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「日本一労働時間が短い“超ホワイト企業”は利益率業界一!」 山田昭男のリーダー学
2014.06.06発売
「日本一労働時間が短い“超ホワイト企業”は利益率業界一!」 山田昭男のリーダー学
著:天外 伺朗
ユニークの経営方法で成功している経営者を紹介するシリーズ第2弾。今回は『カンブリア宮殿』や『日本で一番大切にしたい会社』に取り上げられビジネスパーソンにはおなじみの、部品製造業の会社「未来工業」創業者・山田昭男氏が主役。セミナーにおける講義や討論の言葉を再現することにより、まるで山田氏の私塾に参加しているかのようなライブ感と、成功の秘密の謎解きを楽しみながら、リーダー山田昭男の本質に迫る。 「ホウレンソウ禁止」 「指示命令禁止」 「社員を評価してはいけない」 「年功序列でいいんです」 「ノルマなんかいらない」 「売り上げ目標・事業計画もなし」 「休みが日本一多い」 「労働時間も日本一短い」 「定年は70歳」 ……それでも毎年、黒字で、利益率業界トップなのはなぜ!? に迫る!! 重版を重ねるヒットの前作『「教えないから人が育つ」横田英毅のリーダー学』に続く、 ユニークの経営方法で成功している経営者を紹介するシリーズ第2弾。 今回は、多くの雑誌や新聞、『カンブリア宮殿』などのテレビ、『日本で一番大切にしたい会社』(阪本光司 著)に取り上げられ、 ビジネスパーソンにはおなじみの、設備資材製造業の会社「未来工業」創業者・山田昭男氏が本の主役。 著者・天外伺朗氏の主宰する勉強会における講義や討論の生の言葉の数々を再現することによって、 まるで山田氏の私塾に参加しているかのようなライブ感と、成功の秘密の謎解きを楽しみながら、 ビジネスリーダー・山田昭男の本質に迫っていく。 向上心の高い20代~50代のビジネスパーソン、幹部候補、中小経営者、起業家の皆さんは必読です!
電子あり
ゲッターズ飯田の開運ブック 60タイプ別開運のための3ヵ条
2014.06.06発売
ゲッターズ飯田の開運ブック 60タイプ別開運のための3ヵ条
著:ゲッターズ飯田
運気の流れは人それぞれ。運気が上向いた時に、あなたは何をするべきか? 「開運」といっても、人それぞれの運気のタイプにより「カネ」「仕事」「異性」など向き合う対象は変わってきます。自分のタイプがわからなければ、最高運気のまさにその時、何をしているべきかは見えません。誰もが目指す「開運」のために、ゲッターズ飯田があなたの運気タイプを判定し、開運法を伝授してくれるのが本書です。 運気の流れは人それぞれ。細かく見れば、誰にでも1日1回、最高の運気はやってきます。では、運気が上向いた時に、あなたは何をするべきか? 「開運」といっても、人それぞれの運気のタイプにより「カネ」「仕事」「異性」など向き合う対象は変わってきます。自分のタイプがわからなければ、最高運気のまさにその時、何をしているべきかは見えません。誰もが目指す「開運」のために、これまでに3万人を占った占い師・ゲッターズ飯田があなたの運気タイプを判定し、タイプごとの「何をするべきか」を伝授してくれる開運本。それが本書です。運気が低調なときには、何をしてはいけないのか、また、「ゲッターズ飯田の運気ウオッチ」(タカラトミーより発売中)を使ってわかる正確な最高運気の算出法まで、盛りだくさんの内容です!
