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1996.10.09発売
庭師の知恵ことわざ事典
講談社の実用書
庭師のあいだに昔から伝えられている園芸にまつわる名言やことわざ。その知恵を借りれば私たちも園芸上手になることうけあいです!
・植木は根で買え
・間引きは早め、移動は遅め
・木は根張りを見せよ
・タケは七五三で植えよ
・足跡が肥やし
・水は土にやる
・ぬかみそと鉢はときどきかきまわせ
・夏は肥料をひかえよ
・果実は小鳥にやれ
・サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿
・剪定は上は強く、下は軽く
・バラはやごを残せ
・下手の角鉢、上手の丸鉢
・初心者の化粧鉢、ベテランの素焼き鉢
・根は切りつめていじめよ
・盆を過ぎたら肥やしを抜く
・肥料すぎれば花つかず
・枝葉の茂りに実少なし――(本文より)

1996.10.09発売
庭木の剪定コツとタブー
講談社の実用書
庭木の姿を良くし、花や実を思いどおりに楽しむための、プロが教えるテクニック集
・枝を切るのを恐れるな
・切ったあとを目立たせないこと
・枝先ばかり切ってはならない
・内芽を残して切りもどしてはいけない
・木の切り口は傷だということを忘れるな
・生け垣や目隠しは樹高を高くしてはいけない
・樹形を乱す枝は残すな
・古い枝はなるべく切らない
・落葉樹を春に切るのはタブー
・花芽パターンを知らずに剪定するな
・枝がしだれる樹種は刈り込まない
・刈り込みバサミは両手を動かしてはダメ
・生け垣は角を丸く刈ってはいけない
・根切りするなら、さびたスコップは使わない――(本文より)

1996.10.09発売
淀川にちかい町から
講談社文芸文庫
清冽な抒情と透明な詩心を持つ新進女流詩人として出発。昭和61年『ミモザの林を』で野間文芸新人賞、次いで平成4年評伝『画家小出楢重の肖像』で平林たい子賞受賞。人生の機微を深く鮮やかに彫り彩る独自の散文世界を構築、『淀川にちかい町から』で芸術選奨・紫式部文学賞両賞受賞。こころ暖かく、こころ鎮まる、爽やかな散文の小説世界。

1996.10.09発売
日本文壇史12 自然主義の最盛期
講談社文芸文庫
鴎外が観潮楼歌会を開いた翌年明治41年、1月白秋ら7人が脱退し「明星」は衰退。4月、文壇注目の渾身の力作花袋『生』、藤村『春』の新聞連載開始。花袋らが病床の独歩に贈った『二十八人集』が文壇の主流・自然主義の宣言書となる。啄木が3年振りに北海道から上京。6月、独歩死す。二葉亭宿願のロシアへ向う。漱石、宙外、白鳥、眉山、長江、青果、抱月等々と新文壇の流れに日本近代文学の特性を読む!

1996.10.09発売
仕事部屋
講談社文芸文庫
《芸術の友よ。御身に捧ぐるに今この美しい言葉の花束を以てする。是こそ新興芸術派の巨匠・井伏鱒二の心の贈物である》(春陽堂、昭和6年刊『仕事部屋』広告文)。全集等未収録の幻の名作というべき「仕事部屋」を始め、「丹下氏邸」他初刊本の全14篇をそのままに収録。昭和初年代のモダニズム、都市小説の新風俗が描かれて、井伏鱒二の文学に新たな光を当てる真の芸術の友への贈物。

1996.10.09発売
常陸坊海尊・かさぶた式部考
講談社文芸文庫
海尊と名乗る法師が村々を懺悔し流浪するという東北の貴人伝説を背景に、学童疎開し孤児となった啓太の罪の生涯を描く田村俊子賞、芸術祭賞受賞「常陸坊海尊」、和泉式部に纒る伝説を題材に、九州の炭坑事故で冒された豊市、その母と嫁に、式部の後裔という魔性の尼僧を絡め社会の底辺に生きる人々の深い哀しみを描く毎日芸術賞受賞「かさぶた式部考」、方言を駆使し民衆の苦悩に迫る戯曲2篇。

