講談社+α新書作品一覧

40歳をすぎてからの賢い脳のつくり方
40歳をすぎてからの賢い脳のつくり方
著:高田 明和
講談社+α新書
真の力はまだ脳の奥に!人生を開く「脳内体力」!! 中年になってから人生の難局に立ち向かうにはやみくもに若者と競ってもダメ! 脳の奥に眠る心の力を目ざめさせ別人のようにパワフルな人生を開く科学的方法!! もし能力の限界と思われる状態に直面したら、どうしたらよいのか。努力しても努力しても、生まれつきではないかと諦めの心が出てくるような時にこれを解決する方法はあるのか。昔の人はこの限界突破を私たちの心の奥にある、無限の力をできるだけ発揮させることで可能にしようとしたのです。この極致が悟りというものかもしれません。私は今年67歳になります。もちろん年齢による能力の低下はあると思いますが、昔いらざることに悩み、時間を浪費し、心を痛めていた時に比べると今の方がもっと仕事ができているのも事実です。それは、心の使い方を覚え、これを活用してきているからだと思っています。
体にじわりと効く薬食のすすめ
体にじわりと効く薬食のすすめ
著:前田 安彦
講談社+α新書
たくあんは腸のガンを、日本酒は痴呆を予防!! 生活習慣病も活性酸素も防ぎ、健康な体をつくる食事法。薬食効果のある食べ物とおいしく食べるコツを紹介。体調に合わせて選んだり、毎日根気よく食べれば医者いらずの体に!! 本書の特長は、生活習慣病の予防から発病初期の対応までを、「薬食」という言葉を通じて解説したものです。薬食とは、薬膳でも機能性食品でも、サプリメントや健康食品でもなく、日常普通に食べている食べ物から、その食品自体がもっている有効な成分を体に上手に取り入れることです。薬食効果は多くの研究者が実験して確認したものから、昔から伝承されているものまで種々あるます。 また、間違った薬食もあります。たとえば、唐がらしを食べると辛み成分カプサイシンの体脂肪燃焼効果で、肥満を防止するというのですが、これは激辛唐がらしの鷹の爪を毎日40本摂ったときに初めて効果が出るのです。 薬食の思想は、低濃度の有効成分を毎日根気よく摂ることです。これによって生活習慣病などを予防できます。 ●ぬかみそ漬け―免疫力を高める ●トマト―生活習慣病を予防 ●大根おろし―活性酸素を抑制 ●納豆―骨粗鬆症撃退、血栓予防 ●味噌汁―老化とガンを予防 ●出世魚―アルツハイマー病予防 ●昆布―動脈硬化防止、疲労回復 ●茶―体力低下による万病に効果 ●体に効く漬物の漬け方・食べ方 ●体に効くワインの選び方・飲み方
森の力
森の力
著:矢部 三雄
講談社+α新書
トトロの森、鎮守の森の力と大切さ、知ってますか!? 日本人の心の中に、いつも森は生きてきた。 21世紀のこれからを生きていく子供たちに、多くの命を育む森林のメカニズムを知ってもらいたい。緑の地球を守るために! 「ワーッ! 日本昔話の世界だね」 私のふるさとの栃木に足を運んだ道産子の妻が、最初に口にした言葉です。縁側と障子のある家、庭には黄色い実をつけた柿の木、ケヤキやスギの屋敷林と家の前の田んぼ、裏山のスギ林へと続く景色、そういえばこれが「まんが日本昔話」の中に出てくる風景に違いなく、日本の原風景ともなっているものです。 北海道では、冬の寒さが厳しいので、縁側のある家は少なく、柿の木もありませんし、道南地方を除けばスギ林も見ることができません。 私たち日本人は、このような日本昔話の風景に出てくる田んぼや柿の木、それに屋敷林や裏山のスギ林と深い関係を持ちながら、時には木材や下草を利用し、森林から流れ出る水によって田んぼをつくり、生活を営んできました。 ●森の知識 三と七で覚えよう ●水をつくる森 魚を育てる森 ●不思議な森林の生態 ●森の栄養源「木の実」 ●森林と人との歴史 ●日本人の心の中にある森林 ●森の履歴書「鎮守の森」 ●危機に瀕する日本の森林 ●地球環境と森林 ●21世紀の森林を展望すれば
奇跡の新薬開発プロジェクト
