新刊書籍
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1973.12.21発売
徳川家康(一) 出生乱離の巻
講談社文庫
動乱の戦国時代、孤城岡崎の幼主と生まれた竹千代は、松平一族の希望の星であった。が、今川、織田の対立の下、一族の前途はなお暗く、生母於大は政略のため他家へ嫁ぐ‥‥。剛毅と知謀を兼ね備えて泰平の世を開いた名将家康の波瀾の生涯を描いて現代人の心に永遠の感動を刻む世紀のベストセラーの発端編。

1973.12.20発売
日本医家伝
講談社文庫
日本初の人体解剖を行った山脇東洋、『解体新書』の翻訳という偉業を達成した前野良沢、日本で最初の種痘法をロシヤ抑留中に習得した中川五郎治、ドイツ医学採用に狂奔し晩年は悲惨だった相良知安、自らの屈辱感をバネに医学の道を邁進した荻野ぎん等、近代医学の先駆者12人の苦難の生涯をえがく。
1973.12.20発売
徳川家康(二) 獅子の座の巻
講談社文庫
六歳の竹千代は今川家へ人質として送られる途中、織田方の手中に落ちる。父広忠が非業の死を遂げて岡崎の城は今川に明け渡され、竹千代は今川の手にある織田信長との人質交換で駿府へ送られる。一方、斎藤道三の娘を娶った信長は暗愚をよそおい、四面楚歌のなかで、ひとり時機の到来を待っている‥‥。
1973.12.10発売
日本の伝説(2)海のりょうし・山の木こり などの話

1973.12.10発売
帝国主義の展開 新書西洋史(7)
講談社現代新書
科学技術の驚異的発達・超大企業の出現、資本主義の爛熟にともなう帝国主義的進出、そして、はじめての世界戦争、さらには革命……。ドイツ帝国の興亡によって特徴づけられるこの時代は、ヨーロッパ的価値観が世界を征服し、いまわれわれの生きている〈現代〉のあり方を決定した時代でもあった。本書は、揺れ動く歴史的世界の構造をグローバルな目でとらえなおし、現代史理解のための新たな視座を提供した意欲作である。
-今日の世界を理解する鍵-本署の叙述は、19世紀以来おこなわれてきた一国単位の歴史叙述の集約ではない。筆者の念頭にあるのは、全地表的規模の歴史的世界とその構造の問題である。とくに、19世紀的世界から20世紀的世界への構造的転換の問題である。というのは、グローバルな歴史的世界はまさにこの半世紀間の「帝国主義の展開」を通じて形成されたものにほかならないからである。この時期の歴史を知ることは、今日の世界を理解することなのである。――本書より
1973.12.07発売
日本の伝説(5)お姫さま・殿さま・長者 などの話
1973.12.07発売
日本の伝説(4)きつね・たぬき・ねこ・へび などの話
1973.12.07発売
日本の伝説(3)湖のぬし・山になったくじら などの話
1973.12.07発売
日本の伝説(1)おばけ・かっぱ・鬼・てんぐの話
1973.12.07発売
日本の昔話(3)ばけくらべ・雪女・たべられた山んば
1973.12.07発売
日本の昔話(2)あずきとぎのおばけ・こぶとり・だいくと鬼
1973.12.07発売
日本の昔話(1)うりこ姫とあまのじゃく・ふしぎなもち・水のたね
1973.12.05発売
日本の神話(2)ヤマトタケル・赤神と黒神・わににくわれたむすめ
1973.12.05発売
日本の神話(1)国うみ・ヤマタノオロチ・ふくろをせおった神
1973.11.28発売
こがね虫たちの夜
講談社文庫
「こがね虫は、虫だ、金倉たてた、虫だ、なぜ虫だ、やっぱり、虫だ‥‥」。この奇妙な響きに二度と帰らぬ季節への訣別の想いをこめた「こがね虫たちの夜」。車を駆り虚空へ飛び去る若き魂の一瞬の燃焼を謳う「自由をわれらに」。他に「聖者が街へやってきた」「モルダウの重き流れに」「星のバザール」。青春への清冽な鎮魂歌、五篇を収めた。

1973.11.28発売
ノイローゼ
講談社現代新書
ノイローゼは、脳の生理的な病ではなく、健康な精神が社会への適応につまづいたときに起る精神の病である。ストレス、欲求不満、強迫観念など、集団生活が強いる精神的緊張が、自我の日常的なリズムを狂わせるところにノイローゼが生じる。本書は、競争社会であるがゆえに増加するノイローゼの精神病理を解明し、このおとし穴におちいらぬための自己コントロールの方法をさぐる。
隣組ノイローゼ――住居の近代化によって、日本人も、団地やアパートに住むようになってきました。ところが、このような生活には、個人主義の発達が必要なのです。他人の生活に干渉しないことや、他人の迷惑にならないようにすることは、欠くことのできないことなのです。それができない人たちが、共同生活をするとき、どうしても緊張が生じてきます。私はかつて、これを隣組ノイローゼとよんだことがありましたが、今日では、団地ノイローゼとかアパートノイローゼというべきものが多くなっているといえましょう。――本書より

1973.10.17発売
絶対王政の時代 新書西洋史(5)
講談社現代新書
太陽王ルイ14世が、はなばなしく活躍した時代は、近代社会へと、歴史が転換する激動の時代であった。僧侶・貴族から、その権力を奪い、絶対的統治権を手にした国王は、16-18世紀の300年間に、内に外にと勢力を膨張させ、植民地を通しての東西貿易によって、近代国家への発展の基礎をつくりあげた。また、哲学、文学、美術、音楽、自然科学などの分野で文化の花が開いた。この躍動する時代を、“ヨーロッパとは何か”という視点で把らえ、「転換期の歴史」の鼓動をつかむ。
統一と分裂の中のヨーロッパ――ヨーロッパの歴史は、政治的にみれば統一と分裂の2つの対極のあいだを揺れ動いているともいえる。ここに述べる絶対王政の展開は、まさにそのようなヨーロッパ的分裂化の端的な表現である。諸国家は自国の独自性と独立主権を強く主張し、すべてを自国の利害において計算し行動する。他国の富と繁栄は、自国の貧と衰退と考える。このような極端なヨーロッパの政治的分裂化にもかかわらず、実は、その内部では、絶対王政という政治形態をとって、1国の優位に対して、他国家が同盟して、その専横を阻止するという勢力均衡の原則が働いていた。――本書より

1973.09.30発売
ゲームの理論入門
ブルーバックス
人間社会の“かけひき”を分析する
《軍事作戦》勝利を最大にするには、兵力をどう配置すべきか?
《選挙戦》左翼や右翼など両極を狙うか、中間層を狙うか?
《マーケティング》どのテレビ時間帯を買うのが一番有利か?
《夫婦間の争い》夫はボクシング、妻はバレエに行きたい。とうすればよい?
《労働争議》早期解決のためには、闘うべきか、妥協すべきか?
《囚人のジレンマ》黙秘を続けるべきか、共犯証言をすべきか?
1973.09.27発売
わたしのなかのかれへ(上)
講談社文庫

1973.09.27発売
阿片戦争(下) 天涯編
講談社文庫
勇将関天培の壮烈な死、軍機大臣王鼎の“屍諫”、官兵の軟弱に蹶起する山中の民。だが敗戦また敗戦……迫りくる植民地化への危険に慟哭の想いを噛みしめつつも、崩壊後に来る近代への確実な目覚めを感じて林則徐は野に下る。時代は変る、いや変えなければ――阿片に内憂外患の清朝末期を鮮烈に描く完結編。