から、徳富蘇峰の「国民新聞」に断続的に連載され、明治26年11月に民友社より刊行された。 「御一新」以来の文明開化に沸き、日清戦争を目前に控えて「一等国」に仲間入りしようとしていた明治日本の帝都の陰には、すでに都市開発と経済成長に取り残された人々が密集する「飢寒窟(貧民窟)」がいくつも形成されていた。そこに生きる人々の暮らしを、住居、食生活、生業から、日々の喧嘩のネタ、ただよう匂いまで、生々しく伝える本作は、横山源之助の『日本の下層社会』とならぶ明治記録文学の傑作である。「東京論」の一つの視座として、また、いまに続く「格差社会」を考えるためにも必読の書。 巻末解説を、坪内祐三氏が執筆。 〔原本:『最暗黒之東京』 民友社 明治26年(1893)刊〕
電子あり
相楽総三とその同志
2015.03.27発売
相楽総三とその同志
著:長谷川 伸
講談社学術文庫
作家・長谷川伸は幕末の「赤報隊」隊長・相良総三の軌跡を追い、草莽の志士たちの生死をたどることで「歴史」というものの姿をあらわしました。明治維新について記された書物はあまたありますが、その叙述の志の高さにおいて本書をこえるものはまずないでしょう。軽薄で声高な「改革史観」がはびこりつつある昨今、「偽官軍」の悲劇をあますところなく描いた本書がふたたび多くの読者に迎えられることを切望します。 相楽総三は幕末に尊王攘夷の志をもち、薩摩の西郷隆盛らと往来して倒幕運動に従事した男です。戊辰戦争の際には「赤報隊」を結成。「年貢半減」を掲げて東山道を進軍していったところ新政府の方針変更(裏切り)によって「偽官軍」とされ下諏訪で刑死しました。享年30。  作家・長谷川伸は相楽の軌跡を追い、草莽の志士たちの生死をたどることで「歴史」というものの姿をあらわしました。明治維新について記された書物はあまたありますが、その叙述の志の高さにおいて本書をこえるものはまずないでしょう。  以下は長谷川による「自序」の一部です。すべてはこれに尽きています。軽薄で声高な「改革史観」がはびこりつつある昨今、本書がふたたび多くの読者に迎えられることを切望します。  相楽総三という明治維新の志士で、誤って賊名のもとに死刑に処された関東勤王浪士と、その同志であり又は同志であったことのある人々のために、十有三年間、乏しき力を不断に注いで、ここまで漕ぎつけたこの一冊を、「紙の記念碑」といい、「筆の香華」と私はいっている。  明治維新の鴻業は公卿と藩主と藩士と、学者、郷士、神道家、仏教家とから成ったの如く伝えられがちであるが、そして又、関東は徳川幕府の勢力地域で、日本の西は討幕、東は援幕と印象づけられがちだが、その二ツとも実相でないことを『相楽総三とその同志』は事実に拠って弁駁表明している。士・農・工・商という称呼で代表している、全日本のあらゆる級と層から出て明治維新の大業が成ったのが実相で、そういう観かたを余りにもしないわれらの習癖に対し、無言の体当りを食わせた意味をもたない訳でもないのである。
電子あり
チベット旅行記(下)
2015.03.27発売
チベット旅行記(下)
著:河口 慧海
講談社学術文庫
仏教の原典を求めて、1900年当時厳重な鎖国をしていたチベットに、困難を乗り越えて、単身入国・帰国を果たした河口慧海師の旅行記です。最高の旅行記かつ、生活・風俗・習慣の的確な記録として、チベット研究の第一級の基本文献です。『西蔵旅行記』(1904、博文館)を底本とし、挿絵も全点収録しています。また、改訂版(1940年)と英訳本(1909年)も参照し、完全な形になっています。 仏教の原典を求めて、1900年当時厳重な鎖国をしていたチベットに、身に降りかかるさまざまな困難を乗り越えて、単身入国・帰国を果たした河口慧海師の旅行記です。 旅行記としてのおもしろさも第一級ですが、チベットの生活・風俗・習慣の的確な記録となっており、チベット研究の第一級の基本文献にもなっています。 チベット行を決心してから日本を出立するまでの準備。カルカッタ(コルコタ)での語学や物品の調達を経て、ヒマラヤに分け入ります。寒さ、盗賊、野生動物、厳しい地形、国境越えの苦労などを乗り越え何とかチベットに入国。厳重な警備の目をくぐり抜け、チベット第二の都市シカチェからラサへの道中。