講談社+α新書作品一覧

幸運と不運には法則がある
講談社+α新書
「幸運」と「不運」の間にある法則を科学的に解明する! 同じように努力をしても幸運をつかめない人がいる――幸運をつかむための法則とは何か!? 何かの偶然や何かの情報に遭遇しても、それを幸運に結び付けることができる人とそうでない人がいるのは事実。本書では、起こった偶然をつかまえて幸運に変えることについて、その法則を7つに分けて分析、できるかぎり具体的な事例に基づいて報告する!
「幸運」と「不運」の間にある法則を科学的に解明する!
同じように努力をしていても、幸運をつかむ人とそうでない人がいる――幸運をつかむための法則とは何か!?
たとえば宝くじに当たる確率を自分だけ上げることはできない。こうした種類の幸運の法則ではなく、偶然性はあるものの、その偶然をいかに幸運に変えられるか、これを社会やビジネスの実例を引いて、とことん究明!
何かの偶然や何かの情報に遭遇しても、それを幸運に結び付けることができる人とそうでない人がいるのは事実。本書では、起こった偶然をつかまえて幸運に変えることについて、その法則を7つに分けて分析、できるかぎり具体的な事例に基づいて報告する。

軸のある人、ブレる人──日本はなぜ「上」から劣化するか
講談社+α新書
もっとも責任ある人間から、ブレる、キレる、逃げる。持てる者は、弱者にリスクを押しつけ、いかに楽して得するか、自分の身を守るかということにばかり汲々としている──。『気品の研究』以来、一貫して品性、品格をテーマに執筆を続けてきた茶道研究家にして国際ビジネスコンサルタントが、3.11後に持つべき「美しい生き方」の指針を語ります。
もっとも責任ある人間から、ブレる、キレる、逃げる。持てる者は、弱者にリスクを押しつけ、いかに楽して得するか、自分の身を守るかということにばかり汲々としている──。
かつて江戸末期に欧米人にその品格を賞賛された日本人も、すっかり過去の存在になってしまいました。3.11の際も、整然とした対応ぶりに諸外国は驚嘆しましたが、よくよく見れば、それは現地の農家や水産業を担う庶民の人々、自衛隊・消防・警察など現場の人々ばかり。国家の中核を担う高学歴の公務員、一流企業社員で賞賛された例は寡聞にして知りません。それどころか、各企業で、上司から真っ先に逃げ出したというような話ばかり聞かれます。
「人間の品性」とはなにかが、いま問われています。
『気品の研究』以来、一貫して品性、品格をテーマに執筆を続けてきた茶道研究家にして国際ビジネスコンサルタントが、3.11後に持つべき「美しい生き方」の指針を語ります。
武士道と双璧をなす茶道。日本人が誇るべきその気高い精神性・哲学に裏づけられたものの見方、考え方、行動指針の中に、いま日本人が忘れかけた矜持と品性を取り戻すヒントが隠されています。
日本の現状に怒りを覚えるすべての人が溜飲を下げる1冊です。

社会脳SQの作り方 IQでもEQでもない成功する人の秘密
講談社+α新書
脳科学の新しい波が洗い出した、成功する人の脳の秘密――社会脳SQ(Social Quotient)を徹底解説! かつて人間性の尺度を見るものとしてIQ(知能指数)や、心の問題を加味したEQ(こころの知能指数)が提唱された。しかし現代社会では、ケータイやパソコンなどのコミュニケーションツールの普及により、KY(空気が読めない)人間が大量生産されているため、社会脳SQが成功へのカギを握るようになった!
脳科学の新しい波が洗い出した、成功する人の脳の秘密――社会脳SQ(Social Quotient)を徹底解説!
かつて人間性の尺度を見るものとしてIQ(知能指数)が使われ、それではカバーできない領域があることに気づき、心の問題を加味したEQ(こころの知能指数)が提唱された。しかし現代社会では、ケータイやパソコンなどのコミュニケーションツールの普及により、KY(空気が読めない)人間が大量生産されているため、社会脳SQが成功へのカギを握るようになった!

