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1994.02.21発売
留学ウォ-ズ
米国留学は戦いだった。一家の奮戦をつづる高校受験に失敗した娘、イジメにあう息子を引き連れ、アメリカへ移住した作家。アホバカ留学生の氾濫、人種偏見、性道徳の違いの中で、ついに娘はUCLA合格。
1994.02.18発売
忍者戦隊カクレンジャ-(2)がんばれ!カクレンジャ-
講談社の絵本
1994.02.18発売
忍者戦隊カクレンジャ-(1)ぼくたちがカクレンジャ-だ!
講談社の絵本

1994.02.18発売
やがて哀しき外国語
文芸(単行本)
村上春樹の魅力の世界
プリンストン通信久々の長篇エッセイ アメリカより愛をこめて
僕はもうとてもとても「男の子」と呼ばれるような年齢ではないけれど、それでも「男の子」という言葉には、いまだに不思議に心引かれるものがある。……(中略)……「お前にとって〈男の子〉のイメージとは具体的にどういうものであるか」という風に質問していただけるなら、僕の回答は簡潔かつ明瞭なものになる。箇条書きにすると、(1)運動靴を履いて(2)月に1度(美容室でなく)床屋に行って(3)いちいち言い訳をしない。これが僕にとっての〈男の子〉のイメージである。簡単でしょう。──(本文より)
1994.02.18発売
まんが 美智子皇后物語
初めてコミックで描くドラマチックな半生記美智子ものを書いたら右に出る者がいない河原敏明氏の原作をもとに、文月今日子の華麗な絵で繰り広げる皇后の涙と苦悩と喜びの物語。この一冊に皇后の全てを収録

1994.02.18発売
量子力学1
精選された問題を通して理解できる学部学生向け教科書。前期量子論を簡略化し解析力学の基礎を省略する一方、より現代的な構成をめざした。各章に適切な例題と演習問題を付し、読者が自習できるように工夫した。
1994.02.18発売
デジタルブック版 課長・島耕作の成功方程式 60 KEY WORDS
キミは、島耕作を超えることが出来るか? ヤングビジネスマンに共感をよび脚光を浴びた島耕作。成功方程式PartⅠを元本に彼の体験するビジネス人生からキ-ワ-ド60を抜き出し問題提起と解決を提示

1994.02.17発売
われよりほかに
文芸(単行本)
日本エッセイスト・クラブ賞受賞作
文豪の知られざる実像に出会う驚き、名作誕生の秘話を読む喜び
昭和28年、24歳の著者は京都下鴨潺湲亭で68歳の谷崎に出会う。爾来、死にいたるまでの12年間、口述筆記を中心とした秘書としての仕事を通して文豪の日常をみつめつづけた。晩年の心境と死生観、名作誕生にまつわるエピソードらに”幻の小説”の構想など、著者ならでは知りえなかった貴重な事実を細やかな観察眼で描き出した本書は、作家の魅力を伝えると同時に、谷崎文学理解のための得がたい記録ともなっている。東京新聞連載「文豪の日々」に大幅に加筆した待望の1巻。
1994.02.17発売
日野富子
応仁の乱の中でたくましく生きた女の一生。’94年4月からのNHK大河ドラマ「花の乱」の主人公日野富子。我が子将軍の権威を死守し、時代の流れに逆らおうと激動の中世をしたたかに生きた女性の真の姿

1994.02.16発売
老いと死から逃げない生き方
老いと死、それは人間のエゴを赤裸にする。
老人医療最前線の名医が綴る実践的生き方・死に方論!
一般に、年をとるということは、生きる条件が日を追って悪くなることを指し、今日が最もいい状態であることなのです。(中略)それゆえ、老人には、弱い、衰えた、不健康な、寝たきり、ボケ、老残、老醜、役立たず、用ずみの厄介者、傍迷惑な存在などという、概して、暗くて否定的なマイナスイメージがつきまといがちです。(中略)
老いとは、本当にそんなにマイナス面ばかりなのでしょうか。生まれたものが成長して、時間を経て古くなるのはごく自然であって、とくに異常でも何でもないと思うのです。――(本文より抜粋)

1994.02.16発売
ボランティア はじめの一歩
誰でもできる!今日からはじめる!
・黒柳徹子さん、堀田力さん他の“とっておきのアドバイス”・高校生から定年後のお父さんまで23人の“いきいき体験”・活動の場を見つけるための団体107を案内。

