ブルーバックス作品一覧

生命にとって水とは何か
生命にとって水とは何か
著:中村 運
ブルーバックス
生命の誕生から生体内での働きまで……。 なぜ水なしでは生きられないのか?ざっと見渡したところ、水の惑星と呼ばれる地球にだけ生命があふれている。その生命は、液体の水の中すなわち原始の海に誕生した。そして、それ以来40億年かけて進化してきた今日の私たちも、水なくしては生きていけない。いったい、水は私たちの体の中でどんな働きをしているのであろうか?また、水のどんな性質がその働きを生み出しているのか?生体の活動における水の精妙な働きを通して、水と生命を考え、未来に向けて提言する。
プルトニウム
プルトニウム
著:友清 裕昭
ブルーバックス
核燃料の「暴れ馬」の生い立ちと素性 エネルギー資源に乏しい日本が、自主資源として期待をよせているプルトニウム。その本格的利用のための研究開発に対して、世界が厳しい目を向けている。プルトニウムは、優れた核燃料であると同時に、原子爆弾の材料であり、最悪の毒物でもあるからだ。この危険なプルトニウムの利用は止めようという世界の趨勢のなかで、日本政府はその本格的利用を目指しているという。その是非を判断するのは国民1人1人である。それならば、何よりもまず、この超ウラン元素の正体を、正確に知ることが先決であろう。
電子あり
トポロジーの発想
トポロジーの発想
著:川久保 勝夫
ブルーバックス
数量的世界観を超える「ゴム膜の幾何学」のふしぎ!三角形や五角形などの図形の各辺の長さや、曲がり具合、面積、角度といった目につきやすい情報を取り去り、裏に隠された根源的な本質を見極める──量を捨象して質に注目する幾何学がトポロジーです。そうすると円や三角形や星形など、伸ばしたり、縮めたり、曲げたりして重ねられるものは同じものと見なすことができます。その発想の本質と応用をやさしく解き明かします。 数量的世界観を超える「ゴム膜の幾何学」のふしぎ! 三角形や五角形などの図形の各辺の長さや、曲がり具合、面積、角度といった目につきやすい情報を取り去り、裏に隠された根源的な本質を見極める──量を捨象して質に注目する幾何学がトポロジーです。そうすると円や三角形や星形など、伸ばしたり、縮めたり、曲げたりして重ねられるものは同じものと見なすことができます。では、こんな変な考え方がいったいどんな役に立つのでしょうか?その発想の本質と応用をやさしく解き明かします。
電子あり
精神鑑定とは何か
精神鑑定とは何か
著:福島 章
ブルーバックス
果たして科学的方法か? 「なぜ、こんな悲惨な事件が起こるのか」と感じずにはいられない異常な犯罪が増加している。犯人逮捕後、裁判関係者が首をかしげるケースも少なくない。そこで、行われるのが「精神鑑定」。精神鑑定というと、同じことが何度も行われ、時間もかかり、その度ごとに結果が異なる「密室の作業」「怪しいもの」というイメージがある。 しかし実際の精神鑑定は、心理テストだけではなく、脳の検査をはじめとする最新の医学的な知見が活用されている。 本書は、精神鑑定人が自らの方法を明らかにした本である。
フェルマーの大定理が解けた!
フェルマーの大定理が解けた!
