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1995.06.07発売
豪華絢爛殺人事件
講談社文庫
タキシード姿の大貫警部が飲み食べ推理する!
殺人事件の現場はなんと名門女子大卒業謝恩会会場!大貫警部も盛装して出動!
華やかな名門女子大。その年中行事でも特に華やかな豪華ホテルでの卒業謝恩会。“殺人事件”とは最も似つかわしくない場所で、血塗られた殺人が起こった!貸し衣装のタキシードで食べものを詰め込む大貫警部が容疑者を怒鳴りつけ、一件落着かと思ったら……。井上刑事と直子を悩ませながら、推理は進む。

1995.06.07発売
続 若草物語
講談社文庫
父親のマーチ氏がわが家に戻って3年後、メグはジョン・ブルックと結婚して育児に追われ、ジョーは病身のベスに心を痛めながら作家修業に励み、エイミーは外国で絵の才能をみがく……。それぞれが自分にふさわしい愛と人生を、苦悩し、真摯な思いで見つけていく日々を、みずみずしく描く。4人姉妹の輝く青春編。

1995.06.07発売
時計館の殺人
講談社文庫
館を埋める108個の時計コレクション。鎌倉の森の暗がりに建つその時計館で10年前1人の少女が死んだ。館に関わる人々に次々起こる自殺、事故、病死。死者の想いが籠る時計館を訪れた9人の男女に無差別殺人の恐怖が襲う。凄惨な光景ののちに明かされるめくるめく真相とは?第45回日本推理作家協会賞受賞。
1995.06.07発売
BOYS BE…101のLove・Seminar
恋に臆病なあなたに贈るLOVE・セミナ-「恋愛のエンサイクロペディア」ともいえる長編人気漫画「BOYS BE…」から恋に出逢い、恋を成就させるための心構え、そして極意&秘訣101のテクニック
1995.06.06発売
民宿&公共の宿 最新版

1995.06.06発売
シニアの国の青木功
文芸(単行本)
そこは、人生のバックナインだった。
ノンフィクション“世界のアオキ”50代の挑戦
50歳の誕生日を迎えたその夏、青木功は前言を撤回し、突然のアメリカ・シニアツアーデビューを果たした。人生の岐路に立ったプロゴルファー青木功、その逡巡と決意、そして勝利への軌跡を追い続けた同世代の目。本書はその水平な視線が生んだ会心のノンフィクションである。
1995.06.06発売
折々の憎悪
文芸(単行本)
日常に漂う憎悪を見事に描いた推理短篇集。大岡信の『折々のうた』の一首をモチ-フにして織りなしていく推理の綾。今日の市民生活の日常に陽炎のように漂う憎悪をあざやかに形象化した秀作推理短篇集。

1995.06.06発売
おとこのこのこ 4人の息子と母の日記
文芸(単行本)
子育ては親育て
親子っていいな男の子の愛らしさがいっぱい
子供たちは時折、臆面もなく愛の言葉を口にする。「お母さんはかわいい。世界一きれい。大大大ーっ好き」って。
子どもというのは親に似てほしいところは似なくて、似てほしくないところはきっちり似てくれる。
子どもってやつは、いればうるさいし、いなけりゃさびしい。本当に困ったもんだ。――(本文より)
1995.06.06発売
推理小説代表作選集1995年版
文芸(単行本)
’94年秀作推理短篇16作による推理年鑑歌野晶午、加納朋子、香納諒一、貫井徳郎ほかの新進気鋭から佐野洋、逢坂剛、泡坂妻夫ほかのベテランまで16人による短篇推理アンソロジ-。各賞受賞一覧資料付

1995.06.05発売
千年王国を夢みた革命 17世紀英米のピューリタン
講談社選書メチエ
「ヨハネの黙示録」に記された「千年の間」とはなにか?「キリストの再臨」はあるのか? 原始キリスト教の教義が、1600年の時を経て新旧イングランドによみがり、ピューリタン革命を推し進める有力な思想となった。「千年王国論」がはたした役割と意義を鮮明に描き出す。
【目次】
序章 千年王国を夢みた人びと――ピューリタン革命
第一章 千年王国論の水脈――古代から17世紀へ
第二章 大西洋を渡ったピューリタン――ヒトと情報の交流史
第三章 ニューイングランドの千年王国論――J・コトンとピューリタン革命
第四章 ピューリタン革命期の千年王国論――T・グッドウィンとW・ブリッジ
第五章 ニューイングランド帰りの千年王国論――W・アスピンウォルとT・ヴェエナー
第六章 千年王国論の行方――王政復古から18世紀へ
註(史料・参考文献)
図版出典一覧
あとがき
索引

1995.06.05発売
地図の想像力
講談社選書メチエ
「地図」とは、「世界」を制作する欲望である。古えの想像的な世界図を、正確な測量が覆いつくしていった。近代とは、500年をかけて世界を「単一の連続平面」に描くプロジェクトだった。世界に対する知の意志は、地図を媒体にして、資本の権力を結びつく。地図という具体的な表現のなかに、社会と人間の構造を探る。

