講談社+α新書作品一覧

「姿勢の体操」で80歳まで走れる体になる
講談社+α新書
「『姿勢の体操』で走りを変えてみませんか?」金メダリスト高橋尚子さん推薦! 無駄のない疲れない動きを楽々体得。誰でも記録や年齢の壁を破れる。30年以上現役で走り続ける女子マラソンのパイオニアが編み出したエクササイズで、プロ選手が体得した動きが身につく!
記録の壁も、故障の壁も、年齢の壁も越えられる!
第1回目から27回の最多出場記録をもち、「東京国際女子マラソンの顔」と評される日本女子マラソンのパイオニア、松田千枝が編み出した「姿勢の体操」。
「姿勢」こそ走りの基本です。
スポーツだけでなく、日本舞踊やバレエなどの身体芸術にも共通する体の軸を意識した動き。それは、無駄のない効率的な美しい動きのパフォーマンスです。
体の軸をしなやかにする体操がインナーマッスルを鍛えます。
負担が少ない、記録が伸びる、故障しにくくなる、故障していても全身で補える、そんな体に変わっていきます。さらに、姿勢を磨けばとうぜん体型も若返ります。
著者が、56歳まで25年にわたってサブスリー(フルマラソンを3時間以内で完走)を達成できた陰に「姿勢」がありました。
本書で紹介する体験談には、「60代、マラソン2年目でボストンマラソンを完走」、「背骨と脚をつなぐ筋肉を痛めていたが再び走れるようになった」、「姿勢を意識したウオーキングでたちまち体重減」、「身長が伸びた」、「転ばなくなった」などの経過が綴られていて参考になります。
さらに、体をケアするためのリラクゼーション法から、マラソン大会前の練習スケジュールや食事法まで、著者の実体験に基づいたアドバイスも。
いつまでも、走る喜びを味わいたい方、走りを磨きたい方、すべての基本に「姿勢の体操」があります。

遺伝子検査からはじまるオーダーメイドがん治療の時代
講談社+α新書
樹状細胞ワクチンで、最速で最高の効果をめざす!がん細胞の遺伝子がわかれば患者ひとりひとりに最適の免疫療法が可能になる!この治療の特長は、がんの種類でがんペプチドワクチンを選ぶのではなく、あなたのがんの遺伝子情報でがんペプチドワクチンを選び、治療方針を決定するということです。(
樹状細胞ワクチンで、最速で最高の効果をめざす!
がん細胞の遺伝子がわかれば患者ひとりひとりに最適の免疫療法が可能になる!
この治療の特長は、がんの種類でがんペプチドワクチンを選ぶのではなく、あなたのがんの遺伝子情報でがんペプチドワクチンを選び、治療方針を決定するということです。(略)がん遺伝子の変化を調べ、そのがん遺伝子がつくり出すがんの標識であるペプチドを数個見つけ出します。治療においては、それを今までよく効いた患者さんのデータベースと照らし合わせて、最高の効果を出すがんペプチドワクチンを選択します。この選ばれたワクチンは効果予測を可能にし、進行がんや転移・再発の治療ばかりでなく、がんの予防までおこなうことができるのです。
――<「はじめに」より抜粋>
●がんワクチンとは
●樹状細胞は免疫の司令官
●がんを直接攻撃するリンパ球
●本当に効く最新免疫療法
●樹状細胞を成熟させて接種
●防衛の最前線、リンパの働き
●増殖因子は「分子標的薬」で抑制
●がん家系の真相
●がん化にブレーキをかける遺伝子
●各がん治療の最新情報と症例集