電子あり
うつに非ず うつ病の真実と精神医療の罪
2014.06.06発売
うつに非ず うつ病の真実と精神医療の罪
著:野田 正彰
副作用の危険が隠された薬によって「うつ病」患者が作られている。安易に向精神薬を投与する医師たち。彼らを陰で操り、巨額の利益をあげる製薬会社。「戦後最大の薬害」は、今、まさに我々が暮らすこの場で進行中なのだ。精神科医でノンフィクション作家の著者が、精神医療の闇を解き明かし、苦しみ、悩み、不安とどう向き合うか、あるべき姿を訴える。 あなたのその症状は「うつ病」ではない。 不眠、食欲不振、憂うつ。これらの症状で病院へ行くとどうなるのか? そこから泥沼が始まる。 だまされてはいけない、ほとんどのうつ病は自然治癒する。 副作用の危険が隠された薬によって「うつ病」患者が作られている。安易に向精神薬を投与する医師たち。彼らを陰で操り、巨額の利益をあげる製薬会社。「戦後最大の薬害」は、今、まさに我々が暮らすこの場で進行中なのだ。精神科医でノンフィクション作家の著者が、精神医療の闇を解き明かし、苦しみ、悩み、不安とどう向き合うか、あるべき姿を訴える。
電子あり
死神うどんカフェ1号店 二杯目
2014.06.05発売
死神うどんカフェ1号店 二杯目
著:石川 宏千花
中二の夏、溺れていた子どもを助けようとして、自らも命を落としかけた希子は、それ以来心を閉ざしてきた。そんな希子の前に、「死神うどんカフェ1号店」があらわれる。妙に人間くさい死神たちと、半死人となって生きている元クラスメイトの少年と過ごすうち、止まった時間が動きはじめて、希子は新たな夏を迎える。 「あー、やっと希子がきたー」  店内に入るやいなや、底抜けに明るい声が希子を出迎えた。  あわてて、しーっ、とくちびるの前に人差し指を立てる。 「だめですよ、一淋さん。お客さんがいるのに、大きな声出しちゃ」 「あれ? だめ?」 「だめです」  くせ毛風のアレンジがほどこされた明るい色の髪に、あごが細く、目が大きいこの青年は、《死神うどんカフェ1号店》の従業員だ。  無地の白い丸首Tシャツに、カフェの従業員風のギャルソンエプロンを腰の低い位置に巻くのが、このお店の制服の代わりになっている。  福富一淋、といういかにも日本人らしい名前を持ってはいるものの、実際には、日本人でもなければ、人ですらない。  その正体は、死神だ――。                                 *  中二の夏、溺れていた子どもを助けようとして、自らも命を落としかけた希子は、それ以来心を閉ざしてきた。そんな希子の前に、「死神うどんカフェ1号店」があらわれる。 妙に人間くさい死神たちと、半死人となって生きている元クラスメイトの少年と過ごすうち、止まった時間が動きはじめて、希子は新たな夏を迎える。
電子のみ
なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白
2014.06.03発売
なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白
著:東 小雪
2010年、芸名と自身がレズビアンであることをカミングアウトし、2013年には東京ディズニーリゾートで、初の同性カップルによる結婚式を挙げ話題になった、元タカラジェンヌの著者による渾身の書き下ろし作品。実父から性虐待を受けていたという事実を初めて明らかにすることで、この世の中がだれにとっても生きやすいものになるための一助に、本書がなればと願っています。 2010年、芸名と自身がレズビアンであることをカミングアウトし、2013年には東京ディズニーリゾートで、初の同性カップルによる結婚式を挙げ話題になった、元タカラジェンヌの著者による渾身の書き下ろし作品。本書を書いた動機を知っていただくために、まずは「まえがき」をお読みください。 ――私は実の父から性虐待を受けて育った。 そのことをこうして告白するには、長い時間が必要だった。 記憶が意識から切り離され、自分の被害を思い出せなかった時間……。つらすぎる記憶に、恐れ、とまどい、逃げ回り、葛藤した時間……。 それでも私は、私が受けたすさまじい暴力を「なかったこと」にはできなかった。 自分の被害体験を思い出し、性虐待について学んでいくにつれ、近親者による性虐待は、私が想像するよりもずっと多いということを知った。