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戦争ゲ-ム
1992.08.11発売
戦争ゲ-ム
著:D・ハルバ-スタム,訳:筑紫 哲也,装丁:川上 成夫,装画:古川 タク
講談社文庫
アメリカの知性が日本人に訴える問題の書。湾岸戦争の真の勝者は誰なのか?アメリカ人が国民全体の高揚感という非現実的な感情を共有したのは、ごく短い間に過ぎなかった。不確定な時代が始まっている。
花火と銃声
1992.08.11発売
花火と銃声
著:泡坂 妻夫,解説:繩田 一男,装丁:岸 顯樹郎,装画:高井 研一郎
講談社文庫
美貌の奇術師・曽我佳城探偵シリ-ズ第2弾魔術の舞台さながらに次々に発生する不可思議な殺人事件! 捜査に行き詰まるたびに刑事から相談を受ける奇術師・曽我佳城が、犯行のトリックを鮮やかに解明!
転換期の情報社会 産業と文明の未来像
1992.08.11発売
転換期の情報社会 産業と文明の未来像
著:逢沢 明,装丁:杉浦 康平,装丁:佐藤 篤司,装画:山本 匠
講談社現代新書
本格的情報社会の姿を気鋭の学者が提示するハイテク不況、おたく族の増加。情報社会は曲り角に来ている。省力化やメカトロニクス、個人の知恵を重視する方向へとシフトはじめた新たな情報文明像を描写する
アラブ・ムスリムの日常生活 ヨルダン村落滞在記
1992.08.11発売
アラブ・ムスリムの日常生活 ヨルダン村落滞在記
著:清水 芳見,装丁:杉浦 康平,装丁:佐藤 篤司
講談社現代新書
アラブ人の心の深層・生活の実態をレポ-ト意外に高い女性の地位、アッシ-ラ主義でまとまる人々、生き残っている妖怪や邪視などの迷信。タテマエとしてのイスラムの背後に潜む生活慣習や民間信仰を語る。
ヴェネツィア  水上の迷宮都市
1992.08.11発売
ヴェネツィア  水上の迷宮都市
著:陣内 秀信
講談社現代新書
内海(ラグーナ)に浮かぶ「アドリア海の花嫁」。四季折々の呼吸がたちのぼる大運河(カナル・グランデ)、路地(カッレ)に感じる街の体温、光と闇を彩る祝祭(フエスタ)。足で織り五感でつかむ、水の都へ道案内。 獅子の帰還――セレモニーを行うのに、これ以上の舞台はない。……広場の東側には壮麗なゴシック様式の総督宮殿、西側には古典的にマルチアーナ図書館が建つ。共和国時代とまったく同じ趣向で設営された演劇空間に我々はいるのだ。紐が引かれ、白い布が移動して、獅子の姿が現れてきた。ところがいかにもイタリアだ。布が引っ掛かって動かなくなってしまった。いささか慌てて逆に引っ張ってみても、うまくいかない。人々の間に溜め息がもれる。ヴェネツィアの未来に暗雲がただよいかけたその時、紐を切ったことによって、白布は無事にはずれ、獅子の美しい姿が円柱の上に浮き上がったのだ。我がヴェネツィアの象徴は拍手とともに元の位置に戻った。――本書より
博物学の欲望 リンネと時代精神
1992.08.11発売
博物学の欲望 リンネと時代精神
著:松永 俊男,装丁:杉浦 康平,装丁:谷村 彰彦
講談社現代新書
万物を分類し尽す博物学の壮大な野望を描く動物・植物・鉱物――地球上に存在するすべてを分類し記述する博物学が学問の王だった18世紀。その帝王リンネと、珍品をさがす冒険家・商人たちの姿を活写する
北条時宗 日本の危機 蒙古龍来
1992.08.07発売
北条時宗 日本の危機 蒙古龍来
著:浜野 卓也,絵:鴇田 幹,装丁:アド・ファイブ
