講談社+α新書作品一覧

体にいちばん快適な家づくり
講談社+α新書
初めて書かれたソーラーハウスの真実!!
自然を利用した省エネ住宅の成功と失敗!!冬暖かく夏涼しい、1年中いい季節がある家
高断熱・高気密と床暖房の快適ライフ
太陽熱を使って暖房しようとするときには、ひとつ難しいことがあります。それは、いちばん暖房がほしいときは日が沈んで夜になってから、さらにはその翌朝、まだ太陽が十分に力を出す前なのに、太陽は昼間しか照ってくれないことです。そのために、わが家の太陽熱暖房では昼間の太陽熱を床に蓄えておいて、ちびちび小出しに使いながら翌朝までもちこさせるというワザを使いました。この「蓄熱床」にためた太陽熱で夜も翌朝も暖かく暮らせますが、困ったことに、これでは用もない就眠中も誰もいない居間で暖房が継続してしまいます。ところが、この「とめることのできない困った継続暖房」が家全体に暖かさをいきわたらせ、それまで考えていた暖房とはまったく違う住環境ができたのです。全室24時間の床暖房になり、「家の中はいつもいい季節」になっていたのです。
●断熱性能はどうして判断する?
●誤解されている外断熱
●大きな窓の家は暖かいという誤解
●高気密だからできる理想の換気
●寒かった高断熱・高気密の家
●いい床暖房・悪い床暖房
●居間の吹き抜けの長所と欠点
●カン違いの結露対策
●ダニ・カビ・アトピーにさよなら
●太陽光発電はお得か?

禅僧たちの「あるがまま」に生きる知恵
講談社+α新書
「バカ」になり正直に生きればストレスも解消
小賢しい知恵より純朴に生きる!達磨から始まり、白隠、一休、沢庵に伝わる禅の真髄!
禅とは丹田腹式呼吸!心眼で自分を見抜く!!
禅をひと言でいうと、丹田腹式呼吸です。丹田腹式呼吸を続けると、どうなるか。人間の根本である心が、本来の清浄心になります。これを、自性清浄心(じしょうしょうじょうしん)といい、誰しもの本来の姿だと禅は明確に定義しました。(中略)人間の根本は心です。それは本来清浄なもので、物静かでしっとりと落ち着いた状態になっていますから、正しい坐禅法による丹田腹式呼吸をした人は、坐禅が終わると、物静かで、しっとりと落ち着いて、無駄口を叩いたりしません。(中略)不安定な心を本来の姿に戻し、平常心に生きるには、今こそ禅です。禅者の生き方は「出世間法」といいます。一般の人の生き方は「世間法」です。それを念頭において、臨済禅を代表する禅者の生きざまと、心の理念を、じっくり味わってください。
●その場に立って本物を見る
●自分の中にいる真人を見る
●自分のまま、いつものまま
●まずは「ありのまま」に満足する
●自分の言葉に本性が見える
●「無」から無のイメージを取る
●種子をまき、天の恵みを得る
●起きて、着て、食べて、寝る
●人は磨けば光る、進歩する
●気海丹田で心気を養う

女は年下男が好き
講談社+α新書
「男が年上、女が年下」なんて誰が決めたんだ!?
苦い経験を乗り越え、「そもそも年上男と結婚する必要はない」と悟った著者の実体験に基づく、納得で楽しいカップルのチエ!これからは“ダーリンはウンと年下”が正解!!
人ごみをかきわけ、友だちをみつけると、同じテーブルにまだ少年の面影をじゅうぶんに残した青年がいた。意志の強そうな太い眉と、大きな瞳が印象的だった。23歳と若いわりには落ち着いたものの考え方をする男のコだな、と話をするうちに感じた。お酒も適度に入り、私に彼氏がいないことを告げると彼はこういった。
「僕を拾ってくれませんか?」
ハードな仕事を持つ私が、快適な結婚生活をおくれているのも、彼が「6歳年下」だからなのだということに気づいた。2、3歳年下だと、ここまでのワガママは利かないだろうし、いばりくさった年上男であればなおさらだ。
●「年上男性だから頼れる」は幻想
●年下男ならキャリアと両立する
●2人の収入差なんてすぐ消える
●悪い年下男をみきわめる五ヵ条
●後天的なクセなら簡単に直せる
●間髪容れずに自分の親に紹介
●相手の親の前では彼を立てよ
●年下男と結婚するデメリットは
●「おばさんハート」にならない
●小さなシワやシミは個性のうち

