講談社+α新書作品一覧

「ひきこもり」がなおるとき
「ひきこもり」がなおるとき
著:磯部 潮
講談社+α新書
子供の心がわかる本 子どもたちはどこか病んでいる。しかし、それを克服する素晴らしさをもっている。 河合 隼雄 私自身は現代の若者たちの「生存闘争への本能的な脆弱性(ぜいじゃくせい)」が、成熟した日本社会のなかでかたちづくられた結果、「ひきこもり」の人の増大化をもたらしたのではないかと考えています。(略)とにかく、今の自分から脱出することです。イチローや浜崎あゆみになる必要はありません。「ひきこもり」の人の幸福感は、小さな1歩から得られるのです。「ひきこもり」の人に可能性がないといっているわけではありません。最初の1歩の幸福感は、なにものにもかえがたいといっているのです。世の中を見回してください。いくつになっていたとしても、現代の日本では選択肢はたくさんあります。 ●「ひきこもり」は1つの状態 ●「ひきこもり」と混同される病気 ●心の病気なのか、なまけなのか ●日本には希望だけがない ●子育てや家庭環境のせいでない ●精神科へ通う必要があるのか ●とりあえずの目標を設定する ●「ひきこもり」は「雌伏(しふく)」の時期 ●新しい視点を生みだす可能性 ●選択肢はまだまだ存在する
新しい二世帯「同居」住宅のつくり方
新しい二世帯「同居」住宅のつくり方
著:天野 彰
講談社+α新書
2世帯住宅は鬼の住み処(すみか)だ!「同居」住宅で家族は再生する!! 「2世帯住宅反対!」を公言してはばからなかった著者が提案するのは「親子共働住宅」。家の建て方と同居のルールづくりで、本来の日本の家族と住まいのあり方を実現! 本書をようやく書き終えて一息ついた朝、故郷の岡崎から母が亡くなったという報せを受けた。母を失い、私は改めて「母の居場所」を思った。現代の長寿社会について、家族のありかたについて考えた。身近に心を配ってくれる家族がいれば、どれほど心強いものだろう。困ったときに頼れる両親や、窮したときに支えてくれる兄弟姉妹がいればどんなに安らぐことだろう。そんな安心や温もりこそが、家族のきずなであるに違いない。子夫婦との同居、親夫婦との同居にあたっては、不安を感じることも多いだろう。不自由や束縛を感じてためらう人も多いだろう。しかし、それでも一緒に暮らせば安心だ。一緒に暮らすからこそ家族、だからこそ同居、なのである。 ●2世帯住宅は「鬼の住み処」だ ●最大のメリットは「安心」 ●親と子の経済力は逆転する ●同居に相性は関係ない ●バスは2つ、トイレは3つ ●住まいの「肝」「心」「要」 ●嫁の前でオナラをしてもよいか ●息子が帰るための巣箱型同居住宅 ●もっとも単純な「体育館型住宅」 ●いつかは自分が介護してもらう家
なぜ、母親は息子を「ダメ男」にしてしまうのか
なぜ、母親は息子を「ダメ男」にしてしまうのか
著:岩月 謙司
講談社+α新書
人間行動学が心のしくみを解明! 岩月教授のベストセラー!! 母のドメスティックマインドコントロールが息子を作る!! なぜか人とうまくいかない、怒りと悲しみでいっぱいの人々。嫉妬渦(うず)まく母の心の闇にメス!! 人間行動学が心のしくみを解明! 岩月教授のベストセラー!! 母のドメスティックマインドコントロールが息子を作る!! なぜか人とうまくいかない、怒りと悲しみでいっぱいの人々。嫉妬渦(うず)まく母の心の闇にメス!! あなたはAさんに誠心誠意尽くしたのに、後日「Aさんはあなたを嫌っている」という報告を受けました。さて、あなたは次の1と2どっちですか? 1、Aさんに心を開き、Aさんを受け容れようとし、さらにAさんを好きになろうとして接したのに私を嫌うとは。そんな人なら今後のおつきあいはこっちから願い下げだ。もう会いたくない。 2、ああ、やっぱりまた嫌われた。自分のどこが悪かったのだろう。Aさんの気に障ることを言ってしまったのかなぁ。もっとご機嫌をとれば良かったのかなぁ。自分のどこが悪かったのか、聞きたいほどだ。嫌われた自分がイヤだ。次回Aさんに会ったら、これ以上嫌われないように下手に出よう。 ※2と答えた人は母親のDMC(ドメスティックマインドコントロール)の被害を受けている可能性大です。 ●世界観がゆがんでいる人たち ●幸福な母親、不幸な母親 ●不安……でも理由がわからない ●“見捨てられ不安”によるDMC ●2重人格者のように見える ●嫉妬は「幸福になるな! 」のサイン ●子どもの反抗こそチャンス ●脱DMCをする方法(真実を知る) ●感謝日記と謝罪日記 ●長い長い夢を見ているよう
