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宮本武蔵
1983.11.29発売
宮本武蔵
著:木暮 正夫
きびしい剣の道をきわめた兵法家武蔵は、書の道にも、画の道にも、すばらしい足跡をのこした文人武蔵でもあった。なぞの多い武蔵の生涯を、新しい資料でみごとに描いた力作。いま、剣聖武蔵がよみがえる。
佐藤さとるの世界
1983.11.14発売
佐藤さとるの世界
著:佐藤 さとる
二十四の瞳
1983.11.09発売
二十四の瞳
著:壺井 栄,絵:戸井 昌造
青い鳥文庫
みさきの分教場に、わかい女の先生が洋服を着て、新しい自転車にのってきた。新米のおなご先生をいじめようと待ちぶせしていた子どもたちも、びっくり! 先生が受け持った1年生12の瞳は、希望と不安とでかがやいていた――瀬戸内海の小さな島を舞台に、先生と生徒の心あたたまる生き方を描いた名作。
プラム川の土手で
1983.11.09発売
プラム川の土手で
著:ローラ.インガルス・ワイルダー,訳:こだま ともこ,訳:渡辺 南都子,絵:かみや しん
青い鳥文庫
インディアン居留地の小さな家から新天地をさがしに出たローラ一家は、長い旅のすえにミネソタ州のプラム川のほとりにおちつきます。広大で肥えた大地を前に小麦の収穫に目をかがやかす父さん、学校へ通いはじめたローラとメアリー……。順調にすべりだした生活は、ある日とつぜんいなごの大群におそわれます。
風雪の檻 獄医立花登手控え(2)
1983.11.08発売
風雪の檻 獄医立花登手控え(2)
著:藤沢 周平
講談社文庫
登と同じ鴨井道場の三羽烏のひとり新谷弥助の身に、いったい何が起こったのか。道場に行くと言って家を出るが、実は深川の地回りの男たちと飲み回っているという。弥助の行方を追う登の前に立ちはだかる悪。その背後に見えかくれする弥助の影──。獄医立花登が人情味豊かに事件を解く好評シリーズ第2弾。
電子あり
葉隠無残
1983.11.08発売
葉隠無残
著:滝口 康彦,解説:磯貝 勝太郎,装丁:菊地 信義,装画:百鬼丸
講談社文庫
電子あり
元禄歳時記(下)
1983.11.08発売
元禄歳時記(下)
著:杉本 苑子,解説:磯貝 勝太郎,装丁:菊地 信義,装画:山本 武夫
講談社文庫
時は元禄、賄賂が横行する金権の世。生類憐みの令に庶民は苦しみ、火事や地震が続いて世上は騒然としていた。世直しの理想に燃える若き新井白石と風雲児・綱豊の、恋あり冒険ありの大活躍を、元禄衣裳くらべ、お七火事、吉良邸討入りなど、時代をいろどる史上有名なエピソードにからめて描いた江戸元禄絵巻!
