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ライオン=キング
1995.06.16発売
ライオン=キング
文:森 はるな
講談社の絵本
ディズニー初の長編オリジナルストーリー! アフリカの大自然を舞台に、幼いライオンの子・シンバが放浪の果てに、父と同じライオン=キングに成長するまでを描いた、人間の登場しない動物だけのドラマです
将軍と側用人の政治
1995.06.16発売
将軍と側用人の政治
著:大石 慎三郎
講談社現代新書
社会の経済化が進んだ江戸中期の100年間。激動の時代の舵取りをした柳沢吉保、間部詮房、田沼意次からの軌跡を追い、これまで不当に貶められてきた「側用人の時代」に光を当てる。 側用人の時代――これまで「側用人」というと、必ずしもいい意味では語られてこなかった。むしろ「君側の奸」といった悪いイメージがつきまといがちだったのではないだろうか。しかし、私は、この「側用人政治」こそが、270年近くにわたる徳川体制の維持を可能にし、さらに日本の「近代」を用意したものではなかったかと考えている。…… 江戸時代を通じて、この制度が悪用されることはなかったし、無能な側用人がいたずらに政治を混乱させるということもなかった。――本書より
文明の交差路で考える
1995.06.16発売
文明の交差路で考える
著:服部 英二
講談社現代新書
人とモノが行き交い、異文化間の交流と対話を生みだした歴史と文明の交差路。グローバルな視点と斬新な発想で地球を旅するとき、これまでとは違った世界像が浮かびあがる。 歴史観の歪み――地球を歩き、空と海から見、プロジェクト遂行のために多くの人々と交わり、幾多の出会いを体験していくうちに、私が痛感したのは、今までの教育では「和がいびつ」であった、ということです。文化価値が非常に歪んだ形で伝えられています。世界史では地球上の多くの部分が、それも重要な部分が欠落しています。なぜこのようなことが起こり、しかも深い反省もなく今まで継承されてきたのか?それを考えていくうちに私は1つのことに気が付きました。それは歴史の最初の教科書が、19世紀という「科学主義」と「植民地主義」に律せられた時代に書かれ、時代が変わった今もそこに生まれた傾向が踏襲されている、ということです。――本書より
ロシアを読み解く
1995.06.16発売
ロシアを読み解く
著:廣岡 正久
講談社現代新書
“巨大帝国”ソ連邦が崩壊し、ロシアは漂流を続け、ロシア人は、自らのアイデンティティ喪失の危機におののいている。“断絶”に苦吟する超大国の真実の姿を歴史的・文化的に跡づけ、「ロシア人とは一体何者なのか」を根底から解読する。 大きな喪失感――帝国が崩壊してしまった今日、……エストニア人やリトアニア人などバルト諸国の諸民族、そしてタタール人たちが自らの主権をかち取り、自らの国家を樹立し、あるいは樹立しようとしているのに対して、ロシア人は固有の国家と領土を失ったと感じている。彼らの意識を満たしているのは……“喪失感”にほかならない。巨大なソヴィエト帝国が誇示した“地政学”上の地位の喪失におののき、傷つけられた民族的矜持に悲鳴をあげているというのが、現在のロシア人が陥っている心理状態なのである。――本書より
日本仏教の思想
1995.06.16発売
日本仏教の思想
著:立川 武蔵
講談社現代新書
この世界は「空」か、「真実の姿」か? 日本仏教は何を求め、伝来(インド・中国)仏教の何を捨てたか? 最澄、空海、法然、道元、日蓮ら知のスーパースターたちの思索を辿り、日本仏教の核心に迫る。 日本仏教は何を問題にしたか――日本仏教の主眼は、世界観の構築にらなかったのである。日本仏教が問題としたのは、感官の対象としての色蘊つまり物質世界が、人間の心的世界にとってどのような価値をもつかということであった。インドの仏教徒にとっては、色蘊は人間の感官の対象にすぎないのであり色蘊にどのような意味が付せられるかはあまり問題とはならなかった。重要なのは、あくまで感受し、意欲を持ち、認識する主体であったからだ。一方、日本仏教にあっては、認識主体の重要性もさることなから、眼前に見ることのできる月や花や雲というすがたの色蘊が、われわれにどのような意味、価値、力を投げかけてくるかということが重要であった。われわれ日本人は、道端に咲く一輪のタンポポを見るとき、その一つの花に宇宙を見てしまう。「その花が、世界の構造の中でどこに位置するのか」などとは問わないのである。――本書より