著:足立 恒雄
ブルーバックス
ついに解けた! どう解けた?「Xn+Yn=Znという方程式は、nが2より大きい自然数であれば、自然数解X、Y、Zをもたない」――フェルマーの最終予想とも呼ばれるこの問題は、問題の意味が誰にでもわかるほどやさしいにもかかわらず、アマチュアの数学愛好家はもちろんのこと、多くの著名な数学者たちの挑戦を、数100年ものあいだ退けつづけてきた。だが、ついに1994年、A・ワイルズがその証明に成功した。 ついに解けた! どう解けた? 「Xn+Yn=Znという方程式は、nが2より大きい自然数であれば、自然数解X、Y、Zをもたない」――フェルマーの最終予想とも呼ばれるこの問題は、問題の意味が誰にでもわかるほどやさしいにもかかわらず、アマチュアの数学愛好家はもちろんのこと、多くの著名な数学者たちの挑戦を、数100年ものあいだ退けつづけてきた。だが、ついに1994年、A・ワイルズがその証明に成功した。 いったい、どのような発想からこの難問が解かれたのか。350年にもわたる数学者たちの苦心の跡をたどるとともに、難問解決に導いた発想の本質をわかりやすく解説する。
電子あり
へんな虫はすごい虫
へんな虫はすごい虫
著:安富 和男
ブルーバックス
時に楽しい表情を見せてくれる虫たちのなかには、生いたちや暮らし、行動からみて「へんな虫」がたくさんいます。キノコを栽培したり、蜜をだす他の虫を飼育したり、自分の体を子に食べさせたり、超能力を発揮したり……。しかし、本書で取りあげる彼らのふしぎな生態こそ、数億年という歳月をかけて獲得された生き残り戦略であり、実は「すごい虫」であることのあかしなのです。彼らの生きざまに注目してください 農業・牧畜、母の愛、はては超能力まで カバー表の3人衆は“人面カメムシ”、カバー裏のとぼけた坊やはミカドアゲハの幼虫です。ただし、坊やの“眼”に見えるのは鳥をおどすための模様です。 時に楽しい表情を見せてくれる虫たちのなかには、生いたちや暮らし、行動からみて「へんな虫」がたくさんいます。キノコを栽培したり、蜜をだす他の虫を飼育したり、自分の体を子に食べさせたり、超能力を発揮したり……。しかし、本書で取りあげる彼らのふしぎな生態こそ、数億年という歳月をかけて獲得された生き残り戦略であり、実は「すごい虫」であることのあかしなのです。彼らの生きざまに注目してください。
電子あり
最新情報科学用語小辞典
最新情報科学用語小辞典
監:小管 敏夫
ブルーバックス
知りたい用語がすぐ引けて、実用性も高い本格的な小辞典。 ●インターネットやマルチメディアなど情報科学の理解に必要な2200項目をわかりやすく解説。 ●日本語名・英語名を併記した実用性最優先の表記方法を採用。 ●巻末に英文索引をはじめ、アスキーコード表、フローチャートのツール表、SQLのプログラムを使ったデータベースの操作例を収載。 ●情報処理2種試験、情報処理システムアドミニストレーター試験に必ず出る用語を漏れなく解説。 ●ソフトウェアの設計・仕様を標準化するために便利なJIS規格を付記。 ●ビジネスの場でも、座右に置いて簡単に利用できる実用性。
角θの不思議
角θの不思議
著:堀場 芳数
ブルーバックス
〈角θの不思議ワールドへようこそ!!〉三角形などの多角形、四角柱などの柱体、五角錐などの錐体、三角関数、仰角・俯角、立体角、死角、……〈角〉と名のつくものは、私たちの身近に意外や沢山ある。名はつかないものの、角にからまる数学、物理学、地学、天文学その他の話も実に多い。角はいつから数学史に登場し、幾何学や図学、測量学、また数学そのものを発展させてきたのだろう。また、角という基本概念は、数学以外の分野でどのように利用されているのだろう。本書は、角に関係の深い図形や関数の性質を考え、そのオモシロサを楽しむ本である。
はじめてナットク!マルチメディア
はじめてナットク!マルチメディア
著:渡辺 保史
ブルーバックス
