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孤独の吠え声
1982.01.12発売
孤独の吠え声
著:戸川 幸夫,解説:巌谷 大四,その他:亀倉 雄策,その他:横山 明
講談社文庫
日本狼の烈しい闘争心と、犬の賢さをあわせもつ、ハイブリッド狼・虎毛。陸奥の大自然を舞台に、虎毛は生きるため恋のために戦いつづけ、山の覇者となる。だが、狼たちの王国は人間の手で無残に侵され、虎毛もついに罠におちる。異国の空に響く虎毛の老残の吠え声、その悽愴な旋律に滅びゆく種への哀惜をこめた、動物小説の名篇。動物文学の第一人者が絶滅した種にささげる野生のロマン!
電子あり
大将とわたし
1982.01.12発売
大将とわたし
著:佐木 隆三,解説:光岡 明,その他:亀倉 雄策,その他:永田 力
講談社文庫
「守れ、墳墓の地」を旗印に、住民の先頭に立った〈大将〉は、暴には暴、法には法で、権力の横暴と闘い抜いた……。熊本〈蜂の巣砦〉を拠点に、10余年にわたるダム反対闘争を展開した老主人公の、痛憤と痛快な闘い振りを描いた、記念碑的作品。ほかに、組合長選挙を諷刺した「△」、単行本未収録の「その箱はなぜ黒いのか」を併録。
電子あり
天保図録(一)
1982.01.12発売
天保図録(一)
著:松本 清張,その他:亀倉 雄策,装丁:伊藤 憲治
講談社文庫
電子あり
小説三井物産(下)
1982.01.12発売
小説三井物産(下)
著:小島 直記,解説:佐高 信,その他:亀倉 雄策,その他:野中 昇
講談社文庫
本店米方へ抜擢され、房州での買付に成功して、昇進。軍艦への糧米納入。相場をした責めを負い、左遷。苛酷な石炭運搬船への乗組み。そして混迷の中国大陸、上海支店へ……。一企業の中の一個の人材として、山本条太郎が辿らされた波瀾の人生を中心に、「三井物産」疾風怒濤の草創期を描き、モーレツ巨大商社の原点に迫る。
電子あり
小説三井物産(上)
1982.01.12発売
小説三井物産(上)
著:小島 直記,その他:亀倉 雄策,その他:野中 昇
講談社文庫
幕末から明治中期、不平等条約の足かせのもと、欧米諸国に商権を独占されていた東洋市場に、独自の企業理念と創意・根性をひっさげて、敢然と躍り出た強者たちがいた――初代社長の益田孝、横浜支店長・馬越恭平、いまだ小僧の山本条太郎……。彼らの身を粉にした奮迅の活躍と、彼らが求め貫いた「商人道」の「誠」。「三井物産」疾風怒濤の草創期をダイナミックに描きながら、巨大商社の原点に迫る力作。〈上下 全二巻〉
電子あり
近世日本国民史 徳川家康(3)
1982.01.07発売
近世日本国民史 徳川家康(3)
著:徳富 蘇峰
講談社学術文庫
今日は今日だけの仕事をなしつつも百年の後を考えた家康は、征夷大将軍の職を秀忠に譲り、将軍職世襲を天下に宣言し、自らは駿府に退いて、江戸との二次政治による徳川氏永久政権構想を進めつつ大坂役を画策。役後ただちに武家諸法度・公家諸法度を定め、武力に代わる法の制定と運営を通じ、公武分離を原則とした幕藩体制の理論的基礎を確立、戦国以来の下剋上にとどめを刺し、波瀾万丈の七十五年の生涯にも見事な終止符を打った。
電子あり
愛蔵版 お菓子の手作り事典
1981.12.23発売
愛蔵版 お菓子の手作り事典
著:今田 美奈子,編:松村 昌子
講談社のお料理BOOK
聖徳太子
1981.12.18発売
聖徳太子
著:保永 貞夫
仏教をさかんにし、日本に文化の灯をともした聖徳太子。また、17か条の憲法を定めて、日本の国のいしずえをきずいた聖徳太子の波乱の生涯と、かなしい運命をたどるその一族の姿を感動的に描く人間太子伝。
有機化学が好きになる
1981.12.14発売
有機化学が好きになる
著:米山 正信,著:安藤 宏,装丁:市川 英夫,装画:石川 俊
ブルーバックス
学校では学べない有機化学のエッセンス! 高等学枚の教科書を見ると、ほとんどが有機化学は後の方に出ています。もう化学なるものに少々うんざりした頃出会い、なんとなくさしせまった時間の中で、かけ足のようにして通りすぎ、カメの甲はむつかしい、という印象のみを残しているのではないかと思います。 今、幼い日の素朴な疑問にかえって、有機化学をながめなおしてほしい、これがこの本のねらいです。(「はじめに」より)
薩摩軍法
1981.12.11発売
薩摩軍法
著:滝口 康彦,解説:磯貝 勝太郎,装丁:亀倉 雄策,装画:文月 信
講談社文庫
電子あり
闇の歯車
1981.12.11発売
闇の歯車
著:藤沢 周平
講談社文庫
屈託ありげに黙々とのむ常連。浪人に遊び人、老隠居に商家の若旦那。そしてこの4人につきまとう謎の男。やがて男たちは夕闇に消えていった。誰が操るのか、皮肉なさだめに人を引きこむ闇の歯車が回る。――押し込み強盗をはかった男達と、それぞれに関わる女達の数奇な人生を描いたサスペンス時代長編。
電子あり
神々の夕映え
1981.12.11発売
神々の夕映え
著:渡辺 淳一
講談社文庫
治癒の見込みのない重度障害児の手術中、医師村中は一瞬の空白に襲われる。危険な手術を執拗に求めた母親の中には子供の死を願う気持ちがあったのではないか?末期癌の苦悶や、植物人間を抱えた極限状態で、死は最後の救いなのか?生と死の選択を委ねられる医師の側から安楽死の意味を問う長編問題作!
