講談社+α新書作品一覧

庶民に愛された地獄信仰の謎 小野小町は奪衣婆になったのか
講談社+α新書
「あの世」は「この世」よりおもしろい!
恐いけどのんきな閻魔、鬼卒もすぐ隣にいる
別府、箱根、京都など日本中に遺る「地獄」には日本人の粋な「適当さ」が息づいている
お寺の境内の端や門の外、墓地の前、川のほとりなどにひっそりと立つ小さなお堂を見つけたら、そっと覗いてみよう。そこはもしかしたら、地獄かもしれない。(中略)ものすごく恐いけれどどこかのんきで、不思議に極楽な日本の地獄。名もなき過去の人たちが生み出してきたこの闇のワンダーランドにもう一度親しみ直せば、この世を生きることがもっとおもしろくなると思う。日本の地獄の豊かな世界を受け継ぎながら、私たち今日の庶民も、ダークファンタジーをさらに紡いでいこう(これを冥界補完計画という)。地獄の謎を楽しみながら、奪衣婆や閻魔さまの正体をつくっていこう。身近な冥界へ、ようこそ! 地獄は私たちのためにある。
●地獄の覗きかた
●葬式仏教万歳!
●地獄のちょい役列伝
●東京一の巨大地獄
●蒙古斑は奪衣婆につねられた痕
●日本の地獄発祥の地、京都
●世界の三途の川
●首都に1番近い火山地獄、箱根
●別府地獄巡り、奪衣バスガイドの夢
●閻魔さまになにをお願いするのか

「まわり道」の効用――画期的「浪人のすすめ」
講談社+α新書
負けたときこそ「自分の武器」を探すチャンス!
考えて、考え抜いてタフになれ!
2浪で早稲田大学合格、メジャーリーガーにもなった異色の男が語る「弱者が勝つ戦略」!!
周りには、バケモノみたいな選手が掃いて捨てるほどいる。僕の身体能力など知れたものだった。彼らに比べれば、プロ野球選手としての僕の才能は、けっして豊かとはいえなかった。いや、はっきり劣っていた。だからこそ僕は、その差をどうカバーするか常に考え、試行錯誤をくり返し、長いトンネルを進んできた。まわり道の時間、考える時間があったからこそ、プロ野球選手の平均在籍期間が約9年のところ、44歳まで一軍でプレーし続けることができたと思っている。たぶん人間というのは、才能や能力以上に、「あれをやろう、これにもトライしたい」という思いの強さによって、その先の人生のあり方が違ってくる。
●最短距離の人生なんてつまらない
●探究心の有無が成長を左右する
●27球主義を生んだ逆転の発想
●「7割」で勝つ技術
●「ど真ん中」で打ち取る投球術
●「平凡な自分」を受け入れる
●5年刻みの目標設定
●「準備」ですべては決まる
●絶対に「隙」を見せない
●元エースの敗戦処理担当

iPadでつくる「究極の電子書斎」 蔵書はすべてデジタル化しなさい!
講談社+α新書
自分でも「電子書籍」は簡単につくれる
「持ち歩く書斎」で読書&情報整理が劇的に変わる
蔵書1万冊をデジタル化した元祖「自炊」派が伝授。iPadを読書端末として使い倒す技術
本書は、蔵書1万冊を8年かけてデジタル化する間に、著者らが見出してきた書籍電子化のためのノウハウを、みなさんと共有したいと思って書いてみた。ちょっとしたコツさえつかめれば、蔵書のデジタル化は難しいものでも、そう大変なものでもない。もう少し時間が経てば、日本語の電子書籍も数が増え、充実してくることだろう。だが、書籍の電子化がいくら進んでも、現在書棚を占領している、すでに買った本のほうは減ってはくれない。ましてや、蔵書すべてを持ち歩くことも検索もできない。本を減らすには、とにかく自分の手で電子化するしかないのだ。廊下にまで溢れ出ていた書籍を片っ端から電子化してしまう便利さと、そこから生まれてくる新たな読書生活の楽しさを、ぜひみなさんにも体験してみてほしいと思っている。
●通勤用iPad読書のすすめ
●三種の神器とデジタル化手順
●本は切ってもいいのか?
●情報は軽くなることを望んでいる
●スキャン文庫と法律的問題
●iPadでどうやって本を読む?
●スキャン読書術、整理術
●ライフログへの準備
●全文検索のパワー
●ポータブル書斎

