ブルーバックス作品一覧

癌の生態学 癌には個性がある
ブルーバックス
癌に特効薬があらわれないのはなぜか!
「癌に効くすばらしい新薬」のニュースがたびたび伝えられながら、現実の治療でそんな画期的な救世主はあらわれない。それは、条件に大きな違いがある基礎的な動物実験と臨床とを混同し、その上、癌の性格が人によって異なるという、癌の「個性」を無視しているからである。特効薬のない現状では、新しく出てくる痛の薬をきぴしく制限することは、まったく意味がない。癌にある程度効き、学問的に納得がいき、副作用の程度がわかれば、速やかに認可すべきである。多様な癌を治療するには、癌の薬はいくらあってもかまわない。役に立たないものは自然に消えてゆく……。(本文より)
MS-DOSを使いこなす 3.10版 基本操作からの実践
ブルーバックス
初中級者が座右におきたいコンパクトな一冊MS-DOSの基本的な知識がないために市販ソフトで泣かされる人が多い。本書は一般ユーザーが最低限知っておきたい操作法に絞って解説した窮極の入門書だ。
巨大システムの安全性 事故はなぜ起きるか
ブルーバックス
相つぐ巨大事故の共通性とその対策を探る。インド・ボパールの化学工場爆発、日航ジャンボ機墜落、スペースシャトル・チャレンジャー爆発、ソ連チェルノブイリ原発の大事故の原因を探り、安全性を考える。

精神分析で何がわかるか 無意識の世界を探る
ブルーバックス
自由で生き生きした生活を送るための材料を提供……
……だから、もし〈精神分析〉の臨床を志す読者であれば、この本を精神分析療法の入門書だと考えて利用することも不可能ではない。臨床に関係のない一般読者であれば、いったい精神分析療法とはどういうことをするのかを具体的に知ることができよう。精神分析の過程であらわになってくる現象から親子、夫婦、友人、同僚など、われわれの日常的な人間関係のなかにどのような力が働いているかを知るよすがとすることもでき、そこから解放されて自由に生き生きとした生活を送るにはどうするべきかを知る材料ともなろう。(本書、第1章から)
スキー上達の科学 なぜまわり、どう曲げるか
ブルーバックス
物理学と運動生理・心理学が明かす上達法。初心者の滑りや深雪、アイスバーンを自在に曲がる先端テクニックをまず物理的に分析し、それを実現するにはどういう身体の使い方や心の持ち方をするかを解説。
実らせる・ミニ果樹園
ブルーバックス
常識破りの方法で楽しむ家庭果樹園のやり方せまい庭や室内の鉢植えでも、花だけでなく果物を実らせることができる。ブルーベリーなどの小果樹や、小さな木のリンゴなどを短期間に実らせるテクニックを紹介
現代化学の世界 化学者は何をめざしているのか
ブルーバックス
17名の第一線化学者による現代化学の紹介煩雑な印象を与えがちな化学の世界を、一般の人々に理解してほしい――日本を代表する化学者が始めた辻説法をまとめた。新素材からバイオまで、化学の心を追う。

馬の科学 サラブレットはなぜ速いか
ブルーバックス
馬を知るためのエッセンス
いま、1億人を越える日本人の中で、馬に乗ったことがある人は何人いるだろうか。現在日本にいる馬は9万頭ほどだから、1000人に1人だといってもおかしくはない。何百万人もの人が競馬を楽しんでいるが、直接肌を接して馬を知る機会は少ない。しかし、有史以前から馬はそのスピードと力で人間を魅了し続け、馬と人にまつわるエピソードは数えきれない。人類の長い友である馬とは、どんな動物なのか、その速さの秘密はどこにあるのかなどを、さまざまな角度からアプローチする。
人はどのように発達するか 大人と子どもの成長を考える
ブルーバックス
子どもの発達状態とそれを促す環境を考える核家族時代になって,親たちは子どもの発育がはたして正常かどうか不安を持っている.子どもの正しい発達とその見方を考え,望ましい環境と親との関わりを追求.

数学ぎらいの診察室 こうすれば治る.20のカルテ
ブルーバックス
数学ぎらいに捧げる苦手克服の処方箋
数学ぎらいは生まれつきではない。ちょっとした発想の転換とつまずきの原因がわかれば、一転して数学好きになる。分数の計算式から微分・積分まで、ここさえクリヤーできれば数学が好きになる20のチェック・ポイントを示し、それぞれのレベルに応じた苦手克服法を懇切な例解をまじえて解説する。受験生はもちろん、一般社会人、小中学生の子どもを持つ親など、数学コンプレックスに悩むすべての人に捧げる処方箋。あわせて、数学的思考法の重要性を日常生活の身近な事例から説き明かすユ二-クな解説書。
身近な血液ゼミナール エイズ,血液型から輸血の科学まで
ブルーバックス
血液の働きと仕組みから輸血の効用まで。 血液型による性格判断から輸血による肝炎やエイズへの感染など、血液に関する広い話題を取り上げながら、血液の働きと仕組みを語り、輸血・献血の重要性を訴える
一般相対論入門 事象と時空を考える
ブルーバックス
現代物理学の基本理論を平易に解説した本。アインシュタインの難解な一般相対性理論を、数式を使わず、わかりやすい文章で、しかも工夫された豊富な図入りで解説している。時空と相対性についての好著。

