皿の中に、イタリア

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皿の中に、イタリア

サラノナカニイタリア

文芸(単行本)

『ジーノの家』で「日本エッセイスト・クラブ賞」、「講談社エッセイ賞」を受賞した、イタリア在住歴30年以上の著者が描く、食と人を巡るエッセイ集。青空市場で魚を売る無口なカラブリア出身の三兄弟。毎年、夏に農家で作るトマトピューレ。自慢のオリーブを黙って差し出す、無骨なリグリアの父娘。スープに凝縮される家族の歴史。食べることは、生きること。食と共に鮮やかに浮かび上がる、イタリアに住まう人々の営み20編。


『ジーノの家』で「日本エッセイスト・クラブ賞」、「講談社エッセイ賞」を同時受賞した、イタリア在住歴30年以上の著者が描く、食と人を巡るエッセイ集。青空市場で魚を売る無口なカラブリア出身の三兄弟。毎年、夏に農家で作るトマトピューレ。自慢のオリーブを黙って差し出す、無骨なリグリアの父娘。スープに凝縮される家族の歴史。食べることは、生きること。食と共に鮮やかに浮かび上がる、イタリアに住まう人々の営み20編。


目次

1.金曜日は、魚
2.ロブスターに釣られて
3.魚へんに弱いと書いて
4.引き立ててこそ、名酒
5.乾涸らびても、ソラマメ
6.魚が駄目なら
7.されど、水
8.母の味
9.残り物には福がある
10.八月の約束
11.船乗りの知恵
12.喉を通るのは、煮汁だけ
13.島が鳴る
14.贈って贈られて
15.食べても、食べても
16.けもの道とオリーブの木
17.上司が辞職した理由
18.計り知れない味
19.食は、パンのみにあらず
20.食べて知るイタリア

書誌情報

紙版

発売日

2014年02月14日

ISBN

9784062188111

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

322ページ

初出

『小説現代』2011年12月号~2013年7月号(「永遠の食卓」から改題)

著者紹介

著: 内田 洋子(ウチダ ヨウコ)

1959年神戸市生まれ、イタリア在住。東京外国語大学イタリア語学科卒業。UNO Associates Inc.代表。2011年『ジーノの家 イタリア10景』で「日本エッセイスト・クラブ賞」、「講談社エッセイ賞」を同時受賞。著書に『ミラノの太陽、シチリアの月』『イタリアの引き出し』『カテリーナの旅支度 イタリア二十の追想』、翻訳書にジャンニ・ロダーリ『パパの電話を街ながら』ほか多数。

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