講談社+α新書作品一覧

サムライたちのプロ野球―すぐに面白くなる7つの条件
講談社+α新書
実名・実話で「野球界」のタブーを破る野球論!!
ナベツネ、広岡、コミッショナー、そして長嶋も斬る!!
「野球を知らない奴ら」からプロ野球を取り戻せ!!
大リーグより面白い「最強のプロ野球」はすぐに甦る!!
●ドジャース戦法の悲劇
●博多の夜のアポ取りに盗塁
●「長嶋式お手討ち」の実態
●パで残るのはダイエーだけ
●オリンピックに巨人軍参加の裏で
●日本進出を狙う大リーグの球団
●米コミッショナーが上原を調査
●月を使ったブロックサイン
●守備位置順に打たせた投手とは
●松井を恐れた長嶋
本来、日本の野球は野性味溢れる独特の活気に満ちていた。現在のアメリカ大リーグにも負けないほど個性溢れた選手が、右に左に走り回ってボールを追い、独特の打法を駆使してホームランをかっ飛ばしていた。
いや、なにも過去形にすることはない。いまだって、立派に大リーグに通用する選手がいるのと同じように、ほんのちょっとやり方を変えるだけで面白くなるプロ野球が、この東洋の島国にはしっかりと根づいているのである。
この本では、大リーグに決して引けを取らない日本のプロ野球の魅力、その楽しみ方をファンの諸氏に伝授するとともに、明日からでもすぐに変えられるプロ野球への提言を盛り込んだ。
いかにすれば大リーグにのみ込まれないですむか、それはただ運営のしかたいかんにかかっているのである。

娘は男親のどこを見ているか
講談社+α新書
娘の男運は父親次第だった!
娘の幸福の道へのヒント!!
なぜ娘は父を避けるのか?
なぜ恋愛や結婚がうまくいかないのか?
すべてのカギを握る男親の「父」としての能力!
お父さん、あなたは娘の「王子様」になれますか!?
●父と娘の不思議な関係
●お父さん、私の「騎士」になって
●女親はライバル!
●娘は父親にどうあってほしいか
●娘がもっともショックなこと
●性を超えた聖なる愛とは
●父親不信の女性が早い性体験を
●男性を宿命から解放する女性
●夫婦愛再生プログラム
●互いを親から解放できる夫婦
「娘のサイン」は、父親にとっての勲章なのです。自慢していい勲章です。
なぜなら、娘を愛して愛して愛し尽くしたからこそ、その信頼の証として娘が発行する「父親認定証」だからです。そして、1人の男性として、いえ、1人の人間としての立派さの証でもあるからです。
人は、どんな立派な大学を出て、どんな立派な職業に就いていても、娘から尊敬されるとは限りません。男性の智恵と勇気と愛こそ、女性を安心させ、リラックスさせる原動力なのです。
智恵と勇気は、知識の量や学歴とは無関係です。ですから、娘がお父さんのことが好き、というのは、自分を愛してくれたからということのほかに、人間として立派である、という意味も含まれるのです。

誰も知らなかった賢い国カナダ
講談社+α新書
超大国アメリカの陰に隠れて、カナダとアメリカの違いを説明できない人も多いことであろう。たしかに、両国とも主要言語が英語であったり、政治経済的には自由民主主義、資本主義であり、共通点は多い。しかし、カナダは米国とは別のアイデンティティを模索・樹立し、米国の「言いなり」にならない国だ。日本が、アメリカとは異なるカナダから学べる政策や教訓のようなものは、あまりにも多い。
米国の言いなりにならない知られざる「豊かな大国」!!
経済的規模は東京都レベルで対米貿易が8割。
しかし、対米従属ではない自主外交。政治、教育、医療……。
アメリカ属国・日本の手本はカナダにあった!
●カナダと日本の重要な関係
●少なすぎるカナダ情報
●行財政改革も大成功
●経済の泣き所=高い失業率
●自立の安全を誇るカナダ
●頭脳流出とカナダの「選択」
●「首相」が11人いる
●首相に集中する政治権限
●カナダ国王はエリザベス女王
●ケベック独立問題=分裂するか
超大国アメリカの陰に隠れて、カナダとアメリカの違いを説明できない人も多いことであろう。ふつうの日本人にとって、カナダとアメリカはほぼ同じようにみえるかもしれない。
日本人は、カナダ人というと、『赤毛のアン』くらしか知らないのがふつうだ。いや、「アン・シャーリー」さえ、アメリカ人と信じ込んでいる日本人も多いだろう。たしかに、両国とも主要言語が英語であったり、政治経済的には自由民主主義、資本主義であり、共通点は多い。しかし、カナダは米国とは別のアイデンティティを模索・樹立し、米国の「言いなり」にならない国だ。
日本が、アメリカとは異なるカナダから学べる政策や教訓のようなものは、あまりにも多い。