拍手しすぎる日本人 行列してまで食べないフランス人
講談社+α新書
バレエやコンサート──来日外国人の“手抜き公演”でも、なぜか拍手し、「ブラボー!」とありがたがる日本人。いっぽうヨーロッパでは出来の悪い公演では、客はブーイングの嵐を見舞う。 そしてサッカーなどの試合後に客が言う「感動をありがとう」に、選手たちが応える「これからも応援をお願いします」の違和感ありまくりの“習慣”……。世界から軽んじられないために、自立した日本人、主張できる日本人になる方法を説く。
バレエやオペラ、ミュージカル──あきらかに出来の悪い公演、来日した外国人の“手抜き公演”でも、なぜか拍手し、「ブラボー!」とスタンディングオベーションしてありがたがる日本人。いっぽうヨーロッパでは出来の悪い公演では、客は堂々と退席し、ブーイングの嵐を見舞う。
そしてサッカーやオリンピックなどの試合後に客が言う「感動をありがとう」に、選手たちが応える「これからも応援をお願いします」の違和感ありまくりの不思議な“習慣”……。
日本と欧米では、なぜこうも違いがあるのか。結局は、日本人の文化度が成熟していないからではないか……。
“不思議の国”日本人と世界から軽んじられないために、自立した日本人、主張できる日本人になるのはどうしたらいいかを紹介する。

日本は世界一の「水資源・水技術」大国
講談社+α新書
2025年には地球上の半数の人間、すなわち35億人が水不足に陥る。しかし、日本の「水技術」と、その資源量の2割しか使っていない「水資源」が世界を救うことに。世界中で頻発する「水戦争」、海外勢がリードしている水ビジネスの最前線、そして世界を救う日本の「水技術」などを徹底解説!
大人気「世界何位」シリーズの第4弾!!
2025年には地球上の半数の人間は水不足に陥る。しかし、日本の「水技術」と、まだ活かし切れていない「水資源」が世界を救う!
世界中で頻発する「水戦争」、海外勢がリードしている水ビジネスの最前線、そして世界を救う日本の「水技術」などを徹底解説。

病気にならない女性は「カタカナ食」を食べない──人生が好転し始める「1食100円」の美的メンテナンス48
講談社+α新書
水、野菜、肉、魚……すべてに対し不安が高まる今、体に害をなすものを上手に避け、かつ、免疫力・排泄力を高める食べ方はないものか──。農薬の問題、昔より半減した野菜の栄養価の問題はもちろん、高価な野菜・肉、自然の魚までセシウム汚染されている中で、「安全」と「安心」、そして「からだ」と「健康」を守るための48のリスト!
特別な食事法はいらない。「健康食」と名のつくものは、値段が高くなるだけで効果は期待できない。「1食100円」でメニューを考えると、カラダに害をなすものが入ってくる確率を大きく引き下げることができる。従来の食と健康の概念を覆す独創的な提言で、大きな反響を呼んだ『1食100円「病気にならない」食事』。
そのコンセプトをアップグレードし、女性向けに特化した形で、「いま食べるべき食事」と「心身をキレイにする食生活の構築法」を個別具体的な方法論として提示します。
3.11後の放射能汚染により、水、野菜、肉、魚……すべてに不安が高まっています。体に害をなすものをいかに避け、かつ、免疫力・排泄力を高める食べ方はないものか。農薬の問題、昔より半減した野菜の栄養価の問題はもちろん、高価な野菜・肉、自然の魚までセシウム汚染されている今、「粗食のすすめ」以来の著者の「何を食べないか」の知恵とノウハウに対するニーズがいっそう高まっています。
安価で身近にある食べ物でも、「安全な食べ方」の工夫で、かならず健康を守れる。いえ、安価で豊富に入手できる食品だからこそ安全を守れる、という視点は、まさに目からウロコ。
「今」と云う時代に必須の1冊です。

