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1997.02.20発売
「老いる」とはどういうことか
講談社+α文庫
老人は何もしないから素晴らしい、「終わり」を考えるより「はじめ」の練習を、等々、これまでの老年観を一新させ、これからの生き方を示唆することばに満ちた1冊。※本作品は1991年9月、読売新聞社から刊行された『老いのみち』を文庫収録にあたり改題、再編集したものです。
「老いる」ことを人生の大切な課題と考える人が急に多くなった、河合隼雄はいう。本書は、臨床心理学の第1人者が、110のはなしを通して、誰もが自分のこととして、また身近な人のこととして、直面する切実な課題に迫る。
老人は何もしないから素晴らしい、「終わり」を考えるより「はじめ」の練習を、等々、これまでの老年観を一新させ、これからの生き方を示唆することばに満ちた1冊。ベストセラー『老いのみち』を改題・再編集、待望の文庫化。

1997.02.20発売
クラシック一日一名曲366日
講談社+α文庫
コンサートや解説書やスコアを片手にじっと聴きいるレコード・CD鑑賞もいいけれど、四季折々その日その日に、初心者もマニアももっと気軽にクラシック音楽を愉しめないものか。
著者がお勧めするのが「日めくりカレンダー式」鑑賞法。大作から小品まで、366日その日にふさわしい1日1名曲を入手しやすい推薦CD一覧付きで紹介。毎日を音楽のある暮らしにする1冊。

1997.02.20発売
スヌーピーののんきが一番(7)
講談社+α文庫
1日中ここでぶらぶらしてるわけにはいかないよ……とスヌーピー。全世界の中でも、ここは1番さえない町の、1番さえない1角にちがいないわ……とルーシー。自分をもてあましたり、不平不満をいうこともあるけれど、みんな、ゆったりとマイペースで生きている。そんな彼らといっしょに、ちょっとそこまで「気の向くままの散歩」をしてみませんか!?
PEANUTS(C)United Feature Syndicate Inc.

1997.02.20発売
失楽園(下)
文芸(単行本)
二人が育んだ絶対愛の世界。 たった一度の生だから、この人を永遠に自分のなかにとどめておきたい。男と女の性愛の真髄を描き、新聞連載中から圧倒的な反響をまき起した注目の文芸大作。 二人の肌と肌は、一分の隙もないほど密着し、毛穴のひとつひとつまで重なり合うほどに馴染み合っている。 「気持ちがいい……」 それは、久木の全身の皮膚からでた溜息であり、悦びである。 その沸々と、躯の内側から湧きおこるような快感に浸りながら、久木は改めて肌と肌と触れ合う感触が、心の安らぎとともに、ある諦観を生みだしていることに気がつく。 「そうか……」久木は、凛子の柔らかい肌に向かってつぶやく。 「こうしてなら、死ねるかもしれない」 女の肌につつまれると、男はかぎりなくおだやかに、そして従順になる。そのまま、いつか母に抱かれている少年になり、胎児になり、その先は精液の一滴となって消えていく。――(本文より)

1997.02.20発売
失楽園(上)
文芸(単行本)
命削る性愛〔エロス〕の讃歌。 驚異の画期的大作! 『失楽園』の連載を書き終えて、正直な感想は「疲れた」の一語に尽きる。 わたしは今回の小説を書きながら恋をしていたが、それは現実と夢と交錯しながらのもので、くわえて過去の恋や、その折々にきいて感じた音楽や情景なども思い起こし、いわゆる圧倒的な恋愛状態に浸って、書き続けるように努めてきた。 そのことはまた、毎日の構想を練り、原稿を書く段階になるたびに、自らが久木と凛子になりきることで、これほど深く、主人公にのり移って書いたことはなかった。 ともかくいま、わたしは小説が頭や知識でなく、全身で書く格闘技であることを改めて知った。――著者・渡辺淳一

1997.02.20発売
皆月
文芸(単行本)
どん底に落ちた中年の再生物語
ある日突然、大金を持って妻が逃げた!男を救うのは、ヤクザ者の義弟とソープ嬢。著者の新境地を示す長編小説。
諏訪徳雄(すわのりお)はコンピュータおたくのさえない40男。ある日突然、妻の沙夜子がコツコツ貯めた1000万円の貯金とともに蒸発してしまう。徳雄は会社をやめ、ゲイの男とケンカして、前歯まで失ってしまう。ボロボロになった男に救いの手をさしのべるのは……?