消えた街道・鉄道を歩く地図の旅
講談社+α新書
地図を読み、旅を創る!奥深い「地図の旅」!!
地形図片手に、道歩きそのものを楽しむ旅がある。
歩くのは廃線の鉄道跡、山中の古道、変哲もない路地。
旅行書には載らない、ちょっと冒険的で風情豊かな旅の案内。
●地形図を手に気ままな旅に出る
●か細く険しい暗越(くらがりごえ)・奈良街道
●熊野古道(くまのこどう)伊勢路・馬越峠(まごせとうげ)越え
●本州最北の廃鉄路。下北(しもきた)鉄道線
●東大雪(ひがしだいせつ)のふところ・士幌(しほろ)線跡
●古代官道名残の道・長尾街道
●閑静な家並みを貫く旧山陽道
●人吉(ひとよし)・えびのの紆余曲折の峠道
●中綱湖(なかつなこ)・青木湖間の塩の道
●小繋(こつなぎ)・御堂(みどう)間の旧奥州街道
「地図の旅」とは、(1)大勢の人が集まる盛り場・祭りの場、団体ツアーのバスが押し寄せるところ、ガイドブックに載っている名所、などは極力避け、(2)都市よりも、自然に心ゆくまでひたることのできる場所を志向し、(3)地形図で自分にとって魅力的で味わい深そうなところを探し出し、地形図を持ってそこへ行き、(4)現地では少なくとも数キロ、長ければ十数キロを足で歩き、(5)大勢ではなく1人で、または高々数人の志向を同じくする人たちだけで行き、(6)数人で行くさいにも、誰かが乗車券・宿泊などの世話をすることも、現地でガイドすることも一切せず、てんで勝手なスケジュールで現地へ行き、現地でもてんでに見たいものを見、てんでに発見し、それぞれのペースで、それぞれの興味に従って、自由に歩く、という旅です。

賢い医者のかかり方
講談社+α新書
明日の健康&フトコロに自信がありますか?
病気を正しく治すためには医者任せではダメ!
医療機関の選び方は? トクする薬の選び方は?
予防のために今できることは? 治療費のカラクリ満載!!
●日本の医療は悪くない?
●「薬漬け医療」といわれるが
●ジェネリック医薬品とは何?
●病院ごとに初診料が違う不思議
●真のセカンド・オピニオンとは?
●医師の技術をどう評価するか?
●病院によって治療費が違う!
●どんな病気が高くつく?
●どんどんふくらむ予防の費用
●自分の健康は自分で守る
「医療にかかる費用が高い」と、最近よくいわれるようになった。ここでいう「費用が高い」というのには2つの意味がある。ひとつは国全体の国民医療費が高い、ということで、もうひとつは自分の払う医療費が高い、ということだ。しかし、一般にはこの2つが一緒になって、あちらこちらで「医療費(用)が高い」との言葉が聞かれるようになった。しかし、本当に日本の医療費は高いのだろうか。後者の意味、つまり、我々の払う医療費が高いのかどうかということは、本書のテーマなので、みなさんと順に考えていくことにして、まず、国民医療費そのものが高いのかを考えてみよう。