奇跡の新薬開発プロジェクト
著:梅田 悦生
講談社+α新書
世界中の痴呆を救った新薬誕生、14年間のドラマ!! 「薬のノーベル賞」であるガリアン賞特別賞ほか、多数の賞を受賞した画期的な新薬の開発。 研究開発から完成までの「闘いの記録」。 世界中で家族の笑顔が甦った!! アリセブトは1983年、エーザイ筑波探索研究所で開発が始まり、1997年、世界で初めてアメリカで使えるようになるまで、実に14年の歳月が必要であった。日本で発売されるようになったのは、更に2年と10ヵ月後のことである。のべ約100人が開発に携わった。新薬は、それほどの長い時間をかけ、情熱を傾け続けて初めてつくることができる。 今いる場所がわかるか、家族の顔がわかるか、それだけのことであっても、今いる場所が自宅とわかれば、徘徊に出かけてしまうことはなくなるし、家族の顔がわかれば、再び心がかよい合う会話ができるのである。それだけのことが、どれほど痴呆老人を抱えている家族の心を慰めることであろうか。患者は薬のおかげで、家族とのふれあいが保てるのである。 ●画期的な発明 ●改善した人たちと家族の喜びの声 ●新薬開発の流れ ●アルツハイマー病とアセチルコリン ●すばらしい新薬/ピカ新 ●中枢神経にだけ効く薬の探索 ●ドラッグ・デザイン ●アリセプトの誕生日 ●国際学会発表へ ●アリセプトで救われる人々
アスペルガー症候群と学習障害-ここまでわかった子どもの心と脳
アスペルガー症候群と学習障害-ここまでわかった子どもの心と脳
著:榊原 洋一
講談社+α新書
気づかれずに増えている「健康だけど何か変」な子!! いちばん注目されているアスペルガー症候群と学習障害は、どのような症状を示すのか。自閉症やADHD(注意欠陥多動性障害)とは何が同じで、何が違うのか。最新医学が解明する!! ●赤ちゃんの精神発達の評価法 ●からだは健康、でも何か変? ●何を見のがしてきたか ●言葉と知能の発達のずれ ●自閉症とアスペルガー症候群 ●うちの子ができないはずはない ●最初に微細脳障害があった ●読めない子どもたち、失読症 ●脳科学の役割と期待 子どもの心の問題は、いっしょに暮らしている親、子どもの発達を見守っている小児科医や、保育、教育の専門家にも気づかれずに、密やかに子どもの心のなかで育っていっているように思われる。心の問題の理解がむずかしいいちばん大きな理由は、子どもといえども心のはたらきがきわめて複雑なことだ。心をはかるために、さまざまな発達の指標や心理テストが開発されてきたが、子どもの脳にはそうした方法ではとらえきれない高次機能があることが明らかになってきた。本書の前半では、そうした心の複雑さと素晴らしさについて解説した。後半では、子どもの心の問題のなかでもっとも注目されていながら、専門家にとってもその理解がむずかしいアスペルガー症候群と学習障害について概説した。
情のディベートの技術
情のディベートの技術
著:松本 道弘
講談社+α新書
知を論破するための「情」的トレーニング法を明示!! 知には限界がある。日本人に大事なのは知と情のバランスだ。 迅速な意志決定を可能にし、商談、交渉、会議に強くなる。 騙されず、迷わず、人を動かし納得させるために!! ●脳を鍛えるディベート思考 ●NOと言う、ディベート時代到来! ●無防備な「情」を知的に武装する ●「遊び」と「競争」のない教育 ●ディベートが大学を救う ●日本人は、「知」では勝てない ●四つのインタービューを操る技術 ●軍事法廷を六角ディベートで検証 ●ディベートで詭弁を見抜く法 ●最大の敵は、自己に内在する悪魔 ディベートは、こじつけや「ああ言えばこう言う」という詭弁、あるいは、日本でやる、言いっ放しの討論ではない。討論には判定がないから、いつまでもネチネチと不毛な議論が続く。面子に関わるからホットになったり破壊的になったり、じめじめとしている。それに対し、肯定と否定に分かれて第三者の判定が入るディベートは、かなりのゲーム感覚があり、カラッとしている。 しかし、不思議なことに日本の社会や大学では、今でもディベートは敬遠され、恐れられ、禁じ手とされている。日本人はディベートが必須学科である政治家を含め、ディベートだけを苦手とする民族なのだ。 一方、学校教育の場では、学童の知的・情的育成を促す意図で、ディベートが全国的な広がりを見せている。今こそ日本人にはディベートが必要なのだ。