ガンもボケも逃げ出す「人生のテーマ」の見つけ方 おカネをかけずに100歳まで元気な生活術
講談社+α新書
「100歳まで元気」の秘密を研究した、著者の集大成! 人間は心の生き物。一生追いかけるテーマを30~40歳代で見つければ、自然に体も健康になる! 加えて、ほんのちょっとした食事術と病院術と健康法を学べば、誰でも100歳まで、ガンにならない、ボケない!
「100歳まで元気」の秘密を研究した、著者の集大成!
人間は心の生き物。一生追いかけるテーマを30~40歳代で見つければ、自然に体も健康になる!
加えて、ほんのちょっとした食事術と病院術と健康法を学べば、誰でも100歳まで、ガンにならない、ボケない!

毒になる生食、薬になる生食
講談社+α新書
レバ刺し、ユッケなど「おいしい生モノ」には危険がいっぱい! 野菜や果物で免疫力を高めれば、O157も寄生虫もこわくない!!
レバ刺し、ユッケなど「おいしい生モノ」には危険がいっぱい!
野菜や果物で腸内細菌を増やして免疫力を高めれば、O157も寄生虫もこわくない!
レバ刺しや肉の生食は、免疫力の低下している日本人にはとても危険なのです。免疫力のある人が腸管出血性大腸菌を飲み込んでも、たいしたことにはなりませんが、免疫力が低下している人では重症になったり、ときには死亡したりすることもあります。本書では、O157を飲み込んでも発病しない方法をまず解説してみました。世界に目を向けると、抗生物質の効かない多剤耐性の食中毒菌が各地で拡散し、日本にも侵入しています。本書では、これらの食中毒の現状と、それに対処する方法も考えてみました。生の肉や魚が大好きな人には、ぜひ本書を読んでいただきたいと思っています。――<「はじめに」より抜粋>
●O111の毒性が強くなった
●オリゴ糖で食中毒を予防
●もっともおそろしい病原大腸菌O104
●O157の感染を抑える腸内細菌
●カンピロバクターがおそろしい
●地ドリのレバ刺しもおそろしい
●生食が薬になる場合もある
●「生魚・うまい魚」にも落とし穴
●ブタのレバ刺しで新しい食中毒
●養殖ヒラメから新型クドア属原虫

ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒
講談社+α新書
19世紀の終わり、ニーチェはこの先、2世紀がニヒリズムが徹底されていく過程と予言しました。その予言は的中。あらゆる「真理」の根拠を失った近代人は、ますますおかしな袋小路に閉じ込められるようになりました。政治やJポップ、グルメ、経済などを素材に、「なぜいまの世の中はおかしいのか」を明らかにしていきます。B層=近代を妄信するバカの行動パターンを分析することで、今の時代の病を浮き彫りにします。

新・フーゾクの経済学 欲望は先手必勝、生き延びるヒント
講談社+α新書
フーゾク業界にもサービス料0円が! その真実とは!? 格安の料金、サービスの多様化、不景気をしぶとく勝ち抜くためのカラクリと知恵をお伝えします。●ネーミングで勝負のフーゾク業●IT化に素早く対応したデリヘル●チョンの間の女のコは個人事業主●必要経費は女のコ次第●ソープランドにも価格破壊の波●サービス料0円の真実●ピンサロの女のコは従業員●料金を高くして大成功したママ……ほか

日本は世界一の環境エネルギー大国
講談社+α新書
福島第一原発事故後の日本――今こそその資源ポテンシャルに本気で向き合う時。変化に富んだ自然環境がもたらす様々な再生可能エネルギー、世界に先駆けて開発が進む非在来型天然ガスのメタンハイドレート、日本の英知を駆使して開発が始まった宇宙エネルギー。そして「もったいない」という言葉に表される日本人の感性という無限無形の資源。世界一の資源ポテンシャルに光を当て、近未来にエネルギー大国になる必然性を徹底解説!
東日本大震災により発生した福島第一原発事故は、原子力発電のリスクを世界中の国々にを思い知らせる出来事となった。当然、日本もエネルギー政策の転換を迫られる。
今こそ日本は、自国の中にある資源ポテンシャルに本気で向き合うべき時なのではないだろうか。
変化に富んだ日本の自然環境がもたらす様々な再生可能エネルギー、世界に先駆けて開発が進む日本近海に眠る非在来型天然ガスのメタンハイドレート、日本の英知を駆使して今まさに足を踏み出さんとしている宇宙エネルギー開発。そして、「もったいない」という言葉に表されるように、古来より足元にあるものを無駄なく上手に使って生きてきた「日本人の感性」という無限無形の資源。「資源に乏しい……」といわれてきた日本であるが、実は自国の中に豊富な資源を抱えているのである。
そして、日本が持つこれら四つ車輪ともいえる資源は、気候変動問題への対処、脱石油といった世界的な環境への配慮が求められる時代に欠かせない「環境エネルギー」であり、日本はこれら四つの車輪で走る世界トップクラスの「環境エネルギー大国」といえるのだ。
日本が持つ世界一の資源ポテンシャルに光を当て、近未来にエネルギー大国になる必然性を、徹底解説!

