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1998.08.11発売
ポケットの中の赤ちゃん
復刊しました!
みなさんの熱い思いで、ムーちゃんが帰ってきました。
なつ子のママのエプロンのポケットの中から出てきた、ムーという名まえの小さな小さな女の子。よるになると、なつ子をふしぎな国へつれていってくれます。
でも、それは、ママにはないしょ。ムーは、ほんきにしない人に見られると、消えてしまうんですって。
この「ポケットの中の赤ちゃん」は、“子どもの本の探偵”に、いちばん依頼の多かった、つまり、忘れられない、もう一度読みたいといった人がいちばん多かった本です。
お母さんのポケットから出てきた小さな女の子ムーちゃんを育てるという、子どもの皮膚感覚で描かれたこの物語を、読者であった子どもたちは忘れなかったのでした。いわば、子どもが守り、復活させたこの本を、いまの子どもたちもきっと楽しんでくれるでしょう。――赤木かん子(子どもの本評論家)

1998.08.10発売
心臓病と上手につきあう本
健康ライブラリー
狭心症・心筋梗塞の患者さんのために!
自ら狭心症を経験した著者が、患者の身になって書き下ろした心臓病の本。胸の痛みや違和感を覚えたら、明日といわずに専門医に受診すること。狭心症といってもさまざま。自分のタイプを知り、発作予防の的確な対策を。治療法にはそれぞれの長所と短所がある。迷ったらセカンドオピニオンを。おそれられてきた虚血性心疾患も、治療法の進歩改善で治療可能となっている。

1998.08.10発売
聖母マリア <異端>から<女王>へ
講談社選書メチエ
父と子と精霊──キリスト教は父性の宗教だった。教義が排除した「女性性」を、しかし、民衆は聖母の中に見いだす。「異端」の存在は、やがて「神」の座へと昇る。キリスト教の「女神」、聖母マリア。処女にして母、婢(はしため)にして女王、人類が永遠に憧憬する、「女性的なるもの」の化身。その多彩な容貌に、さまざまな角度から光を当てる。
【目次】
プロローグ 聖母マリアの現在・過去・未来
第一章 マリアの生涯
第二章 マリアはどこから来たのか
第三章 諸宗派とマリア
第四章 民間信仰の中のマリア
第五章 ドグマ狂騒曲
第六章 奇跡を起こすマリア
第七章 マリアの七つの顔
エピローグ
註
あとがき
索引

1998.08.10発売
権力装置としてのスポーツ 帝国日本の国家戦略
講談社選書メチエ
昭和初年、人びとはラジオに釘づけだった。神宮、甲子園の熱闘。日本選手の活躍に一喜一憂したロス、ベルリン五輪……。その熱狂に、権力はスポーツによる国民総動員を夢見る。大衆の身体が権力の標的となり、イデオロギー闘争の戦場となった時代を活写する。
【目次】
プロローグ
第一章 スポーツに群がる人びと
1 ファンの心理
2 スタジアムとラジオ
3 郊外のにぎわい
第二章 国家の熱いまなざし
1 キャプテン殿下の登場
2 皇室の思召し
3 文部省vs.内務省
第三章 スポーツによる“思想善導”
1 一九二八年
2 三つの戦略
3 天皇の代替わりとの交錯
第四章 国家への包摂と反発
1官民の一体化
2 スポーツ団体による教化活動
3 リベラリズムの諸相
第五章 スポーツは阿片か?
1 「支配階級の護衛兵」
2 スポーツをめぐる”階級闘争”
3 スポーツは阿片か
第六章 ロサンゼルス1932年――五輪の熱風1
1 列島を揺さぶる熱狂
2 満州事変の影
3 戦略の修正
第七章 ベルリン1936年――五輪の熱風2
1 さらなる熱狂の渦
2 「お祭り騒ぎ」の意味
3 もうひとつの民族ナショナリズム
エピローグ
註
少し長めのあとがき
索引

1998.08.10発売
「冷え症」を治す
健康ライブラリー
からだにやさしい漢方の「冷え」治療
ダイエットや露出度の高いファッションで「冷え」の悩みが急増中。女性の「冷え」は腰痛や不妊症、心身症などさまざまな病気の原因になります。専用チェックシートであなたの「冷え度」をはかって、早めに対策を。からだを温めて不調を治す、漢方薬による「冷え」治療。さらに「冷え」を防ぐ食事・服装・入浴法などを、きめ細かく紹介します。

1998.08.10発売
ざわざわ森のがんこちゃん おかあさん きらい
あさおきたら、だいじなだいじな石のリボンがなくなっちゃった!
おかあさんをきらいになったがんこちゃん、家出をしちゃってどこいくの?

