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2013.01.25発売
邯鄲の誓 始皇帝と戦った者たち
文芸(単行本)
紀元前3世紀、戦国時代末期の中国。秦軍が圧倒的な力で各国を侵略するなか、無敵の権力者・秦王政(始皇帝)の命を狙う少年がいた。その名は張順。滅亡した名国「韓」の宰相家の生まれ。民を救い導く宿命を負った順は、稀代の剣士・荊軻、故郷を奪われた少女・桃と出会い、志を一つにする。万に一つしか成功しないと言われる秦王暗殺に秘策などあるのか? 仕損じれば死――苛烈な戦いに彼らは挑んでいく!
狙うは無敵の王の命――
乱世に生きる少年剣士の熱き物語!
本書を読み終えて、嗚呼、涙というのはこういう時に流れるのだなとつくづく思った。
――縄田一男氏(文芸評論家)推薦!
紀元前3世紀、戦国時代末期の中国。
秦軍が圧倒的な力で各国を侵略するなか、
無敵の権力者・秦王政(せい)(始皇帝)の命を狙う少年がいた。
その名は張順。滅亡した名国「韓」の宰相家の生まれ。
民を救い導く宿命を負った順は、稀代の剣士・荊軻、
故郷を奪われた少女・桃と出会い、志を一つにする。
万に一つしか成功しないと言われる
秦王暗殺に秘策などあるのか?
仕損じれば死――苛烈な戦いに彼らは挑んでいく!

2013.01.25発売
糖質ちょいオフダイエット90日ダイアリーつき
これ一冊で、糖質制限ダイエットが簡単に始められます! 糖質制限の基本メソッドで、自分にあった適正糖質量をチェック。食べる順番によって血糖値が急上昇しないなどのテクニックも紹介しています。パート2の糖質ランキングでは、どの食品に、どれくらい糖質が入っているかが簡単にわかります! 食材はもちろん、外食やコンビニ食などの糖質もリスト化。これを見ながら、糖質や食事バランスを記録しましょう!
「糖質制限」は、「主食さえ抜けば、おかずはおなかいっぱい食べてもOK」というものですが、過激な糖質制限ダイエットは、痩せたものの、脂肪肝になっているなんてことも。過激な糖質制限ダイエットで病気にならない方法“ちょいオフ”を伝授。「どの食品にどれだけ糖質が入っているか」をジャンル別にランキング化しました。毎日の食事でどれだけ糖質を減らせばよいか、その他の食事バランスについてもチェックするなど、病気にならず必ず痩せるダイエット法です。

2013.01.25発売
東京湯巡り、徘徊酒 黄昏オヤジの散歩道
駅を降りてたどり着くは、今もしぶとく残る銭湯。体を洗って湯につかる。「あっあー」なんて思わずため息を漏らしながらタイル絵を眺めたり。先客のマナーをチェック、ついでに体重をチェック。その後はもちろんキューッと生ビール。近所の名店に飛び込みで入り、ひとりオススメの肴に舌鼓。ウメェ! もう一杯! 安くて嬉しいオヤジの極楽黄金コースを伝授しまくる、夢のイラスト&エッセイ&ガイドブック!
銭湯でひとっ風呂浴びて、思いっ切りサッパリしてからちょいと居酒屋で一杯。
これぞオヤジの極楽黄金コース!
「千ベロ」つまり、「千円札プラスアルファでベロベロになれる酒場」ブーム到来に投入する本書は「銭湯に入った後で安くベロベロ」略して「銭ベロ」を提案します。
都心から郊外まで、銀座から南千住まで、著者が下車した適当な駅がターゲット。まずはそこで目に付いた銭湯へ。価格、番台、設備、タイル絵のスタイル、入浴者のマナー、サウナの有無、などなどさまざまな項目をガイドしつつたっぷり汗を流し、最後に体重をチェックして出ます。
次はお楽しみの酒場パート。銭湯で情報を仕入れた、近所のオススメの店にフリの客として入り、やはりそのお店でオススメのメニューに舌鼓を打ちます。
風呂で汗かき即ビール、そしてうまい酒肴。人生の喜びはこれに勝るものはありません。
駅前探訪ガイドブックとしてもエッセイとしても楽しめる、安くておいしい傑作の誕生!