電子あり
元禄歳時記(上)
1983.11.08発売
元禄歳時記(上)
著:杉本 苑子,装丁:菊地 信義,装画:山本 武夫
講談社文庫
オカラ先生の異名をとる貧乏学者・新井勘解由(白石)は、ふとした縁で姿をやつして江戸市中を微行する甲府宰相・綱豊(後の六代将軍・家宣)と友情を結ぶ。綱豊には、彼を憎む現将軍・綱吉の刺客が差しむけられ、勘解由も事件の渦中へ……。元禄期の世相を背景に、二人の青年の波乱万丈の青春を描いた、長編時代小説。
電子あり
歴史にみる実力者の条件
1983.11.08発売
歴史にみる実力者の条件
著:城山 三郎,装丁:山内
講談社文庫
お江戸日本橋(下)
1983.11.08発売
お江戸日本橋(下)
著:柴田 錬三郎
講談社文庫
景元の密命を拝した浪人、孤独の翳やどす江戸兵吾。その強さと男気に惚れこむご存知鼠小僧。一途に慕う薄幸の旗本娘……市井の人々に助けられ、大奥を巻き込み、甘い汁に群がる商人を抱きこんだ、さしもの一大陰謀も、運命それぞれ、思惑を孕み、一件落着へ。天保の大江戸を舞台に剣と恋の伝奇ロマン。(講談社文庫) 景元の密命を拝した浪人、孤独の翳やどす江戸兵吾。その強さと男気に惚れこむご存知鼠小僧。一途に慕う薄幸の旗本娘……市井の人々に助けられ、大奥を巻き込み、甘い汁に群がる商人を抱きこんだ、さしもの一大陰謀も、運命それぞれ、思惑を孕み、一件落着へ。天保の大江戸を舞台に剣と恋の伝奇ロマン。
電子あり
お江戸日本橋(上)
1983.11.08発売
お江戸日本橋(上)
著:柴田 錬三郎
講談社文庫
江戸天保の頃、世相は政治の腐敗を映し、汚職・悪徳商・盗人(ぬすっと)がばっこし、とりわけ幕府財政は窮迫を極めていた。公儀自ら密かに抜荷を!? 密輸は天下のご法度。法の番人、洒脱で粋な江戸っ子奉行遠山景元は、かつて遊んだ八百八町を縦横無尽に一暴れ、公儀の“悪”に挑んだ。柴錬面目躍如の時代ロマン(講談社文庫)
電子あり
風の武士(下)
1983.11.08発売
風の武士(下)
著:司馬 遼太郎
講談社文庫
幕閣といい、大名といい、武士とは所詮、欲の亡者か?江戸から東海道を経て熊野の秘境へ、伝説の秘国安羅井(やすらい)の黄金を求めて闇の軍団は殺到する。幕府隠密として事件に巻き込まれ、恐怖の迷路にのめり込んだ孤剣の男・柘植信吾が、凄絶な血闘の果てにたどり着いた地で見たものは?幕末伝奇長編。(全2冊)
風の武士(上)
1983.11.08発売
風の武士(上)
著:司馬 遼太郎
講談社文庫
幕末のある日、伊賀同心の末裔で貧乏御家人の弟・柘植信吾は異相の山伏とすれ違った。その時、何気なく感じた異常感――予感は的中し、信吾はたちまち幕府と紀州藩を巻き込む大秘事の渦中に引き込まれた……。熊野の秘境の安羅井国(やすらいこく)とは? またそこに隠された巨万の秘宝とは?!波乱万丈の伝奇長編。(全2冊)
鹿鳴館貴婦人考
1983.11.08発売
鹿鳴館貴婦人考
著:近藤 富枝,解説:西川 祐子,装丁:菊地 信義,装画:渡辺 冨士雄
講談社文庫
鹿鳴館の時代は、男たちにとっては、ファルスであったにすぎないが、共演した女たちにとっては、残酷なドラマであった。井上武子、伊藤梅子、大隈綾子、大山捨松、森常ら、近代日本を形成した若き獅子の夫人たちの、おびただしい汗と涙が、カドリールの曲や、バッスルのドレスのかげから浮かびあがってくる。
電子あり
真夏の妖雪
1983.11.08発売
真夏の妖雪
著:小林 久三,解説:権田 萬治,装丁:菊地 信義,装画:南 正雄
講談社文庫
