健康ライブラリー作品一覧

認知症の人の気持ちと行動がわかる本
健康ライブラリー
【寄り添い方と介護のコツが見えてくる!】
認知症の人に話が通じず、いくら教えてもダメ。「いいかげんにしろ!」と怒鳴ってしまう……。認知症が進むと、気持ちをうまく言葉にできなくなります。行動も不可解で、徘徊や火の不始末など、本人や周囲の人に危険が及ぶ行為もみられます。認知症の人がなにを考え、どのような気持ちでそのような不可解な行動をしているのか、わからない……。いくら親でも、これまで一緒にすんでいた配偶者でも、認知症の人の気持ちや行動が理解できないと混乱するだけです。まずは、認知症の人がすんでいる世界を理解しましょう。認知症の人にとっても、介護者にとっても、ラクな介護になるコツをお教えします。
【進行度と周囲の大変さは比例しない】
認知症は、もの忘れが多いという程度から、ほとんど寝たきりで人の顔も識別できなくなるまで、徐々に進んでいきます。本人も家族も、今の段階を知りたがりますが、認知症の進行度ははっきりと区分けできないのです。個人差も大きく、認知症のもとになる病気によっても違います。
進行度を知りたがるのは、今後、介護がより大変になるかどうかが心配だからでしょう。
ただ、介護は、初期だからラク、後期は大変というわけではありません。さまざまな問題行動も、それぞれ半年から1年ほどで収まっていくものです。むしろ、介護の大変さは、認知症の人の気持ちに寄り添えるかどうかに、大きくかかわっています。
【介護をラクにする4つのコツ】
1 ほめる・感謝する⇒「ありがとう」の言葉を忘れずに
2 同情する⇒あいづちをうちましょう
3 共感する⇒話の終わりに「よかったね」を
4 事実でなくても認める⇒思い込みをいったん受け入れて
【本書の内容構成】
巻頭 認知症の人がすんでいる世界を理解する
1 認知症になると起こること
2 不安に寄り添い、心配ごとには対策を
3 認知できなくても心は生きている
4 困った言動にも本人なりの思いがある
5 知識と情報が介護をラクにする

過活動膀胱がわかる本 頻尿・尿もれはこうして治す
健康ライブラリー
【なぜ起こる? 原因は? 薬は効く?】
日本では20歳以上の約1300万人が過活動膀胱に悩んでおり、若者から高齢者まで幅広く起こります。突然現れるがまんできないほど強い尿意に頻尿を伴うほか、切迫性尿失禁をあわせもつことで、外出できなくなるケースもあります。命にかかわる病気ではないものの、QOL(生活の質)を大きく下げるのです。
人には相談しにくい症状であることから受診のハードルも高く、「周りに気づかれずに解決したい」と考える人が多くいます。一方、運動と生活の見直しなどで大半が改善することは意外に知られていません。高い効果を発揮する薬や原因別の治療を行えば、症状はさらによくなります。
本書は、過活動膀胱の原因から、受診時の検査、自分でおこなう行動療法、薬物療法や手術、さらには「難治性」の場合の治療法までをくわしく解説。受診する勇気はないけれど、少しでも有益な情報を得たい、と思っている人に役立つ一冊です。
【主なポイント】
●過活動膀胱はがまんできない強い尿意があり、頻尿を伴う状態
●放っておくと膀胱の筋肉が衰えて「低活動膀胱」に
●前立腺肥大症、腹圧性尿失禁がある場合はその治療を優先
●間質性膀胱炎、がん、結石、感染症が起こっていることも
●気になる症状があれば、ためらわずに受診する
●受診を迷ったときの自分でできる重症度チェック
●過活動膀胱の治療には排尿日誌が役立つ
●膀胱訓練といっしょに毎日取り組む骨盤底筋訓練
【本書の内容構成】
第1章 どうして起こる? 原因は何?
第2章 受診によって治療の第一歩を踏み出す
第3章 治療は頻尿・尿もれを止める行動療法から
第4章 薬物療法や手術で確実に治す
第5章 よくならない、続けられないときは