「病院」が東北を救う日
講談社+α新書
日本の医療の輸出産業化、病気にならない町づくりという斬新な取り組みがテレビでも紹介され、大きな反響を呼んでいる著者。3.11以後、彼はさらにもうひとつ、「東北復興プロジェクト」を進めています。箱モノ中心の復興を否定し、病気にならない町づくりの実践と、さらに高齢化が進んだ被災地で残された人々の活力を最大限に活用するその独創的なアプローチ。高齢化日本そのものを変革しうるその挑戦の全貌を語ります。
ベストセラー『「病院」がトヨタを超える日』で、日本の医療をまるごと輸出産業化するプロジェクト、病気にならない町づくりという斬新な取り組みが大きな反響を呼んだ著者。医療の輸出産業化の挑戦は、2011年11月8日にテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」でも大きく紹介されました。
そんな北原医師は、3.11以後、さらにもうひとつ「東北復興プロジェクト」を推進させています。従来の箱モノ中心の復興とはまったく異なる、病気にならない町づくりの実践と、さらに高齢化が進んだ被災地において残された人々の活力を最大限に活用するというまったく異なるベクトルを同時に実現するその独創的なアプローチに、今、大きな注目が集まっています。
大手ゼネコンのための20兆円の復興計画と利権争いを食い止め、現地の実情・必要性に合わせた、現地による現地のための復興計画の重要性を説く、現地現場からの緊急報告および提言です。

50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表
講談社+α新書
テレビで大ブレイク、20歳若く見える秘密とは――。55歳で血管年齢→26歳、骨年齢→28歳、脳年齢→38歳。30代では超メタボ体型だった著者が、25キロ体重を減らし、心身共に若返った秘密を公開! 食事の内容と生活習慣を変えるだけ。お金や時間をかけず、日常生活の延長上でできる奇跡のアンチエイジング法とは!
私は五六歳。あと数年でもう還暦に手が届く年齢です。でも、私に初めて会った人は「とてもそんな年齢に見えない!」といいます。実際、自分の体の各部分の「年齢」を調べてもらったところ、脳年齢──三八歳、骨年齢──二八歳、血管年齢──二六歳、という驚きの結果が出ました。私の肉体は、実年齢よりもゆうに二〇歳以上も若いことがわかったのです。
そんなビックリするような「若返り=アンチエイジング」をどうやって実現させたのか? 「食事の内容と生活習慣を変える」ということ、ただそれだけです。それなりに努力はしましたが、あくまでも日常生活の延長上のこと。お金や時間を特につぎ込んだわけでもありません。

自分を広告する技術
講談社+α新書
この本は、20~30代の若いビジネスマンが、ビジネスで「抜け出せる」「違いを生める」「結果を出せる」には、どのように「自分を広告」していけばいいか、そのノウハウを最先端の広告事例を参考にしながら、分かりやすく伝えていく本です。読み進めていけば、世界の有名広告事例を楽しみながら、「自分という商品」をどう売り込んでいけばいいかが身につけられます。漠然と頑張るのではなく戦略的に、「上司や取引先や同僚がどう感じるか」の視点から自分を客観的に見ることができるようになります。広告は本来的に邪魔者として扱われてきたからこそ、必死になってテクニックを磨いてきています。それを活用しないのは、もったいない!

平常心を鍛える 自衛隊ストレスコントロール教官が明かす「試練を乗り切るための心の準備」
講談社+α新書
自衛隊は、戦場や災害派遣のような悲惨な現場で働く。そんな環境の中でも、隊員は任務を遂行できなければならない。あるいは、受けたショックの影響をできるだけ小さくし、次の任務に備えなければならない。それをメンタル面から支援するのが、私の役割だ。
そんな経験の中で、大きなショックのあと早く立ち直ることができる人と、そうでない人では、「心の持ち方のパターン」が違うということに気がついた。
前者は、出来事にショックを受けても、比較的早くいつもの自分に戻れる。本書では、この力を「平常心」と呼び、その平常心を鍛える方法論を紹介しようと思う。