NYビジネスマンはみんな日本人のマネをしている
講談社+α新書
米製和語の「ハンチョー」ってどんな意味なの!?
ビジネス作法もマーケティングも日本式が主流(メインストリーム)に!
大反響を呼んだベストセラー『ハリウッドではみんな日本人のマネをしている』の第2弾!
ビジネスでたびたび訪れたニューヨークでは、様々な場面で「やっぱり日本は素晴らしい国だな」と胸がいっぱいになる出来事を経験した。世界経済の中心地ウォール街で、ショービジネスの本場ブロードウェイで、それに古くからの友人たちと、そしてレストランやスポーツバーでの会話のなかで。本書では、ニューヨーカーたちがいかに日本を意識し、日本的な思考や生活を実践しているかを紹介していきたいと思う。僕の経験から、読者のみなさんが、アメリカの「ジャパナイゼーション(日本化)」の現状について知ってくれたら、そして自分が日本人であることを(僕と同じように)誇りに思ってくれたら、これ以上の幸せはない。
●アメリカ人がハマる日本式仕事術
●日本人が教えた夢を売る秘訣
●流行語となった「カッコイイ」
●ヒット商品はいつも日本発
●ユニクロがアメカジを変える
●日本のビジネスIQまでも輸入
●横綱の「まだまだ」を見習って
●全米一の監督が見せる日本流
●「秘伝のタレ」で億万長者に
●日本人団体旅行者の美徳

見えない汚染「電磁波」から身を守る
講談社+α新書
顔のほてりなど「12の兆候」に要注意!
電子レンジ、IH調理器、携帯電話を疑え
携帯電話はイヤホンで電車内で電源を切り、家電から1メートル離れて免疫力アップを!
「アレッ、今、何をしようとしていたんだっけ」と、瞬間的に記憶喪失に陥る。「眠りが浅くて、すぐ目が覚める。子どもの寝起きも悪い」(中略)そんな、日常の「ちょっとした異変」に気づいている人は、次のことを確かめてほしい。家や職場の周りに携帯電話基地局がないかどうか。(中略)室内で使っている電話やインターフォンが子機付きで、それらの近くで過ごすことが多くないだろうか。(中略)これらのことに心当たりがあるならば、ぜひ、本書を読んで、対策をとってほしい。それら「異変」の原因が、電磁波(マイクロ波)である可能性が高いからだ。電磁波は「見えない」「臭わない」。しかし、確実に生体に「悪さ」をする。そして電磁波の危険性について「知った」なら、1人でも多くの人に伝えてほしい。――<「はじめに」より>
●いかなる電磁波にもリスクがある
●電磁波過敏症の「初期症状」
●なぜ、電磁波過敏症になるのか
●電磁波過敏症になって困ること
●携帯電話の電磁波は精子を弱める
●増え続ける携帯電話基地局
●電磁波暴露で思考が停止
●乗り物の中では電源を切る
●非電化生活を楽しむ
●免疫力の高いからだを作る

50枚で完全入門 マイルス・デイヴィス
講談社+α新書
ビバップからヒップホップまで
ジャズを超えた「謎めいた巨人」の壮大な物語
膨大な作品群から必聴盤をズバリ厳選! 初心者にも分かるジャズの歴史と醍醐味!
マイルスはその生涯で複数のサウンドトラックを手がけたが、『死刑台のエレベーター』は最初の作品にあたる。またこのサウンドトラックは「マイルスがフィルムを観ながら即興で演奏した」という伝説とともに語られることが多いが、実際は周到な準備のもと、練り上げられた。(中略)おそらく苦労したのだろう、マイルスは録音終了後、「もう2度とこんな仕事はしたくない」と言ったという。また、『死刑台のエレベーター』におけるマイルス自身の演奏は、トランペッターとしての表現力を知る上でも貴重な示唆を与えているように思う。つまり映画のストーリーや場面に合わせて、最もふさわしいサウンドで彩るという、いわゆるジャズトランペッター以上の才能が要求される難題に見事に応えている。
●チャーリー・パーカーへの反逆
●理想のパリ、現実のアメリカ
●優雅なジャンキー
●驚くべき記憶力
●天から降ってきたメロディー
●卵の殻の上を歩く男
●血まみれのトランペッター
●ジャズを超えた男
●どこにも分類できない音楽
●生涯最後の挑戦