ここまで「痛み」はとれる―ペインクリニックの最新医学
講談社+α新書
頭痛、腰痛、五十肩、がん、すべての痛みよ、サヨウナラ!!
麻酔専門医で、ペインクリニック認定医でもある著者が「痛み」の治療法を症例別に一挙紹介。鎮痛薬からモルヒネなどの麻薬まで、使われ方と副作用がわかる一冊。
●痛みに強い人・弱い人
●麻酔医と麻酔科医
●ペインクリニックと神経ブロック
●安全な頭痛・危険な頭痛
●腰痛の治療法
●術後の痛みはコントロールできる
●ストレスと痛み
●モルヒネ内服薬の副作用
●モルヒネの誤解をとく
●がんの痛みの治療 Q&A
痛みは脳で感じているが、脳は数多くの情報のうち、1000万分の1程度の、生命活動に重要なものを最優先で処理している。女性の約95%、男性の約90%が、なんらかの頭痛を経験している。現在、慢性頭痛患者は約3000万人いると推定され、その9割は医者にはかからず、市販薬での治療や、何もしないで我慢しているのが実情でる。また、人類が2本足歩行になり、私たちは、腰痛という病気から逃れられない宿命を負ったといえる。本書では誰もが経験する頭痛、現代病の代表でもある腰痛、五十肩や痛風、そしてがんの痛みなどについて解説し、薬物療法と、ペインクリニックの最新医学から、その治療法を紹介している。それが、痛みで苦しんでいる人や、今後、突然の痛みにおそわれた場合に、少しでも役立てられればと願っている。

日本語のうまい人は英語もうまい
講談社+α新書
TOEICと日本語能力テストの得点は比例する!!
英会話上達のポイントは文法でも構文でもなくキーワード。
舌がからまりそうな発音に四苦八苦するより、日本語で得意分野を強化して、コミュニケーションの達人に!!
●「キーワード式会話術」とは
●日本語能力とTOEICの関係
●実用英検1級の無残
●構文ではなく「キーワード」
●国語と外国語で違う文法の重要性
●TOEIC高得点者の構文
●日本語が下手な帰国子女の英語は
●日本文化に自信がある人の英語は
●中高年の話がわかりやすい理由
言葉は意志疎通の手段であるが、単位時間当たりの言葉の数が問題になるわけではない。むしろ、文脈と、その文脈を構成するキーワードを的確に選ぶ能力が問題になる。これは言語の種類とは、本質的に無関係である。
こんなことからも、「日本語のうまい人は英語もうまい」ということがわかる。これらの実験を通じて、日本語の確かな人が精進すれば、TOEICで高得点を望むことができる、との確信を持っている。母国語は慣れの問題ではないが、外国語は慣れの要素が大きいからである。

図解で考える40歳からのライフデザイン
講談社+α新書
会社一途でなく、好きなことでプロになる!!
人生50年から人生80年への転換の時、本業以外にもう1つ自分のテーマをライフデザインしよう。日航ビジネスマンから大学教授に転身した「凡人」の著者の人生後半30年計画!!
●やりたいことをやる
●後世に名を残す
●悟りを得る
●人生80年への組み直し
●著名人のライフプランを参考に
●三割打者を目指す
●凡人が仕事に成功する知恵
●本業以外に得意を持つ
●図解コミュニケーションを発見
●毎日の生活リズムを快適にする
昔の人は時間が短かったから、1つのことしかやれなかった。したがって1つのことに打ち込むのがよしとされた。しかし、これからは単一のことばかりやる生き方では危険です。もし時代が変ったら、新しい技術が登場したら、職場が変ったら、勤めていた会社が倒産したら、1本足で立っていたら、おしまいになります。ですから人生80年の時代は、長くなった分だけ問題や苦労も多くなり、危機管理が必要です。どっちに転んでもよい、2本足、3本足で立てる人生に組み替えなければなりません。
とりあえずは、1本足でいくけれども、並行して2本目の足を育てておく。定年になってからあわてて2本目を育てようとしても、間に合わないのです。