けれど世間は、それを「なかったこと」にしたいのか、その実態にふたをしたままにしている。そんな現状を知ればしるほど、「暴力」と「否認」はとても密接な関係にあると実感するようになった。 私は、今の日本に生きる、レズビアンの女性だ。 そして、実父による性虐待から生きのび、立ち上がろうとするサバイバーだ。 どちらも、今の社会では生きづらい存在なのだろう。だけど私は、私でいることをやめられない。私は、私自身を「なかったこと」にはできない。 LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランズジェンダー)の人や、性虐待の被害を受けている人が、何に苦しんでいるのか、何が不安なのか、書くべきことはたくさんあるような気がする。でも私は、レズビアンの代表でも、サバイバーの代表でもない。私にできることは、私の体験を私の言葉で伝えることだけだ。 この本には、幼い日にお風呂場で奪われた「私の生きる力」を取り戻すために書いたものという側面があるだろう。本を書くことが、私の回復のプロセスのたいせつな一部になるのかもしれない。けれども、それだけでなく、もし私のこの告白が、生きづらさを抱えるだれかの胸に届いたとしたら、それは著者としてとてもうれしいことだ。そんな祈りを込めて、私が生きてきたこれまでのことを書いてみたい。―― この世の中がだれにとっても生きやすいものになるための一助に、本書がなればと願っています。
電子あり
河(下) 【小田実全集】
2014.05.30発売
河(下) 【小田実全集】
著:小田実
電子のみ
バーチャル愛戯~リアルよりも蜜に塗れて~ LOVE STORMセレクション VOL.1
2014.05.30発売
バーチャル愛戯~リアルよりも蜜に塗れて~ LOVE STORMセレクション VOL.1
著・編:LOVE STORM編集部
アナタの知っているノーマルHより気持ちイイことがあるとしたら……? オモチャを使ったり、カメラで撮ったり、ケータイであやしいメールを送ったり、ベッド以外でシちゃったり、アブないアレを使ったり☆ いつものプレイにアンナコトやコンナコトをプラスしたら、ヌレヌレのイキまくりで大満足しちゃった女性たちの、ワンランク上の快感をまとめてお愉しみください!
電子のみ
欲ばり姫の濡れごと~ワガママに愛して~ LOVE STORMセレクション VOL.2
2014.05.30発売
欲ばり姫の濡れごと~ワガママに愛して~ LOVE STORMセレクション VOL.2
編:LOVE STORM編集部
深窓のお嬢様でただひたすらに待ってるだけじゃ最高の快楽はやってこない! 欲しいモノを全力で獲りにいく、パワフルLOVEを集めました。見えない罠を張り巡らせ、イケイケGO!GO!と腰を振り、元彼さえも喰いまくる! ガッついてるんじゃないの、欲望に素直なだけ、ハートは純情なんですヨ。さあ、イマドキの草食男子はこうしてGETしちゃいましょ☆
電子のみ
椿の館~陰華の熱情~ LOVE STORM
2014.05.30発売
椿の館~陰華の熱情~ LOVE STORM
著:琥珀 華菜
遊びを知らない礼二は、父とも兄とも慕う人物からの誘いで、ある接待を受けることになった。人里離れたところに建つ洋館・黒崎邸に招待された礼二は、そこで人形のように美しい少女に出会う。だが、おぞましいことに、黒崎が接待と称して差し出したのは、その美少女だった。思わず礼二は逃げ出したが、少女の「接待」がなくなるわけではない。礼二と少女の運命の輪は、すでに動き出していた。
電子のみ
K -Lost Small World-
2014.05.30発売
K -Lost Small World-
著:壁井 ユカコ(GoRA),絵:鈴木 信吾(GoHands)
文芸(単行本)