刃物雑学事典 図解・刃物のすべて
ブルーバックス
身のまわりの刃物から刃のない刃物まで。
刃物は生活の用具であるから、時代とともに、生活の変遷とともに変わってゆく。幼いころ親んでいた刃物で、いまはもう見られなくなったものも多い。その一方では、新しいものが生まれ、セラミック刃物やレーザー工具などが使われたりしている。本書では、それらの刃物に総登場してもらうつもりである。また、ものはなぜ切れるかという科学では従来の楔の原理とは異なった、すべり変形という考え方を用いて、説明した。

疲労と体力の科学 健康づくりのための上手な疲れ方
ブルーバックス
疲労には“善玉疲労”と“悪玉疲労”があるのだ
疲労というと普通“筋肉痛”“頭痛”“肩こり”“過労”というようなマイナス・イメージしか思い浮かばないだろう。しかし根をつめて勉強をしたり、事務作業をした後では、軽いジョギングとかスポーツをしてからだを使ったほうが、早く精神的な疲労から回復するという経験を持っている人は多いはずだ。実際、健康や体力は疲労と表裏一体の関係にあり、適度な疲労こそが健康なからだや体力の増強を促すともいえるのだ。本書はそのような視点から疲労のメカニズムを知り、“上手に疲れる法”について考えていく。
まだわからないことがある 科学の未解決ゾーンをさぐる
ブルーバックス
科学を困らせる21のナゾにチャレンジする時間はなぜ逆流しないのか?老化はなぜ防げない?科学の力でも解けない未知の世界に挑み,最新のデータを駆使して現代のナゾにせまる楽しくてユニークな読み物.
いたずら科学実験室 科学音痴にも楽しめる
ブルーバックス
科学音痴にも楽しめる科学のいたずら大集合ちょっとした小道具とアイデアで,相手をアッといわせる科学的いたずらの傑作集.なぜ,どうしてと考えることを通して,科学に対する親しみと思考力が身につく.

リーダーシップの科学 指導力の科学的診断法
ブルーバックス
リーダーシップは変化する
昨年優勝したプロ野球チームが、同じ監督、同じメンバーなのに、なぜ1年後にはふるわないのか。それは監督が同じならそのリーダーシップは常に変わらない、という誤った常識があるからである。真のリーダーシップは人物だけで決まるのではなく、行動の仕方であり、いつも変化している。現代のきびしい競争世界で組織・企業が生き残るには、組織のなかのリーダーシップの働きを科学的に診断し、補強しなければならない。「PM論」にもとづく新しいリーダーシップ評価法とトレーニング法を紹介する。
サーカスの科学 なぜできる離れ技
ブルーバックス
綱渡りや空中ブランコの曲芸はなぜ可能か.綱渡りのようにバランスをとるとき,人は無意識に手を広げるが,これにはどんな力学的根拠があるのか.渡る人が持つ長い棒の効果は……等のサ-カスの妙技を解明

勝つためのゲームの理論 適応戦略とは何か
ブルーバックス
どう勝ち抜くか生き残るか
現代の複雑に変化する競争社会を勝ち抜き、生き残るためには、体力にもまして理論的な武装と戦略が必要になっている。ゲームの理論はまさにその要望に応えて登場したものだが、物事の推移を予想する手段として大きな力を発揮していることは論をまたない。とくに、ジレンマ状況を脱出するためにどのような戦略がより有効であるか、また、ゲームの理論には今どのような新しい動きが生じているのかなど、生態学の話題もからめて解説する。

カオスとフラクタル 非線形の不思議
ブルーバックス
ニュートンの枠組を越えた新しい数学
今からほぼ10年前、「カオス」と「フラクタル」という言葉が相次いで誕生し、数学と科学の世界に大きなショックを与えた。
カオスのほうはすぐに興味を持つ研究者が続出した。一方フラクタルは、70年代の終りあたりから、物理・地理・建築・美術・哲学などの分野の人々の注目をあび、一躍話題の中心となった。
このカオスとフラクタルとはどんなものであろう。実は両者は密接な関係にあり、それを含めてわかりやすく解説したのが本書である。