枕革命 ひと晩で体が変わる
講談社+α新書
枕の高さと形がすべての原因だった!すぐ枕チェックを!!
不眠症、いびきや睡眠時無呼吸症候群は枕が原因!整形外科医が検証する正しい寝姿勢と楽な寝返りとは。椎間板(ついかんばん)ヘルニア、むち打ち症、円背(えんぱい)、関節リウマチの人も熟睡できる!!
私たちの診療所には、開院以来35年間にわたる患者さんのカルテがすべて保存されています。整形外科という診療科目は、その人の成長過程や老化といった長い時間の流れを考慮しながら病気を診ていかなければなりません。患者さんはひとりひとり、体格も、体質も、病歴も、生活習慣も、生活環境も、職種も違うのです。それを無視して、十把一絡げに画一的な治療を施すことはできません。(中略)その座布団とタオルケットこそが、せんべい座布団枕の正体。それにしても、なぜ整形外科医が枕のつくり方など指導するのだろうか。たかが枕の調整に、それほどこだわるのだろうか。そこが問題です。むち打ち症の方も、腰痛や肩こりの方も、頭痛もちの方も、そして不眠症に悩む多くの方々も、まずはこの本を読んでみてください。
●無印のテーラーメイド医療
●熟睡がもたらす心身への効果
●「不眠症」は病気ではなく、症状
●起立時と睡眠時で脊椎の形が違う
●寝姿勢が悪いと、ここにも影響が
●寝返りなくして疲労回復なし
●オーダーメイド枕の落とし穴
●合わない枕は拷問と同じ
●たかが5ミリ、されど5ミリ
●「せんべい座布団枕」のつくり方

日常生活で英語「感覚」を磨く
講談社+α新書
暮らしの中で身につく英語雑学と会話のセンス
ちょっとまわりを見回せば、あそこにもここにも英語が!そんな身近なところから英語的な考え方やセンスを身につけた翻訳家の、「日常ながら英語」のすすめ!
どうすれば英語は上達するの?これに対する答えはさまざまだろう。(中略)だが、勉強法以前に、肝心なことが2つある。それは、英語を学ぶ動機づけと、英語を好きになること、である。(中略)本書は、日々の暮らしや、筆者が暮らしたり旅行をしたりした土地での体験や見聞の中で、とくに興味を持ったことや疑問に思ったことなどを核にしながら、おもに英語がらみのさまざまな情報や話題を読者にお届けしようとしている。といっても、単なる英語関連の情報を提供するのではなく、少しでも楽しく英語に触れていただく、というのを本書のねらいとしている。(中略)おかしな話、耳寄りな話、ちょっと意外な話もあるかもしれない。どこからでも気の向いたページから読んでいただきたい。
●はいってます
●すみませんとありがとう
●カタカナのタイトル
●オー、ゴッド!
●言葉遊び
●キュウリのように落ち着いて?
●catはchickenだった
●怖いもの
●頭の体操
●気むずかしい自動販売機