ラサに潜入した慧海は、チベット人を名乗り、医者として薬などを処方し、大活躍。ついには、法王に召されその盛名がますます高くなります。ラサの生活やチベット外交にも詳しくなります。しかしついに、素性が露顕しそうになり、チベット脱出を決意します。貴重な資料を持ち、幾重にも張り巡らされた関門を奇跡的にくぐり抜け、英領インドに到着し、日本へ帰国するまでの波瀾万丈の旅の記録です。 本書は、『西蔵旅行記』(1904、博文館)を底本とし、ノーカット版で、挿絵も全点収録しています。また、改訂版(1940年)と英訳本(1909年)も参照し、より完全な形になっています。学術文庫の五巻本を上下二巻本に再構成して刊行しました。
電子あり
やさしい女・白夜
2015.03.27発売
やさしい女・白夜
著:ドストエフスキー,訳:井桁 貞義
講談社文芸文庫
小金にものを言わせ若い女を娶った質屋がその妻に窓から身投げされ、テーブルの上に安置された遺体を前に苦渋に満ちた結婚生活を回想する――。人を愛すること、その愛を持続することの困難さを描いたドストエフスキー後期の傑作「やさしい女」とヴィスコンティによる映画化で知られる初期の佳品「白夜」を読みやすい新訳で収録。 ロシア文学の実験精神が到達した高み 新訳による中篇2作収録 小金にものを言わせ若い女を娶った質屋がその妻に窓から身投げされ、テーブルの上に安置された遺体を前に苦渋に満ちた結婚生活を回想する――。人を愛すること、その愛を持続することの困難さを描いたドストエフスキー後期の傑作「やさしい女」とヴィスコンティによる映画化で知られる初期の佳品「白夜」を読みやすい新訳で収録。 井桁貞義 長篇小説で知られるドストエフスキーだが、同時に中篇小説の名手でもあった。そしてその文学的背景に、1840年代から1870年代にかけてのロシア文学全体に共通する表現方法(フォルム、ポエチカ)の真剣な模索があった。(略)ロシアの作家たちは人間そのものをとらえ、その心の動きを運動のまっただなかで表現することに向かっていた。(略)ここに訳出した2つの「愛をめぐる」中篇小説『白夜』(1848年)と『やさしい女』(1876年)も、そうしたロシア文学の模索の到達点を、それぞれに示したものと言える。――<「解説」より>
電子あり
アイヌ学入門
2015.03.27発売
アイヌ学入門
著:瀬川 拓郎
講談社現代新書
海を渡り北方世界と日本を繋ぐ大交易民族としてのアイヌ。中国王朝と戦うアイヌ。従来のステレオタイプを覆し、ダイナミックに外の世界と繋がった「海のノマド」としてのアイヌ像を様々なトピックから提示する。(講談社現代新書)  アイヌと聞くと、北海道の大自然の中で自然と共生し、太古以来の平和でエコロジカルな生活を送っていた民族というのが一般的なイメージでしょう。  しかし、これは歴史的事実を無視した全くの誤解に過ぎません。例えば中国が元の王朝だった時代、元朝は現在の沿海州地方に出兵し、その地でアイヌと戦争をしました。鷲羽やラッコの毛皮など、当時珍重されていた品々を調達するために北海道、樺太から沿海州にまで進出してきたアイヌの人々を排除するためでした。この事例からも窺えるように、中世のアイヌは大交易民族でした。奥州藤原氏が建立した中尊寺金色堂の金もアイヌがもたらしたものだった可能性があるのです。  著者によれば、アイヌは縄文の伝統を色濃く残す民族です。本州では弥生文化が定着したあとにも従来の縄文の伝統を守り、弥生に同化しなかった人々、それがアイヌだったのです。有名な熊祭りも、縄文の伝統を今に引き継いだものではないかと考えられています。  また、日本との交流も従来考えられていたよりもずっと緊密でした。アイヌ語で神を意味する「カムイ」が日本語からの借用語であることは有名ですが、それだけに止まらず、様々な面において日本由来の文物を自身の文化に取り入れていったのです。  本書では、従来のステレオタイプのアイヌ像を覆し、ダイナミックに外の世界と繋がった「海のノマド」としてのアイヌの姿を様々なトピックから提示します。
電子あり
世界に冠たる中小企業
2015.03.27発売
世界に冠たる中小企業
著:黒崎 誠
講談社現代新書