2013.01.25発売
セッシュウ! 世界を魅了した日本人スター・早川雪洲
全米を代表するアイドルとなり、ブロードウェーで主役を張り、フランスで国賓待遇として映画を作り、「永遠に保存されるべき名画」の主演俳優でもある――世界を舞台に一流スターとして君臨し続けた男。日本人が知らない超有名日本人を知るため、7年を費やして完成した超大型評伝。
スケールが大きく、一流を好み、豪華で、賭け事が好きで女好き。長命で、生涯現役だった国際スター雪洲は胸も肩も張って生きた。こんなに力強くて魅力的な人はいない。と思ったら、じつはとても無口で、電話口ではいつも、あー、うーとしか言わず、家族にくすくす笑われていた。
アメリカ、日本、ヨーロッパと世界中をわが家のように活躍した雪洲。あまりにも行動範囲が広くて、追いつけない。アメリカのカリフォルニアでは大学教授が雪洲研究をしている。フランスでは雪洲の演技は俳優の原点と評価されているくらいだから研究されているだろう。
私は、日本にいて、どこまでも雪洲を追いかけ、後についていこう。足で歩き、バスに乗り、ある時は午前と午後に一本しかないバスを待った。またある時は、待合所で最終バスを待っていたけどいつまでたっても来ないことがあった。バスが、私を積み残して、遥か先へ行ってしまったのだ。バス会社が手配してくれたタクシーで、バスを追いかけて夜道を驀進、追いついてバスに飛び乗り、ようやく宿にたどり着いたこともあった。またある時は、焼け焦げそうになりながら、砂漠のような房総の真夏の砂浜を歩いた。強烈な紫外線が目を焼く。雪洲の故郷だからこそで、雪洲が私に近づいてくる気配がした。そうでも思わなければ灼熱の中を歩けるものではない。
20歳代の美形で世界の恋人になり、70歳代のオヤジ顔でアカデミー賞にノミネートされた、あっぱれ雪洲。日本人男性のサムライ・イメージを世界に発信し続けた面白さと魅力を丸ごと伝えたい。ようやく最初のトンネルを抜けた。これからも雪洲への長旅を続けようと思う。
(著者)
『戦場にかける橋』で日本人男性初のアカデミー賞にノミネートされた元祖国際俳優――。
早川雪洲についてはその程度のイメージしかない読者にも、その人生の面白さ・凄さを存分に伝えたい。
7年の歳月をかけて徹底的に歩き、調べた「雪洲」評伝の決定版。

2013.01.25発売
「悩むこと」が「楽しいこと」になる本 悩む技術 完全マスター
とかく人というのは「悩む生き物」だという。24時間365日、生まれてから死ぬまでずっと悩んでいると言っても過言ではない。だから「悩みたくない」「悩みをなくしたい」と思うのはムダ。むしろ「幸せや成功につながる悩み方」を手に入れるべきなのだ! そこで心理学博士である著者が、実践的に「悩む力」を身につける術をわかりやすく紹介。エッセイでもカウンセリングでもない、悩みに関する画期的なメッソドを伝授する!
とにかく人というのは「悩む生き物」である。
仕事上の悩みはもちろんのこと、家庭の悩み、恋の悩み、お金の悩み、健康の悩み、老後の悩みとそのタネは尽きない。人は寝ている間も夢や無意識レベルで悩みに対処しているというデータをもあるぐらいだから、1日24時間、365日、生まれてから死ぬまでずっと悩んでいると言っても過言ではない。
つまり、「悩みたくない」「悩みをなくしたい」と人は思っているがそれはムリだ。大富豪であろうが、超人気アイドルであろうが、みんな必ず悩んでいる。目指すべき発想は「悩まないこと」ではなく、「幸せや成功につながる悩み方=悩む力」を手に入れることなのである。「悩み」こそ成功や成長、幸せの種なのである。
そこで本書では、同テーマに関して日々有名企業で研修を行っている心理学博士である著者が、わかりやすく実践的に「悩む力」を身につける術(すべ)を紹介する。哲学でもエッセイでもカウンセリングでもない、悩みに関する画期的なメッソドガイドブック!