1996.10.09発売
社会哲学の復権
講談社学術文庫
現代思想に大きな影響を与えた20世紀ドイツの思想家は、社会をどう捉えていたか。フランクフルト学派の論客としてあらゆる同一性を批判したアドルノや、英雄的実証主義と賞讃される一方で権力政治家とも批判されるウェーバーなどの多面的な実像を追求。アドルノのもとへ留学し、ウエーバー評価で名高い64年ドイツ社会学会に立会った筆者が、社会科学との対決を通じて哲学の復権を図る意欲作。

1996.10.09発売
王女ク-ドル-ン
講談社学術文庫
絶世の美女、王女クードルーンが略奪された。王女に許婚者がいるのを知りつつこの暴挙に出たのは、王女に横恋慕するノルマンディーの若き王、ハルトムートであった……。「ドイツのオデュッセー」と評され「中高ドイツ語文学中の最高傑作」とも賞された、『ニーベルンゲンの歌』とならび立つ中世ドイツの傑作長編英雄叙事詩。待望久しい、中期高地ドイツ語原典からのわが国初のオリジナル完訳版成る。

1996.10.09発売
聖と呪力の人類学
講談社学術文庫
聖なる秘仏は呪力を持つとされ、人びとはこの力の現世利益(げんぜりやく)を求めて集まる。著者は、このような仏教と呪力信仰との関係を理解するためのヒントを民俗信仰のなかに見る。たとえば、わが国の民俗レベルの呪力信仰の中心に活躍するシャーマンたちとその宗教施設は、東北や南西諸島に限らず、むしろ東京などの大都市圏に多く存在するという。聖と呪力をめぐる問題を宗教人類学的に考察した期待の力作。

1996.10.09発売
私という現象
講談社学術文庫
文学も実人生も虚構であることに変わりはない。事実そのものがすでに操作されたものなのだ。私をひとつの現象と見なす考え方は、文学作品の質を、それが事実に基づくかいなかによって判断しようとする立場を無効にする……。〈自我の崩壊〉ということ自体が主題となった現代文学の困難を的確に解説、〈現象としての自己〉の様々なありようを、物語の終焉を体現する作家達を通して考察した第一評論集。

1996.10.09発売
いちょうやしきの三郎猫
講談社の絵本
「講談社絵本新人賞」から生まれた新人のみずみずしいファンタジー
ほら、あなたのそばにもこんな猫がいるかもしれない
「まいにちいっしょにいたのに、あたし、三郎のこと、なにも知らなかった。」とつぜんいなくなった猫の三郎をさがして、麻美は《いちょうやしき》へ。そこで見たのは、麻美のまったく知らない、三郎のほんとうの世界でした。だれかをたいせつに思うことの切なさ……。ほわっとあたたかくて、じんと胸が痛くなる絵本。
1996.10.08発売
超光戦士シャンゼリオン(6)
講談社の絵本

1996.10.08発売
おさきに
文芸(単行本)
おさきに、と母親がいった
年老いた母の死──夢とうつつの間で揺れる心情を描いた短篇集。
かかさまの杖を、とわたしはいった。座椅子によりかかって坐っていた一の娘が、怪訝な目でみて、手にもたせましたよ、といった。母の頬につけて、わたしは横浜で買ったシュウマイの包みを、おいた。……中略……
お別れの水を、と葬儀社から派遣された青年がいった。わたしは母の唇に、木の葉の先から水をそそいだ。閉じた唇の間から、少しずつ、水が染みていった。──本文より

1996.10.08発売
まぼろしの川
文芸(単行本)
死の淵を覗いた近年の大病をこえ、鮮烈な幼少年期の記憶が交錯する「私の履歴書」、友人・映画・世相などを綴って人生の深淵をかいま見せる「ひかりの中」、丸山真男・中野重治・円山応拳などの作品の興趣ある奥深さを論じたエッセイ等を収める。

