ブルーバックス作品一覧

パズル・物理のふしぎ入門
ブルーバックス
大根をつりあうところで2つに切ったら左右の重さは同じだろうか?
さてこの問題、きみならどう答える?――(1)細くて長いほうが重い (2)太くて短いほうが重い (3)両方とも同じ重さ――答を知りたい人は、19ページのパズル2を見てね。
本書には、このほかにも、数万ボルトの静電気になぜ感電しない? どうして釣り人はいつも波にさらわれる? エネルギー保存則から見た棒高跳びの記録の限界は? など、わかりそうでわからない、物理の基本にかかわるパズルがいっぱい! 思いちがいを楽しみながら解いていくうちに、物理の正しい考え方が自然に身につきます。

道具としての微分方程式
ブルーバックス
英語を勉強していて意味のわからない単語に出会ったとき、その単語を英国人が実際に使っている現場に行き、まねをして使ってみると、自ずと意味がわかってくることがよくあります。これは数学にも当てはまります。とかくむずかしいと敬遠されがちな微分方程式ですが、最初に全部を理解してから進もうとするのではなく、とにかく本書で著者のまねをして方程式をつくり、展開してみてください。
習うより慣れよ。道具は使ってこそ意味がある!
英語を勉強していて意味のわからない単語に出会ったとき、その単語を英国人が実際に使っている現場に行き、まねをして使ってみると、自ずと意味がわかってくることがよくあります。
これは数学にも当てはまります。とかくむずかしいと敬遠されがちな微分方程式ですが、最初に全部を理解してから進もうとするのではなく、とにかく本書で著者のまねをして方程式をつくり、展開してみてください。やがて、現実の現象をどうしたら方程式にのせることができるか、式の解き方も含めて、自然にわかってきます。すると、新しい視野が得られます。

体の反射のふしぎ学
ブルーバックス
「反射」は生命維持のための省エネ対策だった。
日常的な行動は、いちいち大脳におうかがいをたてて決定しているのではない。その多くを反射神経が担当している。考えて結論を出す大脳皮質に対して、反射神経は思考不要で正しく判断する。大脳と反射神経──生命維持に不可欠なふたつの機構は、どのようにかかわりあっているのか。「反射」は「思考」以前に完成された、生物としての基本的な神経機構であって、膨大なエネルギーを消費する大脳皮質の活動をできるだけ省略するための、生命維持機構の省エネ対策である。熱いヤカンに触れた手を思わず引っ込めることから、懐かしい匂いが昔を思い起こさせるわけまで、反射のふしぎを身近な例で紹介する。

これから始めるパソコン通信
ブルーバックス
●パソコンやワープロから入る、コンピュータネットワークの新しい世界!
手元のパソコンやワープロから、ふつうの電話回線を使って簡単に利用できるパソコン通信。そこでは、電子メールや電子会議室を通して新しい形の人と人とのつながりが築かれ、オンラインショッピングなどの便利なサービスがつぎつぎと提供されています。最近ではGUIによるビジュアル通信も始められ、ますます扱いやすく身近になってきました。
さあ、あなたも本書を片手にパソコン通信という新しい世界の扉を開けてみませんか。

湿原生態系 生き物たちの命のゆりかご
ブルーバックス
陸地と水辺をつなぐ自然の力、なぜそれは大切なのか。
陸地ともいえず、湖とも河ともいえないエリア、湿原。私たちがあまり知ることのないその地では、命の源である豊かな有機物と多種多様な動植物が濃密にからみあって、複雑な生態系を構成している。亜熱帯のマングローブ湿地などを例に取り上げ、生き物たちのつながりを追いながら湿原の不思議な世界を追ってみよう。

愛と憎しみの心理学 犯罪心理の視点から
ブルーバックス
愛は、いかにして憎しみに変わるのだろうか。
愛は突然はじまります。恋愛とは陶酔感情です。日常の生活のなかで、いつかは醒めるものです。この醒めた状態で、たがいに相手と安心して生活できるならば、問題はありません。平凡でも、幸せな生活が続くでしょう。ところが、どちらか1人が、新しい陶酔を求め、愛人を作ったとしたらどうでしょう。愛と憎しみの葛藤がはじまるのです。「2人だけ」の世界に見知らぬ第三者が入り込むことになります。嫉妬が起き、不安がが起こります。やがて恐怖感にさいなまれ、自殺、殺人等、愛は悲劇的な終局を迎えかねません。この愛憎の心の動きをたどってみましょう。