名医が答える! 前立腺がん 治療大全
健康ライブラリー
■主な内容
1章 前立腺がんの特徴を知る
前立腺は、どんな器官?/前立腺がんが増えている?/症状は?/前立腺がん検診を受けたほうがよい?/何歳まで検診を続けるか?/前立腺肥大症と前立腺がんは関連する?/ など
2章 自分のがんの状態を知る
PSAが高値なら前立腺がんか?/診断までの流れは?/生検とは?/グリソンスコアとは?/限局がんとは? 局所進行がんとは?/リスク分類とは?/遺伝子検査は必要? など
3章 よりよい選択をするために
検査・治療はどこで受ければよい?/治療方針を決めるうえで大切なことは?/治療を急いだほうがよい?/高齢でも積極的な治療を受けられる?/男性機能は保たれる?/治療法によって費用はかわる? など
4章 前立腺がん治療の実際
監視療法ではなにをする?/手術で切除するのは前立腺だけ?/手術法の種類と特徴は?/放射線療法の種類は?/永久挿入密封小線源療法とは?/陽子線治療、重粒子線治療とは?/フォーカルセラピーとは?/ホルモン療法の進め方は?/遺伝子変異がある人が使える薬とは? など
5章 治療中・治療後の暮らし方
進行・再発を防ぐために心がけるべきことは?/手術後の尿もれは治るか?/放射線療法で起こりやすいトラブルは?/ホルモン療法を続けるときの注意点は?/性機能を回復させる方法は?/PSA値が高くなってきた。再発か?

75歳からのがん治療 「決める」ために知っておきたいこと
健康ライブラリー
【がんとの向き合う方と対処法がわかる!】
本書は、高齢の方ががん治療を選ぶ際に知っていただくと役立つ情報をまとめた一冊です。
がんに罹患する方の半数近くを75歳以上の方が占めています。75歳というのは、日常生活に制限がなく過ごすことのできる期間、健康寿命とされる年齢です。個人差がありますので一律にとは言えませんが、おおよそ75歳を超えると、がんへの対応は、治療の効果と心身への負担のバランスを取りながら考えていくことが大事になります。
しかし、がんの診断を受け、治療方法を話し合うとなると、「すぐに治療をしないと死んでしまうのではないか」とか「歳も歳だし、しんどいことはかなわない」など、いろいろな想いも湧きます。なにをどのように考えていけばよいのかわからず、患者さんもご家族も戸惑うことが多いのです。
がんについて、どのような方針でどのように治療していくかを決めるには、がんを患う人自身の考えを明らかにしておくことが大切です。
巻末には、「がん患者と家族のための考え整理ノート」を付けました。患者さん本人ならご自身で、ご家族の方なら、患者さん本人の考えを聞きながら、考えをまとめられるようにしてあります。
【本書の内容構成】
1 がんのようだ。さて、どうしよう
2 「決める」ために必要なこと
3 認知症があるとき、心配なとき
4 がん治療に取り組む
5 がんとともに暮らす

学習障害(LD)がわかる本 気づいて、支えるために
健康ライブラリー
【ひと目でわかるイラスト図解】
【うまく読めない、書けない、計算できない…】
学習障害(LD)とは、発達障害の一つです。読み書きや算数といった、学習の特定の分野で困りごとが起こります。
LDは幼児期では気づきにくく、たいていは小学校生活のなかで「みんなと同じようにできない」ということに直面して初めてわかります。うまくいかない状態が長引くほど、子どもは勉強が嫌になり、ひいては学校に行きたくなくなることもあります。だからこそ、早いうちに気づき、適切な支援につなげることが重要です。
LDの特性による困りごとは、アプローチのしかたで減らすことができます。勉強がうまくいかないのは、その方法が合っていないからです。
本書は、LDの基礎知識だけでなく、困りごとに合わせた工夫(アプローチ)も紹介しています。子どもの困りごとに「もしかしたら?」と思ったら、本書を手に取ってく
ださい。LDの理解と子どもを支えるために役立つ一冊です。
【主なポイント】
*学習障害(LD/SLD)は発達障害の一つ、知的な遅れではない
*「読む・書く」「計算・推論」「聞く・話す」など、苦手なことによってタイプが分かれる
*小学校に入学してから気づくことが多い
*ほかの発達障害のADHDやASDと併存することがある
*境界知能やギフテッドと併存する場合は困りごとが見えにくい
*通常学級で合理的配慮を受けるには
*学校でのサポートを本人、クラスメイトへどう伝えるか
*家庭での特訓や見守りは逆効果になることも
【本書の内容構成】
第1章 Q&A LDってなに? 気になること・知りたいこと
第2章 気づいてあげたい、学習面の困りごと
第3章 学校ではどんな支援が受けられる?
第4章 学校で学びやすくするには
第5章 家庭で親ができること