「考える力」がつくやさしい数学
「考える力」がつくやさしい数学
著:岡田 正彦
講談社+α新書
身近で役に立つ数学は頭をやわらかくする!! 数式を丸暗記しても数学は永遠にわからない。 ひらめき、デタラメ、いいかげんといった柔軟な数学的発想が、世の中を正しく分析・予測している。考えることが楽しくなる本!! 数学は生活の隅々で役立っています。生命保険の掛け金は、年齢や病気の有無によって違います。人間の寿命は、年齢、肥満度などから、かなり正確に計算することができるのです。株や投資信託では、過去の景気の変動から情報を読み取り、それをもとに将来の景気を予測することもできます。 数学は、病気の診断にも役立っています。心電図検査は多くの場合、コンピュータが診断しています。この検査は判定が難しく、専門医も多くありません。それを数学が見事におぎなっているというわけです。 本書で取り上げるのは、純粋な数学の話ではありません。身近で役に立つ数学を、楽しみながら考えてみようというものです。そのため、できるだけ現実的な話題を取り上げ、やさしく、かつ深く理解できるように工夫しました。
建築家がつくる理想のマンション
建築家がつくる理想のマンション
著:泉 幸甫
講談社+α新書
100年もつ「木造建てマンション」の発想と技術!! ディベロッパー+ゼネコン+銀行だけに「私たちの家」を任せていいのだろうか? 住みごこちを一番に考えると「低層、自然素材、賃貸、長持ち」が最良の選択になる!! ●人が心地よく住むための建物 ●今、なぜ建築家主導なのか ●さまざまな人が住むのがよい ●世界の古い集落に学ぼう ●「パターン・ランゲージ」の発想 ●間取りが一戸一戸違う低層賃貸 ●楽しく集まって住む小さな村 ●自然素材工事を職人の技と心で ●100年もつ木造建てマンション ●左官の仕事にこだわる 理想のマンションとはなんだろう。今まで3つのマンションを建ててきて、いまだ答は模索中である。「泰山館」、「アパートメント傳(でん)」、そして「アパートメント鶉(じゅん)」へと進んでいく過程は同時に自分なりの答えを見つける過程でもあった。今の目から見るとそれぞれの空間は、自分なりの模索の過程をそのまま残している。 現在も理想のマンションという問いへの解答は見つかっていないのだから、これからもその時々の答えを出していくしかないだろう。とりあえず、本書では現時点で考えているもろもろのことを放り出していこうと思っている。 理想のマンションとはなんだろう。答え方はいろいろある。私は、とりあえず住む人の方向から、「人が心地よく住むための建物」と答えるところから始めたい。
名人庭師 剪定・整姿の知恵袋
名人庭師 剪定・整姿の知恵袋
その他:吉村 隆一
講談社+α新書
素人にもできる庭づくりの名人の技とコツを全公開!! 初心者でもらくに取り組めるやさしい剪定・整姿の方法をベテラン庭師があますところなく語った。基本さえわかれば“こんなに簡単なのか”と、目からウロコのコツ満載!! ●樹木は剪定してこそ美しい ●技づくりに欠かせない芽 ●生理に逆らって剪定するな ●まず枯れ枝からはさむ ●樹形づくりに必要な切り戻し ●枝や葉の量を等分にする ●下向きの枝ばかりを残さない ●太枝の枝おろしは2度切りする ●花木の刈り込みは花後すぐに ●2~3年に1度は懐の整理を 長いあいだ造園の仕事にかかわってきて、木づくりは子育てと一緒だと、最近、つくづく思うようになった。若木や若枝のうちに手をかけてやれば、必ずいい木に育つ。成人(成木)になってから無茶をしたらだめだ。なかなか思うようにはいかない。 過保護に扱うのと、手をかけるのとはわけが違う。剪定はいい木を育てるための必須作業だ。といって、ところかまわずはさめばいいというものではない。剪定は基本的な知識やポイントさえつかめば、そうむずかしい仕事じゃない。不精をしないで、小透かしを行っていれば、庭を占領するほど木が大きくなりすぎて手をやくこともない。 木とじっくり向き合えば、その木がどこをはさんでほしいと望んでいるかもわかるようになる。これは本当だ。本書には剪定上手になる知恵が満載だ。
