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日本の中の朝鮮文化(9)阿波・土佐・伊予・讃岐
1992.12.07発売
日本の中の朝鮮文化(9)阿波・土佐・伊予・讃岐
著:金 達寿,装丁:市川 英夫
講談社文庫
四国地方には、古代朝鮮からの渡来文化が、いたるところ残されている。波多国、大三島の大山祗(おおやまつみ)神社、須佐之男命(すさのおのみこと)の朝鮮渡りの船神楽などは、何を物語るか?そこに隠された朝鮮文化の系譜を踏査し、誤った古代日本の姿を正す。徳島・高知・愛媛・香川の各地に、真実の歴史を求めて歩くシリーズ第9巻。
電子あり
孤立無援の名誉
1992.12.07発売
孤立無援の名誉
著:海老沢 泰久,装丁:長友 啓典,装画:黒田 征太郎
講談社文庫
「退場!」ーー最後の試合でルールどおり毅然とした態度で、プロ野球審判の名誉をかけ信念をつらぬく「仏の昇さん」。野球、F1レース、サッカー、テニスなど、スポーツの世界を舞台に、いずれもプロであることに誇りを持ち、それゆえに孤独な男たちの、男だけの世界を描いて、快い余韻をひびかせる短編小説集。
電子あり
死ぬときは独り
1992.12.07発売
死ぬときは独り
著:生島 治郎,解説:縄田 一男,装画:荒川 じんペい,装丁:菊地 信義
講談社文庫
太平洋戦争勃発前夜、民間人・浜本は、マレーの英雄「虎」ハリマオを探し出すために、日本を後にした。その目的は何か……? 日独英のスパイが暗躍し、インドとマレーの独立運動が芽生え始めた激動の東南アジアを舞台に、人種を越えて生命を賭けて闘った男たちの運命は? アジアの独立に生命を賭けた男たちのロマンと波乱万丈の生涯を描く、雄渾の長編冒険小説、いま甦える!
電子あり
危険な秋
1992.12.07発売
危険な秋
著:阿部 牧郎,装丁:岸 顯樹郎,装画:中村 成二,解説:関口 苑生
講談社文庫
若いホステスと浮気し、重役になって家庭と会社から頼られながら、柚木克彦の心と肉体を本当に満たしてくれるのは律子とのセックスだった。30年ぶりに再会した高校の同級生、憧れの女性とクラシックを聴き、思い出を語り、密(ひそ)かに結ばれる情事を大胆に描き、新しい世界を展開して話題となった長篇小説。
電子あり
捨て童子・松平忠輝(中)
1992.12.07発売
捨て童子・松平忠輝(中)
著:隆 慶一郎
講談社文庫
凛々しく成長した忠輝は、越後福嶋藩の大名となる。福嶋藩のキリシタン化を企てる大久保長安には、忠輝を将軍とする新体制をつくりあげる野望があった。忠輝を狙う、兄の将軍秀忠と柳生宗矩。途方もないエネルギーを持つがゆえに、権力者たちの暗闘に巻きこまれていく忠輝の波瀾の生涯を描く伝奇ロマン。(講談社文庫) 凛々しく成長した忠輝は、越後福嶋藩の大名となる。福嶋藩のキリシタン化を企てる大久保長安には、忠輝を将軍とする新体制をつくりあげる野望があった。忠輝を狙う、兄の将軍秀忠と柳生宗矩。途方もないエネルギーを持つがゆえに、権力者たちの暗闘に巻きこまれていく忠輝の波瀾の生涯を描く伝奇ロマン。
四千万歩の男(二)
1992.12.07発売
四千万歩の男(二)
著:井上 ひさし
講談社文庫
1800年6月、忠敬が渡った蝦夷は外にロシア、内に公儀(おかみ)・松前家・アイヌが策略に策略を重ね、だまし合いの地だった。陰謀家の間宮林蔵、変な剣客平山行蔵ら、敵か味方か。アイヌ青年と仲良くなった忠敬に起る、事件につぐ事件、喘息をかこつ忠敬の愚直な一歩は、血みどろ泥まみれの闘いだった。全5巻 1800年6月、忠敬が渡った蝦夷は外にロシア、内に公儀(おかみ)・松前家・アイヌが策略に策略を重ね、だまし合いの地だった。陰謀家の間宮林蔵、変な剣客平山行蔵ら、敵か味方か。アイヌ青年と仲良くなった忠敬に起る、事件につぐ事件、喘息をかこつ忠敬の愚直な一歩は、血みどろ泥まみれの闘いだった。全5巻。
電子あり
萩の雨
1992.12.07発売
萩の雨
著:連城 三紀彦,解説:丸内 敏治,装丁:岸 顯樹郎,装画:荒井 冨美子
講談社文庫
二昔も前に愛した女と、旅先きで待ち合わせた男。だが、その彼の前に現れた「その女(ひと)」とは? 「椿のかわりに萩を抱きません?」と言い寄る、その女の真意は果たして何か……という表題作など、萩、柳川、会津、盛岡、異国・北京、能登、と6つの地を舞台に展開する愛の虚実を、詩情豊かに描く秀作短編6編。愛の真実とは?