We are 宇宙兄弟 宇宙を舞台に活躍する人たち
講談社+α新書
無重力のフィールドは宇宙飛行士(ASTRONAUTS)だけの舞台じゃない!! 民間宇宙ロケットから、衛星による地球環境保全、生物学的実験、難病の新薬開発まで、宇宙を利用し、人類の可能性を拡げる人々の等身大の実像・実行中のプラン・未来計画まですべてに迫る。『宇宙兄弟』アナザーストーリー。
現在コミック全15巻累計500万部のベストセラーで、2012年春の映画(出演:小栗旬、岡田将生)公開が決まっている『宇宙兄弟』の関連企画です。
ムック『We are 宇宙兄弟』(全6巻)に掲載された、民間を中心とした研究者や技術者、手軽な宇宙旅行の実現を目指す実業家まで、宇宙に魅せられ、子どものような純真な心で世の中すら変えようとする男たちの肉声をまとめて読むことができるのは本書だけ。
JAXAの全面協力のもと、圧倒的な情報量と独創性で、ほかに並ぶもののないオリジナリティ高い新書として刊行します。
日本中に宇宙ブームがやってくる2012年、子どもから大人まで、身近に宇宙と未来の可能性を感じられる1冊です。

We are 宇宙兄弟 宇宙飛行士の底力
講談社+α新書
毛利衛、山崎直子、油井亀美也、大西卓哉、金井宣茂、野口聡一、古川聡、星出彰彦、若田光一……日本人宇宙飛行士たちはいま、何を思い、これから何に挑もうとしているのか。さらに、彼らを支えるJAXAの内山崇(管制官)、山方健士(宇宙服開発)、相良久美子(宇宙飛行士サポート)ら、裏方の人々の仕事ぶりとその本音にも迫る。宇宙ファンのみならず、宇宙を「仕事」の場として目指す人、必携の1冊。
現在コミック全15巻累計500万部のベストセラーで、2012年春の映画(出演:小栗旬、岡田将生)公開が決まっている『宇宙兄弟』の関連企画です。
ムック『We are 宇宙兄弟』(現在、vol.4まで刊行済み)の超貴重な宇宙飛行士9人と彼らを宙へ送り出すキーマン3人の本音トークをまとめて読めるのは本書だけ。もちろん、宇宙から帰還したばかりの古川聡宇宙飛行士も登場。
JAXAの全面協力のもと、圧倒的な情報量と独創性で、ほかに並ぶもののないオリジナリティ高い新書として刊行します。
日本中に宇宙ブームがやってくる2012年、子どもから大人まで、身近に宇宙の神秘を感じられる1冊です。

妊活バイブル 晩婚・少子化時代に生きる女のライフプランニング
講談社+α新書
はじめに ・婚活時代は妊活時代……「妊活」とは何か。第1章(現代女性のライフスタイルと「妊活」 第2章不妊治療の現場から第3章教科書が教えない卵子の基礎知識第4章生物学的出産適齢期とは第5章「35歳から」産める身体のメンテナンス第6章野田聖子ショック~どこまでいく不妊治療 第7章男たちの妊活レポート第8章少子化対策委員会の現場から
女性の社会進出が進み、晩婚化が加速する中、かつてのように「いつか自然に結婚して子供を持つのが当たり前」という意識では、欲しいと思ったときにできないこともあります。
「まだまだ」の人も「いつかは」の人も「そろそろ」の人も、妊娠について正しく学びことが必要。妊娠適齢期や卵子の加齢、不妊といった、妊娠にまつわる知識を正しく身につけること。そして自分の身体の現状を把握し、自分にベストなライフプランを描くこと。それが「妊娠活動=妊活」です。
この本では、長年不妊治療の最前線で活躍されている国立成育医療研究センター母性医療診療部不妊診療科医長の齊藤英和先生と、『婚活時代』でおなじみの少子化ジャーナリスト白河桃子さんの共著という形で、「妊活」についてさまざまな角度からアプローチしています。
また齊藤先生は妊活の応援こそが長期的には少子化の加速を食い止める最もよい施策、とも言います。
妊娠・出産を考えている女性だけでなく、すべての方に読んでいただくことで、「女性が妊娠について学ぶ意義」を広く社会に浸透させ、「職場や社会における妊活への理解」を深めていただきたいと思っております。

