新刊書籍
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1979.01.26発売
近藤勇白書
講談社文庫
近藤勇。一介の道場主から新選組局長となって勤王方を震撼させながら、遂には朝敵として処刑された男。己を正義と信じて振った剣は空しかったのか。奮戦の甲斐なく幕府は崩壊。時代の荒波に翻弄され、変転を余儀なくされた男の人間像を綴るとともに、著者独自の史観を示して、動乱の幕末を描いた時代巨編。

1979.01.24発売
生物はなぜ進化したか 現代進化論の盲点をつく
ブルーバックス
なぜ魚が人類にまで進化したのか?
《生物はなぜ陸に上がったのか?》
4億年前の大陸上昇期、海の陸化にともなって陸にとり残された
《陸に上がった生物はどうしたか?》
まず乾燥に耐え、悪化する気候変化に耐えねばならなかった
《進化の方向とは?》
環境に対する適応力の増大の方向こそ進化の方向である
《人類出現の時》
寒暖の差が最も激化し氷河時代が到来した時、猿は樹から降りた……

1979.01.10発売
今昔物語集(一)
講談社学術文庫
今昔物語集は平安末期の成立。31巻千数十の説話を収め、量的にも、内容の多様さや文化的興趣および組織的編集の点においても、わが国説話集中群を抜く存在である。全説話は天竺・震旦・本朝に3分されるとともに、仏教・世俗に二分され、平安朝仏教の庶民的享受の全貌と上下階層の人間的な生きざまや日常生活の種々相が、興味深く描き出される。巻一は、釈尊の出生から初説法に至る8説話と、釈尊の偉大性を語る諸説話から成る。

1979.01.10発売
アメリカ教育使節団報告書
講談社学術文庫
「戦後」日本の教育とはなんであり、「戦後」日本の民主主義とはなんであったのか。昭和21年、合衆国対日教育使節団がマッカーサ司令部に提出した報告書は、臣民教育を否定し、国家中央当局への権力の集中を批判して、戦争で荒廃した日本に民主主義教育を打ち樹てようとした戦後教育改革の原典である。本書は、この報告書を全訳したものであり、日本の「戦後」を考え、教育を考えようとする読者に送る第一級の現代史資料である。

1978.12.19発売
限りなく透明に近いブルー
講談社文庫
福生の米軍基地に近い原色の街。いわゆるハウスを舞台に、日常的にくり返される麻薬とセックスの宴。陶酔を求めてうごめく若者、黒人、女たちの、もろくて哀しいきずな。スキャンダラスにみえる青春の、奥にひそむ深い亀裂を醒めた感性と詩的イメージとでみごとに描く鮮烈な文学。群像新人賞、芥川賞受賞。

1978.12.15発売
D機関情報
講談社文庫
昭和19年の夏、海軍の関谷中佐は密命を帯びてヨーロッパに渡った。しかし協力者の駐在武官矢部は、謎の死を遂げていた。スイスに向う途中事故に会った関谷が病院で蘇生すると、大事なトランクが同行者と共に消えていた。彼の周囲は敵のスパイだらけ。大戦末期の諜報戦をテーマの、あざやかなスパイ小説。
1978.12.14発売
私を変えた聖書の言葉
文芸(単行本)

1978.12.08発売
日本霊異記(上) 全訳注
講談社学術文庫
日本霊異記は、日本最古の説話集。奈良末~平安初期に成立した。巻頭の第1話は、雄略天皇時代(5世紀)の奇談。以後約4世紀にわたる説話120篇ほど。記紀・万葉集だけを上代人の全容と信じていた者は、上代の半面を霊異記に見て驚愕する。霊異記の作者は、奈良西京の薬師寺景戒(きょうかい)。彼は悪行は必ず悪結果で報いられる、善行は好結果を生むと熱心に信じ、彼と同時代の説話、及び上代以来の説話に、その理法を見出そうとした。

1978.12.08発売
とりかへばや物語(2) 夏の巻
講談社学術文庫
平安末期成立の『とりかへばや』は、女性的な気質の兄君と男めいた気性の妹君とが、それぞれ女装男装して、華やかな宮廷生活に悲劇喜劇の渦をまきおこす物語である。物語名は、異常な兄妹のありようが、入れかわって正常になってほしいと願う父親のつぶやき――取りかえたい――による。第2冊夏の巻は、男装の姫君中納言が宰相中将にその肉体の秘密を知られ、あげくのはてに妊娠し、絶望して死を決意するまでの話である。(全4巻)