中学一年の八田美咲は、寡黙な同級生、伏見猿比古に惹きつけられていた。この偏食の眼鏡少年は、八田にはない聡明さを持っていたから。伏見もまた、次第に八田を必要とするようになっていった。この小柄な少年は、伏見の持たない不思議なエネルギーと優しさを持っていたから――。彼らの小さな冒険。より大きな力への憧れ。だが、彼らが少年だけの世界から抜け出した時、待っていたのは、決別だった――。 一度は、《赤の王》に仕えた二人。 伏見と八田の“出会い”と“決別”の物語が幕を上げる。 中学一年の八田美咲は、寡黙な同級生、伏見猿比古に惹きつけられていた。 この偏食の眼鏡少年は、八田にはない聡明さを持っていたから。 伏見もまた、次第に八田を必要とするようになっていった。 この小柄な少年は、伏見の持たない不思議なエネルギーと優しさを持っていたから――。 彼らの小さな冒険。そして、より大きな力への憧れ。だが、彼らが少年だけの世界から抜け出した時、待っていたのは、決別だった――。
電子あり
儒学殺人事件 堀田正俊と徳川綱吉
2014.05.30発売
儒学殺人事件 堀田正俊と徳川綱吉
著:小川 和也
徳川三百年にあって江戸城内での刃傷沙汰は7件。いちばん有名なのは、浅野内匠頭が吉良上野介を松の廊下で傷つけた事件ですが、同じ将軍綱吉の治世に、もう一つの殿中刃傷事件がありました。それも最高位の大老殺害。殺されたのは堀田正俊、下手人は、なんと若年寄の稲葉正休でした。しかもその黒幕が将軍綱吉であったことはほぼ間違いありません。なぜ将軍は大老を消そうと考えるにまで至ったのか。その特異な背景を追跡します。 第36回サントリー学芸賞(社会・風俗部門)受賞!  徳川三百年にあって江戸城内での刃傷沙汰は7件起こっています。いちばん有名なのは、浅野内匠頭が吉良上野介を松の廊下で傷つけた事件ですが、そのほかにも6件あるわけです。最高位の大老が殺害された例もあります。 「大老暗殺」といえば幕末の井伊直弼のケースが思い浮かびますが、あれは桜田「門外」であって「殿中」ではないのでここではカウントされません。では江戸城という国家権力を象徴する場所で殺害事件は、いつ、なぜ起こったのか、殺された大老とは誰なのか……。  事件発生は貞享元年(1684)8月28日。殺された大老は堀田正俊(下総佐倉藩主)。下手人は、なんと若年寄の稲葉正休でした。 「発狂」「乱心」の結果とされたこの異様な事件は、さまざまな憶測を呼びました。たとえばその場で稲葉正休を討ち果たしてしまったことに対して、水戸光圀は「粗忽である」と難詰、生かしておいて原因を究明すべきだったと断じたと『徳川実紀』にあります(じつは、殺害後の正休は無抵抗であり確信犯的行動だったようです)。  そんなしだいで、当時から事件の背景には時の将軍綱吉の意向があるとの噂も絶えませんでした。たしかに正俊在世中の綱吉は比較的抑制した権力行使の態度がみられますが、世に言う元禄時代、綱吉のやりたい放題の政治(側用人政治)は正俊暗殺以後に始まるといえます。  さまざまな状況証拠から推して、大老暗殺の黒幕が将軍であったことはほぼ間違いありません。しかし、なぜ将軍は大老を消そうと考えるにまで至ったのか、双方はどこまで「政治、国家観」「統治者像」を同じうし、どこから超え難い溝が生ずるようになったのか……。本書は思想をめぐって発生した知られざる殿中暗殺事件を追うことで、近世日本における「期待される政治家像」の形成を論じます。異色の思想史ドラマとなるはずです。
電子あり
お互いのヒミツ~保健室はラブホじゃありません!?~ LOVE STORM
2014.05.23発売
お互いのヒミツ~保健室はラブホじゃありません!?~ LOVE STORM
著:峰 しずく
バージン捨てて、いっぱいヤって、私は目覚めちゃった。ってか、歯止めがきかなくなっちゃった。気持ちよくなりたくて、ガマンできなくて、オモチャをいつも持ち歩いて、どこでもイキたい時にイケるように準備しちゃって…オトコ欲しいよぉ。口癖になりそうなくらい欲しいんだけど、こればっかりはすぐにはできない。だから私は今日も保健室に行くの。シーツに隠れてこっそりエクスタシーを味わうために…
電子のみ
悲しみの効用
2014.05.23発売
悲しみの効用
著:五木寛之
大震災、放射能汚染に代表される未曾有の時代を、どう生き延びていくか。常識と思われることが通用しなくなった時代に、なにを信じて明日を迎えたらいいのか。 反常識と思われているものの中にこそ、そのヒントがあると考えた五木寛之氏は考える。未知の時代を乗り超える、8つの力を、本書ではわかりやすく説いていきます。
電子のみ
わたしの哲学入門
2014.05.23発売
わたしの哲学入門
著:木田 元
講談社学術文庫