ADHDがわかる本 正しく理解するための入門書
健康ライブラリー
困った行動はなぜ? だれに相談する? 治療すればよくなる? この先どうなる? こんなADHDへの不安や疑問を解消できる、基礎からわかるADHD入門書です。
ADHDの疑いのある、または診断を受けた子どもの保護者に向けて、幼児期、学童期、青年・成人期に分け、それぞれのステージで現れやすい特性や困りごとを紹介するとともに、治療法の3本柱の「薬物療法」「行動療法」「環境変容法」について、しっかり解説します。
最新の情報、現在の問題点にもふれながらADHDとどう向き合い、どう対処するのが“子どもの幸せ”につながるかを伝える一冊です。
【本書の内容構成】
巻頭 ADHDをどれだけ理解できていますか?
第1章 「ADHD」ってどんなもの?
第2章 どこに、だれに相談する?
第3章 専門医のかかり方と治療法
第4章 家庭でできるペアレンティング
第5章 学校・地域と連携して支援を受ける
【主なポイント】
*ADHDは生まれつきの特性をもつ発達障害の一つ
*脳機能の偏りが原因で発症する。しつけとは関係ない
*成長とともに多動性や衝動性は軽快することが多いが不注意の特性は残りやすい
*正確な診断は支援につながる第一歩
*ADHDの症状は薬で改善することができる
*大声で叱るのは逆効果、叱らずに導く方法を身につける
*ほめることに重点を置き、適切な行動を引き出す
*どんなサポートが必要か、学校での支援から成人期の就労支援まで

名医が答える! パニック症 治療大全
健康ライブラリー
【こんな人は必読!】
動悸が激しい!息苦しい!また発作が…怖い!
パニック症は、パニック発作をくり返す病気です。パニック発作は、身体的な原因はないにもかかわらず、さまざまな不快な症状が突然生じるもの。過呼吸もその症状のひとつです。
しかし、過呼吸のないパニック発作もありますし、パニック発作があれば、必ずパニック症だというわけでもありません。パニック症の特徴や、本当の原因、発作が大きくなっていくしくみなどをよく知れば、発作が大きくなる前にできること、発作をくり返さないために自分でできることもみえてきます。本書では、Q&A形式で解説したパニック症を正しく理解できる一冊です。
【本書の内容構成】
第1章 パニック発作とパニック症
第2章 本当にパニック症なのか?
第3章 これからどうなる? 薬で治る?
第4章 考えと行動を見直そう
第5章 不安を軽くする生活のヒント

過敏性腸症候群(IBS) くり返す腹痛・下痢・便秘から脱出するには
健康ライブラリー
【ひと目でわかるイラスト図解】
【腸のねじれや落下が原因かもしれない!?】
腹痛をともない、便秘や下痢をくり返す「過敏性腸症候群」(IBS)。IBSでは一般的には、病型が診断され薬が処方されますが、改善しない人が少なくありません。
病名を聞くと、ストレスに過敏な人がなる病気と思うかもしれませんが、じつは原因はストレスだけではありません。
本書では、原因となる「体質」から4つのタイプ分けをして、それぞれの特徴から治療法までを解説します。本当の原因がわかれば、治る病気です!
【IBSの4タイプ】
1 ストレス型:「電車は各駅下車、試験や会議は中座」など、おもに下痢を伴う腹痛を起こす
2 腸管形態型:腸の形がねじれていたり、骨盤内に落ち込んでいたりして最初は便秘、ひどくなると下痢をくりかえす
3 胆汁性下剤型:胆汁酸が結腸内に流入し、食事内容にかかわらず食後に下痢になる
4 消化不良型:脂質や発酵性糖質(FОDMAP)の消化吸収能力の低下で、不消化物が発酵して下痢になる
【本書の内容構成】
1 なぜ起こる? 原因別のタイプと特徴
2 どんなことをする? 検査と診断
3 どう治す? 薬物療法を中心に
4 なにができる? 日常生活の注意