昭和30~40年代生まれはなぜ自殺に向かうのか
講談社+α新書
50人に1人が自殺する日本!! 36~56歳、必読!
世代間の自殺率の比較、自殺に見る地域差や男女差、自殺予防対策等を懇切丁寧に解説!
一九九五年から二〇〇九年までの、年齢階級ごとの自殺率の変化を見てみると、一九九八年に始まる戦後最大の「自殺の流行期」に突入して二年後の二〇〇〇年と、直近の二〇〇九年での、同じ年齢層における自殺率の変化に注目すべき点がありました。この一〇年間に、(略)五〇歳代以上の中高年の年齢層の自殺率は低下していました。それに対して、三〇歳代と四〇歳代では、明らかに自殺率は上昇しており、この年齢を構成する昭和三〇年代から四〇年代生まれの、より若年層での自殺率の上昇傾向を見て取ることができたのです。また、この年齢別の自殺率の変化を男女別に見ると、とくに男性の若年層で、自殺リスクの増大傾向が顕著に現れていました。
●自殺の流行期と死に急ぐ世代とは
●「死のリスク」は計算できるか
●死に至った人は氷山の一角
●日本の文化が自殺に与える影響
●流行の引き金となる身近な要因
●戦後最大の自殺大流行期の到来
●自殺が多発する地域はあるのか
●日照時間が短いと自殺が増える?
●都会型と田舎型の違いとは
●完遂する男と未遂で終わる女

仕事の迷いが晴れる「禅の6つの教え」
講談社+α新書
働く意味を見失い、疲れや辛さがとれない時に
布施でいやし、持戒で運を転じ、忍辱で気を変え、精進で力を抜き、禅定で遠望し、智慧で解決する。
なんのために仕事をするのか。(略)「生活のために働く」、つまり、お金のためという答えだけで納得している人などいないだろう。(略)だが、現実には(略)追いつめられて余裕を削られ、「生活のため」で精一杯になっている人が非常に多い。そこに、(略)「自分なりの人生でいい」という現在の風潮が重なると、よほど前向きな人でも、へこたれてしまう。困難に出会うと「こんな仕事に意味があるのか。もう続かない。逃げだしたい」(略)という愚痴と疑念の塊となって行き詰まってしまう。仕事を修練の場としてとらえ直すと、疑念やストレスに負けない体質がつくられる。さらには苦労を楽しむ力さえも生まれてくる。自分を「一人前の人間」というものに変えてくれるのが仕事なのである。
●仕事に確かな居場所を見いだす
●働く意味を見失ったら
●危ういのは強いが折れやすいタイプ
●本当に「上司が悪い」だけなのか
●つい媚びてしまう自分に対処する
●まだまだ「ありがとう」が下手すぎる
●なぜ職場はギスギスしがちなのか
●つまらないのは想像力がないから
●休みの時間に充電するな
●体と息と心を調える坐禅

ドラッカー流健康マネジメントで糖尿病に勝つ
講談社+α新書
著者自ら実践、1年で血糖値が半減の健康管理
ドラッカーの名言から糖尿病治療の「イノベーション」と「マーケティング」を解析!
糖尿病の発覚から約一年。現在、私の体重は、二五キロ減の六七キロ前後をずっとキープしている。ウエストも二〇センチ減の八四センチ。血糖値は空腹時で薬も飲まずに九六前後、(略)この効果をもたらしてくれた「名医」がいた。経営学者のピーター・ドラッカーである。(略)ドラッカーの『マネジメント【エッセンシャル版】』を繰り返し読んだ結果、これが企業の経営のみならず糖尿病治療と生活習慣病を治すのに大きな効果を上げることを確信した。その経営マネジメント思想を自身の「健康マネジメント」に応用し、すぐさま実践してみた。(略)私はドラッカーという「名医」にかかったのみで、(略)糖尿病と生活習慣病から一応は脱出してしまったのである。
●ドラッカーは健康の達人
●罹る人ほど脱出しやすい糖尿病治療
●ドラッカーの名言と糖尿病治療
●「明日のために昨日を捨てる」
●糖質制限というイノベーション
●糖尿病治療の優先順位とは
●「理論は現実に従う」
●成果からのフィードバック
●血糖値管理ではなく生活改善
●加齢とアンチエイジング