天下を取る
1981.12.11発売
天下を取る
著:源氏 鶏太,装丁:亀倉 雄策,装画:長尾 みのる
講談社文庫
二流大学卒ながら、エリート人間とはひと味違うバイタリティを社長にみこまれ、東洋物産に入社した大門大太。入社早々、「天下取り」を宣言し、参謀を買って出た同期の亀村兵治、爽快な生き方に惚れた安原沢子らの協力で、次々に難関に体当りを開始する。快男子の型破りな行動を痛快に描く、現代サラリーマン出世物語。
電子あり
トマト・ゲーム
1981.12.11発売
トマト・ゲーム
著:皆川 博子,解説:尾崎 秀樹,装画:亀倉 雄策,その他:磯野 宏夫
講談社文庫
出向を命ず
1981.12.11発売
出向を命ず
著:真木 洋三,解説:佐高 信,装丁:亀倉 雄策,その他:野中 昇
講談社文庫
土下座すれば事が成ると思っているばかりの天下り無能専務との意見衝突がもとで、九州への出向を蒙った香村だったが、陰湿な妨害の手は出向先にも執拗に伸びて……。大手プレハブ業界の内状と単身赴任者の孤独の現実を背景に、尻尾をふることを拒んだサラリーマンが受ける理不尽な屈辱と痛烈な復讐を描く企業小説。
電子あり
銀行壊滅
1981.12.11発売
銀行壊滅
著:広瀬 仁紀,解説:佐高 信,装丁:亀倉 雄策,その他:野中 昇
講談社文庫
銀行冬の時代の肌寒い前夜に、大蔵官僚が企む都銀水平合併の策謀を描破。書下ろし問題作ーー貸付金利・預金金利の収支逆ざや現象。そして米国の強硬な銀行自由化要求。迫り来る銀行冬の時代の肌寒い前夜に、現総理の密命を負い、地銀と相銀の吸収合併を押し進める大蔵省銀行局長の真の目的は何!? 三行同時垂直合併の巧妙な仕掛けの果てに、都銀さえも…。水平合併の策謀を描破した、書下ろし長篇企業小説。
電子あり
ふぉん・しいほるとの娘(下)
1981.12.11発売
ふぉん・しいほるとの娘(下)
著:吉村 昭,解説:大河内 昭爾,装丁:亀倉 雄策,装画:村上 豊
講談社文庫
万葉集 全訳注原文付(三)
1981.12.11発売
万葉集 全訳注原文付(三)
その他:中西 進
講談社文庫
万葉学の泰斗が、多年の研究成果を結集した第3巻。原文、読み下し文、口語訳、語注の全てを付し、万葉の世界を完全にすくいあげる。性の喜びを大らかに歌った東歌(あずまうた)をはじめ、「万葉集」独自の世界を形づくる作者未詳歌など、巻11から巻15までの5巻を収録。定評のある「講談社文庫版万葉集」。(講談社文庫) 万葉学の泰斗が、多年の研究成果を結集した第3巻。原文、読み下し文、口語訳、語注の全てを付し、万葉の世界を完全にすくいあげる。性の喜びを大らかに歌った東歌(あずまうた)をはじめ、「万葉集」独自の世界を形づくる作者未詳歌など、巻11から巻15までの5巻を収録。定評のある「講談社文庫版万葉集」。
電子あり
さよならさんかく
1981.12.09発売
さよならさんかく
文・絵:安野 光雅
講談社の絵本
この本は、昔から全国各地で子どもたちに親しまれてきた、「さよならさんかく」のわらべうたをもとに、安野光雅さんが絵本にしたものです。このようなわらべうたは、連想遊びのわらべうた、あるいはしりとり遊びのわらべうたとよばれ、鎖のようにずっとつながっていくのが特徴です。 この本は最後の「きえるはにんじゃ」までいったら、本をくるりとさかさまにしてください。連想遊びを続けながら、ふりだしまでもどれるように作られています。2~3人集まったら、順番に唱えていくのも楽しいでしょう。あるいはどこかのページを開いて「あかいは……。」とか、「まるいは……。」と、知っているかぎり唱える遊びもできますし、また替え歌をつくることもできます。お父さんやお母さんは、子どものころ、どんなうたのことばで遊んでいたか、子どもたちにきかせてくださいい。わらべうたの灯を消さないように、ながくつたえてほしいのです。この絵本を、そのような遊びのために役立ててください。
近世日本国民史 赤穂義士
1981.12.08発売
近世日本国民史 赤穂義士
著:徳富 蘇峰
講談社学術文庫
元禄十四年三月十四日浅野内匠頭、吉良上野介に刃傷、その日のうちに切腹。悲報赤穂に飛び、翌年十二月十四日大石良雄ら長短の家来党を組み、吉良邸に押し入り亡君の讐を報じ、翌年二月義士ら斉しく切腹。時に元禄の晩年、天下は泰平の糜爛期にあり、この一挙の世道、人心に及ぼしたる影響まことに甚大。義挙か暴徒か、四十七士か四十六士か。時代の縮写図をこの事件の中に見たる著者は博引旁証、みごとにこれを歴史的に証言する。
電子あり