1998.08.10発売
空っ風
文芸(単行本)
驚異的な力量をもった新人の登場。木枯し紋次郎以降に初めて現れた次世代股旅物の傑作。
幕末の激動期を駆け抜けた清水次郎長一家の喧嘩犬・小政の壮絶な生涯
驚異的な力量をもった新人の登場である。デビュー作『からくり乱れ蝶』、2作目『まやかし草紙』に続く本書『空っ風』は、清水次郎長一家の小政を主人公に、幕末の激動期を駆け抜けた男の生きざまを活写。硬質な詩情が漂う文体で、木枯し紋次郎以降に初めて現われた次世代股旅物の傑作である。――文芸評論家・菊池仁

1998.08.10発売
女たちへのエレジ-
講談社文芸文庫
「ニッパ椰子の唄」「洗面器」「シンガポール羅衛街にて」等の若き日のアジアへの放浪の旅が生んだ「南方詩集」と「畫廊と書架」他の3部構成詩集『女たちへのエレジー』。女性への憧憬、愛着、切なさをうたう連作詩「愛情69」。時代に抗し生涯にわたり魂の自由を求めた詩人の生きる証として書かれた詩集2冊を収録。

1998.08.10発売
日本文壇史23 大正文学の擡頭
講談社文芸文庫
「行人」連載中、三たび胃潰瘍に倒れた漱石の推薦で「朝日」に無名の中勘助「銀の匙」載る。大正3年、第3次「新思潮」創刊。漱石『こヽろ』岩波書店より刊。蘆花『黒い眼と茶色の目』刊。4年、萩原朔太郎、室生犀星「卓上噴水」創刊。第1次大戦下のパリの藤村、軍医総監鴎外の日々。「カチューシャの唄」一世を風靡。若き菊池寛、芥川龍之介、倉田百三ら。長塚節の死。5年。「青鞜」終焉。大正文学擡頭明治文壇の関係を観る。

1998.08.10発売
ミドルマ-チ(一)
講談社文芸文庫
美しいドロシアとその妹シーリアは両親をうしない、伯父のブルック氏のもとに身を寄せている。宗教的理想に燃えるドロシアは、大地主の青年チェッタム卿を退け、27歳年上のカソーボン牧師との結婚をえらぶ。イングランド中部の商業都市ミドルマーチを舞台に多彩な人間模様を描写した、ヴィクトリア朝を代表する女流作家ジョージ・エリオットの代表作。(全4巻)

1998.08.10発売
志賀直哉交友録
講談社文芸文庫
志賀直哉は文豪にふさわしい豊かな文学世界をつくりあげたが、私生活では人なつこく、遊びごとのトランプや麻雀を楽しんだという。本書で志賀門下の阿川弘之が、直哉と縁のあった40人を選んで交友録を編んだ。夏目漱石、内村鑑三、清水澄から始まり、「白樺」の同人の武者小路実篤、長与善郎など、画家の梅原龍三郎や、門下の瀧井孝作、尾崎一雄以下そのひろがりは1つの時代史ともなっている。

1998.08.10発売
はやい電車100点
講談社の絵本
速さと安全を求めたJR・私鉄の100点!
新幹線500系「のぞみ」から、新関西空港への南海の「ラピード」まで、日本全国の速くて、でも環境や安全に配慮した超特急や特急の、はやい電車100点!

1998.08.10発売
戦争論
講談社学術文庫
第1次・第2次大戦から湾岸戦争まで
20世紀の世界戦争は現代思想をどう変えたか
20世紀の戦争は地球を覆う全面戦争と化し、世界を1つの運命共同体とした。冷戦終結後も湾岸戦争に見られたように、戦争は従来の国家の枠を超えて世界化する。一地域の抗争があらゆる国の利害を絡め、いかなる国をもその局外に立たせないのである。クラウゼヴィッツからバタイユ、レヴィナスへと戦争の思考をたどり、臨界に達した西欧近代の〈黙示録後〉の世界を現代史の時間軸に沿って考察する。

1998.08.10発売
新装版 解体新書
講談社学術文庫
日本の遅れた医学を改革しようと、杉田玄白、前野良沢らは西洋の「解剖図」の翻訳に挑戦する。3年半の年月を経て、1774年オランダ語版『ターヘル・アナトミア』は『解体新書』として完成をみた。辞書のない時代、〈門脈〉〈神経〉など現代も使われている用語を造りながらの難事業であった。本書は、医学会のみならず、その後の蘭学の隆盛に貢献し、日本文化が大きく変容する契機となったのである。

1998.08.10発売
朝鮮紀行
講談社学術文庫
英国人女性旅行家イザベラ・バードが朝鮮を訪れたのは、1894年、62歳の時のことである。以後3年余、バードは4度にわたり朝鮮各地を旅した。折りしも朝鮮内外には、日清戦争、東学党の反乱、閔妃(びんひ)暗殺等の歴史的事件が続発する。国際情勢に翻弄される李朝末期の不穏な政情や、開国間もない朝鮮に色濃く残る伝統的風土・民俗・文化等々、バードの眼に映った朝鮮の素顔を忠実に伝える名紀行。
英人女性旅行家イザベラ・バードが描く19世紀末の朝鮮の素顔。
英国人女性旅行家イザベラ・バードが朝鮮を訪れたのは、1894年、62歳の時のことである。以後3年余、バードは4度にわたり朝鮮各地を旅した。折りしも朝鮮内外には、日清戦争、東学党の反乱、閔妃(びんひ)暗殺等の歴史的事件が続発する。国際情勢に翻弄される李朝末期の不穏な政情や、開国間もない朝鮮に色濃く残る伝統的風土・民俗・文化等々、バードの眼に映った朝鮮の素顔を忠実に伝える名紀行。