1997.02.20発売
101号室の女
文芸(単行本)
息もつかせぬ叙述トリックの数々!
薄暮に溶ける白いモーテルにやってきた謎の女の正体は?
ばか、やめろ、やめるんだ。母さんに聞かれたらどうするんだ。そう思っても、悲鳴は止まらない。ガラスに映った彼は、狂ったように叫びつづけていた。彼は右の拳を口に押しこんで、無理やり悲鳴を止めた。フーッと大きく溜息をつく。ああ、なんてひどい夢だったんだ。ホテルの客室の女を襲うとんでもない夢――。いつになったら、あの夢から解放されるのだろう。

1997.02.20発売
謎解き中国語文法
講談社現代新書
可能の助動詞はどう使い分けを? 否定の“不”の位置は? 不可解といわれる文法を解きほぐし、中国語らしさの感覚をみがく、中・上級への手引。
婉曲表現としての“很不_”――さて、なぜ“很不”のような回りくどい言い方をするのか。直接ズバリと、良いなら良い、悪いなら悪いと言えばよいではないか。だが、それではこの世は立ち行かぬ。“很不_”は婉曲表現なのである。そもそも人や事物に対して、良いとか悪いとか、評価を下すことは難しい。手放しでほめれば軽く見られる。厳しいことを言えば嫌われる。……ほめとけなしの微妙なさじ加減に心砕くのが、人間である。そこで、相手を立て、こちらのメンツも保つ。それが評価である。……重要な点は、このような婉曲表現は、第三者に向けられるということだ。遠回しに人を低めるのである。自分のことにはふつう使用しない。……これは結果的には、自分たち(=話し手や聞き手)、つまりこちら側に対するケアである。自分に優しい婉曲表現である。――本書より

1997.02.20発売
観音のきた道
講談社現代新書
古来から人々の心のよりどころとして親しまれ、信仰を集めてきた観音菩薩。インドから中国へ、そして日本へ――。その信仰の変容、仏教の展開を通して、民衆の祈りの本質を解き明かす。
観音像の成立――すでに2世紀前後よりあったといわれるインドの観音信仰は、インドや中央アジアから中国へきた訳経僧たちによって観音が説かれた梵本が漢訳されるに伴い、西域から中原の地へと伝えられていった。『法華経』の中の「普門品」で観世音菩薩が現世の苦悩や厄害を救ってくれる霊験が説かれると、観音を信仰すれば病気が治るなどの功徳があることがわかり、しだいに一般の民衆の中にも観音信仰者が現われるようになった。それと同時に信仰者たちの観音に対する祈りや願いの内容は無限に広がっていき、その内容は具体的なものになっていった。ある者は病気を治すことを願い、ある者は金銭や地位を得ること、ある者はよい子どもを授かること、またある者は災厄から免れることを願った。そして、これらのさまざまな願いをかなえてくれる霊験あらたかな観音像を、工人は造るようになった。観音像は民衆のさまざまな願いに応じられる力を持ったいろいろな形で造られるようになっていき、そのバリエーションはしだいに増えていったのである。――本書より

1997.02.20発売
知能指数
講談社現代新書
「頭のよさ」とは何なのか。それは測れるものなのか。知能検査の成立、その後の歪んだ歴史、荒唐無稽なエピソードの数々――IQ神話を徹底検証し、知能観の見なおしを迫る。
何を疑い、何を知るべきか――IQというのは、頭のよしあしの基準を確定したい、あるいは、人々を頭のよさという1つのモノサシの上に序列化してみたい、という壮大な野望の産物である。そして、捉えようとしている知能(が仮にあるとして)と、捉えられた知能はまったく別物と思ってもいいくらいのものであった。しかしそのことに気づいた人は少なく、多くの悲劇を生み出すことになったのである。IQを批判的に検討するためには、まず、その奇妙さを実感できるような例をいくつか体験し……次にIQの歴史を振り返ってみたい。より本質的な批判として、なぜ知能を測定する必要があるのか、そもそも測定なんかできるのか、ということを問うためにも必要な作業である。――本書より