塀の内外 喰いしんぼ右往左往
講談社+α新書
健康はどうでもいい。「旨いもの」が喰べたい!!
刑務所のメシから世界中の有名無名レストランまで喰べ尽くし、「喰い意地が張っている」と自称する著者が、旨い店に感動し、まずい店に怒る!!
●脂がなくて旨いものか
●匂いこそ旨み
●塀の中の悲しい喰べもの
●あっちの塀の中
●魚と肴
●味なレストラン
●旨いもの屋に足が向く
●こんな店、つぶれてしまえ
●鍋、なべ、そして鍋
●旨いものにはわけがある
65歳という隠れもない爺様となった僕に、若い頃と同じかそれ以上に出来ること楽しめることは、書くことと、喋ること、それに喰べることの3つだけです。
書くことと、それに最近はちょっと舌足らずになってしまった喋ることは、暮らしを立てている仕事ですから、一生懸命努力してやっていますが、喰べることは何の苦労もありません。極く自然に、喰いしんぼがやっていられるのです。
この歳になって何でも旨いものは素材と、それに加えて料理するほうの心だ……ということを つくづく思い知りました。作る人の喰べる人への愛が籠もっていなければ、それは画竜点睛を欠きます。心の籠もっていない、愛の感じられない喰べものを喰べるのは苦痛で不快です。

ユダヤ人 復讐の行動原理
講談社+α新書
ユダヤ人の「受難と報復」は「選ばれた民」の思想にある!!
1967年の第三次中東戦争以後、エルサレム全都を支配下に置いたイスラエルの権利とは何か。
聖書の時代に「選民」の思想と「聖戦」の行動の歴史をたどる!
●ヨシュアの聖なる絶滅戦争
●神のためには許される殺戮
●ヤコブー族が復讐の大虐殺
●ソドミーとホロコースト
●人間を食人鬼に堕とす神の呪い
●イスラエル同族間の争い
●不倶戴天の異国人王妃と予言者
●ユダヤ人絶滅の企てとその報復
●反ヘレニズム闘士に残忍な弾圧
●イスラエル建国の権利とは何か
聖書のイスラエルの民は、紀元前六世紀、長年のバビロニア捕囚から父祖の地パレスチナに帰還した後、父祖たちの唯一の神を奉じるユダヤ人の宗教共同体として自覚を新たにした。このユダヤ人の子孫がふたたび亡国の民となり、中世、近世、現代と、苛酷な運命に翻弄された果てに、ついに自らの国家として回復したのが現在のイスラエルである。
彼ら、ユダヤ人の歴史という場合、起源は聖書の時代にさかのぼる。むろん、聖書は史実の忠実な記録ではない。伝承された神話や説話の要素をかなりふくんでいる。一方、聖書の中には、歴史を叙述した書がいくつもある。その歴史は、神が人間――とくに選ばれたイスラエルの民に対し、何をし、どう関わってきたかをたどり、これを伝える。本書が扱う歴史は、主としてこの聖書の記述が内容である。

究極のヨーグルト健康法
講談社+α新書
老化する腸を若返らせる乳酸菌の脅威の真実!!
腸内細菌の働きを初めて科学的に分析・検証した世界的研究者が明かす乳酸菌の秘密。
「万病の元は腸内細菌にあった」。
病気の症状別に機能性乳酸菌の効果的な利用法も公開!!
●老化する腸年齢
●増える便秘の危険性
●腸年齢チェック
●腸内細菌叢の全容がわかった
●寿命をコントロールする腸内細菌
●注目される新しい乳酸菌の機能
●がんのリスクを低減する
●アレルギー低減効果
●老人性痴呆症を予防する
●機能性ヨーグルトの選び方
私たちの体の中で、いちばん病気の種類が多いのは「大腸」だ。現代人の病気の原因の多くは、腸内環境にある。腸内細菌の種類は500種以上にもなり、そのバランスが崩れると、便秘や感染症、大腸がんや過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎など、さまざまな病気の原因となる。また、痴呆症や生活習慣病とも深い関係をもつ。
腸内細菌の全容がわかったことにより、これまでわからなかった乳酸菌の驚くべき機能も、あきらかにされきた。乳酸菌には、がんのリスクを低減する効果や、胃がんの原因といわれているヘリコバクター・ピロリの活性抑制効果、アレルギーを低減し、免疫活性を活発にする効果、コレステロールや血圧を下げる効果がある。本書では、ほとんどすべての機能性乳酸菌の種類と効果の最新情報を紹介している。

