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若い詩人の肖像
1998.09.10発売
若い詩人の肖像
著:伊藤 整,解説:荒川 洋治
講談社文芸文庫
小樽高等商業学校に入学した「私」は野望と怖れ、性の問題等に苦悩しつつ青春を過ごす。昭和3年待望の上京、北川冬彦、梶井基二郎ら「青空」同人達との交遊、そして父の危篤……。純粋で強い自我の成長過程を小林多喜二、萩原朔太郎ら多くの詩人・作家の実名と共に客観的に描く。詩集『雪明りの路』『冬夜』誕生の時期を、著者50歳円熟の筆で捉えた伊藤文学の方向・方法を原初的に明かす自伝的長篇小説。
ミドルマ-チ(二)
1998.09.10発売
ミドルマ-チ(二)
著:ジョ-ジ・エリオット,訳:工藤 好美,訳:淀川 郁子,解説:大原 千代子
講談社文芸文庫
ドロシアと結婚した27歳年上のカソーボン牧師は、妻に好意をよせるいとこのラディスローへの嫉妬に苦しむ。この物語のもう一方の主要人物である有能な青年医師リドゲイドは、ミドルマーチ市長の娘ロザモンドと結ばれる。イングランド中部の商業都市ミドルマーチを舞台に多彩な人間模様を描写した、ヴィクトリア朝を代表する女流作家ジョージ・エリオットの代表作。(全4巻)
東京の三十年
1998.09.10発売
東京の三十年
著:田山 花袋,解説:坪内 祐三
講談社文芸文庫
明治初年幼くして上州館林から上京、丁稚奉公から始まる苦しい文学修行を経て『蒲団』『田舎教師』などを著し、日本自然主義文学の代表的作家となった著者の文壇回想記。島崎藤村、柳田国男、国木田独歩等との交友、明治から大正への激動する時代の新思潮、生、死を縦横に捉えて、自然主義文学の盛衰、文壇の側面、数十年に亘る〈東京〉の風俗・文化・市街風景の変遷変貌を生き生きと描く。 明治初年幼くして上州館林から上京、丁稚奉公から始まる苦しい文学修行を経て『蒲団』『田舎教師』などを著し、日本自然主義文学の代表的作家となった著者の文壇回想記。島崎藤村、柳田国男、国木田独歩等との交友、明治から大正への激動する時代の新思潮、生、死を縦横に捉えて、自然主義文学の盛衰、文壇の側面、数10年に亘る〈東京〉の風俗・文化・市街風景の変遷変貌を生き生きと描く。
電子あり
業苦・崖の下
1998.09.10発売
業苦・崖の下
著:嘉村 礒多,解説:秋山 駿
講談社文芸文庫
嘉村磯多は山口県の農家に生まれ、短躯色黒のために劣等感に悩まされた。初恋の相手とは両親の反対で挫折し、結ばれた別の女性とは婚前の不品行を疑い、妻子を捨てて愛人小川ちとせと出奔上京、その体験を『業苦』に書いた。小説の本領は自分の事を書く“私小説”にあるとの当時の思潮を愚直に実践し、自己暴露的な私小説20余篇を残し昭和8年37歳で早逝した特異な私小説作家の秀作群。
ウォ-ル街の崩壊(上)
1998.09.10発売
ウォ-ル街の崩壊(上)
著:ゴ-ドン・トマス,著:マックス・モ-ガン=ウィッツ,訳:常盤 新平
講談社学術文庫
1929年。世界金融の中心ウォール街は、依然として衰えをみせない空前の投資ブームに沸いていた。相場師や資産家はもちろん、庶民までもがにわか成金を夢見て株式投資にのめりこんだ。しかし、株価が経済の実態をはなれ、一人歩きをはじめていることには誰も気づいていない……。果てしなく続くと思われたバブル景気に誰もが浮かれくるった株価大暴落の前夜を、生々しく描出したドキュメント。
ハイゼンベルク
1998.09.10発売
ハイゼンベルク
著:村上 陽一郎
講談社学術文庫
20世紀は、アインシュタインの相対論革命で始まった〈物理学の世紀〉であった。ナチスに追われてアインシュタインが去ったドイツで、量子力学の完成に心血を注いだハイゼンベルク。不確定性原理、原子核構造論、統一場の方程式などの業績は、旧来の科学を支えてきた哲学概念の根本的な変革を促して原子核物理学から核兵器に至る道程を拓いた。20世紀物理学の驚異のドラマを鮮烈に描いた力作。