1996.10.08発売
心の海へ
文芸(単行本)
勇気ある提言最新エッセイ集
ようこそ、わが人生
いのちと共にある心の海の記憶から甦る幼い日のこと、青春時代の苦い体験、亡き父母の面影。時の動きをみつめ優しく勁く生きた心の軌跡
人が一生かけてできること。それはごくごくささやかなことだと思うようになった。ささやかになにをするか、なにができるかが問われている。小さな役割。人生を終るとき、悔いのないなにかをしたい。そう思う人の数がふえていったら、それは、確かな力になる。生きるって素晴しいと無理にも思いたい人間として、わたしは心の落ちつき場所をやっとみつけようとしている。――本文より
1996.10.04発売
炎恋記
講談社X文庫ホワイトハート
盲目の美貌の楽人・夜船の持つ通視の力とは手と手を触れ合わせた相手の者が見るものを、夜船もまた見ることができる、というものである。その能力を使って、義兄の深海に人探しを頼まれたのだが……

1996.10.04発売
死を呼ぶ遊戯
講談社X文庫ホワイトハート
街路樹や道路標識などに心臓を直撃される死亡事故が、横浜を中心に相次いでいた。時を同じくして霊媒体質の吉川が、病院で会った“心臓を食べる化け物”に怯えを見せる。ちょうどそのころ修一と翔吾が、パソコン通信関連の異様な相談を持ちかけてきた!!パソコン通信の殺人ゲームどおりに次々と起こる、悲惨な事故死や突然死。ゲームの仕掛け人は誰なのか?吉川の見た化け物は、はたして殺人ゲームに関係しているのか……!?

1996.10.04発売
美貌のサラマンドラ 禍つ姫の系譜(3)
講談社X文庫ホワイトハート
桔梗ハイツの大家・桔梗潮(うしお)は困っていた。半年前、妻を火事で失った201号室の住人・小滝(こたき)が、家賃を滞納していたのだ。決心して取り立てにいった潮は、留守番をしていた7歳の娘・美萌(みもえ)に「騎士様になって」と迫られ、ほうほうの体(てい)で戻ってくる。ところがその直後、天界将軍イリアッドが妖しげな魅力を持つ美萌に急接近していた!!華麗なる少女戦士が舞う、艶やかなバトルアクション・ノベル第3幕!!

1996.10.04発売
転校生
講談社X文庫ホワイトハート
「女にモテル……青春を味わう……それは俺の見果てぬ夢だった、それが叶うというのか!?」「叶うとも、だから──海に行こう!!」……そして俺たちは海へとやってきた。見事女の子のナンパにも成功した。だが俺は、雅史(まさし)のことが気になって仕方がない。俺が目を離している隙に、変な奴に絡まれたりしてないだろうな……。パラソルに戻ると、雅史の姿はなかった。まさか悪者にかどわかされたんじゃ──!!

1996.10.04発売
雪-SNOW- 硝子の街にて(2)
講談社X文庫ホワイトハート
「ゴミに埋もれても、人間は死なない」殺人課の刑事シドニーが口にすると含蓄(がんちく)があるように聞こえるから、ノブも黙ってしまった。乱雑なシドニーの部屋を後にして、大雪に凍えるNYの街路で死にかかった男がノブに言ったのは「近寄るな、ユキオンナ」!? ファッション業界の醜聞(スキャンダル)!? トップデザイナーの死。大雪の日、少年が見たものは!? ノブとシドニーの“友情”と“純愛”のNYストーリー。
「ゴミに埋もれても、人間は死なない」殺人課の刑事シドニーが口にすると、含蓄(がんちく)があるように聞こえるから、ノブも黙ってしまった。乱雑なシドニーの部屋を後にして、大雪に凍えるNYの街路で死にかかった男がノブに言ったのは「近寄るな、ユキオンナ」!? ファッション業界の醜聞(スキャンダル)!? トップデザイナーの死。大雪の日、少年が見たものは!? ──どこまでも純(ピュア)な伸行(のぶゆき)ことノブとシドニーの、“友情”と“純愛”のNYストーリー。