投資リスクとのつきあい方下-紙ヒコーキで学ぶオプション取引
投資リスクとのつきあい方下-紙ヒコーキで学ぶオプション取引
著:吉本 佳生
講談社+α新書
オプション取引を理解するいちばんわかりやすい1冊! 難解なイメージから敬遠されてきたオプション取引を、紙ヒコーキを使って平易に解説する入門書。日経225オプションを、人気経済学者が実際に取引しながら伝授! ●オプション取引とは? ●オプションはデリバティブの花形 ●ポイントは損益図を書くこと ●オプションの売り手は恐い? ●オプションによるリスクの分解 ●オプションの価格変動を理解する ●デルタ・ヘッジとオプション価格 ●オプション価格の変動と計算 ●本源的価値と時間的価値 ●オプションを利用するメリット デリバティブとは、ふつうとはちょっとちがった金融取引の手法を総称する言葉なのですが、その代表が「オプション取引」と呼ばれるものです。 オプション取引のしくみについては、本文でくわしく説明しますが、簡単にいえば、いろいろなリスクを効率よく売買するために開発された取引手法が、オプション取引です。 株式投資の初心者が手始めにおこなう商品としても、オプション取引は優れています。 本書の中心テーマは「個人投資家が、株式投資リスクと上手につきあうにはどうすればよいか」という点にあり、そのための有力な手段であるオプション取引について解説しました。
投資リスクとのつきあい方上-サイコロで学ぶリスク計算
投資リスクとのつきあい方上-サイコロで学ぶリスク計算
著:吉本 佳生
講談社+α新書
株式投資はギャンブル!賢いリスク管理はこれだ!! 避けられない株式投資のリスクをいかにコントロールするか? 個人投資家向けの平易かつ本格的なリスク管理のノウハウを、サイコロ理論で実感しながら学ぶ!! ●株式投資という名のギャンブル ●勉強すれば株で儲けられるか? ●マイクロソフトが投機で大失敗? ●ハリー・ポッター人気と株価 ●サイコロVARでリスク管理 ●長期投資ほどリスクは低くなる? ●リスクとリターンについてのウソ ●個人のリスク管理能力のポイント ●損切りの必要性とむずかしさ ●長期投資でも短期のリスク管理を 「株式投資はとても社会の役に立つことだけど、厳しいギャンブルでもあるから、ギャンブルとしての性質を正しく理解して、覚悟を決めてから、株式投資をやってほしい」と堂々と説明すべきなのです。 リスクが高いものでも、そのリスクをきちんと把握していれば、うまくつきあうことができます。本書は、ふつうの個人のために、株式投資のリスクとつきあい方を、具体的に説明しています。株式投資をおこなったときのリスクの大きさを、個人が自ら計算できるようにと、本格的なリスク管理手法を解説しているのですが、リスクを実感するのにサイコロを使ったりして、実感しやすいリスク管理を目指しています。また、いわゆる“損切り”の考え方についても述べています。
アメリカ発「英語のツボ」速習法
アメリカ発「英語のツボ」速習法
著:関口 敏行
講談社+α新書