第二次大戦敗戦後の混乱の渦中で青春期を生きた著者は、ハイデガーをどうしても読むという渇望から、東北大学哲学科に入学。『存在と時間』を何度も読み返しながら、その内容の理解には古代ギリシャ以来の西洋形而上学の展開を知ることが不可欠だと思いいたりました。「存在とは何か」というテーマを軸に、プラトン・アリストテレスからスコラ神学、そしてデカルト・カントに始まる近代哲学まで、わかりやすく解説します。 第二次大戦敗戦後の混乱の渦中で青春期を生きた著者は、ハイデガーという哲学者の存在を知り、それを読まなければ済まされないという気持ちの昂揚から、東北大学の哲学科に入学。『存在と時間』を何度も読み返しながら、その内容を理解できるようになるには古代ギリシャ以来のの西洋形而上学の展開を知らなければならないと思うようになります。なぜなら、ハイデガーの仕事そのものが西洋哲学史の根本的な見直し、形而上学的思考が歴史的に特殊なものだったことを明らかにすることに狙いがあったからです。 本書は、「存在とは何か」という哲学史を貫くテーマを軸として、プラトン・アリストテレスからスコラ神学、そしてデカルト・カントに始まる近代哲学まで、著者本人がハイデガーに触発されつつたどっていった西洋思想の流れを、日本人にわかりやすい形で解説するものです。
電子あり
デカルト哲学
2014.05.23発売
デカルト哲学
著:小泉 義之
講談社学術文庫
あらゆる世俗的な思想を根こそぎにして、「善く生きる」賢者の生を追求した、西洋近代哲学の父……それこそが、デカルトである。死者や病者によりそって思考し、哲学者の神とは何かを語り、まっすぐな倫理をめざす。そこにこそ、「我思う故に我在り」の哲学者の、いまなお読み直すに足る魅力がある。教科書的な知識としてではなく、現代を生きるわれわれ人間のための至高の哲学として、デカルト哲学を描き出した不朽の力作。 デカルトといえば、「我思う故に我在り」。西洋近代哲学の生みの親、というのが通り相場です。とにかくすべてのものを疑ってみる。いかにもありそうなものも、じつは私が邪悪な神によってそう思い込まされているだけかもしれない。この徹底的な懐疑(=方法的懐疑)によっても、どうしても疑いえないものがある。それは、今そう考えている私は存在するということだ。おおざっぱにいえば、これが「我思う、ゆえにわれあり」で、これがたしかに近代哲学の出発点になりました。 しかし、デカルト哲学の魅力は、そのような教科書的な知識にあるのではない。 著者は、主著『省察』を中心に丁寧に読み解きながら、デカルトの思考の意味を析出していきます。そこには、世俗道徳を脱し、最高善を求める、孤高の哲学者のすがたが浮き上がってきます。 戦争、宗教、病気といった、きわめて今日的な課題も、おのずからデカルト哲学の思索と重なり合っていく。そのあざやかな展開は、まさに、哲学をすることの最良の果実といえます。
電子あり
経済学再入門
2014.05.23発売
経済学再入門
著:根井 雅弘
講談社学術文庫
本書は、経済思想史を俯瞰したうえで、経済学でよく使われるキーワード(「市場」「競争」「均衡」「独占」「失業」「制度」「希少性」など)を再検討します。すると、経済学タームはかなりの多義性をもっていることが判明します。経済学の現在から距離をとって、歴史的視野を持つことによって、さまざまな問題が存在したし、依然として存在することが見えてきます。経済学を学ぶ意義を改めて問い直します。(講談社学術文庫) 本書は、経済思想史を俯瞰したうえで、経済学でよく使われるキーワード(「市場」「競争」「均衡」「独占」「失業」「制度」「希少性」など)を再検討します。すると、経済学タームはかなりの多義性をもっていることが判明します。 経済学の現在から距離をとって、歴史的視野を持つことによって、さまざまな問題が存在したし、依然として存在することが見えてきます。 そういったなかで、最近過小評価されていると思われる「ケインズ革命」の意義や、市場至上主義を掲げるシカゴ学派の祖フランク・ナイトは、単純な市場主義者ではなかったりしたことに光をあて、経済思想の歴史を大きく振り返ります。 経済学の分野でも「多様性」は絶滅に瀕していますが、複雑な現実は、多様な思想なくしては理解できません。 経済学を学ぶ意義を改めて問い直します。
電子あり
密教とマンダラ
2014.05.23発売