13世紀モンゴルの襲来を防いだ若い指導者18歳で鎌倉幕府の執権となり、日本が初めて外国から攻められた1274年と1281年の2度のモンゴル襲来を国の総力をあげて防衛した若い指導者時宗の生涯。
豊臣秀吉 歴史おもしろゼミナール
1992.08.06発売
豊臣秀吉 歴史おもしろゼミナール
文・絵:中西 立太,装丁:デスク
中西立太の名画でつづる人間豊臣秀吉伝。 さむらいを夢みた秀吉が日本一の大名になった。その苦難と栄光の生涯をカラ-イラストで再現。このほか、戦国時代の歴史がよくわかる、おもしろ情報館つき。
新訂版 土屋圭一 間違いだらけMT車テクニック
1992.08.06発売
新訂版 土屋圭一 間違いだらけMT車テクニック
著:土屋 圭市,イラスト:鵜沼 一郎,イラスト:京川 誠,イラスト:山本 サトル,レイアウト:初谷 晴美,レイアウト:谷口 千秋,その他:本間 公俊,その他:ネオプラン
実践ドライビング・テクニック あなたも「運転の達人」になれる ヴィジュアル版
1992.08.05発売
実践ドライビング・テクニック あなたも「運転の達人」になれる ヴィジュアル版
編:講談社,装丁:平良 徹,装画:高橋 キンタロー
運転がうまくなりたいすべてのドライバーに贈る“見るドライビング教本” とくに安全・模範運転をめざす方、男性より上手になりたい女性ドライバー、一念発起のペーパードライバーに最適! 好評「カー・バイブル」のヴィジュアル版
時に佇つ
1992.08.04発売
時に佇つ
著:佐多 稲子
講談社文芸文庫
昭和初期のプロレタリア文学運動。弾圧下の非合法活動。戦前・戦中・戦後を通し真摯に闘い続ける著者が、激動の時代の暗い淀みを清冽、強靱な“眼”で凝視し、「時」の歪みの底に沈む痛ましくも美しきものを描出する自伝的短篇連作12篇。窪川鶴次郎の死の周辺を綴った「その十一」の章で川端康成文学賞を受賞。
電子あり
晩菊・水仙・白鷺
1992.08.04発売
晩菊・水仙・白鷺
著:林 芙美子,解説:中沢 けい
講談社文芸文庫
元赤坂の芸者だった老女が、昔の男の突然の再訪に心揺れ、幻滅する心理を描く「晩菊」。女流文学者賞受賞。戦死した夫の空っぽの骨壺に、夜の女が金を入れる「骨」。荒涼とした、底冷えのするような人生の光景と哀しみ。行商の子に生まれ、時代の激動を生きた作家林芙美子が名作「浮雲」連載に至る円熟の筆致をみせた晩年期の「水仙」「松葉牡丹」「白鷺」「牛肉」等、代表作6篇。
五勺の酒・萩のもんかきや
1992.08.04発売
五勺の酒・萩のもんかきや
著:中野 重治
講談社文芸文庫
たった五勺の酒に酔う老教師の口舌の裡に、天皇制を批判する勢力の既にして硬直し始めた在り方を、痛罵し、昭和20年代の良心としての存在を確立した名篇「五勺の酒」をはじめ、萩の街の中で、見出した戦争の傷跡を鮮烈に描き出した「萩のもんかきや」など12の名篇。中野重治の詩魂と精神の結晶とも呼ぶべき中短篇集。
電子あり
十一面観音巡礼
1992.08.04発売
十一面観音巡礼
著:白洲 正子
講談社文芸文庫
“女躰でありなら精神はあくまでも男”荒御魂を秘めて初々しく魅惑的な十一面観音の存在の謎。奈良の聖林寺の十一面観音を始めに、泊瀬、木津川流域、室生、京都、若狭、信濃、近江、熊野と心のもとめるままに訪ね歩き、山川のたたずまいの中に祈りき歴史を感得し、記紀、万葉、説話、縁起の世界を通して古代と現代を結ぶ。瑞々しい魂で深遠の存在に迫る白洲正子のエッセイの世界。