記憶力無用、根気無用、それで身につく習得術!! 用例中心の「サルまね」や、記憶に頼る「右へならえ」では英語の上達は絶対に無理。アメリカ生活で突然わかった「英語は簡単だった」の体験的レッスン法! ●でたらめでも通じる英語 ●TOEICとTOEFL ●America Under Attack ●Black vs White ●英語が上達しない本当の理由 ●VとFの正しい発音 ●敬語に隠された過去形の意味 ●未来を表す現在進行形 ●準備英語はダメ英語 ●外国人から見た日本語 日本では、英語はまだまだ記憶に頼る勉強の仕方が主流なのでしょうか、英語に関する著書の多くが「1シチュエーション、1表現」的内容のものが多いようです。しかし、これではその特定のシチュエーションに遭遇しない限り、それ用に紹介された表現は永遠に使えず、また使えたとしても、日本人に多くみられる「だれもが同じときに同じことを言う」という現象の原因にもなってしまいます。 英語を確固としたものとして身につけたいのなら、いつ使うチャンスに遭遇するかわからないようなフレーズでサルまねを演じるより、英語ならではの仕組みとその習性を根本から理解して、いつでも頼れる自分だけの英語スキルを会得すべきです。
50歳からの人生を考えた家づくり―建てかえとリフォーム
50歳からの人生を考えた家づくり―建てかえとリフォーム
著:竹岡 美智子
講談社+α新書
生涯を暮らす、安全な快適住宅をつくる知恵!! 親子同居の2世帯住宅、人に優しいバリアフリー、中古マンションのリフォーム、ひとり暮らしの女性の安全な住まいなど、第2の人生を心豊かに送る設計の実例満載! ●本当のバリアフリーとは ●心にゆとりがもてる2世帯住宅 ●定年後は楽しく快適に暮らす ●使いやすく甦るマンション ●安全なひとり暮らしの親の家 ●障害をもつ人が住みやすい家 ●女性のための住まいを考える ●50代からは夫妻の寝室は別がよい ●家事が楽しくなる収納アイディア ●賢い設計と工事の依頼法 本書は、快適で安心して、しかも自分のために楽しくすごす家づくりに役立つ実例が中心になっています。具体的には2世帯住宅、定年後の住まい、高齢者や障害をもつ人に優しいバリアフリーの家、中古マンションをリフォームした動機と、設計にあたっての希望や便利な暮らし方を解説しました。 また、床暖房や車いすを使う人がらくに生活できるように工夫したツー・ウェイ方式の開口部や手すりの取りつけ方、ゆるやかな階段、段差のない家の実例など、50歳からの家づくりを考えている人にぜひすすめたいアイディアも豊富に取りあげました。 安全を考えたひとり暮らしの家、働く主婦に便利な収納の知恵など新しい提案も随所に紹介しました。住宅設計の相談先、工事の依頼先に困っている人に役立つ情報も盛り込みました。
仏教「死後の世界」入門-美しく生きて美しく死ぬ
仏教「死後の世界」入門-美しく生きて美しく死ぬ
著:ひろ さちや
講談社+α新書
老いも病気も死も、極楽浄土への道。仏教入門!! 極楽へは誰でも行けるのか。虫を一匹殺しただけでも地獄に堕ちるのか。冥途(めいど)の先の六道(ろくどう)世界をひとめぐりし、来世への希望がもてる美しい死と、現世の生き方を説く!! ●死んだらどうなる? ●行き着く先は天か地獄か ●死者が渡る三途の川とは? ●日にち薬――忘れてもいいの? ●自分で運命を選ばせる最終審判 ●輪廻転生は因果応報が基本 ●なぜセックスを戒めるのか ●食べられない苦しみとは? ●天界はどこにあるのか ●極楽はどこにあるのか ●仏教の根底には、わたしたちの誰もがお浄土に行ってほしいと願う心があります。本書では、死後の世界の地獄と極楽、天地間をめぐることによって仏教を知ることができます。そこには目を覆いたくなるような残酷なメルヘンの世界もありますが、それは現実の厳しさを学ぶためのメルヘンなのです。老いも病気も、お浄土へ行くためのわたしたちの試練といっていいかもしれません。昔の人は、美しく生きれば、美しく死ぬ、といいました。この本を手にとってくださった人には、みんなお浄土へ行くために、そしてそこで親しい人々、友人、有縁(うえん)の人々と会い、たくさんのみやげ話をするために、美しく生きてほしいと思います。
電子あり
中国人と気分よくつきあう方法-外交官夫人が見た中国