賢い食べ物は免疫力を上げる
講談社+α新書
科学的に実証!食生活のひと工夫で免疫力は上がる!!
脂肪の摂取過剰、たんぱく質の摂取不足は免疫力を下げ、ビタミン、ミネラル、乳酸菌は免疫力を上げる。最新の免疫情報など、すべて科学的な根拠に基づく書き下ろし!!
免疫とはからだの抵抗力のことで、病原性の細菌やウイルス、そしてがん細胞などがからだを攻撃するのを防ぐ働きをしている。この抵抗力が弱まると、感染症やがんにかかりやすくなってしまう。困ったことに、これらの病気は今増え続けている。(中略)からだの免疫の仕組みは、最近になってその全貌が明らかになってきた。そして食べ物が免疫力に重要な影響を与えることがわかってきた。私はこの30年、食と免疫の研究、たとえば最大の免疫系である腸管免疫の研究、プロバイオティクス(からだに有益な微生物)の免疫作用、そして食品アレルギーの研究を行ってきた。これらの研究と、その周辺の情報をもとに、食べ物が免疫に与える有益な働きをまとめたものが本書である。
●免疫力が弱いと感染症、がんに
●クスリより1杯のミルクを
●免疫力を高める食品成分
●腸内細菌は免疫の大きな味方
●よい微生物はプロバイオティクス
●免疫はやさしく骨に包まれている
●リンパ球はスーパーマンである
●免疫細胞は言葉をもっている
●たんぱく質は免疫の基礎体力
●免疫は抗酸化物質に守られる

日本の鉄道名所100を歩く
講談社+α新書
好奇心を直撃する!!鉄道好きの名所めぐり!!
思わず行ってみたくなる北海道列車の旅をはじめ、新幹線の雑学、通がうなる日本各地の名所が満載!!鉄道博士を自認する著者ならではのマニアックな視点が光る!!
北海道の鉄道の見どころは道東に多い。そこでお勧めのコースを紹介する。まずは「北斗星」1号で東室蘭に行く。東室蘭は北海道炭礦(たんこう)鉄道の起点駅として歴史が古い。次に南千歳に行って、「スーパーおおぞら」で新得に向かい、高速化された石勝(せきしょう)線を楽しんだのち、池田から廃止されようとしている「ふるさと銀河線」に乗り、陸別で1泊する。そして途中下車を繰り返しながら、石北(せきほく)本線とバスで旭川へ。さらに札幌から小樽に足を延ばして1泊し、その後札幌でも1泊。次の日に高速で走る「スーパー北斗」で函館へ行き、函館から「スーパー白鳥」、新幹線「はやて」と乗り継いで東京に戻ってくる。車中1泊、ホテル3泊という4泊5日のこの行程で、北海道の鉄道を堪能できる。
●北海道へは飛行機より列車で
●駒ヶ岳は前後左右に移動する?
●東北・東海道新幹線の直通計画
●新幹線線路にも踏切がある
●新大阪駅はいまだ完成せず
●姫路のえきそばは意外な美味さ
●赤穂(あこう)線は弾丸列車建設の名残
●各地に走る低床(ていしょう)路面電車
●名古屋にもまもなく環状線が
●りんかい線にある謎のトンネル

女はどんな男を認めるのか
講談社+α新書
入門者にも遭難者にも効く「愛」の羅針盤!!
愛の大海に漕ぎ出す初心者にも荒波にもがくベテランにも役立つ!「愛には仕事がない」「男は女で育つ」――納得の名言満載の本邦初男女関係指南書。もう愛に迷わない?!
愛にはすることがないのだ。勉強や仕事には当然することがある。いやになるほどある。スポーツや趣味にも個々具体的にすることはある。だが、愛にはすることがない。だから、セックスが愛の唯一の証(あかし)と見なされたりもするのだ。愛にできることは、基本的に逢って、話をすることだけである。
人生の幸福とはなにか。ひと口で、決定的に言いたい。ひとりの愛する者と一緒に生きていくこと、だ。それに尽きている。男なら、好きな女と、好きなままでずっと生きていくことだ。女なら、好きな男と、好きなままでずっと一緒に生きていくことだ。もし幸福というものがあるのなら、これ以上の幸福はない。もしそのようになることができるのなら、もう人生に言うことはなにもない。
●ひとを愛する事をどこで学ぶか
●愛には仕事がない
●自分の思いどおりにしたい欲望
●「女は愛でバカになる」のか
●性体験は蓄積しない
●人が人を「捨て」られるのか
●結婚も人生も金次第か
●男で失敗する女
●男は女で育つ
●本物の男とはどういう男か

