葡萄酒か、さもなくば銃弾を

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葡萄酒か、さもなくば銃弾を

ブドウシュカサモナクバジュウダンヲ

ベストセラー『ウルトラ・ダラー』、『インテリジェンス 武器なき戦争』で知られる「日本初のインテリジェンス作家」手嶋龍一氏最新刊!
「政治のなかの死」を予感しながらもなお、権力の聖杯に手をのばす29人の物語(ストーリー)。
ジョン・F・ケネディ、ロナルド・レーガン、バラク・オバマ、ヒラリー・クリントン、戴秉国、麻生太郎、小沢一郎ら29人を描いた人物ルポルタージュ。
「政に関わるとは、すなわち、謀殺の危険と向き合うことなのである――」


◆この本に登場する主な人物
大統領への永い道……バラク・フセイン・オバマ
二人のファーストレディ……ヒラリー・ローダム・クリントン
ベトナムから還ってきた男……ジョン・マケイン
敗れざる者……ビル・ブラッドレー
赤い曳光弾……ヘルムート・コール
手術室のジョーク……ロナルド・レーガン
ハイアニス・ポートの孤高……ジョン・F・ケネディ
三十年の平和……ヘンリー・キッシンジャー
帰りなんいざ……戴秉国
昼行灯のひと……谷内正太郎
冷たい戦争の意志……ジョン・フォスター・ダレス
冷や飯のひと……麻生太郎
裏切りの季節……コンドリーザ・ライス
プレスリー同盟……小泉純一郎
矜持なき者の挫折……クリストファー・ヒル
イラクへの道……ドナルド・ラムズフェルド
隠れゴーリスト……小沢一郎
昨日の理念……安倍晋三
日米同盟の遠心力……福田康夫
月下美人……若泉敬 ほか


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書誌情報

紙版

発売日

2008年04月25日

ISBN

9784062146746

判型

四六変型

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

330ページ

初出

会員制総合情報誌『ファクタ』、『中央公論』『婦人公論』などに寄稿した記事をもとに大幅に加筆・修正し、新たに書き起こした項を加えて構成

著者紹介

著: 手嶋 龍一(テシマ リュウイチ)

Teshima Ryuichi NHKワシントン特派員として、冷戦の終焉に立ち会い、『たそがれゆく日米同盟―ニッポンFSXを撃て―』を発表。 その斬新な手法はノンフィクション界に論争を巻き起こし、衝撃のデビューを飾る。 続いて、湾岸戦争時の日本外交の迷走を描いた『外交敗戦』(いずれも新潮文庫)を執筆。 これら2作品は、日米同盟の空洞化を精緻に予見したノンフィクションとして、いまなお増刷され読み継がれている。 こうした業績が認められ、ハーバード大学の国際問題研究所にフェローとして招聘された。ドイツのボン支局長を経て、1997年から8年間にわたってワシントン支局長。 同時多発テロ事件では11日間連続の昼夜放送を担い、その冷徹な分析は視聴者から圧倒的な信頼を得た。 2005年にNHKから独立、翌年発表した『ウルトラ・ダラー』(新潮社)は、大ベストセラーに。 日々のニュースが作中の事件を追いかけ現実となっていく手法が「日本初のインテリジェンス小説」と評された。 情報小国ニッポンの覚醒を促した『インテリジェンス 武器なき戦争』(共著、幻冬舎新書)や、 世界の29都市に生起する情報戦を綴った『ライオンと蜘蛛の巣』(幻冬舎)などのべストセラーを 相次いで送り出し、「Mr.インテリジェンス」と呼ばれる。また慶応義塾大学教授として 「ビジネス・インテリジェンス」論を担当し、外交・安全保障のあるべき姿を問い続けている。

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