1994.02.16発売
生きることと読むことと 自己発見の読書案内
講談社現代新書
忘れられない本がある。生きる励ましとなり、心の支えともなる本がある。自分にとって本当に必要な本といかにして出会うか。読書の醍醐味を語る。
「出会い」としての読書――人間は生きていく上でいつも順調にいくとは限らない。精神的にも、肉体的にも、あるいは家庭や、勤務先での立場や、どんなところで物事がうまくいかず、いつ生が危殆に瀕するかもしれない。ぼくの経験を言えば、そういう時に最も力になってぼくを救う役目を果たしてくれたのは、家族や友人や同僚ではなく、何よりもまず書物であった。だからここではぼくが生涯に何度か陥った危機のとき、あたかも救済者の如く現れ、ぼくを力づけてくれた本のことを語ろうと思う。人は自分がそれをそれと知らずに欲していたとき、まさにそこに現れるべき本に出会うことがあるものだ。――本書より

1994.02.16発売
戦後企業事件史
講談社現代新書
経営トップの公私混同、内紛、粉飾決算、不正融資、そして倒産。社会を忘れ、逆命利君を疎んじる会社大国が引き起こした多種多様な企業事件を題材にして、事件の主役とその構造に迫る。
株主総会――毎年、6月末の同じ日の同じ時刻に、一斉に株主総会が開かれる。上場企業のほぼ9割もがこんな異常なことをやるのは、総会屋が恐いからである。総会屋のハシゴを恐れて、企業はこそこそと形式的に株主総会をする。なぜ恐いのか。それは企業が弱みをもっているからである。(中略)一般的には総会屋が悪者視される。右翼や暴力団と区別のつかない総会屋は確かに誉められた存在ではない。しかし、彼らが生存できるのは、企業がつけこまれる隙をもち、彼らにエサを与えるからである。内紛、汚職、粉飾決算等、さまざまに恥部や暗部をもつ企業は、それを嗅ぎつけた総会屋に口止め料を渡す。問題は総会屋よりも企業にあるのである。――本書より

1994.02.16発売
子守り唄の誕生 五木の子守り唄をめぐる精神史
講談社現代新書
日本の子守り唄はなぜ暗いのか。重く湿った匂いはどこから来るのか。近代の闇の底から聴こえてくる、数も知れぬ守り子たちの呟きの唄を解読し、忘れられた精神史の風景を掘り起こす。
守り子の父は山から山へ――おどんがお父っぁんな、あん山ぁおらす、と歌われた。山中の出作り小屋で焼畑耕作にしたがうナゴ百姓の父を偲んだ唄と解することは、そこではまだ可能だ。しかし、おどんがお父っぁんな、山から山へ、里の祭にゃ、縁がない、と歌われたときには、もはやそうした解釈では届かない。山から山へ、という歌詞の意味は、焼畑農耕と関連づけることではまったく了解しがたい。里の祭りや宮座には縁がない、という歌詞と重ね合わせにしてみるとき、ゆるやかに浮上し像を結んでくるのは、村の秩序のそとを漂泊・遍歴してゆく人々=ナガレモンたちの姿である。焼畑をするナゴ百姓たちは、山から山へと渡り歩くことはない。ナゴの娘がみずからの父について、山から山へ、また、里の祭りには縁がない、と歌うことはありえない。――本書より

1994.02.16発売
競馬の快楽
講談社現代新書
競馬事始め学習法から、思い出の名馬・快勝負。馬名に読みとれる家族劇や、アメリカ競馬に生きる格闘技魂。はては、バリ島の闘鶏に見るオッズの自然律や、カジノにおける現実変容術まで。賭博を語り、人生の勝負に想いをめぐらす。人間到る所、賭ければパラダイス!
新聞予想――幼い頃からその才能を高く買われた兄、才能はそれほどでもないが努力して自分に打ち勝とうとした弟。…… 兄は不運にも病弱で、力を発揮するチャンスを逸してしまう。ようやく本来の姿に戻ったのがちょうど人生の勝負時。奇しくも必死に努力してきた弟との対戦となった。さて、こういう場合、あなたはどちらを選ぶだろうか。競馬というのは単純に強いほうを選ぶというのではなく、自分に似たほうを選ぶようにできているのではないか。あなたはヘンリーかトーマスか。兄か弟か、才能か努力か。…… 競馬は人生をそのままなぞるわけでなはい。だが、いかなる結果に終わろうと永遠に忘れられないものがある。われわれはそれらをも引き受けながら賭け続けるのである。――本書より