社会を変えるマルチメディアとネットワ-クコンピュ-タ・テクノロジ-は私達の生活に恩恵をもたらす一方、新たな課題も生み出していった。過熱するブ-ムの裏に隠されたマルチメディアの本当の姿に迫る。
21世紀星空早見ガイド
21世紀星空早見ガイド
著:林 完次
ブルーバックス
2000年分点の星図に基づく最新スターウォッチング・ガイド 天体を見つけやすい星空ガイドマップ付!明るい星や星の群れ、わかりやすい形を描いた星のグループなどを目印にしながら星座を探し、さらに1歩進んで星座にひそむ星雲、星団、二重星、変光星など、興味深い天体までも発見する手助けをするのが本書です。高原や山あいの里ではもちろんのこと、都会でも、今夜晴れたら、夜空を見上げてみてください。天体望遠鏡だけでなく、肉眼や、手軽な双眼鏡でも楽しめることがわかります。
名画修復
名画修復
著:瀬木 慎一
ブルーバックス
ゴッホは絵の命を延ばすためにあらゆるテクニックを駆使した。 1949年1月26日、法隆寺の金堂から出火、壁に描かれた日本最古の絵画は無惨にも焼けただれた。幸い外形だけは残ったものの、火を浴びた壁画は、綜が消失したり、逆に化学変化で浮き出したりした奇妙な絵であった。1990年より、この絵は最新のコンピュータで図像解析され、1994年、当時の材料で、色鮮やかに甦った。ところで、修復作業中に興味深い事実がわかった。この絵は、型紙を用いて、極めて規格的に制作されたものだったのである。高松塚古墳の壁画も同じ手法で描かれたこともわかった。名画の復元は、時として思いもかけない事実を呼び起こすことがあるのである。
屋久島
屋久島
著:湯本 貴和
ブルーバックス
スギと照葉樹林が共生するふしぎな島の素顔 屋久島は森の島である。しかも、照葉樹林とヤクスギ林というまったく相反するふたつの貌をもつ。また、九州一の高山地帯のその山腹では、亜熱帯から亜寒帯までの植物相を見ることができる。屋久島は水の島である。山間部では年間8000~1万ミリにも達する降雨が、豊穣な植物相を支え、この小さな島を日本でいちばん豊かな緑で包んだ。それは、閉ざされた小さな生態系であっても、どれほど豊かな生物相を育むことができるのかを教えてくれる。世界自然遺産条約に登録された島の緑の中を歩いて、自然の巧妙な仕組みを知ろう。
看護婦に教わる在宅介護
看護婦に教わる在宅介護
著:片山 蘭子
ブルーバックス
寝たきりの人の介護は大変だ、と嘆く前に! ・病人を抱き上げる、体をきれいにする、食事をする、下の世話をするなど毎日の介護にどうしても必要なプロの技を、あなたは知っていますか? ・基本の技術を知れば、介護はずっと楽になり、相手も安心できるのです。 ・福祉サービスや金銭援助の受け方も知っておいたほうがよいでしょう。 ・上手に介護するには、介護する人の心の持ち方がもっと大切です。それを本書で知ってください。
科学のことば雑学事典
科学のことば雑学事典
著:久保田 博南
ブルーバックス
英単語のオモシロさがわかる、新タイプの科学小事典 どこの国のことばでも、1つとして無意味なものはない。いままで、なにげなく使っていたことばも、その語源発生まで遡ってみると、意外なオモシロさを発見できる。そうすればおのずと、ことばに対する興味もわいてくるだろう。ただむやみに覚えるよりも、楽しみながら学ぶほうが記憶しやすい。この本は、科学の基本英語を抽出して、それらの語源を中心としたエピソードをまとめたものだ。豊富な資料が盛られ、英語をはじめとしたことばの本質に迫る、新しいタイプのユニークな実用小辞典でもある。
ヒトゲノム計画とは何か
ヒトゲノム計画とは何か
著:バ-トランド・ジョ-ダン,訳:美宅 成樹
ブルーバックス