2013.01.25発売
末裔
文芸(単行本)
定年近い公務員の省三が、ある日家に帰ると、玄関ドアの鍵穴はどこにもなかった。妻を亡くし息子も娘も家を出て、家に入れない。省三は外泊を続け、今や住む人のない鎌倉の伯父の家に滞在する。懐かしいものに囲まれながら思い出すのは、父と伯父がかわす教養を根本に置いた会話、母や伯母のことなど、かつてそこにあった幸せな光景。すべては失われ堕落した末裔であると自覚した省三は、自らの系譜に思いを巡らせ、行動を起こす。
家族であることとはいったい何なのか
父や伯父の持っていた教養、亡き妻との日々、全ては豊かな家族の思い出。
「お兄ちゃんのとこも子供いないでしょ。私も全然そんな気ないけど、このままだったら誰もいなくなっちゃうんだねえ」
「そうだな」
「じゃあ、ほんとに私がこの家の、最後の一人なんだ」
省三の脳裏に「末裔」という言葉がよぎった。――<本文より>
妻を亡くし、子供たちは家を出た。省三は、自らの系譜に思いを巡らせる。

2013.01.25発売
自由とは何か
講談社現代新書
「自由に倦んだ」時代に問う、渾身の論考! 自己責任や援助交際、殺人を巡る議論など、自由にまつわる問題に様々な角度から切り込み、現代社会・思想が陥っている「自由のジレンマ」を乗り越える方法を探る。(講談社現代新書)
「自由に倦んだ」時代に問う、渾身の論考! 自己責任や援助交際、殺人を巡る議論など、自由にまつわる問題に様々な角度から切り込み、現代社会・思想が陥っている「自由のジレンマ」を乗り越える方法を探る。

2013.01.25発売
はじめての言語学
講談社現代新書
あなたは「言語学」に何を期待しますか? 語源「正しい日本語」、マルチリンガル、哲学・思想……ありがちな思い込みをただし、外国語学習者はもちろん「ことば」に興味ある全ての人に贈る「入門の入門」。(講談社現代新書)
あなたは「言語学」に何を期待しますか? 語源「正しい日本語」、マルチリンガル、哲学・思想……ありがちな思い込みをただし、外国語学習者はもちろん「ことば」に興味ある全ての人に贈る「入門の入門」。

2013.01.18発売
学び続ける力
講談社現代新書
初めて語った、父の背中に学んだこと。記者時代、コツコツ独学したこと。そして、いま大学で一般教養を教える立場になって考えること。いまの時代に自分らしく生きるための「学び」について考えるエッセイ。(講談社現代新書)
池上さんの等身大の学びと生き方論
初めて語った、父の背中に学んだこと。記者時代、コツコツ独学したこと。そして、いま大学で一般教養を教える立場になって考えること。
いまの時代に自分らしく生きるための「学び」について考えるエッセイ。