子どものこころの発達がよくわかる本
健康ライブラリー
【ひと目でわかるイラスト図解】
【発達心理学からみた赤ちゃんの成長】
こころの発達は、からだの発達と深く関係しています。例えば、赤ちゃんは身体を動かし、五感を使って外の世界を知っていきます。歩くようになることは、独立心や自我の発達を促します。行動範囲が広がると、興味や関心も高まり、言葉も増えていきます。
発達はさまざまな事柄が関係しあい、枝葉のように広がって進んでいくものなのです。たくさんの枝葉を支える太い幹と根っこが育つには、長い時間が必要です。子どもも親も試行錯誤して、失敗と修復を繰り返しながら、育っていきます。
本書では、保護者や保育者向けに、就学前までの子どもの発達や対応の具体例をわかりやすく解説しています。
発達には個人差があります。ゆっくりだからといって、あわてなくても大丈夫。その子なりのペースがあると考え、見守っていきましょう。目の前の子どものことを、子どもの目線から理解し、その子に合った向きあい方を見つけるのに、役立つ一冊です。
【本書の内容構成】
第1章 赤ちゃんは生まれたときから有能
第2章 触って、歩いて、世界を発見する
第3章 言葉があふれる、世界が広がる
第4章 他者に気づく、世界が変わる
第5章 社会への一歩を踏みだす

新版 森田療法のすべてがわかる本
健康ライブラリー
【いま注目の精神療法で、悩みと不安を解消!】
悩みへの対処法として、近年注目されるようになってきたのが、
精神医学者・森田正馬(まさたけ/しょうま)が創始した「森田療法」です。
もとは神経症に対する治療法として活用され、さまざまな症状に苦しむ人を救ってきました。
人生に悩みはつきものですが、共存することはできます。
それができないのは、生き方、考え方に無理があり、悩みを拡大させてしまっているからです。
森田療法は、拡大した悩みの背景にある生き方、考え方に着目します。
こうした森田療法の悩みのとらえ方が、不自然な生き方が増えているいまの時代に、
改めて必要とされているといえるでしょう。
社会の変化とともに、悩みも多様化しています。
本書では森田療法の考えを理解するだけでなく、悩みの内容に即し、
とらわれから逃れるための実践に結びつける方法も示しています。
【本書の内容構成】
第1章 森田療法とはなにか
第2章 人はなぜ悩むのか
第3章「あるがまま」でいるために
第4章 治療の受け方、進め方
第5章 森田療法で「不安」「うつ」を治す

腕が上がる 指が動く 脳卒中によるマヒのためのリハビリテーション・ハンドブック
健康ライブラリー
【“正しい訓練”でおこなえば、手の機能はUPする!】
脳卒中後遺症である運動マヒは、発症から6ヵ月たつとマヒの改善がほとんど見込めなくなるといわれています。急性期や回復期に対応するリハビリテーション専門病院などでは、退院後にはもとの生活能力に近いところまで回復することをめざし訓練します。
しかし、入院期間が限られているため、積極的に上肢(腕や手)の機能訓練をするというよりは、日常生活訓練を中心にせざるをえない状況にあります。こうして、マヒ側の手を使う機会を失ってしまう人が多いのです。
また、たとえ訓練に励んだとしてもマヒ手はよくならず、多くの人があきらめてしまっています。しかし、近年の磁気刺激療法やボツリヌス療法などの目覚ましい普及で、これ以上よくならないとされてきたマヒでも改善する可能性が出てきました。
上肢のリハビリテーション治療で一番大切なことは、マヒのレベル(程度)にあった正しい訓練法です。マヒがよくなるには順番があります。「質のよい訓練」があってこそ磁気刺激療法やボツリヌス療法も効果を十二分に発揮します。
本書では、患者さんがより自主的に取り組みやすいようにマヒのレベルにあわせた段階ごとの訓練法を紹介します。
【本書の内容構成】
Part1 スタート前準備編2
Part2 毎日チャレンジ実践編
STEP1 肩周りの筋肉を鍛える運動から
STEP2 支える力を高める運動を中心に
STEP3 腕と手を滑らかに動かすために
STEP4 日常生活でどんどんチャレンジ!
Part3 回復を促す治療法編