歴史廃墟を歩く旅と地図
講談社+α新書
豊かな自然の中に!!“美と知”を探る地図の旅
地形図を頼りに、廃墟をめぐる旅に出る。山腹をのたうつ煙道、海岸のトーチカ、新緑の鉱山跡。人工物と目覚ましく回復する自然の格闘の中を行く、新しい旅の発見!
鉱山廃墟、軍事廃墟、駅前ゴーストタウン。「廃墟」は近頃いささかブームになっているようです。しかし本書ではそれらを、ちょっと別の見方で眺めてみました。私がいろいろな本に書いてきた古道・旧道・廃線跡も廃墟、または準廃墟にほかならないわけですが、それらをたのしむのと同じ姿勢で廃墟を眺め、たのしんでみたのです。ただ廃墟をみつめるのではなく、それらを取りまく多少とも広い時間・空間の中で眺めてみました。また「水路」とは灌漑(かんがい)水路のことですが、これは線上の物体であるため、それを追って歩く、というたのしみを提供してくれます。「橋」は私が特に興味をもった形のおもしろいものを紹介しました。
●紅葉の絢爛に潜む幽界 鉱山廃墟
●田園の中にたたずむ軍事廃墟
●河辺川に架かる5つの屋根つき橋
●南木曽桃介橋(なぎそももすけばし)から読書(よみかき)発電所へ
●素掘りの古水路 広瀬井手(ひろせいで)を歩く
●猪苗代湖から東へ安積疎水(あさかそすい)を追う
●お寺詣での廃鉄路 永平寺線跡
●早春の廃線路 南部縦貫鉄道跡
●ガレ場横断の冒険行 秀衡(ひでひら)古道
●心地よい逍遥路(しょうようじ) 出羽仙台街道

畑のある暮らし方入門
講談社+α新書
大自然を相手に新たな生きがいを見つける法
メロンやトマトなど、くだものや野菜を有機農業で育てる喜び、「私が育てました」といって売る楽しさを発見!!農業を志す人々の夢をかなえる手伝いをする著者の記録。
私は農業にかける信念と将来の夢の実現をめざしてがんばっています。その信念とは、1.田舎の人と都会から入植する人たちの考え方やお互いの知識を合体させる、2.農業に関して視野を広げ、合理的で効率のよい農作業に取り組む人をもっと増やしたい、3.山都町の美しい自然を守る意義を多くの人々に広めていきたい、4.自然のなかで暮らす喜びと汗を流して働く生きがい、実った作物の貴重さを都会で育つ子どもたちに身につけさせたい、5.農業で生活が成り立つことを実証し、農業をやろうという人を1人でも多く増やして、それにより過疎地が抱えるさまざまな問題を解決したい、など、こうしたことを実現させるために、毎年、新人を探して山都町へ招きます。
●農業研修生たちの7カ月の経験
●田舎暮らしを決意した人たち
●ハクビシンやタヌキと知恵くらべ
●リストラ組にもすすめたい農作業
●地域の人との楽しいひととき
●自然の不思議を発見する楽しみ
●野草は自分を見つめ直すよい機会
●ストレス解消にもなる農業への夢
●無農薬農業に夢を託して
●サラリーマンから農業へ転身