歎異抄を読む
1992.08.04発売
歎異抄を読む
著:早島 鏡正
講談社学術文庫
「歎異抄」は、親鸞晩年の弟子唯円が自らの願いを織りまぜて先師の法語を綴ったものである。「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」の悪人正機の教えや、「わがこころのよく殺さぬにはあらず」の宿業観など、人間存在の根底に迫る真理の言葉といえよう。本書は、原文と現代語訳の対照や解説の扱いに工夫をこらし、「歎異抄」を宗学から開放して仏教思想との関連から平明・懇切に論及した好著。
江戸時代の朝鮮通信史
1992.08.04発売
江戸時代の朝鮮通信史
著:李 進煕,装丁:志賀 紀子,その他:蟹江 征治
講談社学術文庫
度重なる不幸な歴史の故に、ともすれば憎悪と差別の応酬のみが目立つ日本──韓国・朝鮮関係にも、信頼と尊敬の通い合う友好の時代があった。江戸期260年。徳川将軍の代がわりごとに、都合12回、朝鮮王朝は総勢500人におよぶ大使節団を派遣し両国の親善を寿(ことほ)いだ。対馬藩儒官雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)の「誠信外交」に代表される親交の歴史を発掘し、明治以来の差別と排除のイデオロギーに事実をもって反証する。
積みすぎた箱舟 カメルーン動物記
1992.08.04発売
積みすぎた箱舟 カメルーン動物記
著:G.M・ダレル,訳:浦松 佐美太郎,装丁:三輪 忠夫,その他:蟹江 征治
講談社学術文庫
近年はイギリス・ジャージー島に自分の動物園を作り、絶滅に瀕した野生動物の保護活動を続けている世界的に著名な動物学者ダレルの、西アフリカ・カメルーン密林における若き日の小動物観察記。動物に寄せる溢れんばかりの愛情、原住民の生活・習俗におよぶ見事な洞察、密林の美しさを謳いあげる的確な自然描写。自然を愛し、自然と一体化するナチュラリストとして現代屈指の存在ダレルの最高傑作。
小泉八雲 回想と研究
1992.08.04発売
小泉八雲 回想と研究
編:平川 弘,装丁:多田 進,その他:蟹江 征治
講談社学術文庫
西洋の文明社会を脱出して、日本に帰化したラフカディオ・ハーン。彼は小泉八雲と名乗り、生涯日本を愛し続け数々の名作を残した。本書ではそんな彼の人となりを、妻小泉節子を始め、雨森信成、ホーフマンスタールなど、八雲周辺の人々の回想でしのび、さらに学術文庫『小泉八雲名作選集』の訳者、八雲研究者による秀れた人物論、作品論を収録した。小泉八雲ファンに贈る八雲研究の最新、最高の書。
サメはほんとうにこわいのか
1992.08.04発売
サメはほんとうにこわいのか
著:矢野 憲一,絵:平沢 茂太郎,装丁:久住 和代
青い鳥文庫
科学的事実にもとづいたサメのものしり百科日本の近海をさわがせているサメ。でも、人食いサメだけがサメではない。少年とサメの研究家であるお父さんとの対話形式でまとめた、この夏にタイムリ-な本。
ポルシェ911の誘惑
1992.08.03発売
ポルシェ911の誘惑
著:島田 荘司
講談社文庫
恐ろしいまでの完全主義。恐ろしいほどの自信、誇り。ドライバーを下僕のごとく従わせて敢然と走る小しゃくな車ポルシェ。名車ポルシェ911をひたすら愛し慕いつづける車フリークのミステリー作家が世界の街々で、日本で、車社会を通して見たユニークな文化論、都市論、日本人論を展開する痛快エッセイ。