口ぐせダイエット──脂肪が逃げ出す「ゼロ円」メソッド
講談社+α新書
著者の人生を一変させたものの正体が「口ぐせ」。言葉が意識を変える。意識が変われば習慣が変わる。習慣が変われば身体が変わる──。これまでダイエットに失敗してきた多くの人は、「意識を変える言葉」がなかったのが最大の原因だったのです。 口ぐせの効能から上手な活用法、ダイエットに成功し、異性にモテて人生に成功を掴む。著者自らが実践してきた方法論をあますところなく開陳します。
夢を叶える魔法の言葉
今日から、座るだけで脂肪が燃え出すカラダを手にする!
人生を決める最大の要素は、私たちが日ごろなにげなく使っている言葉の数々です。言葉の使い方をよい方向に転換すれば、気分、意識、体調、行動パターンなど、諸々がよりよいものに変わっていきます。私が長年愛用し続けてきた二大口ぐせは、「80歳現役」「食べるな、燃やせ、カスをとれ!」ですが、これはまさしく絶大な効果がありました。理想の体重、理想の健康状態が手に入るのと時を同じくして、手がける仕事はどれもうまくいくようになり、つねに数社からヘッドハンティングの声がかかるという、好ましい状況になっていったのです。
●「口ぐせ」が現実をつくる
●80歳で脳も肉体も40代の生き方
●自律神経系は脳内イメージに反応
●わずか数ヵ月で憧れの彼から求婚
●食事を減らすと健康になる
●10日間で脂肪カスまで燃え尽きる
●ダイエット中も肉食OK!
●ファイトケミカルスで抗酸化力UP
●座るだけで脂肪が燃えるカラダ
●歩いて脳のRASを活性化

北朝鮮スーパーエリート達から日本人への伝言
講談社+α新書
「俺たちの国はあと2年で崩壊する」――北京大学で邂逅した北朝鮮からの留学生、彼らスーパーエリート達の肉声を、世界で初めて公開する! 毎朝のジョギングで何度も周回遅れにして、北朝鮮スーパーエリート達の心を開いた著者。「大好物は日本食、ハリウッド映画をこよなく愛し、ユーチューブが情報源……」彼らが語った驚愕の真実とは何か!?
「俺たちの国はあと2年で崩壊する」――北京大学で邂逅した北朝鮮からの留学生、彼らスーパーエリート達の肉声を、世界で初めて公開する!
毎朝のジョギングで何度も周回遅れにして、北朝鮮スーパーエリート達の心を開いた著者。「大好物は日本食、ハリウッド映画をこよなく愛し、ユーチューブが情報源……」彼らが語った驚愕の真実とは何か!?

東日本大震災に遭って知った、日本人に生まれて良かった
講談社+α新書
「FUKUSHIMA50」として称えられた福島原発事故処理班の面々、あるいはスペイン皇太子賞を授与された警察、消防、自衛隊の現場指揮官たち……なぜ日本人の現場力はかくも海外で賞賛されるのか? 東日本大震災の夜、東北新幹線の中で一晩を明かし、その後、北関東を転々とした著者がたどり着いた「日本人論」。2009年に大震災に遭ったハイチでの現地取材も敢行し、東北のケースと徹底比較。日本人の秘密に迫る!
「FUKUSHIMA50」として称えられた福島原発事故処理班の面々、あるいはスペイン皇太子賞を授与された警察、消防、自衛隊の現場指揮官たち……なぜ日本人の現場力はかくも海外で賞賛されるのか?
東日本大震災の夜、東北新幹線の中で一晩を明かし、その後、北関東を転々とすることになった著者がたどり着いた「21世紀の日本人論」。2009年に大震災に遭ったハイチでの現地取材も敢行し、東北のケースと徹底比較。日本人の秘密に迫る!

