新刊書籍

レーベルで絞り込む

ウソも芸術、イタリアン
1998.09.28発売
ウソも芸術、イタリアン
著:岸 弘
ミラノに10年間暮らした建築家が描く、これぞイタリア!ウソやダマシ、奇人・変人が闊歩する愛すべき世界に、「芸術大国」の真髄を見る。 粋なウソつき、粋なドロボー、天才を生む秘訣はここにあり イタリアの粋なドロボーたちは、芸術家的発想で仕事をする。自分がしてやられたときに腹が立つのは当然だが、他人がやられた話を聞くと実に楽しい。いや、自分の場合でも、時が経って、ことの顛末を友人たちに話して聞かせるのは、やっぱり楽しい。彼らが手をたたいて喜び、腹をかかえて笑ってくれるとき、私には、ドロボーの被害にあったことが貴重な財産のように思えてくるのである。──「プロローグ」より ウソをつくなら、完璧につかなければならない。 見事に演じきらなければいけない。 ただし、最後の最後には自分で意識してボロを出し、みんなの笑いを買う、ということを覚えておいたほうがよい。 私はイタリアでの10年間で、そう教わったのである。
幸せになるにはル-ルがある
1998.09.28発売
幸せになるにはル-ルがある
著:秋元 康
「世の中には、幸せな人とそうでない人がいてたいていは、自分がその中間にいるような気がしている。 そして、僕は見つけた。 幸せな人たちに共通な、あるルールを……。」 「残念ながら僕が君を幸せにすることはできない君を幸せにしてくれるのは君自身である」──秋元康
学校って何だろう
1998.09.28発売
学校って何だろう
著:苅谷 剛彦
全国3万人の大学生が選んだ日本のNo.1ティーチャーが中学生の君たちに贈るメッセージ! どうして勉強しなければいけないの? 見える学校、見えない学校。学校って本当はおもしろい。 「学校の常識」を覆す、目からウロコの1冊 「学校」の裏側に隠された、もうひとつの見方、考え方を知れば、学校に行くのが楽しくなる。閉塞感の中で打ちひしがれている現代の中学生とその親たち必読の書。
ハリネズミの道
1998.09.28発売
ハリネズミの道
著:青木 奈緒
文芸(単行本)
露伴、文、玉――そして奈緒幸田家の新しい感性がデビュー 美しい季節が巡る南ドイツの学生寮で、心ひらいて語りあった友とのふれあいとかけがえのない青春の時 ●なつかしいあの頃 もうかれこれ10年も前、私は1人でドイツへ、そしてオーストリアへ飛んで行った。自分がいるのは遠い異国と感じられ、徐々に外国で過ごす時間の方が長くなっても、日本からやって来ているという意識があれば、それは心の中でいつも束の間の外国生活のつもりだった。日本も、ドイツも近くなった。まさに10年ひとむかし。再現してみるには丁度いい頃合いかと思われた。――あとがきより
2010 中流階級消失
1998.09.28発売
2010 中流階級消失
著:田中 勝博
2010年日本は10%の富者と90%の貧者に大分裂する! ビッグバンから10年英国市民を襲ったものは何か? 日本人は今歴史最大の岐路に立たされている! 田中勝博。1964年生まれ。家庭崩壊、両親の離婚、義母との不和、家庭内暴力……少年時代は食事も満足に与えられなかった。中1からは新聞配達をして、参考書代や食費を稼いだ。給食のなくなった高校時代は、昼食をとった記憶がない。 が、ぐれてやろうと考えたことは1度もなかった。ただ、負けたくなかった。 奨学金を手にして、北大に合格した。大学1年の夏、ヒッチハイクでたどり着いた広島で、イギリス人の女性と出会った。 彼女がくれたチケットで、ボストンバッグひとつを下げ渡英した。19歳の春だった。 ……5年後、イギリスで1、2を争う証券会社で史上最年少の取締役になった。 だからこそ、この本を書きたかった。だからこそ、ぬるま湯に浸かった日本人が、歯がゆくてしかたがなかった。 