昭和天皇の料理番
講談社+α新書
麦入りご飯、サンマの塩焼き、お浸し、漬物――昭和天皇が食した9月の献立例。旬の食材とその使いまわし、つつましやかで伝統的な日本の家庭料理が食養生に! 天皇家の食卓には日本人の「食」の理想形がある!!
●17歳で宮内庁の大膳課付第一係に奉職し、「天皇の料理番」として知られた秋山徳蔵主厨長に仕え、26年間、昭和天皇皇后両陛下のお食事を作らせていただきました。(中略)そこには、私たちが今の時代にこそ学ばなければならない「食」があるのです。日々の食事はきわめてつつましいものでしたが、時季にあった旬の食材を選び、心を込めて調理してきました。儀式料理のほうは、皇室ならではの、料理人冥利に尽きるといえる食材選び、調理法、盛りつけ、器についても学びました。「食」の原点、元祖スローフードともいえる天皇家の料理をたどりながら、87歳までお元気でご公務に励まれた昭和天皇のご長寿の秘密に迫ることができたらと、考えております。
●昭和天皇のお食事メモ
●御所言葉!?「かべ」は豆腐
●「食」のみなもとは宮中に
●漬物で塩分量を調整
●身土不二の考え方
●おせち料理は時間をかけて
●「中秋の名月はまだか」
●御料牧場の食材
●「葛湯が飲みたい」
●聖上は芋料理がお好き

中国人を理解する30の「ツボ」
講談社+α新書
なぜ、お互いにうまくいかなかったのか! 長い間、日中のギャップと向かい合ってきた中国人の著者が、自らの生活体験から見えてきた日中理解のツボを明かす! ●日本人のツボ、中国人のツボ●「人情」のツボをくすぐる●「メンツ」の心理●中国人的ノンビリ性●「情」と「理」の衝突●免許証をお金で買う●中間世代の親たちのストレス●インターネットで故人を偲ぶ!? ●徹底した能力主義●日中共通の「指示待ち族」
中国人のアタマ、ここを押せば、必ず見えてくる!!
なぜ、お互いにうまくいかなかったのか!長い間、日中のギャップと向かい合ってきた中国人の著者が、自らの生活体験から見えてきた日中理解のツボを明かす!!
この本は中国と日本の客観的な文化の比較や批評というよりも、私の周辺の中国の人々、日本の人々の顔を一人ひとり思い浮かべながら、実際に体験してきたゴマ粒のような出来事、疑問、呟(つぶや)きを拾い集めたものです。一衣帯水の日本と中国を、理念的な国と国との関係、文化論として読み取るのではなく、そこに住む一人ひとりの人間、そこで日々営まれている暮らしそのものから理解する。これが私自身の「理解の道筋」であり、同時にこの本が目指す内容、そう考えています。いま思うと、まだ20代だった私が、最初の日本への公費留学の直後に中国の新聞などに寄稿した日本人像、日本文化の紹介はあまりに表面的、幼稚であると赤面の思いがします。やはり偏見を超えた理解のためには、それなりの経験と時間が必要だったように思います。
●日本人のツボ、中国人のツボ
●「人情」のツボをくすぐる
●「メンツ」の心理
●中国人的ノンビリ性
●「情」と「理」の衝突
●免許証をお金で買う
●中間世代の親たちのストレス
●インターネットで故人を偲ぶ!?
●徹底した能力主義
●日中共通の「指示待ち族」

江戸300年 大商人の知恵
講談社+α新書
「江戸文化」は商人が生んだものである。情報の乏しかった時代、彼らはいかにニーズをつかみ、成功者となったの!? 18人の豪商たちの実例を検証し、珠玉の手法を堪能する!!
●俗に300年といわれる江戸時代の商人の経営方法は、時代、時代によって違うが、それぞれの時代で活躍した商人たちは必ず、「今の世の中がどういう状況にあるか、そしてこれからどうなるのか」という先見力を発揮している。成功者に共通するのは、「今、同じ時代に生きる顧客は、いったい何を求めているのか」という、すぐれたマーケティング能力である。それによって、同時代人のニーズを知り、「自分の企業で、どうすればそのニーズに応えることができるか」ということを真剣に模索した。科学技術がまだ発達していないとき、彼らは一様にこういった。「カネがなければ、チエを出せ。チエがなければアセを出せ」。現在にも当てはまる至言(しげん)である。
●難工事を申し出て秀吉に接近
●嘘の名器・ルソンの壺で大儲け
●高瀬川を海に拡大し北前航路を
●よろこばれたノコギリ商売
●銭湯でマーケティングリサーチ
●「涼しい蚊帳」が江戸の名物に
●店名を「大文字屋」から「大丸」に
●「酒と肴を原価売り」の種あかし
●PRのため歌を流行らせる
●各藩の名産品競争を促す