中国人と気分よくつきあう方法-外交官夫人が見た中国
著:花澤 聖子
講談社+α新書
外交官夫人がつきあってわかった中国社会の真実!! 「人情網」は、中国社会を理解するのに必須のキーワード! 医療、教育、就職、家の修理、生活の細部にわたるまで体験してわかった中国人社会の仕組みと掟!! ●外交官夫人として中国へ ●中国人がケロッとした顔で言う ●信じられるのは自分の目のみ ●詰めが甘いと負け! ●「人情網」が偉大な力を発揮する ●とことん関係を利用する ●プライドの高さは天下一品 ●中国人の利己的合理主義 ●高級幹部(カオチーカンブ)と老百姓(ラオパイシン)(一般庶民) ●日本では考えられない格差 中国人に「人情網」という言葉があるが、この言葉は、中国社会を理解するのに必須のキーワードである。みんな、自分を中心に、網の目のように広がる人間関係のネットワークを作り上げている。自分と関係のある人々に関係する情報、たとえばどこのだれが何をしているかといったことは、みんな頭にインプットされているのである。 中国では、この「人情網」なくしてはだれも世の中をうまく乗り切っていくことはできない。医療、教育、就職、果ては家の修理、長距離列車の切符の手配など、生活の細部にわたるまで「関係」を利用しないと、すべてがうまくいかないのだ。 私は外交官夫人として、中国でさまざまな階層の人と接し交流することができた。この体験は、中国人の人間関係や考え方を知るうえで実に役立った。
ユング 錬金術と無意識の心理学
ユング 錬金術と無意識の心理学
著:カール.グスタフ・ユング,訳:松田 誠思
講談社+α新書
「これは私の歴史的義務」!――ルネサンス期の医師・錬金術「哲学者」パラケルススは精神医学的医療の先駆者でもあった。ここに「無意識の心理学」の萌芽があるとみたユングが情熱を尽くして語る!! ●人間の本性のなかにある光 ●医学から哲学までを大改革 ●錬金術の心理学的意義 ●魂の暗部を把握する ●人間の自然性と霊性の再統一 ●アニマがあらわれる瞬間 ●「永遠の少年」の出現 ●瞑想による浄化法 ●新生命が生まれる ●無意識の心理学の誕生 < この私の話が、パラケルススの秘儀的哲学に対するわれわれの認識を深めるための一助となれば幸いである。 私の目的は、彼の哲学の根源にあるもの、彼の哲学の心的背景というべきものへの道をさし示したいということに尽きる。多面的な存在であったとはいえ、パラケルススは、もっとも深いところで何よりも錬金術「哲学者」であった。 彼が「長寿論」で打ちだした先駆的諸観念の解明に、私なりに寄与することが、ほとんど歴史的義務であると思われたのである。>
電子あり
雑穀つぶつぶ食で体を変える-おいしいから健康
雑穀つぶつぶ食で体を変える-おいしいから健康
著:大谷 ゆみこ
講談社+α新書
地球にも体にも優しい穀物中心の「未来食」ライフ! おいしい雑穀つぶつぶ食で自給自足の食卓を演出し、時速4キロの歩く速さで暮らす!! スローフード&スローライフを実践する著者の、健康な未来へむけた新たな提案!! ●グルメOLからナチュラリストへ ●食も医療も自給自足 ●雑穀はおいしい! ●最先端の研究が栄養価を証明 ●「つぶつぶ」クッキング誕生! ●栄養学の常識をこえて ●雑穀でよみがえる健康 ●10キロ減量したサラリーマン ●アトピーが消えた ●歩く速さの暮らし 雑穀は、私が物心ついたころには、すでに人々の意識からも食卓からも、あとかたもなく消えてしまっていました。雑穀を食卓に呼び戻すことで私と食べ物との関係は一変しました。私も家族も友人たちも、どんどん元気になっていきました。そして、山形県飯豊山麓での自給自足を目指した家族ぐるみの手づくりの暮らしがはじまりました。 マイナスイメージばかりが強かった雑穀に「つぶつぶ」という愛称をつけ、栽培法や料理法を伝える活動もはじめ、雑穀と出合って19年目の今では、雑穀はおいしくて健康な未来を開く新しいグルメ食品というイメージが浸透しつつあります。 世界的にも穀物の栄養価や栄養バランスを見なおすさまざまな研究成果が発表されるようになり、雑穀の価値を評価するムーブメントが生まれています。