電子あり
わらの街
1992.12.07発売
わらの街
著:西村 寿行,装丁:亀海 昌次
講談社文庫
香川の田舎刑事・保月直昭は瀬戸内海でダイビング中に2億円相当の金塊を発見した。保月は金塊の主は密輸組織だと睨み、友人の森戸と共に組織を壊滅させて中央に抜擢されることを夢みるが逆に組織に海底へ沈められそうになる。妻を誘拐され性交奴隷にされた保月は、復讐の鬼となり、組織の中枢に迫る!
大包囲網(下)
1992.12.07発売
大包囲網(下)
著:S・ク-ンツ,訳:高野 裕美子,装丁:辰巳 四郎
講談社文庫
血の海となった首都ワシントン。“獄中の麻薬王チャノ・アルダーナの即時釈放ない限り、市民の犠牲は増えつづけるだろう”<人身御供団>の法外な要求に、クエール副大統領は窮地に立たされた。そして事態解決の重責はジェイク・グラフトン海軍大佐の手に。現実に起こりうる恐怖を描く迫力のサスペンス巨編!
大包囲網(上)
1992.12.07発売
大包囲網(上)
著:S・ク-ンツ,訳:高野 裕美子,装丁:辰巳 四郎
講談社文庫
ブッシュは、リストの最初の名前に過ぎなかった。大統領を暗殺したあとで、さらに5人を狙わなければならないのだ。――コロンビアの暗黒組織メデジン・カルテルによる合衆国政府要人暗殺計画は、悪魔の冷酷さで準備されはじめた。『デビル500応答せず』『ミノタウロス』に続くグラフトン・シリーズ第3弾!
最終ひかり号の女
1992.12.07発売
最終ひかり号の女
著:西村 京太郎
講談社文庫
最終ひかり号個室に男の死体! 傍に香水の残り香が! 性感あふれる旅行推理傑作集。消えた美女の謎に悩み、噂の美女を追う、十津川警部の奮闘ーー東京駅発の最終ひかり号グリーン個室に、毎晩、美女が乗る。ある夜、そのひかり号個室で、会社社長が殺された。現場には、香水の妖しい残り香が……。謎の美女が、その夜限りで消えたのを知り、彼女こそ事件の関係者と確信した十津川警部は、ある秘策を実行に移した! 絶好調のトラベル・ミステリー傑作集。
電子あり
「やり直し英語」基礎講座
1992.12.07発売
「やり直し英語」基礎講座
著:守 誠,装丁:河合 良之
講談社文庫
再挑戦で失敗しないための英語習得の技術で好評の『「やり直し英語」成功法』の第2弾。日本人の感覚では発想できない英語独特の表現方法のポイント、英語上達に必要な基礎が、面白いように頭に入る。総合商社で32年間英語を使い、大学の英語教師に転身した英語名人が教える挫折しないで英語を身につける法。
おぼえていろよ おおきな木
1992.12.07発売
おぼえていろよ おおきな木
文・絵:佐野 洋子
講談社の絵本
失ってはじめて知った、本当に大切なもの。 じゃまに思っていた木を切り倒して、せいせいするはずが、なんだかさびしい、悲しい。 なくしてみてはじめて、おじさんは、自分を支えてくれた木の存在に気づきます。 厚生省中央児童福祉審議会推薦文化財/全国学校図書館協議会選定図書
銀座らどんな物語 上海お春と粋な男たち
1992.12.04発売
銀座らどんな物語 上海お春と粋な男たち
著:大下 英治,装丁:亀倉 雄作
政財界文人に親しまれた名物バ-での男と女ママのお春を軸に、客として出入りした中山素平、今里広記、五島昇、高見順らとの粋で爽やかな交流の物語。夕刊フジ連載中より話題だったノンフィクションノベル
シャーマニズムの世界
1992.12.04発売