電子あり
40歳からの「太らない食事力」
40歳からの「太らない食事力」
著:宗像 伸子
講談社+α新書
一汁三菜。眠っていた頭と体を覚醒させる朝食の効用!! 「食事日記」で毎日の食生活をチェック!肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧にならない食事法と、知らず知らずに増脂・増量する人のための健康管理の基礎知識!! 「食事力」は、食事を、「ただ食品、料理を口にする」「栄養を体内に収める」という一面でとらえるのではなく、食事のもつ意味、文化性、調理技術についてきちんと考え、そして、何より食事の楽しさを再確認することから始まります。そしてその実践によって、病気にならない体を維持する、また病気になっても、それに打ち勝つだけの対応力を身につけるのです。「食事力」を実践して、一度は生活習慣病にかかりながらも生活を改善させ、今も80代、90代でかくしゃくと生活をされている人たちがいます。(略)本書では、多くのケーススタディを採用し、より身近で具体的な方法を提示するよう心がけてみました。 ●健康な人は14.5パーセント! ●健康も病気も食事がつくる ●あなたの食生活チェック ●何をどれだけ食べたらよいか ●無理はしなくていい ●「食事日記」をつけよう ●減量には1日3食が必要 ●一汁三菜のすすめ ●昼食は定食ものときめる ●塩分セーブでのびる健康寿命
稲作民外交と遊牧民外交
稲作民外交と遊牧民外交
著:杉山 徹宗
講談社+α新書
ジャーナリスト・櫻井よしこ氏絶賛!――「北朝鮮、イラク、中国……機能しない日本外交の現実が、よくわかる本!」 ●日本外交を遡ってみると外交の問題は外務省だけの問題ではなく、実は日本人という民族全体にかかわる問題であることも認識する必要がある。すなわち、大陸諸国が展開する外交と日本人の行う外交は、どうもチグハグなのである。これまでも日本は大陸国家の外交官たちが、なぜ「したたか」なのかを深く追究してこなかった。相手の資質が明確につかめなければ、外交戦略も対応も無理である。本書は、遊牧民の末裔である欧米、中近東、アフリカ、ロシア、中国、韓国、北朝鮮などの「外交方法」と、日本外交の対応を外交史や民族学などから紐解いて、大陸民族の行っている外交の本質を徹底的に分析し、これからの日本外交や大陸諸国との関係に役立てようとするものである。 ●世界の民族七千の資質は二つ ●大陸民族は遊牧民の末裔 ●人間支配と管理が巧みな遊牧民 ●受容・忍従型の稲作民 ●日本外交と遊牧民外交の特徴 ●均一化された社会と地理的事情 ●中国、韓国、北朝鮮の異常 ●諜報と工作は常識 ●歪曲したままの歴史 ●世界から戦争はなくならない
電子あり
母子密着と育児障害
母子密着と育児障害
著:田中 喜美子
講談社+α新書
子供の心がわかる本 手をかけすぎの育児常識が子どもの「生きる力」を奪う!! 子どもたちはどこか病んでいる。しかし、それを克服する素晴らしさをもっている。 河合隼雄 20世紀の後半から21世紀初頭にいたるいまほど、日本の女性が子育てにのめりこみ、子どもに密着して暮らしている時代は、ない。これまで日本人は、「貧しさ」と「母子分離」のなかで子どもをどう育てるべきかというノウハウは知っていた。ところが「豊かさ」と「母子密着」のなかで子育てがどうあるべきかということについては、ほとんど何ひとつ知らないといってよい。日本の子どもたちの問題はさまざまあるが、なかで最大のものは「やる気」の欠如であって、(中略)若者たちの「生きる力」の衰弱の直接の、そして最大の原因は、乳幼児期から子どもに密着し、子どもを生きがいとしている母親の子育てにある。 ●第一子誕生後の夫婦関係 ●「スキンシップ礼賛(らいさん)」の罠 ●添い寝が子育てをつらくする ●「叱らない育児」の末に…… ●「二人目は産む気になれません」 ●「無私の愛」という名の支配 ●「母親向き」の女性は3割足らず ●「夫の支え」が最も大事な数年間 ●横行する「隠された暴力」 ●子どもにのしかかる「働かない母」
