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春情蛸の足
1990.04.06発売
春情蛸の足
著:田辺 聖子,装画:灘本 唯人
講談社文庫
ゆきとどいて凝りすぎないおいしい短編集。おでん,きつねうどん,すきやき,お好み焼き,てっちり,たこやき,みそ汁等の庶民のタベモノの周辺から生れた,人間への客観的省察が笑いを呼ぶ極上の小説群。
アローン・アゲイン
1990.04.06発売
アローン・アゲイン
著:落合 恵子,装画:北村 治
講談社文庫
「ビッグガール・ドント・クライ」大きな女の子は泣いちゃいけない……。1960年代、彼女は少女だった。70年代、彼女は若い女を生きた。そして今……。吹いていく風の中で、彼女の新しい季節がはじまる。懐かしい曲をBGМに、オムニバス形式で綴る、彼女が生きる4つの愛の物語。
電子あり
野火子
1990.04.06発売
野火子
著:五木 寛之,装丁:岡村 元夫
講談社文庫
新しい未知の運命に賭ける野火子の再生物語野火子,20歳.九州の貧しい炭鉱住宅から,豊かさの真実の姿を,何が善で何が悪か,何が幸福で何が悲惨かを確かめた上で自らの生き方を選ぼうと,一人上京する
RV4WDをメチャクチャ楽しむ本
1990.04.06発売
RV4WDをメチャクチャ楽しむ本
著:樋口 創一
わが恋う人は(下)
1990.04.05発売
わが恋う人は(下)
著:遠藤 周作,装画:中原 修
講談社文庫
妻ある人・小西への愛に動かされた美子の、400年も別れ別れになっていた男女の雛人形を再会させようという記事は、大反響を呼んだ。そして、女雛の持ち主に次々と起こった恐ろしい事実が明るみに……。不倫の愛の行方と、現実の深層心理学では説明のつかない「生まれ変り」の秘密を追う、遠藤文学の異色長編小説。<上下2巻>
電子あり
ハ-レム・ワ-ルド
1990.04.05発売
ハ-レム・ワ-ルド
著:山田 詠美
講談社文庫
ティエンは2年も前に知り合ったサユリのことを何ひとつ知らない。気が向くとふらりと彼の部屋にやってきて数日泊っていく。サユリの恋人シンイチは彼女が黒人との混血だとは知らない。街で知り合った黒人(ブラザー)のスタンをサユリはシンイチの部屋に同居させる。中年の外交官クラウスも彼女に夢中だ。
ヨコハマ幽霊ホテル
1990.04.05発売
ヨコハマ幽霊ホテル
著:山崎 洋子,装丁:多田 進,装画:本 くに子
講談社文庫
両親をなくしたみづきは、祖母から横浜の古いホテルを引き継いだ。幽霊が出ると噂される建物、いわくありげな客たち、みづきへの殺人予告・・・。戦慄の傑作長編。(講談社文庫) 邪悪な意志が過去ある人々を襲う長編推理。 両親をなくしたみづきは、祖母から横浜の古いホテルを引き継いだ。幽霊が出ると噂される建物、いわくありげな客たち、みづきへの殺人予告・・・。戦慄の傑作長編。
電子あり
恋を数えて
1990.04.05発売
恋を数えて
著:佐藤 正午,装画:村上 みどり
講談社文庫
若い女性の現代的恋の遍歴を巧みに描く長編賭け事をする男とは一緒になるな,という母の遺言に縛られつつ,次々恋の遍歴をする秋子.女の定位置を求めにくい現代の男女関係を清澄かつ巧みに描く出色長編.