2013.01.18発売
若旦那のお気に入り
講談社X文庫ホワイトハート
自動車整備士の田代孝輔は、整備工場で必死に働いていた。一方、老舗呉服屋の跡取り・紺野宗近は、金持ちで女たらし、優雅に暮らす若旦那。住む世界が違うと思っていたのに、孝輔はなぜか紺野にいたく気に入られてしまう。「このツナギの細腰がいいね」粋な男前に熱く口説かれ、汚れた指先にキスをされて戸惑う孝輔。しかし、いよいよ工場がつぶれそうになった時、紺野がとんでもない案を持ちかけてきて!?
自動車整備士の田代孝輔は、つぶれかけの整備工場で必死に働いていた。
一方、老舗呉服屋の跡取り・紺野宗近は、金持ちで女たらし、優雅に暮らす若旦那。住む世界が違うと思っていたのに、孝輔はなぜか紺野にいたく気に入られてしまう。
「このツナギの細腰がいいね」
粋な男前に熱く口説かれ、汚れた指先にキスをされて戸惑う孝輔。
しかし、いよいよ工場がつぶれそうになった時、紺野がとんでもない案を持ちかけてきて!?

2013.01.18発売
龍の憂事、Dr.の奮戦
講談社X文庫ホワイトハート
「清和くんは全部、僕のものだからね?」 美貌の内科医・氷川諒一の恋人は、指定暴力団眞鍋組二代目の橘高清和だ。しかし、三代目組長になった加藤の罠に嵌まり、組長の座を奪われた清和は追われる身となってしまった。味方を次々に傷つけられ、清和と氷川は逃げ続けるしかなかった。そんなとき、事態を解決するため、氷川は清和と別れることを求められて……!?
「清和くんは全部、僕のものだからね?」
美貌の内科医・氷川諒一の恋人は、指定暴力団眞鍋組二代目の橘高清和だ。しかし、三代目組長になった加藤の罠に嵌まり、組長の座を奪われた清和は追われ
る身となってしまった。味方を次々に傷つけられ、清和と氷川は逃げ続けるしかなかった。そんなとき、事態を解決するため、氷川は清和と別れることを求められて……!?

2013.01.18発売
大柳国華伝 百花の姫は恋を知る
講談社X文庫ホワイトハート
新しい職場で待ち受けていたのは、美しい恋敵とパワーアップした嫌がらせ、二人目の親友に、甘すぎる夜――!?新たな敵と陰謀うごめく後宮に、恋の嵐が吹き荒れる、中華風宮廷ラブロマン第2弾!
皇后との戦から二ヶ月が経ち、雪は十九となった祝いに皇帝から朱獅宮を下賜される。事実上後継者に指名された雪の正妃の座を狙い、名家の美姫たちが一斉に後宮入りしてきた。彼のことを異性として意識し始めていた春華は、心中穏やかではない。
そんな中、「春華は雪の寵姫」だという噂が後宮中に喧伝される。正妃候補たちから目をつけられた春華は、再び厠の管理係・花園付にされてしまい……。更に、何者かに命まで狙われて!?
一方、雪の背後にも邪悪な影が忍び寄ろうとしていた――。
新しい職場で待ち受けていたのは、美しい恋敵とパワーアップした嫌がらせ、二人目の親友に、甘すぎる夜――!?
新たな敵と陰謀うごめく後宮に、恋の嵐が吹き荒れる、中華風ラブファンタジー第2弾

2013.01.18発売
我が呼ぶ声を聞いて 幻獣降臨譚
講談社X文庫ホワイトハート
アランダム島で蜂起した暗黒教団『虚無の果て』を鎮圧したアリアは、シェナンと共に王都ベルデタールを目指す。光焔の背に乗って移動する最中、リスタル王国の現王家に対する叛乱をあちこちで目にすることに。そして、そこではなぜか「シェナンを王位に!」との声が高まっていた。裏で糸を引いているのはいったい誰なのか……。 ついにシリーズ完結。すべての謎が明らかに!そしてアリアの運命は――。
アランダム島で蜂起した暗黒教団『虚無の果て』を鎮圧したアリアは、シェナンと共に王都ベルデタールを目指す。光焔の背に乗って移動する最中、リスタル王国の現王家に対する叛乱をあちこちで目にすることに。そして、そこではなぜか「シェナンを王位に!」との声が高まっていた。裏で糸を引いているのはいったい誰なのか……。 ついにシリーズ完結。すべての謎が明らかに! そしてアリアの運命は――。