悪の三国志
悪の三国志
著:茅沢 勤
講談社+α新書
知られざる歴史秘話! 三巨頭の謀議の全貌!!――東アジア「最後の火薬庫」北朝鮮。その卑劣なまでの両天秤外交の起因となった朝鮮戦争の「真実」を旧ソ連、中国の極秘資料をもとに炙り出す。ソ連、中国、北朝鮮の野望史!! ●朝鮮戦争の休戦から50年以上経ったいまも、韓国には国連軍として米軍が駐留し、北朝鮮と対峙(たいじ)。南北朝鮮両国間の対立状態、“戦闘状態”は続いており、依然として、朝鮮半島における冷戦の構図は基本的に変わっていない。それどころか、これまでも北朝鮮が挑発的な言動を弄(ろう)し、一触即発の危機は消えていない。いま、再び北朝鮮の動きをめぐって、朝鮮半島を含む北東アジア情勢は危機的な雰囲気が高まっている……その構図を作り上げたもともとの原因は、朝鮮戦争によって形成されたといってよい。いま、その危機的な状況を作り出した朝鮮戦争勃発当時に立ち返って、当時の状況を分析してみる必要があるのではないか。 ●封印された奇襲攻撃 ●旦那と男めかけ ●追い詰められたスターリン ●社会主義失格の世襲国家 ●マーガリン共産主義者 ●回避された「日本占領」 ●弄(もてあそ)ばれる中国 ●幻の「金日成亡命計画」 ●生贄にされた毛沢東と金日成 ●独り歩きできない北朝鮮
電子あり
相撲部屋24時 おかみさん奮戦記
相撲部屋24時 おかみさん奮戦記
著:中澤 嗣子
講談社+α新書
新弟子教育の葛藤から、関取誕生の喜びまで!! 関取になれるのは100人に8人の割合!現在の相撲界で、稽古の厳しさでは5本の指に入るといわれる中村部屋の力士たちと親方が、出世を目ざし心を1つにして努力!! 時代の移り変わりの中で、師匠を中心とした相撲部屋では、力士の養成がどのように行われており、また、どのように養成していくべきなのでしょうか。それを指導する側からではなく、力士自身の意見を聞くことによって、古いものの中に残された相撲という日本文化を浮き彫りにし、それを評価し、今後の課題を探ってみたいと思いました。師匠の方針は、できるだけ中学卒業の新弟子をとって、心身ともに柔軟な時期から相撲部屋で生活させ、時間をかけて親方が理想とするよい力士に育てたい、というものでした。わずか15歳で、自分の人生に対して自らが決断を下し、カバン1つで入門してくる新弟子の気持ちは、非常に重く、何ものにも代えがたいものです。 ●中村部屋で「使者を待つ」朝 ●相撲教習所仲間が生涯の友に ●チャンコ番の仕事は主婦以上 ●中村部屋の稽古スケジュール ●出世のスピードと力士の給与 ●親方と力士にインタビュー ●体罰は理由によって、ありうる? ●横綱の品格とは、何? ●「形」の模倣から「型」を習得 ●相撲部屋ならではの心の教育
1日5分「簡単ヨーガ」健康法
1日5分「簡単ヨーガ」健康法
著:番場 裕之
講談社+α新書
動かすだけで、体に自然と力がみなぎり、元気になる!! 1日5分、1週間でマスターできるように、「息の出し入れ」「体の動き」「気の流れ」の3大要素を、徹底図解。読んでいくだけでも、ヨーガの効果が体得できてくる! 私の師匠が長年提唱し続けてきたヨーガは、インドの伝統にのっとったうえで、体位法などの形のみに偏らない、呼吸を大切にして「気の流れ」のあるヨーガでした。しかもそのエッセンス的ヨーガの中に、伝統的に重要な行法をすべて濃縮した、極めて濃度の濃いものなのです。本書で説くヨーガも、難解な体位などの実修は含まれていません。「ヨーガ独得の呼吸法の解説」と、それを通して得られる「生命エネルギー、気の獲得」そしてなによりも、こうした要素を簡単に「1日5分、2種類の実修から」始められることが、大きな特徴となっています。 ●4つの呼吸 ●1日目 胸を開いて ●2日目 足腰を軽快に ●3日目 身体の前後両面と手指 ●4日目 背骨にいきいきと ●5日目 胸と脇を開き ●6日目 上体を反らせる ●7日目 1週間の疲れを癒し ●オーダーメイド・ヨーガ ●症状別のヨーガ