若さに勝る「中年力」 30の習慣
講談社+α新書
脳と身体の機能低下がもたらす「意外な効用」
旅に出る、厨房に立つ、地図を作る、絵を買うなど、新しい試みで脳はどんどん若返る
フジテレビ「エチカの鏡」に出演で、人気急上昇!
私が臨床医として接している60歳代は、まだまだ本当に若く、定年退職するのはもったいないと思うような人が多い。したがって、社会の仕組みのために、能力も体力もあるのに仕事を辞めなければいけないのは残念でならない。だからこそ、定年になってからその能力をどう活かしていくか、あるいは仕事を辞めてしまうことで失われていってしまう脳力をいかに低下させないよう努力していくかが課題である。人生の後半を、より楽しみ、自己実現に向かっていくには、中年力のすばらしさを理解して、それを活かす必要があるだろう。(中略)このような、中年世代が持っているほかの世代とは違った潜在的な能力や可能性を、ひとくくりに「中年力」と呼んでみてはどうだろうか。
●なぜ中年力に注目するのか
●もの忘れは新しい発見がないから
●出世できないなら考えを変える
●肩書のない自分の価値を知る
●リスクをまだ冒せる
●「まだまだこれから」の意欲が魅力
●お金の本当の使い方を知っている
●センスの磨き方
●新しい友人を作れ
●あと30年を生きる

勝ち残る!「腹力」トレーニング
講談社+α新書
身体を鍛えれば筋力どころか心も鍛えられる
意外にもカラオケ、読経、水泳が効果あり
トップクライマーが30年間実践する「すき間時間でもできる」健康法
どんなに身体能力も高くて、どんなに体力があって、どんなに登山技術が優れていても、それだけで生き残ることができるほど、山は甘くはない。絶対に生きて戻るんだ、死んでたまるか、という絶望的な状況に追い込まれても諦めない心の力。すなわち、「腹力」が必要なのだ。それはなにも山だけの話ではない。生き馬の目をぬく社会のなかで、成功をつかむために闘うビジネスマンの世界でも同じである。――<「はじめに」より>
●心の健康を保つ腹力
●理想は「鞠のように張った下腹」
●「浅い呼吸」は事故につながる
●プチ断食で「飢え」を知る
●ベジタリアンは心に悪い
●腹を締めないノーパン就寝
●「若い頃の写真」が効く
●緊張が30秒で取れるストレッチ
●騒がしい場所は避けろ
●口論をかわす秘技

人生の大義 社会と会社の両方で成功する生き方
講談社+α新書
ネットビジネスの巨人達が明かす大成功の新法則!
大変革期は大チャンス! ネット時代の龍馬になれ!
金融の第一人者とiモードの生みの親が示すIT時代だから可能になった新しい生き方!
人間は何のために働くのか。人間は社会でどういう役割を果たすべきなのか。今、日本社会は、どのように変化しようとしているのか。そして、そこで求められるのはどんな人間で、そうなるためには何をすればいいのか。そういった内容について長時間にわたって話をするなかで、浮かび上がってきたのが「大義」という言葉です。それは、古くて新しい時代のキーワードといえるものではないでしょうか。「大義」とは何か、「大義」をもって生きるとはどういうことなのか。本書を通じて理解していただけたら、世の中が、これまでとは違って見えてくるはずです。
●10年で自分を見つける方法
●全力の10年に「失敗」はない
●めぐり会いにも「才」がある
●酒の場で生まれたビジネス逆転劇
●会社同士の「縁」もある
●タイプの違う人間こそを周囲に
●ネット時代の「剣」の磨き方
●ITを使った「同志的結合」
●才能は必ず発掘される時代
●日本の子供が生き残るための教育

1食100円「病気にならない」食事
講談社+α新書
カタカナ主食どころか“お菓子”が主食の不幸
不景気な時代こそ「ごはん+みそ汁」の原点に戻ろう!
飽食時代に考えるべきは、「なにを食べるべきか」より「なにを食べてはいけないか」だ!
私たち現代人に必要なのは、「なにを食べるべきか」ではなく、「なにを食べないか」という視点だともいえるのです。その視点を持てば、「生きるための食事」の実践は、おそらくあなたが想像しているよりも、はるかに簡単であるはずです。高価な自然食品も、根拠の怪しい健康補助食品も、サプリメントもまったく必要ありません。近くにあるスーパーマーケットやコンビニエンスストアの食材で十分。とくにスーパーを上手に利用すれば、「生きるための食事」は誰にでも簡単につくれる、「病気にならない食生活」を手にすることができるということを、本書を通して理解していただければと思います。
●お菓子が主食になる時代
●「朝の料理は子どもの迷惑」
●「マイルド・ドラッグ中毒」急増
●「変な給食」化する家庭の食事
●「無糖」は「砂糖ゼロ」ではない
●賢いコンビニ、スーパーの利用法
●「弁当」が体と家計の健康を守る
●加工主食系の冷凍食品は×
●朝食を店or会社で食べる工夫
●居酒屋で食べる「賢い夕食」