グローバル展開の戦略と秘密を大公開! 世界中の美容師や理容師から愛用されている鋏、世界20ヵ国以上に輸出されているニッパー、小惑星探査機「はやぶさ」や東京スカイツリーにも使われているばね、新幹線の車輪をつくる工作機械、紙幣印刷機の重要部品など、中小製造業24社の戦略と技術を明かす。中小企業の再生こそが、日本経済の大復活と地方創生のカギとなる。これが日本の底力だ! (講談社現代新書) 中小企業が日本経済を支えているのではない。 中小企業こそが日本経済の中核なのだ。 中小企業の再生こそが、日本経済の復活と地方創生のカギとなる! ------------------------------ グローバル展開の戦略と秘密を大公開! 世界中の美容師や理容師から愛用されている鋏、 世界20ヵ国以上に輸出されているニッパー、 小惑星探査機「はやぶさ」や東京スカイツリーにも使われているばね、 新幹線の車輪をつくる工作機械、紙幣印刷機の重要部品など、 中小製造業24社の戦略と技術を明かす。 これが日本の底力だ! ------------------------------ ◆中小企業が世界シェアトップの集団になるためのノウハウとは◆ ・新しい販路の開拓/量産品から高品質品へ ・原料へのこだわりと匠の技/辞任の時期を公言して改革に臨む ・大量注文にはいっさい応じない/在庫はムダではなく財産である ・受注平均ロットが5個でも儲かる理由 ・値引きしてまで売らない/営業部隊はいらない ・「もやもや」を聞き出すことから始める ・国内生産にこだわり中国・韓国には輸出しない ・計画生産はしない/社内メールで物事を決めるのは禁止 ・管理部門なんていらない/社員の8割が女性 ・経営破綻寸前からの復活 ・20年先を見越して技術を磨く ・大手の進出できない新たな市場を自らつくる ・他社と同じことをしていたら生き残れない ・営業構造を変える/心臓部は中国に移さない ほか
電子あり
女装と日本人
2015.03.27発売
女装と日本人
著:三橋 順子
講談社現代新書
ヤマトタケルの神話、中世の女装稚児、歌舞伎の女形、江戸の陰間、現代のニューハーフ……。 なぜ私たちは性別を越えたものに心ときめくのか? “女装”を軸に日本文化史を読み直す。(講談社現代新書) ヤマトタケルの神話、中世の女装稚児、歌舞伎の女形、江戸の陰間、現代のニューハーフ……。 なぜ私たちは性別を越えたものに心ときめくのか? “女装”を軸に日本文化史を読み直す。
電子あり
女たちの平安宮廷 『栄花物語』によむ権力と性
2015.03.27発売
女たちの平安宮廷 『栄花物語』によむ権力と性
著:木村 朗子
講談社選書メチエ
本書は、平安時代の摂関政治がどのように権力を生み出していったか、そのしくみについて女たちの後宮世界からみていくものです。その恰好の例として『栄花物語』を取り上げます。作者は歴史的事実をあえて無視したり操作することで、女であること・生むこと・母となることの連なりに走る裂け目こそが、男たちの世界をつくってはやがて掘り崩し、そうした変化が新しい権力構造を生みだしていくことをはからずも明らかにするのです。 本書は、平安時代の摂関政治がどのように権力を生み出していったか、そのしくみについて女たちの後宮世界からみていくものです。 平安時代の宮廷サロンが生み出した文学作品に、「歴史物語」とよばれるジャンルがあります。男たちが漢文で記す「正史」にたいして、女たちの使う仮名であらわしたものです。できごとを羅列する無味乾燥な「記録」にたいして、できごとを活き活きと語る「物語」です。 平安宮廷の表舞台は摂関政治に代表される男の世界ですが、周知のようにその根底を支えているのは男と女の性の営み、天皇の閨房にありました。摂政関白という地位は、天皇の外祖父が後見役になることで得られるものですから、大臣たちは次々と娘を天皇に嫁入りさせ、親族関係を築くことに必死でした。 そうした要請から、摂関政治は結果として一夫多妻婚を必然としました。後宮に集う女たちは、天皇の寵愛を得るために、そして天皇の子、とりわけ次代の天皇となる第一皇子を身ごもるために競いあいました。 天皇の後見と称して、その権限を乗っ取るようにして発揮する最大の権力が、天皇と女たちの情事に賭けられていたというのは、ずいぶんと滑稽な話ですが、「歴史」はそういうことをあからさまにしたりはしません。