1994.02.16発売
幻獣の話
講談社現代新書
一角獣から鳳凰、ゴジラまで――。人はどこまで空想の翼を翔かせえたか? 神話・伝説、宗教、芸術が生んだおびただしい幻獣は、何を物語るか? 絶対の美、恐怖の極、珍妙笑止な獣など、人間の華麗な精神絵巻をひもとく。
輪廻転生する幻獣――いたるところに奇妙な生きものがいる。…… ロンドンのウェストミンスター寺院付属の図書室には、この種の一覧表といったものがあり、ベルギーの古都ブリュージュにも、ドイツの古都アウグスブルクにも同様のものがそなわっている。…… 架空の生きものが博物誌から消えるのは18世紀後半以降で、リンネの分類体系にはサテュロスなど若干の生きのこりはあったものの、ビュフォンの『博物誌』にいたり、現実の生物分類から完全に消し去られた。…… おもてだっては地上から姿も消したが、この知的遺産は目に見えない水路によるかのようにして、のちのちの時代につたわっている。しずかに意識の下を流れ、イメージの重なりのなかにまじって、やがてときならぬところにあふれ出る。――本書より

1994.02.16発売
「ことば」を生きる―私の日本語修業
講談社現代新書
生きたことば、光ることばとはどういうものか。詩人のことばはどこが違うのだろうか。自らの修業時代をたどり、ことば感覚の体得法を伝授。
志村先生――私が書いたのはほとんど語呂合わせである。「石がころころコロッケ食ったらお腹が空いた/井の頭公園の鯉が餌をえさえさ食べて下痢をした/……」シャレ帖に毛が生えたような文章ばかりだった。そんな文章のどこがいいのか、志村先生は必ずみんなの前で読み上げるのだ。最初は「その手には乗らないぞ」と気を引き締めていた私も、回が重なるうちにだんだんいい気持ちになってきた。通信簿の成績は体育を除いてオール2、もちろん国語も2で、本だってマンガしか読まなかった私が、文章を書くことにちょっぴり自信を持ったわけだ。その機を逃さず、志村先生は「今度は班ノートに詩を書いてみろ」と言ったのである。「お前なら書ける。いつもあんなおもしろい文章を書くんだから」とも言うのである。おだてに弱い私は、信頼する志村先生のこの一言に舞い上がって、次週の班ノートにさっそく詩を書いた。「店番」という題の詩だった。――本書より

1994.02.15発売
秋山仁の遊びからつくる数学
ブルーバックス
目で見てわかる新しい数学をめぐる本音の対論!
人も知る通り、グラフ理論の世界的数学者秋山仁は、少年時代は“落ちこぼれ”だった。しかし、遊びの中で物を創る喜びと自然の不思議さを脳裏に刻んだアンビシャス・ボーイは、未開拓だった、グラフ理論に遭遇すると“水を得たサカナ”のように活躍を開始した――。視覚的でわかりやすいグラフ理論の考え方と魅力を紹介しつつ、数学が好きになる方法や受験数学とは一風違った現代数学とのつきあい方、子どもをダメにする教育の問題点などなど、知ってタメになる本音の話を気鋭のサイエンス・ライターと縦横に語りつくす。

1994.02.15発売
アポトーシスの科学
ブルーバックス
生命の守護神――細胞自殺〈アポトーシス〉のナゾを追う!
細胞も自殺する。しかも、遺伝子に組み込まれている死のプログラムに制御された、精巧な仕組みによって死んでいく。このアポトーシスは、傷ついた細胞が衰弱の果てに死ぬ壊死とはまったく異なり、生に貢献する死である。生物の身体をつくり、守るための必須の機構である。自殺のみに関与する特殊なものでなく、細胞分裂の制御など、細胞の基本機能に密接に結びついたものであること、さらに、細胞の老化やガン化にも関係しているのではないか、あるいはエイズのような感染症にも関係がある!などなど、の報告が相次ぎ、基礎生物学の分野にとどまらず、アポトーシスは、今や身近な医学にとっても、大きな話題となっている。

1994.02.15発売
ここまでわかった!女の脳・男の脳
ブルーバックス
最新脳科学から性差を考える。女の子が人形やぬいぐるみを好み、男の子が飛行機や車のおもちゃを好むのは、実は親や社会がそうしむけるからだけではなく、生まれながらに男女で脳が色分けされているからなのです。また、女性が精神的パニックに陥りがちなのは、左脳と右脳を結ぶ回線がショートしやすいためらしいということもわかってきました。さらに同性愛についても、脳の随所で構造的な違いが発見され、単なる心の問題ではなくなってきました。本書では、MRIなど最新機器の導入により、かつてのマウスではなく実際の人間の脳でわかってきた脳の性差の最新知見を紹介します。