日々繰り返される暴力……。私が気に入らないことをしたり、粗相をすると、継母は靴べらや布団たたき、ひどいときにはゴルフクラブで殴った。 (中略)が、この頃育ち盛りだった私がもっとも辛かったのは、食事を与えられなかったことである。(中略)朝食抜きで学校に行って、お代わりができるときはたらふく食べ、給食が残れば、それを鞄に忍ばせて家に帰った。 そして、継母に見つからないように、夜中にこっそり押入のなかで食べた。 最近のある新聞社の調査で、男性の63パーセント、女性の53パーセントが 「経済的には貧しくても幸せな生活を送れる」と答えている。 大量消費社会に疲れた人たちの本音と、好意的に考えることもできる。 しかし、こう答えた人たちは、本当の貧しさを知っているのだろうか。 しかも、自分が経済的落伍者になることなど、つゆほども疑っていないのではないだろうか。 いま評判のシティバンクも、堂々と「金融資産1億円以上のあなたへ」という広告を打っている。 もう「選別」は始まっているのだ。──(本文より)
トヨタVSベンツ
1998.09.25発売
トヨタVSベンツ
著:前間 孝則
グローバルな大競争の最後の勝者は誰か!! 100年の繁栄を謳歌した自動車産業の新車開発戦争は質的に大転換した。従来のやり方から大変革をなしとげようとするトヨタとベンツ、取り残されまいとするビッグ3。巨大企業の死闘を俯瞰する書き下ろし!! 世界の自動車産業は、メガコンペティションの時代に入り、サバイバル・ゲームを勝ち抜くためにも、排ガスの大幅低減、燃費の向上、代替エネルギー車の開発などが急務となってきた。(中略) そうした危機感のもとに、技術面でも事業展開でも先頭に躍り出ようと一気に勝負に出たというのが、トヨタ変身の意味と背景である。 ヨーロッパの高級車メーカーであるベンツもまた、自らのアイデンティティを否定するかのように、小型車あるいはミニカー(エコロジー・カー)の量産に乗り出して世界を驚かせている。次世代の燃料電池自動車やハイブリッド・カーの開発で世界の先頭に立っている。さらに、クライスラーとの大型合併を決断した。トヨタとベンツの変身はともに共通した時代認識のもとに決断がおこなわれたのもであり、21世紀を目前に、世界の自動車産業が新たなステージに入りつつあることを物語っている。――本文365ページより抜粋
特捜検察物語(下)
1998.09.25発売
特捜検察物語(下)
著:山本 祐司
汚れた政治家・官僚・経営者!!巨悪を逮捕してこそ特捜検察だ!! 権力者たちの目にあまる腐敗が日本を衰退させる。特捜検事たちの情熱と正義感が日本を救う!! とばした大蔵金融事件は、深まる不況のなかでさらに不気味な動きを見せている。 「検察はやりすぎだ。ただメシを食ったというだけの事件じゃないか。この不況の時というのに検察はどうかしている」と保守系の国会議員は怒るが、その背後にあるのは「国家有用論」。「国家に有用な人材は汚職のような低次元のことで葬ってはならぬ。国家の損失だ」という論理を大蔵官僚はどう考えるのか。(中略)政財官界の一部の常識によって自分に都合のいいように法律解釈をされたら日本は確実に衰弱する。東京地検幹部は言っている。 「大蔵官僚への業界への供応は目に余る。これを放置すると社会はますます腐敗する。常識を超えた供応は犯罪の初歩ですよ。それをあんなにたくさん繰り返し、検察のメスが入るまでやめようとしないとは」と吐き出すような口調で言った。――本文309ページより抜粋
特捜検察物語(上)
1998.09.25発売
特捜検察物語(上)
著:山本 祐司