人生を狂わせずに親の「老い」とつき合う──「介護崩壊」時代に親子の絆を守る
講談社+α新書
いま、老いた親の介護のために仕事を辞めざるを得ない現役世代が急増している。いざというとき、国も行政も何の支えにもならない現実。高齢者を専門とする医師が、すでに起こっている「介護崩壊」の実態を明らかにし、「人生80年」「人生100年」時代に、すべての家族が笑顔で暮らしていくための転ばぬ先の杖を指し示す!
高齢者を専門にする医師がすでに直面している、知られざる「介護崩壊」の実態──。
現在の54歳以下は出生率2.0世代、つまり、きょうだい2人で両親を看取らなければならなくなった世代です。この不況下において、老親の介護が必要になったらどうなるか、その結果として、すでに介護離職は年間15万人を超えるまでになっているという驚愕の実態があります。
これから20年にわたって高齢化がどんどん進み、85歳以上人口が激増します。その時、在宅介護など論外、家族ではもう支えられないことは明らかです。
問題は介護の話に止まりません。生産年齢人口が急速に減少する中、女性も、男性も、親の介護のために離職せざるを得なくなる。それはつまり、経済活動の担い手がさらに減り、この国全体が沈んでいってしまうことにつながります。
対策としてはひとつしかありません。国策として施設介護を充実させ、「職業としての介護」を充実させていくこと。本格的な介護地獄が始まる前に、国民一人ひとりが声をあげ、高齢社会を皆で共に生き抜くことができる社会インフラ作りが必須です。
漠然と感じていながらまだ多くの人が理解できていない現実を、高齢者を専門とする医師が白日の下に晒し、社会レベル・個人レベルの対策を指し示す、救世の一冊です。

地名に隠された「東京津波」
講談社+α新書
東京の高低図に照らして地名を探りながら、東京の地形と地名の安全度、危険度、震災への心構えを、読者に「立体的に」また「蘊蓄をもとに」気づかせようというのが、本書のねらいである。
◇東日本大震災により、東京湾でも船橋に2.4mの津波が襲い、浦安は大規模に液状化した。東京にもっと大規模な地震や津波がおそったらという想定は、ありえないものではない。この機に地名研究家である著者は、東京の高低を記した古地図を入手。そこで改めて、東京が起伏の多い地形であり、いまそれが高層ビルの乱立や地下鉄による移動などで見えづらくなっていること、また、山の手と下町で「山」「丘」「台」、「川」「橋」「江」など地形や水に関する地名が多いことなどを確認した。
◇そこで本書では、東京の古地図をじっくり見て、著者の地名についての蘊蓄も傾け、各地域の高低差や土地利用などから、もし地震や津波がおそったときに危険な場所、安全な場所を指摘しようとする。
◇たとえば「水に関わる地名の場所は、危険度が高い」。渋谷、千駄ケ谷や日比谷は谷、深川も品川も小石川も川。浅草は浅い草が生えた湿地で、早稲田は田んぼ。飯田橋、水道橋みな低地。池袋はいま高地にあるが、もとは低地の地名。代官山や戸山は高地で、より安全。また古地図からみると、もともと海、砂地、河川敷、新田だったところで液状化が起こっている。
◇さらに、本書は、江戸・東京の立地や過去の震災の歴史から、東京が震災に耐えてきたものの、「砂上の楼閣」であることも改めて指摘する。
◇東京の高低図に照らして地名を探りながら、東京の地形と地名の安全度、危険度、震災への心構えを、読者に「立体的に」また「蘊蓄をもとに」気づかせようというのが、本書のねらいである。

最後に残るのは、身体だけ――自分を見つめなおす「整体の智恵」
講談社+α新書
身体が、今まで言えなかった本音。そこからの再出発こそが、これからの日本に必要なんだという思いである。そのためには、人の潜在的な本音を追求した「野口晴哉」のような人間の言葉を解きほぐすことが急務なんだと考え、本書をまとめ上げた。