あくまで男同士の権力闘争として書くわけで、むしろその本質であるはずの、いくつものサロンの抗争や女たちの闘争は「物語」にこそ明らかになるのです。 その恰好の例が『栄花物語』です。作者は歴史的事実をあえて無視したり操作することで、女であること・生むこと・母となることの連なりに走る裂け目こそが、男たちの世界をつくってはやがて掘り崩し、そうした変化が新しい権力構造を生みだしていくことをはからずも明らかにします。 【目次】 はじめに なぜ『栄花物語』なのか 第一章 「オモテ」の権力と「ウラ」の権力 第二章 後宮からの出発 第三章 花山帝という存在 第四章 生む政治 第五章 女房・召人・乳母 第六章 システムの揺らぎを語る むすびに 院政期のはじまりへ
電子あり
「社会」のない国、日本 ドレフュス事件・大逆事件と荷風の悲嘆
2015.03.27発売
「社会」のない国、日本 ドレフュス事件・大逆事件と荷風の悲嘆
著:菊谷 和宏
講談社選書メチエ
20世紀初頭に日仏両国に勃発した二つの事件。冤罪被害者は、なぜフランスでは救われるのに、日本では救われないのか? 二大事件とそこに関わった人々のドラマを比較し、日本に潜む深刻な問題が白日の下にさらされる。「日本」という国家はなくても、日本という「社会」は存在できる。永井荷風の悲嘆を受けて、「共に生きること(コンヴィヴィアリテ)」を実現するための処方箋を示す、日本の未来に向けられた希望の書。 本書は、国家による冤罪事件として知られるフランスのドレフュス事件(1894-1906年)と日本の大逆事件(1910年)を取り上げ、日仏両国の比較を通して、日本に見出される問題が今日もなお深刻なまま続いていることを明らかにする。 スパイの嫌疑を受けて終身刑に処せられたユダヤ系の陸軍大尉アルフレッド・ドレフュスは、軍部や右翼との闘いの末、最終的に無罪になった。その背景に作家エミール・ゾラをはじめとする知識人の擁護があったことはよく知られている。一方、天皇暗殺計画を理由に起訴された24名が死刑宣告を受けた大逆事件では、幸徳秋水をはじめとする12名が実際に処刑されるに至った。 二つの事件に強く反応した永井荷風は、ゾラと自分を比較し、自分の情けなさを痛感した、と告白している。そこで刻み込まれた悲嘆の深さは、荷風に戯作者として隠遁生活を送ることを余儀なくさせるほどだった。 ここに見られる違いは、どうして生まれたのか。本書は、両事件を詳しく分析することで、その理由が日本には「社会」がないという事実にあることを突きとめる。「日本」というのは国家の名称に尽きるものではない。国家が存在しなかったとしても、社会は存在しうる。そして、国家が個人に牙を剥いてきたとき、社会は個人を救う力をもっている。しかし、この国には、国家はあっても社会はない。それが、ドレフュスは無罪になったのに、幸徳らは見殺しにされた理由である。 今日も何ら変わっていないこの事実に抗い、「共に生きること(コンヴィヴィアリテ)」を実現するための処方箋を示す、日本の未来に向けられた希望の書。
電子あり
ある豪農一家の近代 幕末・明治・大正を生きた杉田家
2015.03.27発売
ある豪農一家の近代 幕末・明治・大正を生きた杉田家
著:家近 良樹
講談社選書メチエ
幕末期、仁政イデオロギーのもと大庄屋として地域を指導していた仙十郎。彼はなぜ「万機公論」「四民平等」の新政府に期待し、そして失望したのか。自由民権運動に身を投じ、第一回衆議院選挙で国会議員となった定一を支えた杉田家の困窮。英学の修得に情熱を燃やし、新島襄・八重夫婦との交流を深めた鈴が体現する新しい女性像。従来の教科書的理解では、決してわからない日本の近代化の多面的な実相を描き出す。 越前一の豪農として知られた杉田家の父・仙十郎、息子・定一とその妻・鈴。 幕末期、仁政イデオロギーのもと大庄屋として地域を指導していた仙十郎。彼はなぜ「万機公論」「四民平等」の新政府に期待し、そして失望したのか。 自由民権運動に身を投じ、第一回衆議院選挙で国会議員となった定一を支えた杉田家の困窮。 英学の修得に情熱を燃やし、新島襄・八重夫婦との交流を深めた鈴が体現する新しい女性像。 従来の教科書的理解では、決してわからない日本の近代化の多面的な実相を描き出す。 【目次】 はじめに 第一章 幕末期の杉田家 第二章 明治期の杉田家 第三章 大正・昭和期の杉田家 おわりに 主要参考文献一覧 杉田仙十郎・定一・鈴関連年表 あとがき