ドック・検診でわかる病気わからない病気
ドック・検診でわかる病気わからない病気
著:岡田 正彦
講談社+α新書
無駄な検査、有害な治療が多い!検査、医療はここまで進化!! 脈や血圧は自分で測る、血液検査の数値の読み方、自覚症状からわかる病気など、医者まかせにせず、自分の健康の守り方。悪玉コレステロールの検査法を開発した第一人者の最新情報!! 本書は、現代医療を賢く利用し、自分の健康を自分で守る知恵をまとめた。たとえば最近の研究で、無駄な検査、有害な治療が意外に多いことがわかってきた。そこで問題になるのは、検査データの判定に用いる正常値だ。世の中には根拠に乏しいものも多いが、本書に記した正常値は、過剰な医療を避けることができ、かつ重大な病気を見落とさないよう吟味したものである。とくにホットなテーマについては、詳しい解説を加えている。たとえば悪玉コレステロールという言葉が急に有名になった。本文中にも何回か出てくるが、その検査法は、著者が世界に先駆けて開発したものである。この方法の登場によって、いらなくなってしまった検査もいくつかある。どの情報も、これまでの書物とは一味違ったものとなっている。 ●血圧は自分で測るほうがいい ●疑問の多いガン検診 ●脳ドックは受けないほうがいい ●血液検査はこう読む ●心臓と肺の病気は予防できる ●超音波検査は安全なのか ●結石と骨折、予防と対策 ●こんな自覚症状があったら ●健康な物忘れ・病的な物忘れ ●一目でわかる正常値一覧
道交法の謎
道交法の謎
著:高山 俊吉
講談社+α新書
不合理、不公平がまかり通る!!これでいいのか!? 実態にそぐわない規制、不意打ちの取り締まり、裁判抜きの処分!!その結果、国民の大半を“犯罪者”にしてしまう法律・道交法。誰も知らないその謎をNo.1交通弁護士が明かす!! 道交法をきちんと守っている人はほとんどいません。それは「国民のほとんどが犯罪者」となっていることを意味します。多くの人は知らないと思いますが、「赤切符」を切られた人は、警察の記録上では「前科」としてカウントされているのです。「前科3犯」というと、凶悪な人物を想像しますが、調べてみると全部スピード違反だったりすることがあり得るわけです。近代的な法治国家であり、最近までは治安のよさを海外に誇っていた日本とその国民が、こと道交法についてはまるで「犯罪者国家」の様相を呈しているのです。これが謎でなくて何でしょうか。それに加えて、公正でないように見える違反取り締まり、守れるはずがないと思える規制。道交法は謎だらけの法律なのです。そして最近、その謎はさらに深まろうとしています。 ●「道交法」は謎だらけ! ●巧妙になる一方の取り締まり ●警察の反則金収入は年間800億円 ●「危険運転致死傷罪」はザル法 ●駐禁取り締まり民間委託を疑え ●Nシステムは「警察国家」への道 ●意外に多かった「不起訴処分」 ●なぜ安全な道で取り締まるのか ●供述調書にウソを書かせるな! ●飲酒運転の本質を警察は知らない
50名山の歩き方 名景の撮り方
50名山の歩き方 名景の撮り方
著:高野 多喜男
講談社+α新書
山岳写真の絶景ポイントと最善コースをガイド!! 御来光、雷鳥、お花畑、ピークなど、撮影に最適の季節や時間、三脚を立てる位置、カメラ、フィルムの選択まで解説。初心者からベテランにも役立つガイドブック!! 写真撮影に関しては、涸沢岳(3110m)は奥穂高以上に価値ある撮影地といえる。ジャンダルムを写すにも角度がよく、穂高の全体も画面におさまる。北穂高が眼前に迫り、登山者の姿も確認でき、槍ヶ岳も一緒に写せる。山頂より西のピークに移動すると、滝谷が眼下に見えるし、笠ヶ岳の形がよい。「穂高岳山荘」からの登山路は危険個所もなく、南むき稜線で日当たりがよいので、春の雪どけもほかより早い。