医者の言いなりにならない「がん患者学」
講談社+α新書
誤った「常識」があなたを「がん難民」にする!
表面に見える「治療成績」で病院を選んでいないか
「余命」マニュアルに沿って宣告しているだけの「余命」とは!?
がん患者のあなたの名前を忘れる主治医はいい加減なのか?
抗がん剤はがん細胞を殺すが、増殖を抑えることはできない
専門外には思いのほか疎い「専門医」。氾濫する情報に惑わされずに病と向き合うには
優秀だと言われる医師ほど、専門分野に特化しています。逆に言えば、専門以外の分野では、極めて素人である場合が多いのです。したがって、「がん専門医」が書いた「がんの本」でも、その医師が担当する分野が何かを見極めてから、内容を判断することが必要です。
「インフォームド・コンセント」という言葉が一般的になったように、医師は患者に正確に現状を報告し、患者さんの意思を確認して治療に入ります。そのため、最終的には、治療の選択は患者さん自身にかかってくるのです。
医師や科学者と患者さんの間には、厳然とした言葉の壁が存在し、医師や科学者のほとんどは、基礎知識のない患者さんとは「通訳」を介さずには会話ができません。多くの患者さんは「理解している」のではなく、「受け入れて信じている」のです。「サイエンスライター」としての私の役割は、この間の「通訳」に他なりません。
●患者会の存在は何を求めるものか
●早期がんと進行がんは紙一重
●患者は医師を選べない
●患者と医師の「思いの食い違い」
●セカンドオピニオンは専門医に
●標準治療でどこまで治せる
●医療格差を生む自由診療の医療費
●抗がん剤はなぜ効かなくなるのか
●「元気ながん難民」って?
●科学の進歩に合っていない治験

東北は負けない 歴史に見る「弱者の逆襲」
講談社+α新書
天災、政治的敗北 度重なる逆境を乗り越えた歴史
東北地方が「貧困」から脱却してきた歴史を紐解けば、これからの姿も見えてくる。
かつて作家の司馬遼太郎は「白河以北一山百文」という言葉をとりあげ、も
ともと東北は明治政府に冷遇されてきたと言った。
戊辰戦争が原因だった。
会津藩を中心に反薩長同盟を結び、薩摩・長州軍と戦ったが敗れた。勝利した薩摩・長州勢は、「東北の山は一山百文の値打ちしかない」と蔑視したのである。日露戦争、日中戦争、太平洋戦争でも、東北地方から召集された部隊は最前線に送られ、大きな痛手をこうむった。それを乗り越えようと、東北人も戦ってきた。薩長閥を打倒した岩手出身の平民宰相原敬は東北各地に鉄道網を広げた。同じ岩手出身の鈴木善幸は三陸海岸の漁港整備に尽力し、漁業を一大産業に育てた。
いまや仙台はプロ野球東北楽天の本拠地であり、昨今、トヨタ自動車も主力工場を東北新幹線沿いにシフトし、東北の発展はゆるぎないものになりつつあった。
その矢先の大震災だった。――<「はじめに」より>
●現場発・被災地レポート
●繰り返された天災と凶作
●戊辰戦争の敗北から始まった近代
●薩長主導の明治政府による東北蔑視
●失敗した安積開拓と野蒜築港
●稗めしと沢庵漬けの食事
●鉄道や大学を誘致した原敬
●なぜ福島に原発が作られたか?
●漁港と水産工場を整備した鈴木善幸
●東北の未来はどうあるべきか

ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体
講談社+α新書
日本をダメにしたのは官僚ではなく、B層 小泉、小沢、鳩山、菅…、「民意」を問い続けると恐ろしいことが起きる! 衣食住、文化、スポーツ、すべての分野で起きているB層化現象をゲーテ研究者が解説
日本をダメにしているのは、本当は誰なのか?
【B層】
マスコミ報道に流されやすい「比較的」IQの低い人たち
小泉郵政改革に熱狂し、民主党マニフェスト詐欺に騙され、流行のラーメン屋に並ぶ層。彼らの「選択」が国家を崩壊に導く!
「活動的なバカより恐ろしいものはない」――ゲーテ
小泉純一郎、小沢一郎、鳩山由紀夫、菅直人。
なぜ我々は三流政治家を権力の中枢に送り込み、「野蛮な時代」へ回帰したのか?
「B層」をキーワードに、 近代大衆社会の末路を読み解く!
これまでの社会階層の分析は、主に収入の多寡によるものでした。たとえば、年収1500万円以上が上流層、年収300万円以下は下流層というように。しかし、「B層」というキーワードを使った場合、たとえ年収1500万円以上でもB層に分類される可能性があります。「B層」は人間の質を表します。近代大衆社会の中で発生し、自ら近代化の原動力となることにより、最終的に自分のクビをしめるのがB層です。B層の拡大により発生したB層社会は、必然的に腐り果て、国家はデマゴーグにより支配されるようになる。
●野蛮な時代がやってきた!
●日本の将来を決めるB層の動向
●こんな社会に誰がした?
●B層に愛される「B層グルメ」
●B層カルチャーの暴走
●B層が民主党政権を生んだ
●「民意」が国を滅ぼす
●幼児化する政治家
●政治家は理念を持つな
●大衆社会の末路――ゲーテの警告

「核の今」がわかる本
講談社+α新書
あまりに無防備な「原子力」、放置される世界のヒバクシャ
「核なき世界の平和と安全」に立ちはだかる「障壁」を20ヵ国取材のルポ&写真で綴る!
核をめぐる多くの問いからテーマを抽出し、核時代の知られざる真相の発掘に力点を置いた取材班の活動現場は、共同通信社が世界に派遣する特派員の多大な協力を得ながら、全世界二〇ヵ国に広がった。(略)本著は、こうした核をめぐる調査報道の軌跡をまとめた集大成である。(略)
東京電力福島第一原発の事故は被爆国日本のみならず全世界に対し、現代社会が避けて通れない重大な問いをあらためて突きつけた。
人類は核のパワーと共存していけるのか。
本著が「核の今」に関する知見を深め、この重大な問いに対する「解」を導き出す一助となることを心より願う。
●「第二次核時代」に揺れる地球
●スリーマイルとチェルノブイリ
●フランスで「核の棄民」独占告白
●米印ウラン村で相次ぐ「がん」
●核テロ対策「世界の死角」
●パキスタンに蠢く「核の闇商人」
●被爆国と核の「闇市場」
●イラン、北朝鮮の脅威
●「原子力ルネサンス」虚像と真実
●オバマと「核なき世界」

ニッポンの底力
講談社+α新書
日本人の使命と「フクシマ遷都」という選択肢
行動する宗教学者が歴史・民族・文明から語りつくした、国難を日本再生に変える道
日本はいま、経済的に綱渡り状態にあります。なのに、選挙のたびに「国民のために」と絶叫する政治家たちは、被災地から遠く離れた東京で「作業服を着る」ジェスチャーは見せたものの、相変わらず緋毛氈が敷かれた国会議事堂の中で、「お前が悪い」と罵声を浴びせあっています。(略)フクシマを「折り返し点」として、日本だけでなく、人類文明そのものが大きく方向転換をする可能性すらあります。(略)そういう文明の「折り返し点」に真っ先に立たされた日本には、大きな使命があります。大げさに聞こえるかもしれませんが、それが比較文明学者でもある私の確信なのです。――<「はじめに」より>
●復元力をもつ日本文化
●ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ
●発揮されるべき雑種民族の強み
●原発事故は偶然ではなかった
●日本の進化に不可欠な首都移転
●母系性社会と「女の力」
●皇室という「文化の祖型」
●仏界入りやすく、魔界入りがたし
●地上最大の宗教「アメリカ教」
●アジアの手本となれ