1998.08.10発売
マックス・ヴェ-バ-とアジアの近代化
講談社学術文庫
近代化を探究したマックス・ヴェーバーは、宗教改革を経た禁欲的なプロテスタンティズムが、勤勉に働き資本形成に励む企業家精神を養い資本主義を生んだとした。一方、アジアの神秘主義的な儒教や現世逃避的な仏教は、合理化を求める近代化とは相いれず、日本のみが西欧的な封建制をもったため容易に資本主義を受けいれることができたとする。ヴェーバーの理論でアジアの近代化の問題点を指摘する。

1998.08.10発売
むかしむかしの鬼物語
青い鳥文庫
『今昔物語』『御伽草子』などの古典名作のなかに伝えられた、こわいこわい鬼の話ばかりを14編えらびました。さまざまな姿に変身して、人を悩ませ苦しめる鬼、人の心の弱さにつけこんで悪事をはたらく鬼、美しい姫君をさらって命をうばう鬼など、世にもおそろしく、ふしぎな鬼たちの物語がいっぱい。
たいまつに照らしだされた者たちの姿を見て、修行者はおどろいた。それらは、人ではなかった。髪をおどろにふりみだし、目が1つしかない者だの、目が3つもある者だの、角が生えている者だの、口が耳までさけている者だの、いずれもおそろしい姿をしていたのである。
「さては、うわさに聞く百鬼夜行か。」――(「百鬼夜行に出会う」より)

1998.08.10発売
続・パスワ-ドとホ-ムズ4世 -パソコン通信探偵団事件ノート(6)-
青い鳥文庫
誘拐されたまどかは無事だが、事件は未解決。怪し気な銀髪と栗毛の2人組は逃げおおせたまま、今度は電子探偵団が財宝探しに離れ小島に乗り出す。彼らの前に立ちはだかる意外な人物とは?危ないっ!電子探偵団。
第6作めの読み所
1.まどかに瓜二つの、オレンジ色に髪を染めた少女の魅力と家族愛のすばらしさ。
2.「キキッ」と鳴くリスザルに、ジュゴン、ナポレオンフィッシュなど、動物の愛らしさと動物保護の大切さ。
3.ホームズ家と海東家にまつわる「秘宝」捜しに出かけた電子探偵団と謎の悪党たちとの痛快活劇。
4.そして大どんでん返しの結末。あーっ面白すぎる!
ブルー=アース会長のメアリ=サザーランドには大きな夢があった。人魚のモデルともいわれる美しい海の動物、ジュゴン。けれど近年、脂をとったり食料とするための乱獲で、その数はめっきり減ってしまった。このままでは、すでに地球上から姿を消したほかの動物同様、絶滅の運命をたどってしまうかもしれない。そんなこと、ぜったい許せない!――(本文より)
「家族や動物への愛。秘宝さがしの大冒険。そして、大どんでん返しの結末――お父さんやお母さんにも読んでほしい自信作です。」――(作者:松原秀行)

1998.08.07発売
夏と冬の奏鳴曲
講談社文庫
首なし死体が発見されたのは、雪が降り積もった夏の朝だった!20年前に死んだはずの美少女、和音(かずね)の影がすべてを支配する不思議な和音島。なにもかもがミステリアスな孤島で起きた惨劇の真相とは?メルカトル鮎の一言がすべてを解決する。新本格長編ミステリーの世界に、またひとつ驚愕の名作が誕生!

1998.08.07発売
エーゲ海 ギリシア神話の旅
講談社文庫
透き通るように碧く、どこまでも広がるエーゲ海。ギリシアの神々は、ここでどんな午睡を楽しんだのだろうか? またオリンポスの山の中で、どんなドラマを繰りひろげたのだろうか? ギリシアの旅は神話を手がかりに、心身の癒しを求めて歩くのが最高。ストレスだらけの現代人にピッタリの一味違った旅ガイド。旅が2倍楽しくなる!
旅が2倍楽しくなる“心の旅”に必携!
エーゲ海と山間(やまあい)を彩る神々のドラマ。心と身体を癒す一味違う旅のすすめ
透き通るように碧(あお)く、どこまでも広がるエーゲ海。ギリシアの神々は、ここでどんな午睡を楽しんだのだろうか。またオリンポスの山のなかで、どんなドラマを繰りひろげたのだろうか。ギリシアの旅は神話を手がかりに、心身の癒しを求めて歩くのが最高。ストレスだらけの現代人にピッタリの一味違った旅ガイド。