漱石のレシピ
講談社+α新書
胃弱だった漱石が作品にちりばめた食のかくし味!――『吾輩は猫である』の牛鍋屋、『坊っちゃん』で清がくれた金鍔(きんつば)。 作品の中に出てくる洋食と日本の家庭食の意味は? 明治から始まる日本人の激動期を、食文化の視点から考察する!
●『吾輩は猫である』の家庭食
●胃弱な漱石と苦沙彌(くしゃみ)先生
●『坊っちゃん』と天麩羅蕎麦
●博覧会と『虞美人草』
●三四郎が行かなかった食堂車
●明治家庭のカレーレシピ
●本格仏料理店、精養軒
●『明暗』のりんごは何県産か
●サンドイッチとビスケット
●漱石は最期に何を食べたのか
「漱石といえば胃が悪く、酒も弱い。ろくなもの、食べていなかったんじゃないのか?」
そんな疑問を抱かれる向きもあろう。
しかし、漱石だってやはり人間。食べてきたのである。彼が生まれたのは、まさに日本の夜明け。詳しくは本編と年譜を見ていただきたいのだが、江戸から東京に変化し、日本が西洋の料理をどんどん取り入れていく過渡期に彼は生きていた。そして小説のなかに、彼自身がつぎつぎと出合っていったさまざまな食べ物を書き込んでいったのである。
漱石を読むと、新しい食べ物を前にして、ときに驚き、喜び、ときに懐疑的に対峙した明治の日本人がみえてくる。それは、とても新鮮である。

国と会社の格付け 実像と虚像
講談社+α新書
日本を振りまわすムーディーズは何者?
格付けは正確なのか!!
ムーディーズの銀行財務格付けで、日本の銀行の多くは最低の「E」ランク評価。
この評価の基準何か、また格付けの問題点は?
格付け会社を格付けする!!
●高格付けが日本人をくすぐった
●社債の安全神話
●主要格付け会社の紹介
●格付け記号の体系
●格付けの原則
●格付けと会社の価値
●急激な格下げが招く企業の突然死
●格付けの格差はなぜ起きるのか
●日本国債と銀行の格付け
●格付けの評価は適正か
格付けという言葉が一般に知られるようになったのは、日本がバブル経済の頂点にあった1990年頃が最初だと思われます。当時は大手の邦銀には、軒並み才女右京の格付けであるAaaをつけていました。大多数の邦銀は大手の米銀よりはるかに競争力が強かったのです。もちろん、日本の国債の格付けも各社から最上級の評価が与えられていました。しかし、1998年から日本国債の格下げがはじまり、2001年12月のムーディーズによる引き下げでは、とうとうイタリアや、台湾などより低い格付けになってしまいました。
現在の格付けが妥当なものなのかということについては議論がありますが、強いものはますます高く評価されるが、いったん落ち目になれば容赦なく叩かれることは市場経済の宿命なのです。

平成名騎手名勝負
講談社+α新書
騎手は一瞬の判断に賭ける。
騎手自らが語るレース秘話!!
競馬は計算できないから面白い。
最高の大舞台G1レースで、武豊、岡部、四位、藤田らはどう戦ったのか。
関係者が著者だけに語った名勝負の真実!!
●平成競馬のキーワードとは
●なぜ、関西勢が強くなったのか
●不屈のファイティングスピリット
●最初から敵(かな)わないなんて思わない
●「ぼくの馬のほうがずっといい」
●抜け出すチャンスは必ずある
●最後の最後まで気を抜くな
●幸運に後押しされた!
●勝てなくても悲観しない
●名馬は騎手を育てる
名騎手、名勝負といっても、なにをもってそういうのか、実際に測定する客観的な基準はない。またこういうものは、ある熟成の時間を経過したあとに、いわず語らずにファンの間に定まるものだろう。その意味でいえば、まだ熟成前というおそれもないではない。
ここに書いた8つの名勝負は、クラシックレース、G1レースの中から、わたし個人がレースの(前後も)内容を見て、自身の琴線に触れた勝負と騎手を選んだ。しかし、これらは誰が見てもそれなりの輝きがあるレースだと、わたし自身は自負している。
平成年間の中央競馬の最大の特色は、関西の強さである。なぜかはまだ明確には解答は出せない。が、筆者はひそかに思っていることがある。関西の強さは、坂路(はんろ)などの物理的なものよりも、厩舎人の個性的な上昇志向である、と。