アメリカ南部
1995.06.16発売
アメリカ南部
著:ジェ-ムス.M・バ-ダマン,訳:森本 豊富
講談社現代新書
「古き良き」大農園文化(プランテーション)。一方に、過酷な生活から花開いた黒人文学や音楽。合衆国史を重層的に彩り、今なおアメリカの深奥に生きる「南部(ディクシー)」世界。 メンフィスの夜――4月3日の夜、キング牧師は講演の中で、「私はもう山頂に到達したが、モーセのように「皆と一緒に約束の地に行くことはできないかもしれない」と暗示的なことを述べた。その講演は、皮肉にも翌日に起こった彼の運命を言い当てていた。ロレイン・モーテルの2階のバルコニーで、キング牧師はジェイムズ・アール・レイの凶弾に倒れた。全米はおろか、全世界で名の知れ渡っていた公民権運動家の暗殺の知らせは、全米を駈けめぐった。公民権運動の偉大な指導者が凶弾に倒れたという悲報を受けて、全米各地で暴動が発生した。私のいたローズ大学(Rhodes College)では、学生はダウンタウンに出かけないように申し渡された。そして、メンフィス市全域に夜間外出禁止令が出された。大学寮の窓の外を、武装した兵を乗せた軍の搬送車が通り過ぎで行ったときのことが、今でも鮮明な記憶として甦ってくる。幸いにメンフィスでは、大きな騒動は起こらなかった。しかし、公民権運動を推し進めていた人々の表情は、明らかに深い落胆のそれであった。――本書より
明智小五郎全集
1995.06.15発売
明智小五郎全集
著:江戸川 乱歩
講談社文庫
もじゃもじゃの髪をかきむしり、難事件を鮮やかに解く、名探偵・明智小五郎。『D坂の殺人事件』でデビュー以来、乱歩の本格推理や少年ものに登場、天才的な推理力で絶大な人気を獲得する。本書は、近代的名探偵の代名詞でもある明智小五郎が関わった全短篇に、未刊行の脚本『黒手組』を加え、名探偵の独特のイメージと魅力を多面的に再現するユニークな本。名探偵の活躍ぶりを、この1冊に凝縮させた、ファン待望の傑作集! もじゃもじゃの髪をかきむしり、難事件を鮮やかに解く名探偵明智小五郎。『D坂の殺人事件』でデビュー以来、乱歩の本格推理や少年ものに登場、天才的な推理力で絶大な人気を獲得する。本書は、近代的名探偵の代名詞でもある明智小五郎が関わった全短篇に、未刊行の脚本『黒手組』を加え、さらに、明智小五郎を描いた初出誌の挿絵も添えて名探偵の独特のイメージと魅力を多面的に再現するユニークな企画。
電子あり
行きゆきて峠あり(下)
1995.06.15発売
行きゆきて峠あり(下)
著:子母澤 寛
官軍への幕府海軍艦船引き渡しを拒否した榎本武揚は、主力を率いて箱館へ向かう。脱走である。一旦は松前軍を破り独立政府を名乗るが、官軍の圧倒的な物量の前に降伏、かくて榎本らは江戸の獄中へ……。得意の聞き書き、関係者の証言等を多用し、榎本武揚とその時代を骨太に描く、巨匠晩年の代表的雄篇。
電子あり
行きゆきて峠あり(上)
1995.06.15発売
行きゆきて峠あり(上)
著:子母澤 寛
江戸昌平黌(しょうへいこう)の卒業試験に落ちた榎本釜次郎は、彼を見込む箱館奉公・堀織部正に随(したが)って北海道を知り、また長崎で海軍の技術を習得する。オランダ留学も果たし海軍副総裁となった榎本だったが、倒幕の流れは洋々たる前途を一気に押し流す。「男」を描いて定評ある著者が辿る幕末の異才・榎本武揚の運命。
電子あり
フェルマーの大定理が解けた!