2013.01.18発売
子供の哲学 産まれるものとしての身体
講談社選書メチエ
西田幾多郎、レヴィナス、ドゥルーズ……その思考のあらたな可能性これまでの哲学が再三にわたって論じてきた「私」という問題。しかしそこには、大きな見落としがあったのではないか? 産まれる、子をはらむ、産む、死んでいく、だけど誰かが残る。こうしたことを、それ自身として真正面からとらえる。そのための哲学が、ここからはじまる。
【目次】
序文 子供/妊娠の哲学のために
第1章 私と身体をめぐる伝統的議論
第2章 生命としての私へ
第3章 西田幾多郎の他者論と生殖論
第4章 レヴィナスの他者論と生殖論
第5章 私であることと「いのち」の遺伝
第6章 子供とは誰のことか――「自分の子供」概念の脱構築

2013.01.18発売
「女装と男装」の文化史
講談社選書メチエ
男装女装に表象される性別越境の現実と深層
古今東西の様々なメディアに現れてきた異性装は、多様化を極める性の現実の象徴だ。古事記からジャニーズまで、ベルばらからシェイクスピアまで縦横無尽に分析!
古今東西を問わず、演劇や文学、映画、アニメ、漫画に数限りなく登場してきた「女装する男」と「男装する女」。彼/彼女たちは、なぜ性の境界を超えようとしたのか?“変態”“異常”“倒錯”という言葉で片付けてしまうだけでは気がつかない、性と愛の現実がそこにある。「男と女」という単純な二項対立がsexとgenderの視点をからめると無限の性別へと変化していくさまをつぶさに論じ、人間の生の多様性に軽やかに迫る。
【目次】
はじめに
第1部 男から女へ──エロスと暴力とユーモアと
1 「オヤジ殺し」の手段 ヤマトタケルノミコト/『古事記』
2 流動するセクシュアリティ 弁天小僧/『青砥稿花紅彩画』
3 演劇的幻惑 お嬢吉三/『三人吉三巴白浪』
4 少年アイドルが女装するとき 堂本光一/『ルーキー!』
5 「環境適応型」女装 マリー/『毛皮のマリー』
6 強いられた性自認 蝶衣/『覇王別姫』
7 「近代家族」を超えて ヴィヴィアン/『お・こ・げ』
8 良夫より賢父 ダニエル/『ミセス・ダウトファイア』
9 サバイバルのために マイケル/『トッツィー』
10 クィアの解放 ドラァグクィーンたち/『プリシラ』
11 「女社会」に入りたい僕 ビリー/『ビリー・エリオット』
第2部 女から男へ──戦いと自己実現と恋と
1 「戦う女」になるために サファイア/『リボンの騎士』
2 自己実現の誇り オスカル/『ベルサイユのばら』
3 親孝行な「父の娘」 ムーラン/『ムーラン』
4 冒険と才能発揮のチャンス ポーシャ/『ヴェニスの商人』
5 父からの解放 ロザリンド/『お気に召すまま』
6 自己防衛と恋 ヴァイオラ/『十二夜』
7 想い人との一体化 能の男装/『井筒』『松風』『道成寺』
8 女が男を「見る」快楽 瑞稀/『花ざかりの君たちへ』
9 現代女性のサムライ願望 セイ/『風光る』
10 「女人結界」突破の試み マリナ/『オサマ』
11 男として認められたい ブランドン/『ボーイズ・ドント・クライ』
第3部 双方向の越境──ジェンダーの呪縛を超えて
1 古代の「性同一性障害」 「姫君」と「若君」/『とりかへばや物語』
2 性と生の可能性を求めて オーランドー/『オーランドー』
おわりに
事例一覧表
注・テキスト・主要参考文献・映像資料
あとがき