アミノ酸で10歳若返る
講談社+α新書
体がどんどん若くなるタンパク質摂取法!!ソバと大豆だけでは長生きできない! 肉、卵の良質タンパク質が生命のカギを握っている。アミノ酸ブーム、間違いだらけの健康情報に躍らされない正しい健康法!

散歩が楽しくなる樹の蘊蓄
講談社+α新書
植物図鑑にはのっていないとっておきの樹木の雑学!!
樹木が発する気を吸うと人は心が癒される!
芽吹き、新緑、花実どき、紅葉と、季節ごとに変化する樹木の名前を覚え、エピソードを知ると、散歩が10倍楽しくなる!!
●鈴懸(すずかけ)の径で知られるプラタナス
●銀座のヤナギ、今いずこ
●被爆をしても芽吹いたクスノキ
●備長炭になるウバメガシ
●森の王として尊ばれるカシワ
●博徒の信仰樹バクチノキ
●合掌づくりを支えるマンサク
●おいしい木の芽を探しに行こう
●もっとも北に咲くサクラ
●この木なんの木、気になる木
カラー図鑑では記載されないようなエピソードの数々、樹木にまつわる物語を紹介した。披露した逸話のひとつふたつを拾い覚えてもらえば、「この樹には、こんなおもしろい由来があった」「この樹には、こんな不思議があった」と親しみもいっそう増すものだ。そしてなにより、樹木を観察しながらの散歩が楽しくなる。樹の名前も覚えやすくなる。身近に見られる樹木名を覚えることは、緑に親しむ第一歩だ。散歩がてら、樹木の名前がひとつでも多く覚えられるように、工夫を試みた。とくに、樹と私たち人間の暮らしのかかわりについては詳述したつもりだ。
日本は樹の国。日常会話の中で樹木の話が話題になることも少なくない。樹木たちに関する蘊蓄のひとつやふたつを披露できれば注目されるはずだ。

なぜ、男は「女はバカ」と思ってしまうのか
講談社+α新書
これでわかった!!モテない秘密。
なぜ、さわってはイケナイのか?なぜ、カワイイものが好きなのか?
どうやって男のウソを見抜くのか?女性も気づかなかった女心の真実。
明日からイヤになるほどモテだす!?
●セクハラで嫌がるのは女性だけ
●女性は喜怒哀楽の感情を記憶
●女性はランキング表を作る
●女性の決意の根拠
●目的があると女性はよく覚える
●愛された女性はカンが働く
●女性には父性愛が重要
●女性はお見合いすると疲れる
●自己受容できない女性は不幸
●女性は幼児期の愛が大事
<問題>カラオケ大会の時、A男さんはB子さんの肩に手をおいたり、B子さんの腕をつかんだりして、恋人きどりで歌いました。でも、B子さんはA男さんのことが嫌いです。次にデュエットする時、C子さんがD男さんの腕をさわったり、ぴったり寄り添ったりして恋人きどりで歌いました。でもD男さんは、C子さんのことを嫌っています。
では、B子さんが感じた不快感の大きさと、D男さんが感じた不快感の大きさは、同じでしょうか、違うでしょうか。
――この答えはあとで述べますが、男女の本質的な違いというのはこういうところに如実に表れます。こういう違いがあるために、男女は協力し合うことはできても、互いに理解し合うことはむずかしいのです。