1995.06.15発売
フェルマーの大定理が解けた!
著:足立 恒雄
ブルーバックス
ついに解けた! どう解けた?「Xn+Yn=Znという方程式は、nが2より大きい自然数であれば、自然数解X、Y、Zをもたない」――フェルマーの最終予想とも呼ばれるこの問題は、問題の意味が誰にでもわかるほどやさしいにもかかわらず、アマチュアの数学愛好家はもちろんのこと、多くの著名な数学者たちの挑戦を、数100年ものあいだ退けつづけてきた。だが、ついに1994年、A・ワイルズがその証明に成功した。 ついに解けた! どう解けた? 「Xn+Yn=Znという方程式は、nが2より大きい自然数であれば、自然数解X、Y、Zをもたない」――フェルマーの最終予想とも呼ばれるこの問題は、問題の意味が誰にでもわかるほどやさしいにもかかわらず、アマチュアの数学愛好家はもちろんのこと、多くの著名な数学者たちの挑戦を、数100年ものあいだ退けつづけてきた。だが、ついに1994年、A・ワイルズがその証明に成功した。 いったい、どのような発想からこの難問が解かれたのか。350年にもわたる数学者たちの苦心の跡をたどるとともに、難問解決に導いた発想の本質をわかりやすく解説する。
電子あり
へんな虫はすごい虫
1995.06.15発売
へんな虫はすごい虫
著:安富 和男
ブルーバックス
時に楽しい表情を見せてくれる虫たちのなかには、生いたちや暮らし、行動からみて「へんな虫」がたくさんいます。キノコを栽培したり、蜜をだす他の虫を飼育したり、自分の体を子に食べさせたり、超能力を発揮したり……。しかし、本書で取りあげる彼らのふしぎな生態こそ、数億年という歳月をかけて獲得された生き残り戦略であり、実は「すごい虫」であることのあかしなのです。彼らの生きざまに注目してください 農業・牧畜、母の愛、はては超能力まで カバー表の3人衆は“人面カメムシ”、カバー裏のとぼけた坊やはミカドアゲハの幼虫です。ただし、坊やの“眼”に見えるのは鳥をおどすための模様です。 時に楽しい表情を見せてくれる虫たちのなかには、生いたちや暮らし、行動からみて「へんな虫」がたくさんいます。キノコを栽培したり、蜜をだす他の虫を飼育したり、自分の体を子に食べさせたり、超能力を発揮したり……。しかし、本書で取りあげる彼らのふしぎな生態こそ、数億年という歳月をかけて獲得された生き残り戦略であり、実は「すごい虫」であることのあかしなのです。彼らの生きざまに注目してください。
電子あり
最新情報科学用語小辞典
1995.06.15発売
最新情報科学用語小辞典
監:小管 敏夫
ブルーバックス
知りたい用語がすぐ引けて、実用性も高い本格的な小辞典。 ●インターネットやマルチメディアなど情報科学の理解に必要な2200項目をわかりやすく解説。 ●日本語名・英語名を併記した実用性最優先の表記方法を採用。 ●巻末に英文索引をはじめ、アスキーコード表、フローチャートのツール表、SQLのプログラムを使ったデータベースの操作例を収載。 ●情報処理2種試験、情報処理システムアドミニストレーター試験に必ず出る用語を漏れなく解説。 ●ソフトウェアの設計・仕様を標準化するために便利なJIS規格を付記。 ●ビジネスの場でも、座右に置いて簡単に利用できる実用性。
角θの不思議
1995.06.15発売
角θの不思議
著:堀場 芳数
ブルーバックス