電子あり
マーケット・デザイン オークションとマッチングの経済学
2015.03.27発売
マーケット・デザイン オークションとマッチングの経済学
著:川越 敏司
講談社選書メチエ
マーケット・デザインとは、より良い制度・ルールの設計・改革を行う経済学の最先端分野である。結婚、就職、学校選択、臓器移植……。この世界には市場メカニズムが利用できない問題が数多くある。基礎となる市場理論やゲーム理論などを解説したうえで、グーグルなどもその研究と実践に取り組むマーケット・デザインの最新成果をその課題とともに具体的に紹介する。
電子あり
創薬が危ない
2015.03.27発売
創薬が危ない
著:水島 徹
ブルーバックス
医薬品産業はビッグビジネスであり、世界の巨大製薬企業が巨額の開発費をかけて新薬開発にしのぎを削っている。しかし、ガン、アルツハイマー病、インフルエンザ、エボラウイルス病……特効薬は生まれていない。人類の歴史は、創薬の歴史でもあった。ところが21世紀に入り、新しい薬が生まれにくくなっている。本書はその原因に探りながら、「ドラッグ・リポジショニング」という、新しい視点からの創薬を紹介する。  医薬品産業は先進国が独占するのビッグビジネスであり、年間売上額が1兆円を超えるような巨大製薬企業(メガ・ファーマ)が巨額の開発費をかけて、新薬開発に日々しのぎを削っている。しかし、ガン、アルツハイマー病、インフルエンザ、エボラウイルス病……、私たちの病気への不安はいっこうに解消されない。  なぜだろう?  人類の歴史は、病気との闘いの歴史であり、創薬の歴史でもあった。ところが21世紀に入り、創薬が大きな壁に突き当たっている。いくら巨額な開発費をかけても、新しい薬が生まれなく(生まれにくく)なっているのだ。もし新しい薬ができなければ、私たちの未来は決して明るいものにはならないだろう。  本書はその原因に探りながら、その対策として「ドラッグ・リポジショニング」という、新しい視点からの創薬を紹介する。
電子あり
巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト
2015.03.27発売
巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト
著:武村 政春
ブルーバックス
最近発見された「パンドラウイルス」という巨大ウイルスは、これまでのウイルスと姿が大きく異なっている。ひょっとしたら、これまでに全く知られていない新たな生命の形なのではないか。現在、生物の世界は3つのグループ(ドメイン)に分けられることになっているが、ウイルスはそれにあてはまらない。しかし、今後、新たな「第4のドメイン」が付け加わることになるかもしれない。生物とは何かを問いなおすミステリー。  2013年7月、「超巨大ウイルス」に関する第1報が、科学誌『サイエンス』に掲載された。発見当初は「新しい生命の形」というニックネームが与えられていたというこの巨大ウイルスは、論文では「パンドラウイルス」という名が付けられていた。むろん、その名の由来はギリシア神話の「パンドラ」である。  当初、このウイルスが「新しい生命の形」と名付けられたのには理由があった。その姿が、それまでのウイルスとは大きく異なっていたからだ。かといって、これを生物とみなすにはあまりにもウイルス的であった。ウイルスでもない。生物でもない。だとしたら、これまでに全く知られていない新たな生命の形なのではないか。そもそも、「生物」とはいったい何なのだろうか?  現在、生物の世界は3つのグループ(ドメイン)に分けられることになっているが、ウイルスはそれにあてはまらない。しかしもしかしたら、新たな「第4のドメイン」が付け加わることになるかもしれない。そんな議論が巻き起ころうとしている。  巨大ウイルスには、パンドラウイルスのほか、ミミウイルス、ママウイルス、メガウイルス、ピトウイルスなどが発見されている。本書は、そんなウイルスたちと、彼らにまつわる生物たちの話である。
電子あり