密教とマンダラ
著:頼富 本宏
講談社学術文庫
「NHK市民大学」のテキストに加筆修正した、決定版入門書。真言宗・天台宗という日本の密教を、世界の仏教史中に位置づけ、歴史、教義の概略、大日如来をはじめとする数多くのほとけを体系的に紹介。諸経典をふまえて密教諸尊を視覚的に配置したマンダラについて、代表的な胎蔵マンダラと金剛界マンダラを中心に、種類、構造、思想、それぞれのほとけのマンダラにおける役割や、マンダラの多様な展開について、平易に解説する。 「NHK市民大学」の同名の講座テキストに加筆修正した入門書。真言宗・天台宗という日本の密教を、世界の仏教史のなかに位置づけ、その歴史、教義の概略、大日如来をはじめとする密教で信仰される数多くのほとけを体系的に紹介。諸経典をふまえて密教諸尊を視覚的に配置したマンダラについて、代表的な胎蔵マンダラと金剛界マンダラを中心に、種類、構造、思想、それぞれのほとけのマンダラにおける役割や、マンダラの多様な展開について、平易に解説する。
電子あり
イザベラ・バードの旅 『日本奥地紀行』を読む
2014.05.23発売
イザベラ・バードの旅 『日本奥地紀行』を読む
著:宮本 常一
講談社学術文庫
日本観光文化研究所所長時代に行われた幕末・明治期の紀行文を読む講義のうち、昭和51年9月から52年3月まで全7回の『日本奥地紀行』の講義録。一英国人女性旅行家が目をとめた不思議な国「日本」の事象をきっかけに、その資料的価値、バードの視点の出色さを指摘するにとどまらず、著者自身の比類ない観察眼と聞き取り調査に裏打ちされた該博な見識が縦横無尽に紡ぎ出され、宮本民俗学の入門書ともなっている。 日本観光文化研究所所長時代に毎月行われた講義のうち、昭和51年9月から52年3月まで全7回の『日本奥地紀行』の講義録。講義は幕末・明治期の紀行文を通して民衆社会や世相史を読むというもの。一英国人女性旅行家が目をとめた不思議な国「日本」の事象をきっかけに、その資料的価値、バードの視点の出色さを指摘するにとどまらず、著者自身の比類ない観察眼と聞き取り調査に裏打ちされた該博な見識も、圧倒的説得力を持って縦横無尽に紡ぎ出され、宮本民俗学の入門書ともなっている。
電子あり
一日 夢の柵
2014.05.23発売
一日 夢の柵
著:黒井 千次
講談社文芸文庫
日常の内奥にひそむ光と闇。――人々が暮らしてゆく、生々しい奇妙な現実。生きることの本質と豊穣。著者60代半ばから70代半ばにかけて書かれた短篇群、野間文芸賞受賞の12の人生の断片。「夢の柵」「影の家」「眼」「浅いつきあい」「電車の中で」「隣家」「丸の内」「記録」「一日」「危うい日」「久介の歳」「要蔵の夜」収録。 日常にひそむ光と闇 生々しい現実 豊穣の文学。人生の断片、12の短篇。 日常の内奥にひそむ光と闇。――人々が暮らしてゆく、生々しい奇妙な現実。生きることの本質と豊穣。著者60代半ばから70代半ばにかけて書かれた短篇群、野間文芸賞受賞の12の人生の断片。「夢の柵」「影の家」「眼」「浅いつきあい」「電車の中で」「隣家」「丸の内」「記録」「一日」「危うい日」「久介の歳」「要蔵の夜」収録。 三浦雅士 たとえば『一日 夢の柵』の登場人物の誰ひとり生々しくないものはない。「夢の柵」の滝口内科医院の先客3人にしてもそうだ。ほんの一瞬、登場するだけでも生々しい。だが、生々しいと同時に、こいうい人っているよな、と思わせてしまうのである。「影の家」の老女の現実感にいたっては驚くばかりである。しかも、家の近所にも確かにいる、と思わせてしまうのだ。――<「解説」より>
電子あり
たまらん坂 武蔵野短篇集
2014.05.23発売
たまらん坂 武蔵野短篇集
著:黒井 千次
講談社文芸文庫
土地の名が呼びさます昔の幻影。連作短篇集 たまらん坂、おたかの道……武蔵野に実在する不思議な土地の名が初老期の男達に垣間見せる青春の残像。時間と空間の交点に人生を映し出す黒井文学の豊かな収穫。 土地の名が呼びさます昔の幻影。連作短篇集 たまらん坂、おたかの道・・・武蔵野に実在する不思議な土地の名が初老期の男達に垣間見せる青春の残像。時間と空間の交点に人生を映し出す黒井文学の豊かな収穫。
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