2013.01.18発売
日本語は論理的である
講談社選書メチエ
主語はなくても論理はある! 人工知能学者が考える「論理」の正体とは。日本語の論理はどんなあり方をしているのか。小学校英語教育の脳科学的危険性……理系と文系を架橋する斬新な日本語論。
日本語は特殊でも非論理的でもない! 人工知能研究と脳科学の知見を武器に、形骸化した学校文法からは見えなかった、日本語の論理がもつ普遍性と特徴を、非常に明快に解説。返す刀で、小学校での英語教育の根源的問題点を突く。理系と文系を架橋する、まったく新しい角度からの日本語論。
【目次】
はじめに
1.日本語否定論・日本語特殊論の系譜
1 明治以来の日本語廃止論
2 「日本語には文法がない」説
3 「日本語は非論理的」説
4 「日本語の論理は西欧の言語の論理とは違う」説
2.論理とは比喩の形式である
1 理解の二重性──想像可能性と記号操作可能性
2 記号操作可能性は想像可能性に基づく
3 イメージの言語的側面が比喩である
4 抽象的な表現は比喩を通してイメージにつながる
5 論理は比喩の形式である
3.日本語の論理と英語の論理
1 英語の論理は主体の論理
2 「主語─述語」は普遍的か?
3 「主題─解説」という関係
4 日本語の論理の基本は容器の論理
5 一文法二論理
6 空間の論理としての格助詞
4.日本語の論理の基本は形式論理である
1 ものすごく簡単な論理学入門
2 命題論理とは何か
3 述語
4 命題論理は容器の比喩の形式、述語は擬人の比喩の形式
5 日本語の論理の基本は命題論理
5.学校文法が自虐的言語観を生んでいる
1 学校文法とはどのようなものか
2 日本語文法
3 学校文法が自虐的言語観の原因である
4 文法教育はどのようにあるべきか
5 国語で論理訓練を
6 日本語は変わってしまった
6.小学校英語教育は廃止すべきである
1 小学校英語教育とは
2 小学校英語教育の賛成派と反対派の意見
3 音声で決まる文法
4 脳科学的立場からの小学校英語教育廃止論
おわりに
参考文献
索引

2013.01.18発売
<代表>と<統治>のアメリカ政治
講談社選書メチエ
矛盾する論理が駆動する超大国の政治力学 アメリカ政治の主戦場は議会にあり。-統治-と-代表-という相克する論理の狭間で政党と議員はいかに政治を動かしているのか。日本人が知らなかった深層を探る
知っているようでわかりにくい、アメリカ政治の核心をいかに捉えるか。地域代表としてのイデオロギー〈代表の論理〉と政府運営者としての行動原理〈統治の論理〉、矛盾する2つの論理の力学という視角で、本質をするどく抉出する!
【目次】
序章 本書の課題と関心
第一章 アメリカ政治にとって政党とは何か
1 歴史の中の政党
2 政党の変化は何を意味するのか
3 政党は意味のない存在なのか
4 比較政治制度論という視角
5 アメリカの政治制度
6 予測される政党の行動
第二章 連邦議会における政党
1 議会組織の特徴
2 一九七〇年代の議会改革
3 多数党中心の議事運営
4 少数党による対抗策
第三章 〈代表の論理〉の政党を目指して 多数党への軌跡
1 共和党にとっての「保守」
2 議会共和党の転回
3 議会中継専門放送局の活用
4 〈代表の論理〉による多数派獲得へ
第四章 二つの論理のはざまで クリントン政権期の対立と協調
1 イデオロギーから統治へ
2 一九九六年度予算編成における激しい対立
3 予算編成における対立の弱まり
4 項目別拒否権付与における積極的協調
5 情報通信改革における消極的協調
第五章 〈統治の論理〉の果てに ─ G・W・ブッシュ政権との関係
1 共和党統一政府の出現
2 減税をめぐる積極的協調
3 九・一一テロからイラク戦争へ
4 共和党多数期の終焉
第六章 アメリカ政治の展望
1 本書が明らかにしたことは何か
2 議会における大統領の影響力 ─ 残された論点
3 オバマ政権期のアメリカ政治
終章 〈代表の論理〉と〈統治の論理〉から見た日本政治
1 国政への含意
2 地方政治への含意
あとがき
註
参考文献
索引

