水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない

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水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない

ミズヲタクサンノメバボケハヨリツカナイ

講談社+α新書

脳が萎縮し、もう治らない。これが多くの人が持つ認知症のイメージ。脳は複雑であり、遺伝子レベルでも治療は不可能なのが現状だ。が、身体という視点に立てば、認知症は驚くほど単純な病といえる。「単なる脱水」――これが認知症の正体だ。人間の体のおよそ半分を占める水分のうち、1、2パーセントが失われただけで、意識はおかしくなってしまう。一日1500ccの水を飲むことで、症状はほとんどとれてしまうことがある。


脳が萎縮するから、一度かかったらもう治らない。これが多くの人の持つ、認知症のイメージだろう。医学的なアプローチも、困難を極めている。脳はおそろしく複雑であり、遺伝子レベルに至っても治療は不可能なのが現状だ。しかし脳ではなく、身体という視点に立てば、認知症は驚くほど単純な病である。「単なる脱水」――これが、認知症の正体だ。人間の体のおよそ半分を占める水分のうち、わずか1、2パーセントが失われただけで、意識はおかしくなってしまう。一日、1500ccの水を飲むことで、症状はほとんどとれ、たった一、二日で治まってしまうことも少なくない。認知症は水分補給で治るし、予防もできるのだ。特別養護老人ホームでのおむつ外し運動などで、めざましい成果を上げてきた著者の“竹内理論”はまさにコロンブスの卵であり、患者と家族のみならず、認知症ノイローゼの日本人すべてに、強い衝撃を与えるだろう。


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目次

はじめに たくさん水を飲めば、ボケは寄りつかない
・日本人は全員が認知症ノイローゼ
・脳の萎縮はただの老化現象
・認知症は薬では治らない
・認知症は水を飲めば治る
・症状がなくなれば、治ったといえる
第一章 認知症はどういう病気なのか
・物忘れと認知症は全く別である
・生活は「認知」の連続から成っている
・何が「正常」と「異常」を分けるか
・食後「ご飯、まだ?」と聞くのは、食べたことを忘れたからではない
第二章 ドロドロ血がボケを引き起こす
・なぜ一日1500cc水を飲むべきか
・認知症は熱中症とよく似ている
・「眠るように息を引き取った」は脱水のため
第三章体調をよくすれば、認知症は治る
・便秘はボケ防止の大敵
・尿失禁は水を多く飲めば止まる
・一日最低一時間は歩け
第四章 認知症は脳ではなく、心の病気
・妻より妾(めかけ)の死でボケやすい理由
・「脳トレ」は何の効果もない
・認知症患者は、なぜポーカーフェイスなのか
第五章 日本の介護はこんなにお粗末
・医療の縦割りが諸悪の根源
・介護士の地位が低すぎる
・思いつきで認知症は治らない

書誌情報

紙版

発売日

2013年06月21日

ISBN

9784062728096

判型

新書

価格

定価:922円(本体838円)

通巻番号

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社+α新書

電子版

発売日

2013年10月04日

JDCN

0627280900100011000Y

著者紹介

著: 竹内 孝仁(タケウチ タカヒト)

国際医療福祉大学大学院教授・医学博士。1941年東京生まれ。日本医科大学卒業後、東京医科歯科大学助教授、日本医科大学教授を経て、2004年より現職。1973年から特別養護老人ホームにかかわり、オムツはずし運動などを展開。80年代から在宅高齢者のケア全般にかかわる。日本ケアマネジメント学会理事。NPOパワーリハビリテーション研究会理事長など多数の委員等を歴任。著書に『家族で治そう認知症』『認知症のケア――認知症の理論と実践』(ともに年友企画)など。

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