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1978.10.09発売
とりかへばや物語(1) 春の巻
講談社学術文庫
平安末期成立の『とりかへばや』は、女性的な気質の兄君と男めいた気性の妹君とが、それぞれ女装男装して、華やかな宮廷生活に悲劇喜劇の渦をまきおこす物語である。物語名は、異常な兄妹のありようが、入れかわって正常になってほしいと願う父親のつぶやき―取りかえたい―による。第1冊春の巻は、男装の姫君中納言を中心に、彼女が肉体関係なしに妻としている右大臣家の四の君に裏切られ、秘密保持に苦しむまでの話。(全4巻)

1978.10.09発売
チベット旅行記(5)
講談社学術文庫
仏教の原典を求めたいという求道者の一心から、厳重な鎖国をしくチベットに、あらゆる困難にうちかって単身入国を果たした河口慧海師の旅行記。抜群の面白さをもっているだけでなく、チベットの風俗・習慣等についての的確な記述は、本書をチベット研究のための第一級の基本的文献としている。この最終巻では、ラサを出立した慧海師が、厳重な五重の関門を奇跡的に踏破して英領インドに達し、海路日本に帰国するまでが述べられる。
1978.09.27発売
剣と花(下)
講談社文庫
1978.09.27発売
剣と花(上)
講談社文庫

1978.09.20発売
ももたろう
講談社の絵本
だれもが知ってる昔話をいきいきした絵本に素朴な民衆の生活の中から生まれたももたろう。庶民的なキャラクターのももたろうがのんびりのびのび育っていき、やがては鬼退治するまでを力強く描きます。

1978.09.08発売
新約聖書名言集
講談社学術文庫
『新約聖書』27篇は、人類2千年の歴史を指導してきた最高原理の1つである。本書は、その中から味わい深い名句・名言の数々を選び出し、その宗教的意味や歴史的背景を余す所なく解説する。「幸いなるかな心の貧しき者……」また「狭き門より入れ」など、感銘深い言葉の真意に触れるとき、読者はその求める心の方向に応じて、あるいは知的な教養を得、あるいは道徳的な指針を手にし、または愛と信仰の生活へと導かれるであろう。

1978.09.08発売
竹取物語 全訳注
講談社学術文庫
この書物を手に取る人は、「かぐや姫」の話に、幼時の追憶をなつかしく蘇らせるにちがいない。そして、この作品を読み終える時、あなたが青年であるならば、より心豊かに生きる知恵を学ぶだろうし、人生の経験を多く持つ人ならば、過ぎ来し方をかえりみて、疲れた心に、慰藉と激励を与えられることだろう。『竹取物語』の現在古写本の1つ、吉田博士蔵本に初めて全訳注を施し、新しい理解と鑑賞へ読者を招待する。

1978.09.08発売
チベット旅行記(4)
講談社学術文庫
仏教の原典を求めたいという求道者の一心から、厳重な鎖国をしくチベットに、あらゆる困難にうちかって単身入国を果たした河口慧海師の旅行記。抜群の面白さをもっているだけでなく、チベットの風俗・習慣等についての的確な記述は、本書をチベット研究のための第一級の基本的文献としている。この巻では、ラサの人々の生活やチベットの外交について述べられるが、ついに素性が露顕しそうになり、慧海師はチベット脱出を決意する。

1978.09.08発売
蜻蛉日記(下)全訳注
講談社学術文庫
天禄3年から天延2年までの3年間の記事。兼家は右大将兼大納言の要職を占め、毎夜愛人近江へ通い作者には間遠(まどお)である。兼家への一途な求愛に諦めの気持ちも加わった作者は道綱と養女に心を使う。道綱の求婚は贈答歌を中心に私家集風に書き綴られ、養女への右馬頭(うまのかみ)の求婚の件は興味深く展開し、1篇の物語を構成している。作者の日常は近郊廻りを楽しむが、自然に目を向け、人事叙述の間に清新な筆致で自然の風情推移を描写している。