北京大学超エリートたちの日本論
講談社+α新書
中国が一目置く専門家が明かす中国支配層の本音!!
「倭寇」「日本鬼子(鬼畜日本人)」を中国人は忘れていない。
熱しやすく、冷めにくい中国人の愛国心とは何か。
新しい時代を担うエリートたちの衝撃の本音を公開!!
●歴史の傷跡は今も息づいている
●北京大学と天安門事件
●エリートたちの「歴史認識」
●中国人の愛国心と民族性
●日本軍による北京大学受難史
●反日感情を育てる教育システム
●北京大生は日本人をこうみている
●中国人の思考法を理解するカギ
●さらば、北京大学
●若い世代の新しい歴史認識
中国の大学生は超エリートである。その言動が社会に及ぼす影響力の大きさは、日本の比ではない。なかでも北京大学が、中国の近代史で大きな位置を占めているのは周知のとおりだ。とくに1989年の天安門事件にいたる民主化運動では際立っていた。
当時、北京に滞在していた私は、明治維新を思わせるような、中国の若者のすさまじいエネルギーに圧倒され、その情熱に驚嘆した。
1995年9月から私は、北京大学の教壇に立った。歯に衣着せぬ中国の若者の生の日本観――日本では到底知ることができない鋭い日本批判、反面、日本に寄せる親身な思いを伝えたいとの思いから筆を執った。
「歴史認識」――中国からことあるごとにもちだされるこの問題は、日本人にはまことに解りにくく、頭が痛い。

書斎がいらないマジック整理術
講談社+α新書
机もいらない、専用空間もいらない驚異の超整理法!!
アイデア勝負のマジシャンが行きついた、メモ法と簡単パソコン操作が基本の整理術。すぐ使える工夫の数々、場所いらずの手づくり家具、これまでにない知的生産術!!
●探すイライラは心と身体に悪い
●システム手帳は意外に不便
●すべてのメモは一つのメモに
●B5用紙の意外な活用法
●「ごちゃ録りビデオ」
●書類の管理
●スケジュールの管理
●「屏風棚」のつくり方
●「どこでもデスク」
●「ダブル・ゴミ箱」
はたして今までの人生で「書斎」といわれる空間や「デスク」でクリエイティヴなことをしただろうか?
手紙を書いたり、書類の判別やら事務的手続き、しいて知的作業といえばパソコンで文章を書くことくらいです。本すらデスクで読んだことはありません。書斎があるからこそ物が増え、重要なものが行方不明になるのです。デスクがあるからその上がゴミの山になるのです。私は今まで、かなりの整理術や書斎術の本を読んできました。そしてやっと、この整理術の根本原理に思いいたったわけです。
それは「捨てる」のではありません。迷宮の悪しき根源である「書斎とデスク」を消失させてしまおうということにたどりついたのです。

一日一生 五十歳からの人生百歳プラン
講談社+α新書
95歳を超えた達人が実践する50歳人生スタート法!!
不況のあおりで、今、多くの日本人が不遇や逆境をかこっている。この時期を浪費するか、やり直すかで後半の人生は逆転する。般若心経研究の大家が語る人生百歳計画!!
●50歳は一生の折り返し地点
●「あきらめ」は断念とはちがう
●般若心経が説く「空」の教え
●逆境をプラスに変えた2人の男
●病苦から生き甲斐を教わる
●中高年のこころの危機の克服法
●50代からの夫婦のあり方
●100歳までの上手な齢のとり方
●「丹精」の年輪
●死がこわい人、こわくない人
現代は長命の時代。日本人の平均寿命は80歳で、100歳を越えた長寿者も17000人を超えているという時代です。いわゆる“人生百歳の時代”です。つまり人生の折り返し地点は50歳から定年の60歳ということになります。
私はこの50歳、60歳からの後半の人生が、本当の自分の人生である、と信じるのです。それは人生の折り返し地点の前半は、人に使われたり、家族を養うために知力も労力も費やさざるを得ませんでした。しかし50歳、60歳の折り返し地点からが真実の自分の人生で、自分を創造するもっとも生き甲斐のある時代である、と信じるからです。