首都圏大震災 その予測と減災
講談社+α新書
その日は、来る。「震度5強超」対策が命を救う!
地質学が解き明かす巨大地震発生メカニズム。予知よりもっと大切な「震害を減らす知恵」!!
震害は、地盤と街と人などの関係から発生しますが、これを完全に防ぐことは無理です。しかし、地盤や自然の条件を考えた街づくりと、地震と人とのつき合い方の改善などで、災害を減らす、つまり「減災」を実現していくことはできるでしょう。
物流のエネルギー源になる発電所・送電システム・変電所、エネルギーを運ぶ電車・車・線路・道路・路盤・橋・トンネル・ライフラインなどの徹底的な免震・減震・耐震化と、そのバックアップ体制の強化など、「震害が震害を生まない」減災システムづくりは、これからの街づくりの大きなポイントになりそうです。
●姿の見えない地震の群れを探す
●超巨大地震の前兆とその後を探る
●伊豆諸島の熱流の運ばれ方
●傾きつづける首都圏の大地
●巨大地震の前兆:地震の飛び跳ね
●地震の通り道・「地震道」とは?
●原発の炉心を襲ったドスン揺れ
●わが家の地震減災を考える
●火山――地震の動向を探る
●学校で必要な震度5強への備え

「地中海式和食」のすすめ
講談社+α新書
「和食であれば、すべて善し」は大間違いです!
予防医学食のエッセンスの多くをカバー! “おいしい”食事で大腸がん等の病気を防ぐ
和食といえば、ヘルシーな食事の代名詞のように語られるようになった昨今。「和食だったら何を食べても健康的」というイメージがついてまわる現状があります。しかし、一体「和食」の何が健康の元であるかについて、多くの日本人は意外と気づいていないのです。
本当に「和食なら何でもよいのか」といえば、腸の専門家の私の立場からすると決してそんなことはありません。
少なくとも、「腸に良い食事」「腸内環境を改善する食事」という点から見ると、現在、和食としてイメージされる食事の半分は、ヘルシーではないと言っても過言ではないのです。
では、体に良い、そして腸に良い和食とはどんなものでしょう?
●そもそも「和食」って何?
●理想の食事は元禄時代以前の和食
●オリーブオイルの健康効果
●マクロビオティックの意外な盲点
●腸の機能が低下した日本人
●脂肪を減量できない理由とは
●和食の欠点を補う地中海式和食
●いま注目の植物性乳酸菌
●自律神経と体のすごい関係
●スキンケアにオリーブオイルを

天皇はなぜ生物学を研究するのか
講談社+α新書
「学問、スポーツ」と「皇族、貴族」の関係を探る
“さかなクン”らに賛辞を贈られた天皇陛下は我が国のトップレベルの生物学研究者!
波乱に満ちた生涯を送られた昭和天皇には、また別の“顔”も存在します。それは学者、もっといえば、世界的にも名の知られた生物学者としての顔です。
「天皇の生物学」、そして本書の後半で説明するヨーロッパでのゴルフとサッカー、そしてパーティー。これらの話は、まるで無関係であるようで、実は深いところでつながっているというのが本書のテーマです。
そもそも天皇はなぜ生物学を研究されているのか。日本の皇室、ヨーロッパの王室、貴族とは何なのか。ひいては、日本の社会、ヨーロッパやアメリカの社会の深層に横たわる意外な違いと問題とは。この素朴な疑問にも、私なりの解釈を書き進めていきます。――<「まえがき」より抜粋>
●世界で高評価を受けた「学者裕仁」
●秋篠宮に受け継がれる生物学
●「国家戦略」としての生物学研究
●博物学は上流階級のたしなみ
●世界一周の航海は博物学のために
●家一軒と同様に高価だった顕微鏡
●階級の存在しない国・日本
●サッカーは“労働者”のスポーツ
●ラグビーは“紳士”のスポーツ
●スポーツや芸術は趣味か公務か