1978.08.25発売
フロンティア軌道法入門 有機化学への応用
反応物側から生成物をHOMO、LUMOで予測するフロンティア軌道法は、W-H則を超える半定量的方法としてきわめて有効である。本書は有機化学の学生・研究者のために、豊富な反応例に即して平易に解説した入門書。

1978.08.08発売
言志四録(1) 言志録
講談社学術文庫
本書は、江戸時代後期の林家の儒者佐藤一斎の、42歳から80歳にかけての、前後40年にわたる思索の賜物と言われる「言志四録」のうち、その第1巻たる「言志録」をを上梓するものである。変革期に於ける人間の生き方に関する問題意識で貫ぬかれたこの語録集は、幕末から明治にかけて多くの人々に影響を与え、西郷隆盛も自己の座右の書としていたと言われており、今日なお修養の糧として、また処世の心得として得難き書である。

1978.08.08発売
文芸の哲学的基礎
講談社学術文庫
本書は、夏目漱石が明治40年と41年に行なった2つの講演、「文芸の哲学的基礎」と「創作家の態度」を収める。いずれも有名な『文学論』の、いわば序論とも各論とも考えられる講演で、文学の理論と歴史を哲学的に、心理学的に根本から究明している。特に真・善・美・壮の文学の4種の理想を論じつつ、4者の価値が平等であることを強調し、真のみを重視する自然主義の文学を批判する。漱石文学理解の要ともいえる重要な講演集である。

1978.08.08発売
チベット旅行記(3)
講談社学術文庫
仏教の原典を求めたいという求道者の一心から、厳重な鎖国をしくチベットに、あらゆる困難にうちかって単身入国を果たした河口慧海師の旅行記。抜群の面白さをもっているだけでなく、チベットの風俗・習慣等についての的確な記述は、本書をチベット研究のための第一級の基本的文献としている。この巻では、サラ潜入を遂げた慧海師がチベット人を名乗り医者として大活躍する。ついに法王に召出される程になり、盛名がますます上る。
1978.07.28発売
蝶たちは今…
講談社文庫

1978.07.07発売
日本人の人生観
講談社学術文庫
戦後30数年を経た今日、外部の何ものかによって生き方が決定され、人々は敷かれたレールの上を走っておればよい時代は終ったはずである。しかし日本人は依然として画一的な生涯をめざす傾向から脱け出せないでいる。その背景には、われわれ日本人が無意識の内に従っている或る種の共通の人生観があるのではなかろうか。本書は、そういう「日本人の伝統的な人生観」を再把握し、新しい生き方への出発点を示すことを目標としている。

1978.07.07発売
チベット旅行記(2)
講談社学術文庫
仏教の原典を求めたいという求道者の一心から、厳重な鎖国をしくチベットに、あらゆる困難にうちかって単身入国を果たした河口慧海師の旅行記。抜群の面白さをもっているだけでなく、チベットの風俗・習慣等についての的確な記述は、本書をチベット研究のための第一級の基本的文献としている。この第二巻では、チベット国境を越えた慧海が、厳重な警備の眼を避けながらチベット第二の都シカチェを経てラサに至るまでが述べられる。
1978.06.28発売
くまの子ウーフ
講談社文庫
1978.06.27発売
新西遊記(下)
講談社文庫
三蔵法師が天竺まで経典を授かりに行く途中、様々な苦難に会い、それを孫悟空や猪八戒らが助けるのが「西遊記」だが、本書はそのコースを著者が実際に旅し、中国大陸の当時の政治事情や風俗を解説する、古典文学と現代中国とを心象風景によって結合させた「西遊記」現代版解釈。中国文学に造形深い著者の好著。〈上下 全二巻〉
1978.06.27発売
新西遊記(上)
講談社文庫
1978.06.15発売
少年伝記 野口英世