良寛 心のうた
良寛 心のうた
著:中野 孝次
講談社+α新書
何も持たない、何も欲しない、「無」で生きる豊かさとは――。心のおもむくままに、自由に生き、誰にでも、正直さ、明るさ、生きる喜びを与えてくれた清貧の人。子どもらと遊ぶ、若い貞心尼との交流など、慈愛に満ちた名歌の数々。豊かに生きる思想を綴る! ●のんびりとたのしい気分を歌う ●天地と一つになる呼吸法 ●冬の厳しさが良寛の歌を鍛える ●ひとりに遊び、なお人恋しく ●気楽に踊り、興が尽きれば去る姿 ●死ぬ時節には死ぬが良い ●無為の自覚、無能への自責の念 ●われは何者なりやの大疑問 ●真の自由人、「優游」という心 ●平凡な歌までも生きている
電子あり
スポーツ経済効果で元気になった街と国
スポーツ経済効果で元気になった街と国
著:上條 典夫
講談社+α新書
日本、W杯「ベスト8」で経済効果3兆3000億円!! 成長中のビジネスを傘下に、スポーツ産業は「乗数効果」が高い。 飲んで、騒いで、そして勝てば、日本経済の夜も明ける。 本邦初!スポーツと経済の楽しい関係論! ●公共事業を上回る経済効果 ●スポーツを取り巻く膨大な産業 ●巨人軍が優勝したときの経済効果 ●スポーツで活気づく自治体 ●スポーツの「植民地化」国際戦略 ●プロ野球を大リーグのマイナーに ●大相撲は世界に売れるか ●世界の球団「勝ち組」「負け組」 ●球団の移転と都市の盛衰 ●イタリアに見るクラブと都市 世界最大のスポーツイベント、FIFAワールドカップ・サッカーの2002年開催は、建設、工業、商業、輸送、対個人サービスなどを中心とした産業部門の需要拡大を通じて、国内に大きな経済波及効果をもたらすことになる。日本代表が「ベスト8」に進出したケースを前提条件に調査し、産業関連表を用いて分析すると、建設投資額5711億円は、国内において1兆4407億円(建設投資額の2.52倍)の生産を誘発する。 一方、ワールドカップに関連した消費支出額は8478億円で、1兆8642億円(消費支出額の2.2倍)の生産を誘発すると見込まれる。 この建設投資及び消費支出の合計である1兆4189億円は、国内において2.33倍の3兆3049億円の生産を誘発するものと予測されるのである。
学校を捨ててみよう!-子どもの脳は疲れはてている
学校を捨ててみよう!-子どもの脳は疲れはてている
著:三池 輝久
講談社+α新書
学校こそが、子どものこころを蝕む原因だ!! 不登校は「心理的な問題」ではない。中枢神経機能障害、免疫機能障害などを伴う重い病気なのだ。無理に学校に行くことで、精神を崩壊させてしまう危険がある!! ●子どもたちの脳は変化している ●不登校は小児型慢性疲労症候群 ●不登校は脳の病的疲労状態 ●「親が悪い」はまちがい ●愛情不足は生きる力を奪う ●子どもたちよ!学校を捨てよう ●学校指導が脳を殺している ●よい子生活は疲労生活 ●もう1つの疲労の元は睡眠不足 ●少年犯罪は蝕まれた脳がおこした 12年間の学校教育で、彼らは何を学び、何を学ばされてきたのであろうか。私には、彼らが気の毒ではならない。それは現代の学校教育が偏った情報提供による脳の偏りをつくり出す狂育を施していると感じているからである。若者の問題は、現在の日本の大人たちがつくりあげてきた「ほとんど人生で役に立たない知識詰めこみ能力を育てる」、「社会性と称して皆に協調するために自己抑制を強いる」学校教育に大きな責任があると、私は考えている。 学生たちの学力低下の源は、まさに日本の教育システムのなかに潜んでいるのである。日本の学校社会システムによる偏った情報の注入は子どもたちの持続的な緊張状態をもたらしており、不安を刺激する脳機能の賦活(ふかつ)は、子どもたちの生きる自信を揺るがせ、焦りや絶望をかもしだしていく。