「姿勢の体操」で80歳まで走れる体になる
講談社+α新書
「『姿勢の体操』で走りを変えてみませんか?」金メダリスト高橋尚子さん推薦! 無駄のない疲れない動きを楽々体得。誰でも記録や年齢の壁を破れる。30年以上現役で走り続ける女子マラソンのパイオニアが編み出したエクササイズで、プロ選手が体得した動きが身につく!
記録の壁も、故障の壁も、年齢の壁も越えられる!
第1回目から27回の最多出場記録をもち、「東京国際女子マラソンの顔」と評される日本女子マラソンのパイオニア、松田千枝が編み出した「姿勢の体操」。
「姿勢」こそ走りの基本です。
スポーツだけでなく、日本舞踊やバレエなどの身体芸術にも共通する体の軸を意識した動き。それは、無駄のない効率的な美しい動きのパフォーマンスです。
体の軸をしなやかにする体操がインナーマッスルを鍛えます。
負担が少ない、記録が伸びる、故障しにくくなる、故障していても全身で補える、そんな体に変わっていきます。さらに、姿勢を磨けばとうぜん体型も若返ります。
著者が、56歳まで25年にわたってサブスリー(フルマラソンを3時間以内で完走)を達成できた陰に「姿勢」がありました。
本書で紹介する体験談には、「60代、マラソン2年目でボストンマラソンを完走」、「背骨と脚をつなぐ筋肉を痛めていたが再び走れるようになった」、「姿勢を意識したウオーキングでたちまち体重減」、「身長が伸びた」、「転ばなくなった」などの経過が綴られていて参考になります。
さらに、体をケアするためのリラクゼーション法から、マラソン大会前の練習スケジュールや食事法まで、著者の実体験に基づいたアドバイスも。
いつまでも、走る喜びを味わいたい方、走りを磨きたい方、すべての基本に「姿勢の体操」があります。

遺伝子検査からはじまるオーダーメイドがん治療の時代
講談社+α新書
樹状細胞ワクチンで、最速で最高の効果をめざす!がん細胞の遺伝子がわかれば患者ひとりひとりに最適の免疫療法が可能になる!この治療の特長は、がんの種類でがんペプチドワクチンを選ぶのではなく、あなたのがんの遺伝子情報でがんペプチドワクチンを選び、治療方針を決定するということです。(
樹状細胞ワクチンで、最速で最高の効果をめざす!
がん細胞の遺伝子がわかれば患者ひとりひとりに最適の免疫療法が可能になる!
この治療の特長は、がんの種類でがんペプチドワクチンを選ぶのではなく、あなたのがんの遺伝子情報でがんペプチドワクチンを選び、治療方針を決定するということです。(略)がん遺伝子の変化を調べ、そのがん遺伝子がつくり出すがんの標識であるペプチドを数個見つけ出します。治療においては、それを今までよく効いた患者さんのデータベースと照らし合わせて、最高の効果を出すがんペプチドワクチンを選択します。この選ばれたワクチンは効果予測を可能にし、進行がんや転移・再発の治療ばかりでなく、がんの予防までおこなうことができるのです。
――<「はじめに」より抜粋>
●がんワクチンとは
●樹状細胞は免疫の司令官
●がんを直接攻撃するリンパ球
●本当に効く最新免疫療法
●樹状細胞を成熟させて接種
●防衛の最前線、リンパの働き
●増殖因子は「分子標的薬」で抑制
●がん家系の真相
●がん化にブレーキをかける遺伝子
●各がん治療の最新情報と症例集

拍手しすぎる日本人 行列してまで食べないフランス人
講談社+α新書
バレエやコンサート──来日外国人の“手抜き公演”でも、なぜか拍手し、「ブラボー!」とありがたがる日本人。いっぽうヨーロッパでは出来の悪い公演では、客はブーイングの嵐を見舞う。 そしてサッカーなどの試合後に客が言う「感動をありがとう」に、選手たちが応える「これからも応援をお願いします」の違和感ありまくりの“習慣”……。世界から軽んじられないために、自立した日本人、主張できる日本人になる方法を説く。
バレエやオペラ、ミュージカル──あきらかに出来の悪い公演、来日した外国人の“手抜き公演”でも、なぜか拍手し、「ブラボー!」とスタンディングオベーションしてありがたがる日本人。いっぽうヨーロッパでは出来の悪い公演では、客は堂々と退席し、ブーイングの嵐を見舞う。
そしてサッカーやオリンピックなどの試合後に客が言う「感動をありがとう」に、選手たちが応える「これからも応援をお願いします」の違和感ありまくりの不思議な“習慣”……。
日本と欧米では、なぜこうも違いがあるのか。結局は、日本人の文化度が成熟していないからではないか……。
“不思議の国”日本人と世界から軽んじられないために、自立した日本人、主張できる日本人になるのはどうしたらいいかを紹介する。