穂高主稜線には適当な間隔でピークが連なっているため、撮影レンズは標準系1本でも間に合わせられるほどで、長焦点と広角があれば十分だ。三脚を持参せず、低速シャッターで写す場合のカメラブレを防ぐには、岩の上にザックやタオルを置いてカメラをすえ、水平を保ちながら慎重にシャッターを押す。 ●峡谷の撮影は上流にむかって撮る ●残雪期に写したい五龍の大岩壁 ●スイス庭園を通りギリシャ庭園へ ●撮影山行には笠新道を下降路に ●ジャンダルムは夕日が似合う ●富士山と北岳が並んで写せる ●南アルプス1番のお花畑に遊ぶ ●中央・北アルプス全体が写せる ●雲海に浮かぶ月山と鳥海山 ●花を撮るためのカメラ機材の準備
同時通訳おもしろ話
同時通訳おもしろ話
著:西山 千,著:松本 道弘
講談社+α新書
英語名人にして日本語名人が明かす同時通訳秘話!! アポロ宇宙船の月着陸実況中継の神業的同時通訳で一世を風靡した“名人”西山千が語る、とびっきりおもしろエピソード。92歳にして、お手本的発音の英語対談CD付き!! NHKのアポロ30周年の公開録画で、アームストロング船長が、月に降りたったとき言った言葉が話題になりました。(昼の同時通訳のとき)彼がThat’s one small step for man.と言っちゃった。不定冠詞の「a」を言わなかった。だから私が「人類にとって小さな一歩です」と通訳しちゃったんです。その夜7時のニュースのときは、テレックスでヒューストンから全文が来てわかりました。やはり不定冠詞が入っていない。a manでなく、manと言っている。夕方のニュースのときは「一人の男には小さな一歩、人類にとっては巨大な飛躍です」と正しく通訳したんです。けれども、昼間の通訳がテープにずーっと残っている。NHKホールびっしり満員の中で、アポロの画面が出てね、私の大きな声で「きわめて小さな一歩で……」と失敗を再現されてしまいました。 ●有名人のうっかり英語 ●アームストロングの小さな一歩 ●井深さんのゆで卵 ●ライシャワー大使の歴史授業 ●佐藤栄作総理の「善処」 ●コンラッドの「どっこいしょ」 ●女王陛下も間違う ●2つの祖国 ●命がけのリスニング ●西山名人の日本語勉強法
合う入れ歯 ダメな入れ歯
合う入れ歯 ダメな入れ歯
著:林 裕之,著:林 晋哉
講談社+α新書
歯医者自身が選択している最高の入れ歯と治療法!! 歯の寿命は約50年。誰もがいずれ「入れ歯」の世話になる。ハイリスクの「ブリッジ」「インプラント」に頼らずに、噛める、話せる「使える入れ歯」を獲得する方法とは! 歯は50歳頃を境に衰える速度が増し、抜け落ちる時間の間隔が狭まります。これが平均的な姿で自然な流れであり、抗うことはできません。長生きすればするほど、歯の本数は減ってゆくものなのです。もちろん個人差があり、誰もが同じ経緯をたどるわけではありませんので、比較的若いうちに入れ歯になる人と、そうでない人とに大別されます。私たちは「自分の受けたい歯科治療」を追求した結果、自分たち自身が前者のタイプであることを自覚し、受け入れていますので、適切な入れ歯を使用して、咀嚼機能を維持安定させることが全身の老化を緩やかにする第一歩であると認識しています。リスクの増すインプラントなどの治療にすがるより、安全な入れ歯を利用して、バランス良く噛める健康な生活を送る。これが私たちの提案する歯科治療なのです。 ●あなたもいつか歯を失う ●入れ歯の不良品が多すぎる ●合わない入れ歯が歯茎を傷める ●ブリッジも抜けることがある ●ブラブラになったインプラント ●「一生持ちます」は明らかな嘘 ●継ぎ足していく、という発想 ●入れ歯に「一生モノ」はない ●総入れ歯は「究極の治療」だ ●入れ歯安定剤の怖さを知る
偽造・贋作・ニセ札と闇経済
偽造・贋作・ニセ札と闇経済
著:門倉 貴史
講談社+α新書