丸の内アフター5
1990.04.05発売
丸の内アフター5
著:泉 麻人,装画:蛭子 能収
講談社文庫
憧れの丸の内界隈に棲息するヤングエグゼクティブとOLたち。ギョーカイ自由業人を代表して、泉麻人が生身の彼らにあれやこれやおつきあいいただいた「ニッポン組織社会人」サラリーマンのアフター5生態学。ビジネスランチや接待ゴルフ、カラオケ作法など、増補改訂版「丸の内業界用語事典」もついてます。
電子あり
ゴ-タマ・ブッダ
1990.04.05発売
ゴ-タマ・ブッダ
著:早島 鏡正
講談社学術文庫
さとりを得ても、なお道を求めて歩みつづけたゴータマ・ブッタ(釈迦)。信仰の対象として神格化され、堂奥深く祀られていたブッダを、著者は永遠の求道者、人間ブッダとして把え、仏教を「道」の体系として究明することを提唱した。「われわれ一人残らず求道者となり、真実の自己たれ」と説くブッダの思想と行動は、価値観の多様化に悩み、既存の思惟方法に戸惑うわれわれの生きる指標となるであろう。
露伴の俳話
1990.04.05発売
露伴の俳話
著:高木 卓,装丁:蟹江 征治
講談社学術文庫
文豪露伴は、かつて身寄りの初心者を相手に俳句指導の会を開いたことがあった。露伴の甥にして後に東大教授・作家として知られた著書が、自らその筵に列なったときのノオトをもとに露伴の肉声を再現する。的確無比の評言、舌を捲く博引旁証、ときに微醺をおび悠揚と説く俳句作りの勘所は、読む者を魅了する。一読、句作の腕・鑑賞の力が一ランク・アップ疑いなしの、豊饒にして稀有の記録である。
遊びと人間
1990.04.05発売
遊びと人間
著:ロジェ・カイヨワ,訳:多田 道太郎,訳:塚崎 幹夫
講談社学術文庫
なぜ人間は遊ぶのか。人は夢、詩、神話とともに、遊びによって超現実の世界を創る。現代フランスの代表的知識人といわれるカイヨワは、遊びの独自の価値を理性の光に照らすことで、より豊かになると考え、非合理も最も合理的に語ってみせる。彼は、遊びのすべてに通じる不変の性質として競争・運・模擬・眩暈を提示し、これを基点に文化の発達を考察した。遊びの純粋な像を描き出した遊戯論の名著。
電子あり
フランス絵画史
1990.04.05発売
フランス絵画史
著:高階 秀爾
講談社学術文庫
16世紀から19世紀末に至る400年間は、フランス精神が絵画の上に最も美しく花開いた時代である。フォンテーヌブロー派、プッサン、ヴァトー、ダヴィッド、ドラクロワ、そして印象派の画家たちによる忘れ難い名作の数々――、その抑制された画面には明晰な合理性と繊細な感覚性が宿り、人間存在の全体像が凝縮している。フランス美術の精華を辿り、本書は、豊潤なユマニスムの世界へと読者を誘う。
人生いろいろ 人間さまざま 機知名言集
1990.04.04発売
人生いろいろ 人間さまざま 機知名言集
編:講談社,監:嵐山 光三郎,装丁:プラスb
人間を斜めから見つめた機知あふれる警句集人間の営為は、視点をちょっとずらすと、意味合いが全く違って見えてくる。そんなおもしろさを徹底的に追求した本。笑いながら真面目に考えてしまう人生案内書。
白日夢
1990.04.04発売
白日夢
著:渡辺 一夫,解説:串田 孫一
講談社文芸文庫
16世紀フランス・ルネサンス研究の遙かな彼方に、優れた真のユマニストの眼は、何を見詰めていたのか。壮大、豊麗なラブレーの『ガルガンチュアとパンダグリュエル物語』を全訳し、詳細な注釈を付け、学問とは何かを生涯探究し続けた希有の知識人の精神。明晰な批評的文体の裡に、“歴史の狂気”を克服する人間の叡智への確たる信頼を静かに語る名エッセイ。
野
1990.04.04発売
著:三浦 哲郎
講談社文芸文庫
著者の故郷を舞台にそこに住む人々とその暮らしを描く。厳しい自然と対峙する強靱な生命力のしたたかさ。優しく哀しくユーモア滲む短篇の名手・三浦哲郎の瑞々しき豊饒の世界。「金色の朝」「がたくり馬車」「沈丁花」ほか〈故郷〉の匂い染み込む作品群16篇。新境地を拓いた著者ならではの短篇集。
電子あり
泉に聴く
1990.04.04発売
泉に聴く
著:東山 魁夷
講談社文芸文庫
“暗黒と苦悩を持つ者は、魂の浄福と平安を祈り希う”若き日のドイツ表現主義の芸術と文学の体験。その後の長い模索と挫折。戦争――肉親の死。「死の側」にたたされ、自然の生命の美に開眼した日。敬虔、静謐――独自の画境を豊饒に展開する美の旅人・東山魁夷、その精神の遍歴。旅する心と祈りがみずみずしく迫る達意のエッセイ。
漂民宇三郎
1990.04.04発売
漂民宇三郎
著:井伏 鱒二
講談社文芸文庫
天保9年、金六、宇三郎兄弟は、松前を出帆、江戸に回航途中、西風に遭い、漂流6ヵ月、天保10年、米捕鯨船に救助され、ハワイ群島オワフ島に着く。兄と仲間3人を失った宇三郎達生残りは、ロシア領カムチャツカ、オホーツク、シトカを経て、エトロフに送られ、天保14年9月上旬、宇三郎をのぞいて、松前城下に着いた。“自選全集”版未収録の芸術院賞受賞の鏤骨の名品。
電子あり
帰りなん、いざ
1990.04.04発売
帰りなん、いざ
著:志水 辰夫,装丁:安彦 勝博
文芸(単行本)
甲信国境の山里・浅茅が原で起きる連続殺人私は,山梨県と長野県の県境に近い過疎の村の古い農家を借りた。売れない翻訳家というふれこみである。やがて村のドン氏家礼次郎をめぐる殺人事件が勃発した。
ゆきやま
1990.04.04発売
ゆきやま
文:田島 伸二,絵:康 禹鉉
講談社の絵本
寒さと飢えに苦しむ猿たちが選んだ道は? 夏のひでりに続く冬の大雪で,猿たちは寒さと飢えに苦しんでいます.きびしい自然の中に生きる猿たちの姿が私たち自身の生き方を考えさせてくれる心に残る絵本.