1997.02.20発売
国の借金
講談社現代新書
財政赤字はなぜここまで累増したのか。きたるべき高齢社会に向けて、いま何を改革すべきか。わが国が直面する最重要政策課題を、欧米諸国とも比較しつつ、第1人者が解き明かす。
国の借金とは何か――いったん公債がある年度に発行されると、5年なり10年なりの償還時まで毎年利子を払いつづけなければならぬ。そして最終的には償還時に借りた元本をそっくり返済する必要があることから、一般にこの元本返済のため、国際整理基金特別会計にあらかじめ減債資金を積み立てておかねばならない。利子を含めた元利払いのための費用が国債費であり、注目すべきことは、この国債費が21.7%と歳出予算の中で最も高いウエイトを占めている点である。これは累年の借金の後始末を意味しており、国民が最も重要と考える社会保障関係費を上回る規模になってしまったところに、日本財政にみられる借金体質の深刻さがあるといえよう。この借金依存の体質を改めようとする財政再建あるいは財政構造改革が、21世紀に向けての大きな政策課題となってきている。――本書より

1997.02.20発売
TVアニメ-ション・シリ-ズ 逮捕しちゃうぞ(1)(VHS)
墨東署のハリキリ婦警コンビ、夏実と美幸。の活躍を描くコメディ-。今回は新たな登場人物を加えて墨東署がパワ-アップ。現在、テレビで好評放映中第1~2話をまとめたものです。

1997.02.19発売
みんなの精神科
●この本を読むとわかること
魅力的な女性ほどヒステリーになりやすい。
真面目で気を遣う人ほど鬱病にかかりやすい。
精神科医は、心を美しくする整形外科医。
人間は何かをいじめたくて仕方がない動物。
ファミコンは世界中の子供の渇きを癒す。
女性は必ずしも母性本能をもっていない。
……そして、ヘンなのは自分だけじゃないこと。

1997.02.19発売
アトピ-っ子の生活元気絵本
講談社の実用書
すぐに役立つアトピーの生活療法と治し方。
アトピーっ子の暮らし方ガイドやアトピーの治し方基礎知識などをイラストでわかりやすく解説。さらにアトピー最新情報、お医者さんとの上手なつきあい方等も紹介。
1997.02.18発売
1997年高校サッカ-年鑑
96年度高校サッカ-界の記録と活動全紹介96年度の高校サッカ-の各大会・競技会、その記録と選手たち、また、サッカ-界の活動などを、地域大会のものまで含めて、詳しく紹介する。
1997.02.18発売
JR・私鉄カタログ1997年
夢特急から通勤電車まで、最新車両カタログJR・私鉄各社から1996年にデビュ-した新型車両を中心に話題車両を全網羅。JR発足10年を記念してこの10年にJR各社が生みだした注目車両を徹底紹介
1997.02.17発売
美少女戦士セ-ラ-ム-ン セ-ラ-スタ-ズ(54)
講談社の絵本
1997.02.17発売
家なき子レミ(4)
講談社の絵本

1997.02.17発売
太陽神話
太陽の輝きに匹敵するものはなく、その価値ははかり知れない。太陽は地球上のあらゆる生命にとってのエネルギー源であり、創世時から人類は太陽に敬意をはらいつづけ、宗教や芸術の中心に位置づけてきた。建築物や神殿の頂上に太陽が飾られ、岩壁、壺、装飾品、工芸品に描かれ、多くの神話や宗教儀式、詩、哲学において表現された。さらに太陽の影響は、美術、彫刻、祭祀、スポーツ、音楽にもおよぶ。
古代文明においては、太陽がすべての自然現象の「源泉」とみなされ、豊穣、成長、繁栄、そして再生のシンボル、また時には、生命をおびやかす破壊のシンボルと考えられた。そして人々は太陽を神として讃えるようになる。──本書より

1997.02.17発売
どこ吹く風
藝もあります学もある、御存知、丸谷エッセイ。黙って読めばクスリと笑える。天丼の諸問題から孔子伝まで、時には政治家をからかい、時にはスポーツ選手を褒めちぎり、時には男の威厳を考える。縦横無尽、痛快無比。随筆の贅沢ここにあり。
■目次の一部
お茶のすゑ方
新聞記者嫌ひ
シルクの下着
剣豪の盛衰
チームの名前
東京の悪口
首相執務室
世紀末の藝術
最初の女
猫のスカーレット
相合傘
金のつかひ方