イエス像の二千年
1998.09.10発売
イエス像の二千年
著:ヤロスラフ・ペリカン,訳:小田垣 雅也
講談社学術文庫
イエスは2千年にわたり、西洋文化の歴史の中にそそり立つ人物であった。そして、その生涯と教えは、人間の存在や運命についての最も根本的な問いに対する答えを、それぞれの時代に応じて表現してきた。本書は、各時代の特徴を語るさまざまなイエス像を鮮やかに浮かび上がらせ、歴史の中に位置づけることによって、その時代の精神を明らかにした博識と英知、創見と霊感にあふれた稀にみる労作である。
東と西の語る日本の歴史
1998.09.10発売
東と西の語る日本の歴史
著:網野 善彦
講談社学術文庫
日本人は同じ言語・人種からなるという単一民族説にとらわれすぎていないか。本書は、日本列島の東と西に生きた人々の生活や文化に見られる差異が歴史にどんな作用を及ぼしてきたかを考察し、考古学をはじめ社会・民俗・文化人類等の諸学に拠りながら、通説化した日本史像を根本から見直した野心的な論考である。魅力的な中世像を提示して日本の歴史学界に新風を吹き込んだ網野史学の代表作の1つ。
時の鳥籠
1998.09.09発売
時の鳥籠
著:浦賀 和宏
講談社ノベルス
来世紀小説の方向を示す超絶の問題作品! 初対面のはずの少女を見て女は思った。(私はこの子がもうじき死ぬのを知っている)と。そのまま女は意識を失い、救急病棟に運び込まれた。女は何を知っている? これは、とても静かだ。鳴り物入りで打ち上げて、惨めに萎(しぼ)んでしまう物語が多い近頃、これは珍しい。お騒ぎして喧しい子供ほど、気がついたら疲れて眠ってしまう。そこには、微笑ましい安心があるだけだ。しかし、浦賀和宏の作品は、恥ずかしがっている子供のように、ドアの隙間から、じっとこちらを覗いている。その目は、静かで、そして、冷たい。その子は、これからどうするのか……、と緊張する読者だけが、後半に静かな戦慄を拾い、そこに、若く敏捷な感性を目撃するだろう。――森博嗣
長靴をはいた犬
1998.09.09発売
長靴をはいた犬
著:山田 正紀
講談社ノベルス
「犬男が“女を襲え”といったんだ」――婦女暴行殺人で起訴された男は、法廷で主張した。責任能力の有無が争点になると大方の予想を裏切り、弁護士が主張したのは、男の無罪だった。裏付けるがごとく、全く同じ手口の第2の犯罪が起きる。「長靴」と「奇妙な犬神伝説」。異質な2つの要素が事件の鍵なのか!?
実況中死
1998.09.09発売
実況中死
著:西澤 保彦
講談社ノベルス
他人の見た風景がそのまま見えてしまう「怪能力」を得たばっかりに、殺人やストーカー行為をそのまま「体験」してしまう恐怖!切羽詰まった女性の訴えに、神麻嗣子(かんおみつぎこ)と能解匡緒(のけまさお)、保科匡緒(ほしなまさお)の3人は、調査と推理を巡らす。そして辿り着いた、あっと驚く真実!君は西澤保彦が奇想した本格パズルを読みとれるか!?
人狼城の恐怖 第四部 完結編
1998.09.09発売
人狼城の恐怖 第四部 完結編
著:二階堂 黎人
講談社ノベルス
ゲルケン弁護士の日記に書かれていたワイン醸造所の調査中、二階堂蘭子たちは、リッベントロープ伯爵の部下に拉致された。行き先は、あの《人狼城》。阿鼻叫喚の地獄絵図《人狼城殺人事件》の犯人は!?《ハーメルンの笛吹き男》の真相は!?すべての謎が今、蘭子の名推理で解明される。本格推理の金字塔、ついに完結。
関東周辺 いい湯いい宿1600
1998.09.08発売
関東周辺 いい湯いい宿1600
編:三推社出版部
最新版オールカラー、予算、設備、風呂、料理、サービス……知りたい情報がすべてわかる。 ●関東周辺――伊豆・箱根・富士五湖・信州・上州・越後・日光・那須・磐梯・房総・北陸 1泊2日6000円からの温泉&リゾート
最期は思いのままに!