増え続ける「ニセモノ」から裏経済の「しくみ」がみえる!! ニセモノ商品として、摘発された商品だけで年99万点!ネット流通によって増え続けるニセモノ。裏経済は表経済に、どんなダメージを与えているのか!! なんらかのかたちで「ニセモノ」の被害に遭ったという経験を持つ人は、国民の大多数に上るのではないか。「ニセモノ」の被害に遭っているのは、消費者だけではない。創意工夫によりオリジナルのブランド品を作っている企業にとっても被害は深刻だ。「ニセモノ」が出回ることで、莫大な宣伝費と長い年月をかけて築き上げてきたブランド・イメージ、商品への信頼にも傷がついてしまう。そのいっぽう、安価なコストで大量の「ニセモノ」を製作・販売している業者は人知れず不当な利益をむさぼっている。このような現実を目の当たりにして、筆者は、経済学の分析手法を使って「ニセモノ」を分析することで、これまでは見えてこなかった「ニセモノ」経済のしくみを浮き彫りにする。 ●「ニセモノ」と「盗作」の違い ●ニセモノは経済にマイナス ●なぜニセモノが氾濫するのか ●技術がニセモノの氾濫を招いた ●有名ブランドのニセモノ ●6枚のニセ「モナ・リザ」 ●西洋美術館もだまされたルグロ ●究極のニセモノ・ニセ札 ●ニセ札がよぶハイパー・インフレ ●中国は世界のニセモノ工場
スーパー免疫力
スーパー免疫力
著:星野 泰三
講談社+α新書
薬より効く!若返る!治る!驚異の免疫力をつける方法!! 食事法、サプリメント、入浴法、ツボ刺激、ハーブティー、アロマテラピー……。免疫治療の第一人者が臨床で実践!とことん免疫力を強くする、ちょっとした生活の工夫!! 最終的に私たちの身体を守ってくれるのは、私たち自身の免疫力なのです。病気はほとんど、免疫力のバランスの乱れが原因します。たとえば、風邪をはじめ、肝臓や腎臓などの慢性的疾患、現代人に多い各種アレルギー、果ては不眠まで、すべては免疫力に関係しているのです。では、「スーパー免疫力」を手に入れるには、いったい何をすればいいのか。それは特別に難しいことではありません。ちょっとした生活の工夫、たとえば食事法、運動法、入浴法、ツボ刺激など、身体と心へ働きかけるちょっとした生活術こそが大切なのです。この本では、そんな生活術を紹介します。どの方法も、私のクリニックで免疫治療をしている患者さんにアドバイスしていることばかりです。 ●ストレスが免疫力を下げる ●冷えや噛み合わせの悪さも問題 ●高速の乗り物は免疫力を下げる ●身体の脂肪が免疫環境を破壊する ●なるべく油を熱しない ●飲むなら日本酒を熱燗で ●免疫力アップの「スーパースパ」 ●ツボ刺激で免疫力が高まる ●ハーブやスパイスが効く ●免疫力がないと最新医療も効かぬ
実践・50歳からの少食長寿法
実践・50歳からの少食長寿法
著:幕内 秀夫
講談社+α新書
朝食革命で体重10キロ自然減!カラダを治す5つのルール!! 50代から、量を減らして質を高めれば歪んだカラダもすべて治る。朝食断食、一日一食法から食材、水、調味料の選び方まで、食卓を「宝食」に変える知恵と工夫!! 貧困から脱却していろいろなものを食べられるようになった「豊食」くらいで止めればよかったはずです。ところが金にあかせて食を粗末にする「飽食」が当たり前となってしまったのです。しかもそれだけでは済みませんでした。バブル期を迎えた日本人は、1人当たりの残飯量はアメリカを抜いて世界一ともいわれながら、中身を吟味しない「泡食」に突き進みました。一方で「粗食」を放棄したために体調を崩してしまい、いわば「崩食」と呼ばれる食生活を送るようになりました。さらには、無意味な健康情報に惑わされふり回される「呆食」の時代を迎えています。こうした愚かなホウショクを、真にぜいたくな「宝食」に変える。これこそが、天命を待つ50代にふさわしい食生活なのではないでしょうか。 ●みそ汁を飲むとがんは防げる? ●更年期障害になる人、ならない人 ●長寿日本一、岐阜県和良村の秘密 ●4ヵ月で7キロ減の4つの方法 ●朝食断食・一日一食のどちらかで ●沖縄長寿神話の崩壊 ●歩いて旅して3000キロ ●自己防衛の「食の10ヵ条」 ●フードマイレージという考え方 ●命を与える偉大な発酵食
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監視カメラ社会
