きれいな言葉より素直な叫び

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電子あり

きれいな言葉より素直な叫び

キレイナコトバヨリスナオナサケビ

文芸(単行本)

舞台がある限り、そこに立ち続ける。


踊り子として、書き手として、「美」と「性」に食らいつく。
むき出しの新井見枝香は、無敵だ。 ――塩田武士(作家)  


書店員×エッセイスト×踊り子 

書店員、エッセイスト、踊り子、三足の草鞋を履く著者による
「生きづらさ」を原動力に書き綴ったエッセイ集。


本を届け、文章を綴り、今日も踊り続ける。

お客を楽しませたいと必死になるのも、結局は自分の気持ちのためなのだ。踊り子を応援する人たちもまた、突き詰めれば自分のためではないだろうか。できればそうであってほしい。裸になってステージから見えたものは、客席に座る人たちだ。こちらに目を向けているということそのものが、私には素直な叫びに思えてならない。キラキラとした嘘ばかりの世界で、それだけが信じられる。


*小説現代の好評連載「きれいな言葉より素直な叫び」を加筆修正したものです。


ⒸMieka Arai

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書誌情報

紙版

発売日

2023年01月18日

ISBN

9784065296158

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

176ページ

電子版

発売日

2023年01月17日

JDCN

06A0000000000555172T

初出

第一話~第八話…「小説現代 Web」、第九話~第二十八話…「小説現代」2020年3月号~2021年12月号。以上に掲載したものを加筆修正したものです。第二十九話は書き下ろし。

著者紹介

著: 新井 見枝香(アライ ミエカ)

1980年東京都生まれ。書店員として文芸書の魅力を伝えるイベントや仕掛けを積極的に行い、独自に設立した文学賞「新井賞」は、同時に発表される芥川賞・直木賞より売れることもある。「新文化」「本がひらく」「ライターズマガジン」でエッセイ連載 、「朝日新聞」で書評連載をしている。著書に『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』『本屋の新井』『この世界は思ってたほどうまくいかないみたいだ』『胃が合う二人』(共著)。2020年からはストリップの踊り子として各地の舞台に立ち、三足のわらじを履く日々を送っている。

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