フィールドガイド・アフリカ野生動物
ブルーバックス
サファリ必携!!初の東アフリカ野生動物ガイド
サファリという言葉を知っていますか?その昔は狩猟旅行の意味でしたが、現在では「野生動物探訪・観察・撮影旅行」の意味が定着してきています。日本でも、このサファリに憧れ、楽しむ人は年々増えてきていますが、これまで、サファリで便利な「動物のフィールドガイド」がありませんでした。本書は、どうやってサファリを楽しむのか、どんな注意が必要か、といった情報も収録しながら、サファリで出会える動物たちについて、美しい生態写真とユニークな解説で構成した、初めての東アフリカ野生動物ガイドです。行っても行かなくても、本書でサファリが楽しめます。

文科系に生かす微積分
ブルーバックス
微積分は社会現象を分析・予測する最も有効な“道具”です!
微積分は理系人間には必要でも、文系人間には難しいし不必要と思い込んでいる人が多いようですが、それは誤解です。社会現象の中には、たとえば景気変動や売上高、あるいは進学率のように数量で表わされるものが意外に多く、その変化を分析したり予測する上で最も役に立つ道具が微積分なのです。めんどうな計算やグラフを描く作業を間違いなくやってくれる計算ソフトが容易に入手できる今日、それも利用しながら身近な具体例を用いて微積分の使い方を平易に解説します。

パズルで挑戦!IQ150への道
ブルーバックス
近頃パズルが不足していませんか?
13日の金曜日は来年も必ずあるか?20キロしか測れない台秤で体重比べをする方法は?落下する的を撃ち抜くにはどこを狙うか?──などなど論理パズル、ヒラメキ・クイズ、ひっかけ問題が君に挑戦する。市販のIQテストでは制限時間の半分で全問正解してしまうなどで、IQ判定不能だった筆者が、頭のトレーニングにと考えた問題、よりすぐりの70問をお試しあれ。

カオスの素顔
ブルーバックス
なぜ未来を予測できないのか
1カ月後の天気予報をしたり10億年後の天体の位置を考えるとき、初期値のほんのわずかな差が劇的な変化を生み、未来を予測できなくしてしまいます。大気や水、惑星などはすべて物理の基本法則にしたがって動いているのに、なぜ「予測不能」となってしまうのか、それを明らかにしたのがカオス理論です。本書では、いまや量子力学や宇宙論にまで応用されるカオス理論を、B・マンデルブローをはじめとする世界の権威が分野ごとに解説します。最先端で日夜活躍している研究者にしか書けぬ、他に類のない本質をとらえた解説です。

素数の不思議
ブルーバックス
2、3、5、7、11、13……素数の不思議ワールドへようこそ!!
素数は、1とその数自身以外には約数をもたない整数のことだ。スーパーコンピュータで巨大素数を捜す、国や大企業が安全確保のために暗号として素数を利用する……今、この素数が話題になっている。古代ギリシアのユークリッド以来、素数は多くの数学者たちを魅了してきた。エラトステネス、メルセンヌ、フェルマー、オイラー、ガウス、ディリクレ、チェビシェフ、リーマン、アダマール、プーサン、セルバーグ……。彼らによって、素数はどのように解明されてきたのだろうか。

しのびよるダイオキシン汚染
ブルーバックス
ゴミ焼却場からの発生が各地で騒がれている催奇性毒物――ダイオキシン。
その毒性の正体と汚染の実態を20年以上追い続けてきた斯界の第一人者が、解明された事実をわかりやすく詳細に報告する。
●史上最強の毒物の正体と汚染の実態
ベトナム戦争時に米軍が使用した枯れ葉剤に入っていた催奇性毒物として話題になり、恐れられているダイオキシンは、実は私たちのごく身近なところに存在する。例えば、都市のゴミ焼却場で発生し、大気・水・土壌などだけでなく、日常の食べ物までも汚染し、微量ずつ人体に蓄積し続ける。そして、母乳を通じて赤ん坊に高濃度の影響を及ぼす可能性がある。なぜ、こうした恐ろしい毒物が発生するのだろうか?現在の汚染状況はどうなのであろうか?解明された事実を見据え、今すぐにでも手を打たなければ間に合わない緊急課題・ゴミ焼却システムの改善、教育の徹底など、「本当に問題にすべきこと」を著者は訴える。
花・ふしぎ発見
ブルーバックス
生き残りを賭けた花たちの、美しい適応の姿厳しい環境に適応するため、効率よく子孫を残すためにユニークな姿や仕組みを獲得した花たちを豊富なイラストとともに紹介。巻末には全国植物園ガイドを付録。

狐狸学入門
ブルーバックス
(キツネ+タヌキ)×(民俗学+動物学)=狐狸学!
女に化けるキツネ、男に化けるタヌキ。果たしてその正体ならぬ生態は?……。私たち日本人の心の中で昔から生き続けてきたキツネとタヌキは、正反対の生き物のようだが、ずるいもの同士であり、どちらも人を化かすと信じられてきた。確かに両者は同じイヌ科で人里近くに棲みながら、キツネは環境によく適応して繁栄し、タヌキはもっとも原始的な部類だがしぶとく生きて、それなりに繁栄している。そんなキツネとタヌキのすべてを解説したものである。