朝日新聞記者が書いたアメリカ人「アホ・マヌケ」論
講談社+α新書
新聞では全部ボツにした危ない話・本当すぎる話!!
アメリカを動かすのはネオコンでも中道派でもない!全米200以上の街で取材した特派員ルポの集大成。日本人が知らないアメリカの「深奥部」の底流に迫る!
朝日新聞には、世界各地の特派員が日々の生活を書きつづる、軽い内容の連載コラムがあった。「特派員メモ」という。人気のある名物コラムで、僕も何本か、ばかばかしいのを特に選り分け、書き送った。手前味噌を許してもらえば、読者からちょっとした好評を得た。それならば、もっと自由に、たくさん書いてみようと、会社の看板を忘れて書きためていったのが、このメモである。ただ、自分の目で確かに見たこと、歩いて感じた空気だけは、自信をもって伝えることができる。世紀の接戦となった大統領選挙を間近に取材し、デトロイトの危険なゲットーを、夜、用もないのに徘徊し、そのどちらもそれなりに楽しんできた記者は、そんなに多くはないはずだから。
●日本人が右往左往するアメリカ流
●チップが難しい本当のわけ
●世界一こわい場所
●日本人を見分ける方法
●悲しき社畜電車
●アメリカ人のトイレの作法
●白人が誇りを保つ最後のスポーツ
●善意の集合体から飛んでくる爆弾
●戦時下でも、笑っていいとも
●アメリカ白人はアホでマヌケか?

たった4単語で通じる丸暗記英会話
講談社+α新書
こんなに簡単なら誰でもすぐ覚えられる、使える!!
1単語から4単語まで、短いから丸暗記するのも超らく!よく使われる単語を丸暗記するだけで、応用は自由自在!!学校では教えてくれない生きた表現であと一歩の上達を。
英語には同じことをいうのにも、たくさんの表現があります。一般的なあいさつでさえ、初めて聞いたときはまごつくものです。このことを頭に入れておいたうえで、いろいろなあいさつや提案の仕方などをすすんで使えるようにしましょう。語学が上達するには、素直で柔軟な心、そして地道な努力が大切です。聞いただけですぐ覚えられる子どもなら別ですが、多くの人はコツコツと努力して上達していくものです。“Rome was not built in a day.”(ローマは1日にして成らず)ということわざがありますが、日本流にいうなら「継続は力なり」でしょうか。すぐにあきらめずに、いつも笑顔でがんばりましょう。会話でたくさんの楽しい出会いと成功がありますように。
●Depends.(ときと場合による。)
●Mind?(かまいませんか?)
●Appreciate it.(感謝します。)
●My pleasure.(どういたしまして。)
●Stick around.(近くで待っていて。)
●What's wrong?(どうかした?)
●You bet.(もちろん。)
●Get in touch.(連絡してください。)
●Up to you.(あなたしだい。)
●Make yourself at home.(くつろいでください。)