1978.12.05発売
お菓子の手作り事典
講談社のお料理BOOK

1978.11.30発売
モモちゃんとアカネちゃんの本(4)ちいさいアカネちゃん
シリーズ第4作。モモちゃんとアカネちゃんは、ママといっしょに新しい家にひっこしました。あかちゃんのアカネちゃんは、森のくまさんの家にいったり、おおかみと遊んだり……。小さくすなおな心が、あたたかい思いやりのなかで成長していくさまを描いた名作。
1978.11.27発売
ヤマネコのきょうだい
講談社文庫

1978.11.13発売
クリスマスのおくりもの
講談社の絵本
クリスマスの意味を教える名作絵本。
「新しい王、ほんとうの神の子がお生まれになる」と旅じたくをはじめたバルサザール王。その王子イレーヌスの旅と、心やさしい人々との出会いを語る名作です。

1978.11.13発売
ちひろのことば
講談社文庫
心でかきとめた絵と文で、あなたに贈る、愛とやさしさのメッセージ。ちひろは若き日を戦争中に過ごし、戦後の苦難の時期を懸命に生き、描き、そしてガンで倒れた。決して恵まれた世代の女性ではなかったが、たえず美と真実を追い続けてきた人だけに漂うやさしさが、私達の胸に大きな愛を呼びおこすのです。

1978.11.08発売
近代科学の誕生(下)
講談社学術文庫
本書は、今日における名著のひとつに数えられてしかるべきものであろう。一般歴史における科学史の意義を明らかにし、科学史の中での「科学革命」の本質を解明した点で、この著書が果たした役割はきわめて大きい。人類史上、近代科学の誕生こそはすべての社会的・政治的変革にもまして「革命」的な重大事件であり、この「科学革命」こそは科学史的考察の原点であるという認識は主として本書に由来するのである。(訳者まえがきより)

1978.11.08発売
近代科学の誕生(上)
講談社学術文庫
世界中のあらゆる人が、地球は宇宙の不動の中心だと信じていたときに、地球は太陽のまわりを回る一天体にすぎないと主張し、説得するのはどんなに大変なことだったろう。近代科学の誕生までには、コペルニクス、ガリレオ、ケプラー、ニュートンをはじめとする多くの天才の努力が必要だった。同じことが、生理学、化学、生物学等の分野についてもいえるのである。この思考の大転換を「科学革命」として生き生きと描いた不朽の名著。

1978.10.27発売
ムーミン谷の彗星
講談社文庫
長い尾をひいた彗星が地球にむかってくるというのでムーミン谷は大さわぎ。ムーミントロールは仲よしのスニフと遠くの天文台に彗星を調べに出発し、スナフキンや可憐なスノークのお嬢さんと友達になるが、やがて火の玉のような彗星が……。国際アンデルセン大賞受賞作家ヤンソンの愛着深いファンタジー。
1978.10.26発売
浦上の旅人たち
講談社文庫

1978.10.26発売
妖星伝 第三部 神道の巻
講談社文庫
江戸の鬼道衆のバックアップによって、田沼意次の権勢は巨大になり、それだけ腐敗がすすむ。鬼道の狙い通りである。一方、外道皇帝を名乗る主を2人もかかえた鬼道各派は、唯一無二の皇帝を求めて、熾烈な暗闘をつづけ、わずかながら統合のきざしをみせる。ますます興味たかまる、最大伝奇ロマン第3部。

1978.10.09発売
レポート・小論文・卒論の書き方
講談社学術文庫
学生生活にレポート・論文はつきものである。また大学入試や就職試験における論文の比重もますます強まる傾向にある。本書は、そのような現状にある。高校生・大学生を対象に、レポート・論文の書き方を豊富な具体例を引きながら詳述した。テーマの捉え方や資料の探し方、また構成の立て方など、論文作成のコツを披露、一読だれもが論文を書けるための、実際的かつ速効的な指針に満ちた好著である。