2013.01.18発売
浜口雄幸と永田鉄山
講談社選書メチエ
国際協調か最終戦争か? 二つの路線の相克。第1次大戦に彼らは何も見出したか? 国際協調路線の可能性に賭けた浜口。最終戦争は必至と軍中心の総力戦体制の構築を計る永田。国家の将来を巡る究極の選択とは?
第一次世界大戦の未曾有の惨禍は日本指導層に甚大な衝撃をもたらした。もはや進むべき道は国際協調以外にないと対中融和を含む協調路線に賭けた浜口。最終戦争は必至と満蒙・華北領有を含む軍中心の総力戦体制の構築を計った永田。ともにテロに斃れた2人の国家存亡を巡る究極の対立を描く。
【目次】
プロローグ──張作霖爆殺事件
第一章 田中義一政友会内閣と民政党総裁浜口雄幸
1 戦前政党政治の展開
2 対中国政策をめぐる対立と国際環境
3 構造改革と議会中心主義
第二章 浜口内閣期の外交と内政
1 国際協調と対中融和政策
2 産業構成の高度化とセーフティ・ネット
3 海軍軍縮条約問題と浜口の遭難
第三章 構想の相克
1 永田鉄山と陸軍中堅幕僚グループ
2 国家総力戦
3 国際連盟
4 中国認識
第四章 満州事変と永田鉄山
1 事変前夜
2 柳条湖事件
3 北満・錦州攻略と独立国家樹立方針
4 五・一五事件と熱河作戦
第五章 統制派と皇道派───陸軍派閥抗争
1 省部首脳会議
2 隊付青年将校の国家改造運動
3 陸軍パンフレットと華北分離工作
エピローグ 永田死後──太平洋戦争への道
註
あとがき
索引

2013.01.18発売
『正法眼蔵』を読む 存在するとはどういうことか
講談社選書メチエ
われわれはどのように存在しているのか――人間存在根本の問いに『眼蔵』はいかに答えるか。ヨーロッパ現代思想も凌駕する画期的思想書に気鋭の禅僧が己の実在を賭けて挑む、現代人のための入門書にして決定版。(講談社選書メチエ)
超難解仏教書をまったく新しい角度から読む われわれはどのように存在しているのか。ヨーロッパ現代思想も凌駕する画期的思想書に気鋭の禅僧が己の実在を賭けて挑む。現代人のための入門書にして決定版。

2013.01.18発売
<育てる経営>の戦略 ポスト成果主義への道
講談社選書メチエ
『虚妄の成果主義』の著者による新・経営論一元的な点数化。客観評価に対する違和感――。成果主義が破壊した人材育成機能。いま企業はどのようなシステムを再構築すべきか。人材育成の思想と知恵を解く。
「客観評価」「評価のフィードバック」を掲げ、給料格差と勤労意欲の連動を信じた成果主義はいちばん大切な人材育成機能を破壊した。いま、企業はどのようなシステムを再構築すべきなのか。「やり過ごし」「尻ぬぐい」など先達の知恵と経営戦略論が明かす<育てる経営>の思想。虚妄の成果主義』の著者によるこれからの経営論!
【目次】
第1章 客観評価の虚妄
第2章 貧困な発想
第3章 『虚妄の成果主義』が批判したもの
第4章 目的はモチベーション
第5章 人的資源は買えない
第6章 競争優位の源泉としての資源・能力蓄積過程
第7章 例解:発明の対価
第8章 育てる経営