1998.09.08発売
最期は思いのままに!
著:佐橋 慶女
話題の書『400字の遺言』から、その後の10人の生き方を取材!! 遺言で、何が起き何が変わったか!? 「しめくくりの時こそ、自分が主役。悔いなく生きる心の準備を」 遺言をテーマにしたエッセイの募集から『400字の遺言』の編集にいたる過程で、多くの人たちの遺言に対する考え方を読むにつけ、それまで自分が抱いていた遺言に対するイメージとは違って、自らの生き方に寄せた人生訓のようにも受け取れるようになった。そこには、読んだ分だけの人生が存在していた。だからこそ私はそこにドラマを感じ、感動を覚えたのである。 遺言を書いたことによって、ほとんどの人が自らの生き方を思い返し、また見なおし、自分と家族への思いを新たにしたのではないだろうか。私自身、いかに死ぬかは“生老病死”と真摯に向きあい、いまを精いっぱい自分らしく生きることしかないと実感させられたしだいだ。──「序章」より抜粋
老いて「新しい自分」と出会う
1998.09.08発売
老いて「新しい自分」と出会う
著:吉沢 久子
朝日新聞好評連載中の著者が、本音で書いた話題の本!! 先のことを心配するより、いいたいことをいって、夫のいないひとりの人生を楽しもうじゃないの!! 老いについて書きはじめたのは、家族をすべて見送って、しばらく過ぎたころからであった。ひとりの生活に落ち着きを見いだし、残された自分の持ち時間を大切に、精いっぱい楽しんで生きなければと、心を決めた時期と重なる。 人生上り坂のときよりは、下り坂の生活設計のほうがはるかにむずかしい、とはよく聞いていた。たしかに、可能性ばかりを夢見る季節と、限られた命の諸条件の中で、どう生きるかを考えなければならないのとは違う。 けれども私は「だからこそ、存分に楽しんでみようじゃないの」という気持ちになった。明るくなるか、暗くなるかの分かれ道は、そのあたりの選択にあると思えたからだ。──「はじめに」より抜粋
なっとくする音・光・電波
1998.09.08発売
なっとくする音・光・電波
著:都筑 卓司
身近な音からフ-リエ変換まで。波動の本質、海の波から電磁波まで、波動の基本をなっとくするまでていねいに解説する。なんのためのフ-リエ変換、なんのためのマックスウェル方程式かが極めてよくわかる。 「波動」のやさしい物理数学 「世界は波動でできている」 物質の窮極は波である。人間や自動車が波でなく物体のように見えるのは、それが余りに大きいからにすぎない。小さな目で見れば、結局は波である。極言すれば波の集合が家であったり、樹木であったり……していることになる。というわけで、ものを研究するためには、波動の従う方程式から出発しなければならない。――(本文より) ●フーリエのすごさ――どんな波形もサイン・コサインの単純な波に分解できるとするところにフーリエの着想のすごさがある。 ●活躍する複素数――物理でよくeiθが使われるのは、微分や積分をしてもその形が変わらないという単純な理由からである。しかし光はやはり複素数表示がふさわしい。 ●驚嘆の方程式――ミクロな粒子や光などの振舞いを波動関数のψやφによって記述することを考えだしたのは驚嘆に値することである。
電子あり
新・週末主義 素敵なガ-デニング雑貨をさがす
1998.09.07発売
新・週末主義 素敵なガ-デニング雑貨をさがす
編:講談社
講談社の実用書
こんなモノが欲しかった!決定版カタログ コンランをはじめとした本場ロンドンのガーデニングショップから、日本全国のショップまで完全ガイド。あなたのさがしていたグッズが、きっとこの中にある!
新・週末主義 大好きな犬と暮らす
1998.09.07発売
新・週末主義 大好きな犬と暮らす
編:講談社
講談社の実用書
可愛い犬とワンちゃんGOODSが勢揃い! 犬好きの人に贈るおしゃれで楽しいワンちゃんガイド。犬の選び方、飼い方からファンシーなグッズ、犬と行けるレストランまで、犬のことならなんでもわかる1冊!
ひみつのアッコちゃん(4)
1998.09.04発売
ひみつのアッコちゃん(4)
編:講談社
講談社の絵本
超生命体トランスフォーマービーストウォーズ2(2)
1998.09.04発売
超生命体トランスフォーマービーストウォーズ2(2)
編:講談社
講談社の絵本