何がわかり、どう役に立つのか 私たち「ヒト」の遺伝情報は、ひと揃いの染色体の中にDNAの塩基配列の形で蓄えられています。このすべての遺伝情報のひと揃いを「ゲノム」というのです。その完全な解析をめざす「ヒトゲノム計画」は、単にDNAの30億におよぶ塩基配列を読むものではなく、最新の技術を駆使してあらゆる角度から遺伝情報の解析をおこなうものです。その過程で、生命現象の新しいメカ二ズムの解明、遺伝病の診断や治療など、生物科学の基礎から応用まで、さまざまな問題が解決されつつあります。本書は、世界的規模で競争かつ協力して遂行されるこの巨大プロジェクトの全貌を語り、最新の科学の面白さと、その成果がもたらしうる社会的な功罪を伝えるものです。
自分がわかる心理テストPART2
自分がわかる心理テストPART2
監:芦原 睦
ブルーバックス
心理テストで、あなたの長所短所を徹底分析 自分の行動の癖を知れば、改めることができる! 心理テスト──エゴグラムというのは自分の行動の癖、傾向を発見するテストです。それは行動の癖ですし、生き方の癖とも考えられます。それがわかれば、改めることによって自分を変え、対人関係を改善することもできます。本書では、前著ブルーバックスB921『自分がわかる心理テスト』で紹介したこの方式のテストによって分類可能な243の全行動パターンをチェックして、思わぬ自分の盲点を知ることができるようになっています。
算数オリンピックに挑戦
算数オリンピックに挑戦
編:雅 孝司,監:算数オリンピック委員会
ブルーバックス
算数の国際大会に出た全問題と解答・解説を収録 1992年から毎年、小学生を対象にした算数の国際大会、『算数オリンピック』が開かれている。出題したのはピーター・フランクル氏など一流の数学者、算数教育者からなるグループ。それは、暗記力や計算能力だけでは解けない、むずかしくておもしろい問題ばかりだ。日本の子どもたちは、特に論理問題にとても弱かったという。挑戦してみたい小学生、算数には強かったはずの大人、弱かったあなた――中学受験用の算数とは全くちがう、日本の算数教育にはとらわれていない、ほんとうの算数のおもしろさを実感してみよう。
新作・論理パズル77
新作・論理パズル77
著:小野田 博一
ブルーバックス
限られた条件を丹念に分析し、隠されたヒントを見いだし、推理力をふりしぼって答えを探りあてる論理パズルはまさに思考の格闘技。解けば解くほど、考える楽しさとひらめきの快感が得られます。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。(ブルーバックス・1995年3月刊) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
電子あり
医療技術の最前線
医療技術の最前線
著:永井 明
ブルーバックス
最新医療技術は治療をどう変えたか? 医療技術は、診断法、手術法ともに飛躍的な発展を遂げ、以前なら見つけることのできなかった早期腫瘍が発見されるようになり、とても助からなかった病気が治るようになった。しかし、その一方、医療が細分化し、「自分の病気は何か」という基本的なところが見えにくくなったといわれている。たしかに、医者に言われるまま、大きな機械と向き合うだけでは不安になるのも無理はない。 本書は、「先端医療」がどのような目的、どんな形で実施されているのか、医療の現場から紹介する。
脳をつくりあげた生物の不思議
脳をつくりあげた生物の不思議
著:神川 喜代男
ブルーバックス
生物はどのようにして生きて、進化してきたのだろう? いま、遺伝子、脳、ヒト、生物はどのように理解できるのか? 生物とは何かといっても、どこから手を付ければよいのか考えにくい問題です。そこでまず、原始生命からヒトにいたるまでの生体のしくみとその進化の筋道をたどってみましょう。植物が葉緑体をもちいた光合成によって太陽エネルギーを取り入れる機構から、動物体内の情報伝達の方法や運動制御のしくみの発達と進化、そしてその到達点にあるヒトの脳による体と心の支配のしくみにいたるまでを通して広く眺めわたします。想いは自ずと、生物とは何か、生命とは何かにまでいたるにちがいありません。