朝3分の寝たまま操体法
講談社+α新書
布団のなかで万病を治す9つの快楽カラダ革命術!!
肩、膝、腰、股関節の痛みの原因はすべてカラダの「歪み」にあった!背骨を中心にキモチイイと感じる「動き」をするだけで元気になる、快楽超健康法を大公開!
カラダの「歪み」が、現代人の健康を脅かしています。骨格の歪み、カラダの動かし方の歪み、さらにはライフスタイルの歪み……。腰痛、膝の痛み、肩こり、じつは、こうした症状の多くは、カラダの歪みがもたらしているものであって、その歪みを整えてあげるだけで、大きな改善をもたらすことができるのです。しかも、根本原因を取り除くことで、痛みが出にくいカラダにしていくことまでできます。具体的には、「日常、これを継続して実行していれば、カラダの歪みの調整ができる」という究極の方法論として、朝、布団のなかの3分間でできるノウハウに集約してご紹介します。多くの人が、これまで気づかなかった「身体感覚」に目覚め、カラダとの対話をはじめるきっかけになるとしたら、これに勝る喜びはありません。
●腰痛の原因は膝だった!?
●足指もみで状態はなんでもわかる
●「歪み」こそすべての痛みの原因
●手術せずにヘルニアが良化
●カラダそのものと対話する操体法
●不健康は息・食・動・想の乱れ
●「肩もみ」で肩こりは治らない
●中年の星、佐々岡真司投手の秘密
●布団のなかで5つの動きづくり
●関節の動きは8×8×8……∞

子どもの脳の発達 臨界期・敏感期
講談社+α新書
子どもの早期教育は何歳から始めればよいのか、あるいは無用なのか。「早期教育については、すでに多くの本が出ているが、その理論的根拠とされる乳幼児の脳の臨界期ないしは敏感期について、きちんと科学的分析を加えた本はなかった」と語る著者が、親としては何かと気になる早期教育と子どもの脳の発達の相関関係を医学的に解明する。早期教育と脳の発達の関係を科学的に解く!
子供の心がわかる本
子どもたちはどこか病んでいる。しかし、それを克服する素晴らしさをもっている。
河合隼雄
証明されていない有効性!『幼稚園では遅すぎる』は疑問!!
早期教育が流行する背景には、人の発達の可能性をめぐる人間の志向性がある。誰でも自分の子どもの能力を伸ばしてやりたい、と思うのは当然だ。でも、早期教育で本当に、子どもの能力は大きく伸びるのだろうか。また、多くの早期教育がその理論的な根拠としている「子どもの脳には無限の可能性がある」という考えは本当だろうか。本書はそうした早期教育の脳科学的根拠とされる考え方を批判的に考察したものだ。早期教育については、すでに多くの本が出ているが、その理論的根拠とされる乳幼児の脳の臨界期ないしは敏感期について、きちんと科学的分析を加えた本はなかった。(中略)脳の複雑な働きについての説明はやや難しくなってしまったかもしれない。しかし、本書ではまじめにその課題に取り組んだつもりである。
●幼稚園では遅すぎる
●生まれてからでは遅すぎる
●誕生時の記憶の非科学性
●胎児の能力と早期教育
●「臨界期」の誕生
●インプリンティングの臨界期
●グリーノウの実験の問題点
●言語習得の臨界期
●正当化する科学的根拠はない
●脳科学でどこまでわかるか