東條英機の中の仏教と神道 人はいかにして死を受け入れるのか
講談社+α新書
ドキュメンタリー映画「東京裁判」の映像を見ると、東條英機は満足した表情で死刑判決を受け入れていることがわかります。その顔には、清々しささえ漂っていました。死刑宣告されたのに、恐怖で青ざめるのでもなく、安らかな顔、安堵の表情を浮かべる。そんな顔を見て、「なぜここまで澄んだ顔ができるのか?」と不思議に思ったのです。一方、同じように戦勝国が敗戦国ドイツを裁いたニュルンベルク裁判の判決の様子を調べると、東京裁判の被告たちとは違っていました。粛々と死を受け入れた東京裁判の「A級戦犯」と、怒ったり嘆いたり、半狂乱になる人が続出したニュルンベルク裁判の死刑囚……。両裁判は戦勝国が敗戦国を裁くという面では同じですが、人間が死をどのように受け入れるかという面から捉えると、大きな違いがありました。

最後の骨盤 女力は骨盤で決まる
講談社+α新書
最近骨盤○○というようなダイエット法が多く氾濫し、骨盤のみを動かす、不自然な骨盤の動きを誘導する、怖いことに骨盤を固定するものまで出てきています。
誤解を恐れずに発言するとしたら、これでは身体が悲鳴をあげてしまいます。
もちろん、どの方法にも根拠があり、正しく行うことができれば成果は上がるでしょうが、それを受け取る側にも知識が足りなさすぎると思った次第です。
これは真面目な骨盤の本です。
女性の体調不良の大きな原因が、この骨盤周辺から起きてくることが多いということ、骨盤は女性にとって特別な骨格であると、女性である私は思うわけです。
この本を手にとられた方は身体に興味のある賢い方です。
この本を通して、身体の声をきいてくださいね。

ラテンに学ぶ幸せな生き方
講談社+α新書
WHOの出している自殺率の国際比較では、自殺率の低い国として、ラテンアメリカ諸国がずらりと並んでいます。「無縁死」という事態も、ラテンアメリカではほとんど考えられないと、私の当地の友人たちは言います。ラテンアメリカ人の生活満足度が高く、少なくとも、日本人やアメリカ人よりは、ぶっちぎりに「幸福に生きている」ということは、まぎれもない事実のようです。 そして何より、統計を見るまでもなく、ラテンアメリカに暮らした経験のある人なら、明らかにそのことを体感しています。皮肉な見方をすれば、・おめでたい・のかもしれませんが、彼らがほんとうに・幸せ・に生きていることを。

逆境が男の「器」を磨く
講談社+α新書
「粋=余裕」で大ピンチもチャンスにできる! 15億円の借金と5年間のウツが人生を変えた!――野暮なヤツは生き残れない。どん底から這い上がった男が語る「壁をブチ破る人生哲学」。
●30代、40代は24時間、脇目も振らずにデザインとものづくりに取り組んだ。おそらく人の3、4倍は働いていたはずだ。「デザイナーとして世界で勝負したい」と決意を固めてニューヨークに進出。だが、そのころから少しずつおかしくなっていった。ニューヨークで注目されたのはいいが、会社で唯一のデザイナーであり、経営者でもある僕が日本を離れている間に、東京のオフィスはひどい状態になっていた。気づいたら、なんと15億円の借金を背負っていたのである。身の回りのものを処分して借金返済にあてて、それでも残った数億円を返す日々… 僕の48歳から57歳までの9年間は、まさにそういう時間だった。
●29歳の無謀な独立
●人間以下の扱いをされた屈辱
●正真正銘すべてを失った日
●5年におよぶウツとの闘い
●1枚のシャツが僕の人生を変えた
●自己観察から真実の姿が見える
●女は男のどこを見ているか?
●「捨てる」ことが粋な人生を育む
●社長の服で会社がわかる
●『VERY』の服は虎屋の羊羹