1995.06.05発売
ガリバ-旅行記
講談社文芸文庫
1951年3月、原民喜自殺。死の直前に書かれた『ガリバー旅行記』再話。その第4章馬の国(フウイヌム)は怒りも憎しみも悪もなく、死に悲しみもないユートピア。穏やかな理性の国に唯一、光る石を好み争うことしかしないヤーフと呼ばれる人間に似た卑しい生きものが存在した。1945年8月6日の剥ぎとられた街〈ヒロシマ〉を所有する原民喜の悲痛な『ガリバー旅行記』。

1995.06.05発売
近代フランス詩集
講談社文芸文庫
上田敏『海潮音』にはじまり、堀口大学、日夏耿之介ら、日本翻訳詩の高い達成点の伝統の中で、自ら全訳した、ボオドレエル、リラダンをはじめとした、近代フランス詩人40人の秀詩を、翻訳詩のレヴェルを超え、創作詩にまで、高めた訳者、斎藤磯雄縷骨の訳業。“魂の神聖な売春”と、ボオドレエルが称した、至高の意味での“自己放棄”の絶唱。

1995.06.05発売
日本文壇史4 硯友社と一葉の時代
講談社文芸文庫
明治28年、露伴が大作『風流微塵蔵』で注目をあび、硯友社系の柳浪、鏡花達の活躍の中で一際輝いた一葉は、29年、絶賛を博しながら24歳の生涯を閉じた。紅葉の『金色夜叉』が読者を熱狂させていた明治30年、藤村が抒情詩集『若菜集』を刊行、独歩は「源叔父」を発表。紅葉、露伴の活動華々しき文壇に、文学史を画する清新な作品が、若い文学青年達によって登場しはじめた。

1995.06.05発売
風貌・姿勢
講談社文芸文庫
文学に精進しつつ95歳の天寿をまっとうした作家が、その生涯に敬愛し、私淑した文士たちの風貌と姿勢を生き生きと描出する。鴎外、漱石、志賀直哉から小林秀雄、田中貢太郎、太宰治、中野重治ら30余名。講談社名著シリーズ版『風貌・姿勢』に拠る、作家・文士の風貌と個性を見事に活写した随筆集。
文学に精通しつつ95歳の天寿を全うした作家が、その生涯に敬愛し、私淑した文士たちの風貌と姿勢を生き生きと描出する。鴎外、漱石、志賀直哉から小林秀雄、田中貢太郎、太宰治、中野重治ら30余名。講談社名著シリーズ版『風貌・姿勢』に拠る新篇随筆集。

1995.06.05発売
占領史録(上)
講談社学術文庫
昭和天皇の「玉音放送」から9月2日の降伏文書調印に至る間、ソ連の北海道北半分の占領要求を米国が拒否するなど連合国側は対日占領実施のため激しい角逐を展開。8月30日にマッカーサーが厚木に降り立ち、米軍が日本進駐を開始。中国大陸では日本降伏の報が駆け巡り、満州国崩壊、300万日本軍の武装解除と在留日本人の引き揚げなど、混乱が続いた。内部文書と重要証言による貴重な終戦の記録。

1995.06.05発売
アメリカの影
講談社学術文庫
戦後日本の歩みに巨大な影響力を及ぼしてきた〈アメリカ〉。高度成長期のアメリカ依存の精神的構図を捉えた江藤淳の文芸評論『成熟と喪失』および一連の占領研究におけるその思想的道程の検証から出発し、著書は戦後世代の独自の視角から〈戦後日本とアメリカ〉を問い直さんとする。原爆投下と無条件降伏をめぐる問題、占領下の新憲法制定経過など、戦後の原点となった事実を精細に論考した野心作。

1995.06.05発売
瀕死のリヴァイアサン
講談社学術文庫
現代の「リヴァイアサン」ソ連の解体の後、〈民主国家ロシア〉によるチェチェンへの無差別攻撃は、全世界の人々に大きな衝撃をもたらした。このことはロシアの民主的な民族国家の建設が、きわめて困難な状況にあることを物語っている。国内に複雑な民族と宗教問題をかかえて苦悩するロシア。本書はその激動するロシアのイスラムと民族問題を、斯界の第1人者が確かなる史眼で捉えた刮目の書である。

1995.06.05発売
中世のコンスタンティノ-プル
講談社学術文庫
紀元330年、コンスタンティヌス大帝の遷都によりビザンティン帝国の首都となったコンスタンティノープル。15世紀にオスマン帝国に征服されてイスタンブールと名を変え、東西の政治文化交流の接点の役割を果し続けた千年余の歴史を閉じた。コンスタンティノープルを中心に、ギリシア・ローマの古代文明が中世に継承され、ビザンツ・中近東文明が西欧の歴史に寄与した様相を描く中世史の好著。

1995.06.05発売
終焉をめぐって
講談社学術文庫
1989年には様々な「終り」があった。昭和の終り、戦後体制の終り。更に個人的にも様々な「終り」があった。それぞれは予測できることだったが、それらが重なって起こったことだけは、驚きであった。私はこれらのエッセイを表題のような統一的意図をもって書いたのではない。私はただ、文芸評論を書いてみようと思っただけだった。結果的にはすべてが「終焉をめぐって」いた……。(著書「あとがき」より)