一眼デジカメ虎の巻
講談社+α新書
最近、旅先などで見回してみると、カメラは圧倒的にデジカメが多い。しかも、コンパクトデジカメよりデジタル一眼レフカメラを使っている人が増えている。本書は、私が長年デジタル写真教室で講師をしていて、これまでアマチュアの方から受けてきた質問をまとめ、キーワードになる言葉を見やすく説明した、「デジカメ一眼事典」だ。全体を通して読んでもいいが、困ったときにそこだけ見てもわかるように意識してまとめている。
ホンの少しのワザでプロの「味」が出る!!
「ホワイトバランスをとれ」、「アップの花にも背景を」、「ズームより自分で歩け」、「夜桜は夜になる前に撮れ」、「雪景色のポイントは影」、「いいカメラより、いい三脚を」etc.
最近、旅先などで見回してみると、カメラは圧倒的にデジカメが多い。しかも、コンパクトデジカメよりデジタル一眼レフカメラを使っている人が増えている。しかし、デジタル一眼はカメラの操作だけでなく、パソコンの操作やプリントのやり方など、フィルム一眼では必要なかったノウハウが要求される。本書は、私が長年デジタル写真教室で講師をしていて、これまでアマチュアの方から受けてきた質問をまとめ、キーワードになる言葉を見やすく説明した、いわば「デジカメ一眼事典」だ。全体を通して読んでもいいが、困ったときにそこだけ見てもわかるように意識してまとめている。知りたい箇所から問題を解決し、どんどんと腕を上げていってほしい。
●雑誌のモデル写真のように
●広角レンズで人物を撮る
●運動会で走ってくる子ども
●パノラマ撮影を上手に
●商品の色を正確に
●花火の写真を上手に撮る
●コントラストが強いときは?
●メモリーカードの容量は?
●JPEGとRAWはどちらがいい?
●モニターとプリンターの色

「梅」はこんなにからだにいい
講談社+α新書
1日1個で医者いらず!!日本人の健康の「万能薬」!!
梅干しは動脈硬化に卓効、梅肉エキスで血液サラサラ!!糖尿病、ガン、痴呆、梗塞などの生活習慣病を予防する驚異の梅パワーとは。簡単でおいしい食べ方から梅の木の育て方までを伝授。
生活習慣病がやっかいなのは、沈黙の病気ということです。末期ガン、痴呆、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞など、気がついたときには手遅れ、遅すぎたという悲劇がほんとうによくあります。それだけに予防が大切なのです。気がつかない、治せない、それが生活習慣病なのです。(中略)医療が発達していなかった昔、家族の健康を管理していたのはお母さんでした。食事に気をつかい、規則正しい生活を維持し、まさに家庭の医学とでも呼ぶような民間療法が日本の健康を支えていたのです。なかでも本書で取り上げた梅は、そのすぐれた性質から、「医者いらず」といわれてきました。とくに梅干しは万能薬として、家庭で重宝がられてきたわけです。本書ではそうした梅のもつ効能を、いろいろな角度から探っていきます。
●梅で生活習慣病を撃退する
●「医者いらず」の梅で元気になる
●動脈硬化や老化予防に卓効
●梅肉エキスで血液サラサラに
●梅干し、梅肉エキスを手作り
●梅酒の作り方、楽しみ方
●からだにやさしい梅調味料
●簡単なのにおいしい梅料理レシピ
●手塩にかけて育てる梅の木
●手軽に楽しむ梅盆栽

病院にかかるときの知恵袋
講談社+α新書
いい医療を受けるため! 治療する側からの本音!!――大病院に勤めるベテラン看護師が、患者・患者予備軍に知っておいてほしい病院、そして看護の基礎知識と最新情報を現場から伝える。病気・病院と上手につきあう法とは。
たとえば糖尿病にかかった患者さんに対して、「あの人は昔から変わり者だったから病気になったのだ」とは誰もいわないでしょう。ところが、精神科疾患の場合、時に病気になったのは本人や周囲が悪い、といった論調が幅を利かせます。たとえば、「マイナス思考が悪い」、「親の育て方が悪い」と周囲はいうし、患者さん自身もそうした反省から縮こまってしまったり、逆に「誰が私を悪くした」と犯人探しに精を出したりする。身体病同様、「病気は人を選ばない。これは避けられない不運なのだ」とみんなが思えれば、どれだけ心安らかに療養できることでしょう。
●患者と医療者の微妙な関係
●決断を求められるとき
●積極的治療をめぐって
●定年や子どもの巣立ちと発病
●「身体へのほどよい鈍感さ」
●治療できる「死にたさ」もある
●「濃い中年男性のかかる病気」
●夜の病院の不思議
●奇跡の生還を果たした男性
●「病院のお金」は何とかなる!?