その「がん宣告」を疑え 病理医だから見分けるグレーゾーン
講談社+α新書
ご用心!PET検診も万能ではない
「見落とし」と「誤認手術」はこうして起こる
「本物か否か、どんな種類か、どの段階なのか」を見極められる病理医が不足している!
「がん」であるかどうか、大多数の方は「主治医が診断した」と思っているのではないでしょうか。しかし、一部の例外を除き、最終的にがんか否かの診断を確定しているのは「病理医」という医師たちなのです。主治医ががんと思われるもの、つまり容疑者を捜しだす「警察官」だとすれば、病理医はそれがクロなのかシロなのかの最終判決を下す裁判所の「裁判官」のようなものと言えます。しかし現在、日本全国で2000人あまりしかいません。病理医がいなければ、適切な病理診断なしに患者の診断や治療を行う病院も出てくるかもしれません。「がん」と言っても、すべてが死に至る病ではありません。それぞれの「がん」を見極めることにより、それぞれに最も適した対処法や治療法を選ぶことができるのです。――<まえがきより>
●病理医が常勤する病院は10%以下
●悪性、良性の見極めは難しい
●がんを、たばこの吸いすぎと誤診
●乳がんでないのに乳房摘出手術
●早期治療と過剰診断は紙一重
●結核に、危うく抗がん剤治療
●日米では異なるがん判定の基準
●新生物、腫瘍、ポリープとは?
●もし自分や家族ががんになったら
●治療の最前線と、がん研究の障害

いくつになっても美しくいられる秘訣
講談社+α新書
シンプルに、ラクに、しかし華やかに
70歳万歳!人生の理想期を「楽しみつつ学ぶ」
有料老人ホームに入居し、夫の介護・看病を経験したファッションジャーナリストが「執着しない生き方」を提唱
「若々しい」などと言っていただくと「お世辞でもありがたい」と思う私ですが、ほんの少しでもそう見ていただけるとしたら、それは私の冒険心や前に進む気持ちのせいかもしれません。「冒険心」というか、旅するときと同じ気持ちというか。旅行しているときには何が起こるかわかりません。そのため、いろいろと用心します。だからといって、「何か起こるといやだから、ホテルから出ない」という旅行はありえません。私は人生も同じだと思います。「人生は旅だ」と言ってしまうと、何やら詩人のようですが、私の場合は、ニュアンスが違い、もっと実際的。私の「人生は旅」哲学は、「人生という旅行に出ているのだから、何があるかわからない。十二分の用心をして、でも、楽しもう!!」ということなのです。
●看病、介護は誰にもふりかかる
●ぎっくり腰と失禁
●有料老人ホームの安心感
●「誰が見ても素敵」を作る演出術
●ふだん着こそ「ちゃんと」する理由
●スカーフとサングラスの秘密
●自宅ジムの心得は「毎日1ミリ」
●古い家具にしがみつかない
●しっかり自己主張する大切さ
●いくつになっても友達はできる

日本の花火はなぜ世界一なのか?
講談社+α新書
伝説の名人花火師が職人魂を初公開!
6.5秒に6回変色!動体視力の限界超えてどこまで進化!?
花火鑑賞必携!花火写真の第一人者が、入門知識から最高技術までを徹底ガイド!
明治時代に単色の「和火」を脱して、色鮮やかな「洋火」となった日本の花火は、花火師たちの努力によって、めざましい進化をとげていった。とくに大正から昭和にかけての時代、「名人」と呼ばれる花火師たちが登場する。彼らは互いに切磋琢磨、技を磨き上げて現代花火の基礎を作り上げた。「五重芯」の10号玉は、高度330メートルの夜空で「開発」すると、星々(火薬粒)がいっせいに四方に飛散し、320メートルの外輪の内側に五重の輪を描く。星の燃焼時間は約6・5秒。現在の星の中には6・5秒のうちに6回もの変色をとげるものさえある。6・5秒という時間の中で表現される「五重の芯」「6回の変色」は、実は肉眼での確認は難しい。驚くべきことに日本の花火は、肉眼で認識困難な領域にまで、踏み込んでいるのである。
●日本の花火が世界一になった理由
●「花火の神様」と呼ばれた男
●花火の変化は動体視力を超えた
●名前を知れば花火がわかる
●菊と牡丹――日本花火の2大スター
●五重芯――日本花火の精妙美の極み
●10号玉――割物が最も映える大きさ
●先の変化と後の曲――変幻する光
●江戸花火「鍵屋」と「玉屋」のなぞ
●蔡國強、モダンアートとしての花火