闇社会の巨悪と政治家たち!! 特捜検察は地下水脈を斬る!! 馬場義続、布施健、河井信太郎、伊藤栄樹、吉永祐介、多くの特捜検事たちが全ての悪に敢然と闘った!! 河井信太郎のもとで黄金時代を迎えつつあった東京地検特捜部が、このなかでもひそかに狙っている男が3人いた。右翼の巨頭・児玉誉士夫、自民党代議士・田中彰治、貸金業・森脇将光である。 特捜検察の幹部(東京地検特捜部副部長)ははっきりと言った。「政財界の裏で暗躍するA級3悪と呼ばれている男たちがいる。それぞれの手口、キャラクター、犯罪のパターンは異なるが、国家のために放置しておけない。少し下ってB級4悪もいるが、影響力、スケールから言って、まずA級から。しかしいずれも手強い相手であることに変わりはない」 特捜事件は同じ地下水脈の関係が複雑にからみ合うため、ある時は被害者の「善玉」となった者でも、別の事件では、とたんに加害者の「悪玉」に早変わりし、一般社会人の常識では想像できないドラマを描く。――本文205ページより抜粋
愛の炎(下)
1998.09.25発売
愛の炎(下)
著:見延 典子
文芸(単行本)
破局へ向かう結婚生活の一方で、新たに強まる愛と生命の絆。愛のありようを探る見事な長篇! 愛の歓びに輝く女と男 漆黒の空には白い月が浮かび、風の涼しさには秋の気配が感じられる。その風に靡いて、伸びはじめた薄が波立つ海面のように揺れた。 部屋に入るなり、次郎はよう子を抱きよせた。その腕の力に負けないほど強く、よう子も次郎の背中を抱きしめた。「逢いたかった……」「……私も」 2人は縺れるようにベッドへ倒れこんだ。 今のよう子は明らかにこれまでのよう子とは異なっている。躊躇、自制心、羞恥心といったものがなくなっている。よう子だけではない。次郎もまた挑むようにはげしくよう子を求めている。初めて結ばれた時はぎこちなさがあった2人が、今は貪りあっている。──(本文から)
愛の炎(上)
1998.09.25発売
愛の炎(上)
著:見延 典子
文芸(単行本)
『もう頬づえはつかない』から20年、真の充実を求めて都会を去った男女を描く傑作恋愛小説! 愛は普通の生活を壊す! 『愛の炎』には他にも、ちょうど20年前のデビュー作『もう頬づえはつかない』で描いた男女の三角関係を、さらに発展させた日野原猛、よう子、鷲津次郎を巡る恋愛模様や、またその後私の関心の中に入ってきた自然、風土、夫婦、親子関係、芸術、金銭といった問題も描いている。『愛の炎』は期せずして、20年間細々ながら書きつづけてきた私の節目のような作品となった。 小説とは、いや小説家とは、虚構という卵を抱きつづけ、根気強く孵化させる親鳥のようなものである。ひょっとすると小説家の上に流れる歳月こそが、その小説家にとっての最大のテーマかもしれない。
おしゃべり怪談
1998.09.25発売
おしゃべり怪談
著:藤野 千夜
文芸(単行本)
いつもは見えない心のほころびに、そっと触れる短篇小説集 私は今日900個くらい嫌なことがありました 退屈ですか?怖いですか?案外愉快ですか?ラブリーかもしれないけど少し切ないような気もします――ふだんは見えない心の綻びをリリカルに描く大型新人登場。 ●藤野千夜の主人公たちは女の子のダンディズムを感じさせる。電話での長話みたいに何でもいっちゃう小説が多いなか、彼女の作品は、留守番電話に吹き込まれたメッセージのように、端的で、すがすがしい――斎藤美奈子氏 ●藤野千夜の「ラブリープラネット」は楽しめた。この作品は世間が障害や歪みとしかとらえない存在を、苦笑や哄笑とともに受け入れて、そこに揺れ動くナイーブな神経を温かく慈しんでいる。いうなれば秩序が崩壊したその先から、戻ってきた目線で描いている。おどろおどろしさではなく、優しさによって性のアンバランスがすくい取られているところにこの作家の一種の未来性を感じる――清水良典氏
ドイツを読む愉しみ
1998.09.25発売
ドイツを読む愉しみ
著:高橋 英夫
文芸(単行本)