シャーマニズムの世界
著:佐々木 宏幹,装丁:島田 拓史,解説:池上 良正,装丁:蟹江 征治
講談社学術文庫
シャーマニズムとは何か。本書は、あの世や神仏、精霊などと直接交流・交信の能力をもつと信じられる人物、即ちシャーマンの宗教的社会的役割を具体的に説く。特にシャーマニズムの現象を、啓蒙されていない民衆の土俗的な習俗として捉えるのではなく、むしろ仏教やキリスト教などの世界宗教の中核をも貫く、人間の基本的な宗教現象の1つとして捉える。佐々木シャーマニズム論の原点をなす労作。
連句入門 蕉風俳諧の構造
1992.12.04発売
連句入門 蕉風俳諧の構造
著:安東 次男,解説:向井 敏,装丁:志賀 紀子,装丁:蟹江 征治
講談社学術文庫
発句以下長・短句(五七五・七七)を交互に連ねて三十六句で巻き終える歌仙こそ、蕉風俳諧の核心をなすものである。永年『芭蕉七部集』に親炙(しんしゃ)し、連句の実作をも重ねてきた著者が、「冬の日」「猿蓑」「炭俵」の世に言う蕉風三変の代表歌仙を素材に、詩心と詩心が切り結ぶドラマの場としての連句の興趣を再現する。絶妙の挨拶・会釈・笑いに充ちたスリリングな知的ゲームの醍醐味を伝える、安東芭蕉学の会心作。
ジャポニズム 印象派と浮世絵の周辺
1992.12.04発売
ジャポニズム 印象派と浮世絵の周辺
著:大島 清次,解説:稲賀 繁美,装丁:多田 進,装丁:蟹江 征治
講談社学術文庫
19世紀後半のフランスの印象派美術に、成立条件も美意識も明らかに異なる北斎や広重、歌麿などの日本の浮世絵が重要な役割を果たしたことは広く知られている。モネをはじめゴッホやロートレック、ゴーガンなど印象派の画家たちが、この日本の芸術をどう取り入れ、どう昇華させていったのか。彼らの作品を通じて、日仏2つの芸術を明らかにしつつ、「ジャポニスム」とはなにかを論考した注目の書。
現代思想の基礎理論
1992.12.04発売
現代思想の基礎理論
著:今村 仁司,解説:田辺 繁治,装丁:蟹江 征治
講談社学術文庫
「近代」は閉塞した。フランス革命の輝やかしい理想にも拘らず、人間の支配=被支配、差別と排除の構造は温存された。理性は頽落し、人間の管理化は進み、地球環境の汚染が昂進する。どう克服できるのか。その哲学は? 方法は? 近代主義を踏み超える革命的理論装置としての構造主義=ポスト構造主義に着目し、批判的に検討し、真に豊饒な「トランスモダン」の思想への展望を切り拓く知的生産の書。
にぎやかな大地
1992.12.03発売
にぎやかな大地
著:山下 惣一,装丁:太田 和彦,装画:沢野 ひとし
文芸(単行本)
ゴルフ場誘致問題で村はまっぷたつの大騒動佐賀で農業を営む坂元農夫也は53歳、農業一筋できた。彼が直面する農業問題は全て日本の問題である。今度はゴルフ場ができる生産現場から描く怒りの長編小説
英国の文学の横道
1992.12.03発売
英国の文学の横道
著:吉田 健一
講談社文芸文庫
我が国で英文学が“不振”であった訳をその特質を通して熱く語る、最初期の評論「英国の詩に就ての一考察」ほか、「ロレンスの思想」「エリオットに就て」「グリインの小説」「シェイクスピアの十四行詩に就て」「オスカア・ワイルド」「イィヴリン・ウォオ」など、昭和40年代までの作品を収録。卓越した知性と鑑賞力で机上の定説に囚われることなく、英文学の馥郁たる香気を批評の言葉で綴る文芸エッセイ集。