「裏」を見通す技術 勝ちたいあなたに捧げる刑事の「秘情報収集法」
講談社+α新書
混迷の時代を乗り切る秘訣は「脳に汗をかけ」
仕事に休みなし、まわり道が近道となる
20年以上にわたる刑事生活でつかんだ「人」「物」「言葉」の本質を見抜く眼力!
忘れてならないのは、不況時にすべての企業や人々が生き残ったのではなく、一定の条件を満たした者たちだけが勝ち残り、今に「生」をつないでいるということだ。「あらゆることに対して情報を収集し、それを分析したうえで表面に見えているものから裏側に隠された真実や状況を見極め、さまざまな対応を柔軟に取ってきた」者だけが勝ち残ってきたのである。また、商売とは別世界ではあるが、年ごとに上向きな数字をはじき出しているものがある。かつて私が所属していた警察の、全国の刑法犯検挙率や凶悪犯罪などの事件の検挙率である。事件捜査をする警察も利益を追求するさまざまな企業も、人間から情報を収集して分析し、求めるものを得ていかなければならないという面では変わりがないのである。
●情報はまず根こそぎ集め切れ!
●「お茶くみ」は人間観察の基本
●電話での捜査はNGの理由
●捜査もビジネスも「ナシ割」から
●雑学や商品知識は身を助ける
●「一点豪華主義」のススメ
●看守の経験から学んだ人の心
●「三味線」という泣きの技術
●ダブルチェックしても信じるな
●リズムに乗った裏付けが肝要

老後難民 50代夫婦の生き残り術
講談社+α新書
本当は定年後にいったい、いくら必要なのか?
●サラリーマンの4割が「準備金0円」
●65歳以上人口が22%強、「難民予備軍」急増
●生活防衛には、公的年金以外に3000万円
●退職後、半分以下の収入で暮らす現実
「老後難民時代」は暗いのか、というと、そうとも限りません。需要が急増するならば、必ず供給が生まれてくるのが経済の原則です。最大の懸念材料は、「高齢者サービスの需要急増に供給が追いつかない状況が生まれ、そのサービスの値段はかなり高いものになる」と考えられることです。誰もが必要になる高齢者サービスの値段が高くなり、苦しい生活を強いられることになります。そのサービスを受けるにはきっと想像以上の資金が必要になるでしょう。それに対する周到な準備がなければ、たいへんなことになりかねません。資産運用でも、遺産相続でも、そして地方移住でも、この際なんでも検討しておくべきです。
●3分の1が65歳以上になる時代
●9割が公的年金に不信感
●4割の人々が「準備額0円」
●「たまゆら」事件が示したもの
●「究極の格差」は75歳から
●2012年はターニングポイント
●増える高齢者の「預金取り崩し」
●現役時代の半分で生活できる?
●60代はまだまだ現役の資産運用者
●「地方移住」という選択肢

手離す技術 20年間無敗、伝説の雀鬼の「執着転換力」
講談社+α新書
30万超ベストセラー第3弾がついに出た
欲望とプライドを捨てれば自由を手にできる!
手離すことは「終わり」ではない。
手離すことから、すべてが「始まる」のである。
・こだわりの心から自由になる
・自分を許し、他人をも許す
・「プライド」を捨てれば楽になる
・「能力のある人」「味のある人」
・「動じない心」のつくり方
・「資格」なんていらない
・「仕事」のいらない世界に帰れ
・シンプルになると満たされる
・過去を捨てることは可能か?
さくらい・しょういち
東京都に生まれる。大学時代に麻雀に触れ、のめりこむ。
昭和30年代後半、裏プロの世界で勝負師として瞬く間に
頭角を現す。以来、20年間「代打ち」として超絶的な強さ
を誇り、「雀鬼」の異名をとる。その間、一度も負けなしの
無敗伝説をつくった。現役引退後、著者をモデルにした
小説、劇画、映画などでその名を広く知られるようになる。
現在、麻雀を通して人間力を鍛えることを目的とする
「雀鬼会」を主宰し、全国から集まった若者を指導している。
著書にはシリーズ30万部を突破した『人を見抜く技術』
『負けない技術』(以上、講談社+α新書)などがある。