天保15年の真夏、古河の城下で若い岡っ引きが殺された。目撃者はいないが、彼は当時、江戸の牢から逃走した有名な蘭医・高野長英をさがしていた、という。長英が犯人なのか? そしてもう一つの謎は、被害者の懐中にあった雪! 真夏の雪は、何を意味しているのか。歴史の一断面を巧みに推理小説に盛りこんだ秀作集。
電子あり
女狐
1983.11.08発売
女狐
著:栗本 薫,解説:武蔵野 次郎,装丁:菊地 信義,装画:安彦 勝博
講談社文庫
お前、私と相対死しておくれでないか――女の一言が男を出口なしの恋の地獄へと落とした。大店の若内儀・お艶との心中の仕損じから落ちぶれた伝次の、無惨きわまる恋を描く表題作をはじめ、市井に咲いた毒の花・悪女を凄艶に描いて鮮やかな時代小説デビューをかざった傑作短篇集。
電子あり
大江戸神仙伝
1983.11.08発売
大江戸神仙伝
著:石川 英輔
講談社文庫
現代の東京から花のお江戸へと転時(タイムスリップ)した男が見た150年前の姿とは? そこには、見るもの聞くものすべて、現代人の常識を覆す、実に魅力的な暮らしがあったのだ。彼は、持参した文明の利器や医学知識で大活躍、世にも不思議な能力を持つ“神仙”として、女たちにも大もての大尽暮らしとあいなったが……。「大江戸シリーズ」第1弾。(講談社文庫) 現代の東京から花のお江戸へと転時(タイムスリップ)した男が見た150年前の姿とは? そこには、見るもの聞くものすべて、現代人の常識を覆す、実に魅力的な暮らしがあったのだ。彼は、持参した文明の利器や医学知識で大活躍、世にも不思議な能力を持つ“神仙”として、女たちにも大もての大尽暮らしとあいなったが……。
電子あり
新訂 官職要解
1983.11.08発売
新訂 官職要解
著:和田 英松,著:所 功
講談社学術文庫
平安時代を中心に上代から中近世に至る我が国全官職の官名・職掌を漢籍や有職書によって説明するだけでなく、当時の日記・古文書・物語・和歌を縦横に駆使してその実態を具体的に例証した不朽の名著。
クラシック音楽鑑賞事典
1983.11.08発売
クラシック音楽鑑賞事典
著:神保 ケイ一郎
講談社学術文庫
曲名や作曲者を知らなくても、誰にとっても忘れられないメロディーがあるはずだ。本書は、人々の心に生きつづける名曲の数々をさらに印象深いものとする魅力的な鑑賞事典である。「カルメン」や「アルルの女」の1場、「月光」の曲ができるまでのエピソード、楽聖たちの恋愛が音楽へ昇華する様など、古典から現代音楽まで、作曲者と作品を網羅したハンディな1冊は、クラシック音楽愛好家必携の書といえよう。世界の名曲100選等を付す。
近世日本国民史 安政の大獄 前篇
1983.11.08発売
近世日本国民史 安政の大獄 前篇
著:徳富 蘇峰
講談社学術文庫
井伊大老の水・尾・越藩主に対する措置は、専断調印に劣らぬ刺戟を至尊に与え、遂に「賜勅水戸」の緊迫事態を招く。直弼その出処は齊昭にありと猜定、京都の気勢を挫く第一着手として水戸を圧迫。次いで京都不逞の徒を退治せんとする刹那九條関白の辞職の報に接し驚愕、直ちに酒井所司代の赴任を急がせ、奸賊の手先召捕りを間部老中に訓令、上洛を促す。かくして梅田雲濱捕縛を皮切りに暗雲惨憺たる一大悲劇は開始された。 井伊大老の水・尾・越藩主に対する措置は、専断調印に劣らぬ刺戟を至尊に与え、遂に「賜勅水戸」の緊迫事態を招く。直弼その出処は齊昭にありと猜定、京都の気勢を挫く第一着手として水戸を圧迫。次いで京都不逞の徒を退治せんとする刹那九條関白の辞職の報に接し驚愕、直ちに酒井所司代の赴任を急がせ、奸賊の手先召捕りを間部老中に訓令、上洛を促す。かくして九月七日の梅田雲濱捕縛を皮切りに暗雲惨憺たる一大悲劇は開始された。
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