監視カメラ社会
著:江下 雅之
講談社+α新書
あなたの日常は24時間、撮られ、記録されている!! 銀行、コンビニ、エレベータ、駅、道路……。街はカメラであふれている。国家レベルで構成されている監視システムの全貌を解説!そのなかで個人はどう対処すべきか! 監視カメラに映っていた画像が、凶悪事件の決定的な証拠となることも多く、犯罪の抑止に役立っている。こうした現実を突きつけられると、安全のためなら仕方がない、と考えてしまう。間違いなくいえることは、国家が運営する監視システムは、着実に成果をあげているという点だ。公共の利益に対して個人の権利がある程度制限されるという認識は常識といっていい。そのうえ、治安面で監視システムが成果をあげる現実を突きつけられれば、その必要性を否定するのは難しい。他方、プライバシーの侵害といっても、それが具体的な被害となってあらわれないかぎり、我々にはなかなか実感できず、監視側の既成事実の積み重ねを許してしまう。この点にこそ、監視システムを批判することの難しさがあるように思う。 ●流通する盗撮ビデオ ●警察の盗撮 ●予測を超えたメディア社会 ●監視がもたらす安全と恐怖 ●エシュロンの威力と限界 ●監視システムに参加する日本 ●標的となる民間人 ●検閲される社内メール ●日常空間を監視するDIVA ●こんな時代にどう暮らすか
実践「免疫革命」爪もみ療法
実践「免疫革命」爪もみ療法
著:福田 稔
講談社+α新書
もむだけで治る 驚異の免疫療法!! 「福田=安保理論」実践の書!! 新潟に帰った私は、自律神経の動きを調べ、まずはアトピーやリウマチに悩まされている知人、友人数名を対象におそるおそる治療を始めたのである。治療というと何やら、大仰に聞こえるかもしれないが何のことはない。注射針を用いて頭や背中、それに手足の指の爪の生え際など自律神経のツボをチクチクと刺激するだけのことである。 するとどうだろう。それまで何年、病院に通っても効果らしい効果が現れなかった彼らの症状が、この簡単な治療をほんの数回、施すだけで、ほとんど1人の例外もなく目に見えて好転し始めたのである。「ほんとに効くんだ」――予想を上回る効果に患者も驚き、私自身も驚いた。 ――「まえがき」より ●奇跡の自律神経療法 ●働きすぎるとがんになる ●がんが跡形もなく消えた ●免疫を高めればアトピーも治る ●ステロイドを使わなければ治る ●リウマチなど膠原病にも効果が ●深夜勤務でリンパ球が激減する ●病気は自律神経の異常サイン ●「リンパ球人間」と「顆粒球人間」 ●両手足の爪の生え際を刺激する
強すぎた名馬たち
強すぎた名馬たち
著:渡辺 敬一郎
講談社+α新書
強さは罪か。強さに人が乱れる!馬主、厩舎、騎手が明かす真相!! 速くて強いがゆえに期待され才能をつぶされる。関係者だけが知る真実とは。トキノミノルからサイレンススズカまで、遺伝子を残さず逝った伝説の名馬が、今ここに蘇る!! なにが歴史的名馬か、これは常に競馬界のテーマである。たぶんシンザン、シンボリルドルフ、ナリタブライアンなどの三冠馬を中心とした、いわゆる名馬になるのだろう。しかし、いま一度競馬の歴史を考えると、“スピード”という大きな潮流があることに気がつく。(中略)といった観点に立てば、それはサイレンススズカであり、ハマノパレードであり、トキノミノルである。事実トキノミノルは、明らかにスピードでシンザンをしのぎ、サイレンススズカの才能はシンボリルドルフに勝るものだった。それにもかかわらず、これらの馬は歴史的名馬にはなりえなかった。短い栄光の直後に世を去ったからである。したがって遺伝子を残さず、歴史もつくれない。その速さ、強さは語り草だが、やがてその名は、時代とともに忘れ去られていくのだろう。 ●スピードの化身、神の嫉妬か ●逃げ切りとは無敵の独走なり ●自力勝負で勝つ能力はある ●小柄な体に宿る強靱な競争生命 ●ダービーを勝つために生まれた ●巨体の「不沈艦」最後の真実 ●スピードも能力も半端じゃない ●天才と狂気が同居した強烈な個性 ●人に翻弄され才能を滅ぼす ●鬼神も避けよ、怒濤の追い込み