〈角θの不思議ワールドへようこそ!!〉三角形などの多角形、四角柱などの柱体、五角錐などの錐体、三角関数、仰角・俯角、立体角、死角、……〈角〉と名のつくものは、私たちの身近に意外や沢山ある。名はつかないものの、角にからまる数学、物理学、地学、天文学その他の話も実に多い。角はいつから数学史に登場し、幾何学や図学、測量学、また数学そのものを発展させてきたのだろう。また、角という基本概念は、数学以外の分野でどのように利用されているのだろう。本書は、角に関係の深い図形や関数の性質を考え、そのオモシロサを楽しむ本である。
Dr.検死官
1995.06.15発売
Dr.検死官
著:野口 ト-マス,著:ジョゼフ・ディモ-ナ,訳:佐瀬 稔
講談社+α文庫
検死局の任務は現場に残された死体からすべてを明らかにすることである。銃で、麻薬中毒で、犯罪で、大都市ではつぎつぎと人が死んでいく。映画スターの不審死、要人の暗殺、飛行機の空中衝突事故など、管内のあらゆる死体の解剖・捜査を担当し、かずかずの難問を解き、犯人を割り出した日本人法医学者の闘いの手記。
マンガ孫子・韓非子の思想
1995.06.15発売
マンガ孫子・韓非子の思想
その他:蔡 志忠,訳:和田 武司,監:野末 陳平
講談社+α文庫
「彼を知り、己を知れば百戦殆うからず」という孫子のことばは、今日においても真理である。人間の中の功利的なものを見抜き信賞必罰の「法」による支配を説いた韓非子(かんびし)の人間論も真理である。乱世を勝ちぬくためには、深い人間洞察と、一見非情とも思える厳しさが必要なのである。現代にも通じる勝ち残るための2大思想のマンガ化。
おばあさんの薬箱
1995.06.15発売
おばあさんの薬箱
著:佐橋 慶女
講談社+α文庫
特別なものを食べなくても、薬に頼らなくても、ここにあるおばあさんの教えを知っていれば、体調(コンディション)をととのえることも、ちょっと具合がわるいときの食養生も、バランスと彩りのよい食卓をつくることも簡単にできる。家庭をもつ人、ひとり暮らしの人、それぞれに役立つ実用ヒントを満載。これが医食同源の食事法!元気倍増の生活法!
[図説] 死んだらいくらかかるか
1995.06.15発売
[図説] 死んだらいくらかかるか
著:佐藤 友之
講談社+α文庫
「葬式代ぐらい残して死にたい」と人はよく口にする。では、いったいいくらかかるのだろうか?そのときになって慌てたのでは遅い。本当の「葬儀の価格」を知っておき「死の準備」の知恵を。不明な点の多い葬儀費用の内訳、葬具の原価、人件費、謝礼など、葬儀に関わる費用を多くの図入りで紹介し、あらためて「葬儀の常識」とは何かをガイドする。
夢、草深し
1995.06.15発売
夢、草深し
著:金 石範
文芸(単行本)
父母の姿が去来する草芒々の夢の曠野 夢はどうしてそれほどまでに有無をいわさずに、私の全身をソウルや済州島やの朝鮮の夢の海に沈めるのか。この故国の地以外を一切近寄らせぬ夢の跳梁は十日間続いて、私をへとへとに打ちのめした。――(本文より)
四季めぐりあい 秋
1995.06.15発売
四季めぐりあい 秋
著:東山 魁夷
講談社ARTピース
自然がまとうもっとも華麗な秋の装いを描く。 華やかなだけに、どこか物悲しく心にしみ込む秋の景色。画伯の絵と文が、秋の心を21の断章に切りとって、読者に語りかけてくる。
七十の手習ひ
1995.06.14発売
七十の手習ひ
著:阿川 弘之
文芸(単行本)
温かいまなざし典雅なユーモア 阿川弘之の名随筆38編 溢れ出るユーモアと達意の文章の珠玉随筆集 志賀直哉の弟子として、師を語り、友人として吉川淳之介を送る──。大好きな船や鉄道の旅に眼を輝かせ、愛すべき友を描く。