誤差を科学する
ブルーバックス
誤差を理解すれば、技術が変わる。
1989年、JR北上線で、トンネルの天井と列車が接触するという事故が起きた。トンネル完成後の高さ測定で誤差の見積もりを誤ったのである。また1991年、東京地裁で、スピード違反の摘発用レーダーは誤差が大きく信用できないという判決も出ている。このような例を出すまでもなく、私たちの身の回りは「誤差」だらけだ。感覚のような、もともとあいまいなものでさえ、誤差が問題になることがあるのである。今まで、誤差は「偶然のばらつき」と考えられていた。しかし現在、誤差を系統的に考えていくことにより、技術設計全般が変えられるということがわかってきた。まず、「真の値がわからないのに、どうやって誤差を算定するか」ということから、誤差についての考察をはじめよう。

電子顕微鏡でわかったこと
ブルーバックス
超ミクロ世界への招待
電子顕微鏡は光学顕微鏡では決して見えない超ミクロの世界を、この目で見たいという人間の欲求が20世紀に作らせた画期的な装置である。この電子顕微鏡によって私たちは、生命を支える細胞の精妙な構造はもちろんのこと、物質を形成する原子の姿やその配列をも、この目で直視し実感することが可能になった。極微の世界に対する私たちの知見を飛躍的に“拡大”する、さまざまな電顕写真によって、人間はミクロコスモスをどこまで見て何を知るようになったかを紹介する。

判例からさぐる医療トラブル
ブルーバックス
医者と患者がどうして争うのか?
本人には秘密にしておいたのに、医者がガンだと告知してしまった!病院で輸血したら、病気に感染してしまった!レントゲンの影を医者に見過ごされてしまった!そんなに危険な手術と知っていたら同意しなかったのに!さあ、あなたならどうする?判例を通して、医師=患者のよい関係を探ろう。

人はなぜ笑うのか
ブルーバックス
私たちはうれしくて、おかしくて笑ったりする一方、きらいな上司に会ってもニッコリとほほえみ、欲しくもないプレゼントをもらっても笑顔でお礼をいいます。このような挨拶のための笑いは、実は動物があやまって口の中に入れた毒物を吐きだす動作が進化したものです。各種の笑いにはルーツがあり、意味があり、引きおこすメカニズムも顔の表情もちがいます。本書は新たに医学、生理学、心理学をあわせ総合的に、笑いの謎を解明
毒物を吐きだす口の動きが「笑い」に進化した!
私たちはうれしくて笑ったり、おかしくて笑ったりする一方で、きらいな上司に会ってもニッコリとほほえみ、欲しくもないプレゼントをもらっても笑顔でお礼をいいます。このような挨拶のための笑いは、実は動物があやまって口の中に入れた毒物を吐きだす動作が進化したものなのです。各種の笑いにはそれぞれルーツがあり、意味があり、引きおこすメカニズムも顔の表情もちがいます。本書は新たに医学、生理学、心理学をあわせた総合的な立場から笑いにせまり、その謎を解き明かしていきます。

進化から見たヒトの行動
ブルーバックス
人間の行為を生物学見地から解読すると、何がわかるか!?
「男みたいに血道をあげちゃだめ。言い寄るのじゃなくて言い寄らせるの」(シェークスピア『真夏の夜の夢』)──このような男女の行動・性癖は何か遺伝的要因に由来するのだろうか?殺人、レイプ、さまざまの暴力、自然の破壊と収奪……こうした人間行為は生物進化に根源があるのだろうか?あるいはまた、このような生物学的解釈に、はたしてどんな意味があるのだろう?その意義と問題点を余すところなく洗い出し、検討してみよう。

飛行機はなぜ落ちるか 設計者からみた航空システムの安全性
ブルーバックス
凍りついた翼が墜落を呼ぶことはわかった。では、それで事故はなくなったか?
かつて、短中距離航空機の墜落事故が寒冷地で続出したことがあった。調査の結果、尾翼に氷が着き、失速したことがわかった。当時、主翼や、エンジンの空気取り入れ口の着氷のみが注目されていて、尾翼着氷はわからなかったのだ。その後、スウェーデンと旧ソ連の共同研究によって、この尾翼着氷のメカニズムは、ほぼ解明された。それにも関わらず、事故は繰り返すのである。たとえば1992年、ニューヨークで着氷による離陸失敗事故を起こしたUSエアのF28型機の場合、主翼、尾翼とも離陸中の防氷装置の使用を禁じられていたという。なぜだろうか……。