精神の欲求と憧れをもつことその悦びと安らぎ ドイツの音楽と文学に魅せられたエッセイ集 この50年のあいだ、世の風潮は、ドイツなるものの観念性、理屈っぽさ、現実や外部の喪失、表現の佶屈と不透明を非難、否定することが多かった。しかし私はそれに同調する気持ちになったことは、まずなかった。種々の難点弱点をかかえてはいるだろうが、ドイツの文学と音楽は私によく波長が合い、私は精神の勇躍と安らぎを得ることができたからである。 「精神的な欲求と憧れをもつこと、それはすでに安らぎだ」――一言でいえばそんな思いを、この本に収めた各篇は変奏しながら語っている筈である。――あとがきより
寂聴対談集 わかれば『源氏』はおもしろい
1998.09.25発売
寂聴対談集 わかれば『源氏』はおもしろい
著:瀬戸内 寂聴
文芸(単行本)
瀬戸内寂聴『源氏物語』対談集 現代女性の愛の悩みを、紫式部が千年前に求めた幸福に通底すると『源氏物語』の専門家たちが喝破(かっぱ)。 ●『源氏』の魅力をさらに引き出す対談者 ・暉峻康隆/千年前の「女」たち ・柴門ふみ/恋愛に嫉妬はつきもの ・丸谷才一/「最古の長編小説」を全人格で読む ・永井路子/二十世紀最後の『源氏』訳 ・馬場あき子/源氏、恋のまんだら ・俵万智/今も昔も恋こそ人生の原動力 ・橋本治/今読んでも新鮮な魅力 ・石踊達哉/言葉と絵の競艶 ・林真理子・冨田勲・篠田正浩/永遠のラブロマン
鄭問画集
1998.09.25発売
鄭問画集
著:鄭 問
写真集・画集
ねこの恋
1998.09.24発売
ねこの恋
著:大石 静
文芸(単行本)
「婚外の恋」にも男と女の真実はある。 人生で1番幸せな瞬間は、好きな男(ひと)に抱かれているとき――。 人気脚本家が大胆に語る本気満載エッセイ! 気がつくと、夫以外に好きな人が出来ていた。夫にも恋人がいた。(中略)婚外の恋によってわたしが得た充実感は、夫との暮らしの穏やかなやさしさに匹敵する重さをもって、今もわたしの中に生きている。
服部尚貴 FF全開テクニック
1998.09.24発売
服部尚貴 FF全開テクニック
著:服部 尚貴
「FFだから……」なんて弱音をはくな! 服部流攻める走り!勝つ走り! ●エンジン特性をパワフルに活用したければ目と耳で走れ●シフトチェンジでは必ずエンジンをアオることを忘れるな●直線からきつい複合コーナーへ飛び込むときはブレーキを残せ●車速にのってクリアするのが高速コーナーの醍醐味と知るべし……など、あっと驚く走りの極意のすべて!
公衆栄養学
1998.09.24発売
公衆栄養学
編:山本 茂,編:森口 覚
教師と学生をつなぐ新しい形のテキスト。 簡単で明瞭な記述とビジュアルな構成でありながら、国家試験に必要な事柄も網羅している画期的なテキスト。生活している人間の総合的な食生活という視点から編集。
栄養学総論
1998.09.24発売
栄養学総論
編:中坊 幸弘,編:木戸 康博
教師と学生をつなぐ新しい形のテキスト。 簡単で明瞭な記述とビジュアルな構成でありながら、国家試験に必要な事柄も網羅している画期的なテキスト。生活している人間の総合的な食生活という視点から編集。
生化学
1998.09.24発売
生化学
編:加藤 秀夫,編:中坊 幸弘
教師と学生をつなぐ新しい形のテキスト。 簡単で明瞭な記述とビジュアルな構成でありながら、国家試験に必要な事柄も網羅している画期的なテキスト。生活している人間の総合的な食生活という視点から編集。
解剖生理学
1998.09.24発売
解剖生理学
編:河田 光博,編:三木 健寿
教師と学生をつなぐ新しい形のテキスト。 簡単で明瞭な記述とビジュアルな構成でありながら、国家試験に必要な事柄も網羅している画期的なテキスト。生活している人間の総合的な食生活という視点から編集。