子どもが「発達障害」と疑われたときに読む本
健康ライブラリー
【その子は本当に「発達障害」なのか】
近年、「発達障害」といわれる子どもが急激に増えています。
「発達障害」の言葉が広まった結果、大人が理解できない子、
大人の期待どおりに育っていない子、扱いづらい子などが、
「発達障害」ではないかと疑われていないでしょうか。
落ち着きがない、忘れ物やミスが多い、集団行動ができないなどの
「発達障害のような症状」が現れる原因はどこにあるか、
今の困りごとへはどう対処するか、
どう育てていけばよいか、をくわしく解説していきます。
【本書の内容構成】
巻頭 その子は本当に「発達障害」なのか
1 まずは生活改善にとりくむ
2 子どもの発達を脳からみると
3 子どもを信じて育てる
4 信頼が成長につながる
5 大人が気をつけること
【主な対策ポイント】
*8時間睡眠では全然足りない
*早寝早起き朝ごはんのリズムを
*幼児にはスマホの情報は多すぎる
*家庭でも「あいまい言葉」を使わない
*ほめるのではなく子どもを認める
*発達のバランスをくずす言動に注意

名医が答える! 嚥下障害 治療大全
健康ライブラリー
【こんな人は必読!】
食べ物が飲み込みにくい!
リハビリ方法を知りたい!
管の挿入や胃ろうをすすめられた!
【食べる力を取り戻すためのQ&Aガイド】
「食事中によくむせる」「食べこぼしが多い」などの症状を「ああ、またか」と見過ごしていませんか?
これらは嚥下障害で起こりやすいサインです。
嚥下とは飲み込むことを指す言葉。
つまり口から胃にスーッと流れ込むはずの食物が途中で止まってしまったり、肺につながる気管のほうに入ってしまう誤嚥を引き起こしやすくなったりする状態が、嚥下障害です。
嚥下機能の低下は、窒息を起こしやすくするだけでなく、誤嚥性肺炎という、高齢者にもっとも多いタイプの肺炎を引き起こす原因にもなってしまいます。
口から安全に食べ続けるためには、食べる力の維持、あるいは回復させる取り組みが必要です。
本書では、嚥下障害の原因をはじめ、食べる力を回復するためのリハビリ法、回復がむずかしいときの選択など、Q&A形式で、疑問に応えます。
【本書の内容構成】
第1章 命にかかわる嚥下の問題
第2章 嚥下障害は治るのか
第3章 食べる力を高めよう
第4章 誤嚥せずに食べる工夫
第5章 十分に食べられなくなったら

大人の発達障害 働き方のコツがわかる本
健康ライブラリー
【がんばっているのに仕事がうまく進められない発達障害の人へ】
大人の発達障害では、職場での困難に直面する人が多い。
職場に適応して働き続けるにはどうしたらよいか――。
本書は昭和大学附属烏山病院の発達障害外来で行われている
成人の発達障害向けのプログラムを参考に、
職場での仕事の進め方や対人関係などが改善するためのメソッドをまとめたものです。
実践的な内容を盛り込み、より具体的に解説しました。
【本書の内容構成】
巻頭 自分の特性を確認しよう!
1 仕事をスムーズに進めたい!
2 対人関係で悩みたくない!
3 自己管理できるようになりたい!
4 医療と社会的支援が知りたい!

新版 食道がんのすべてがわかる本
健康ライブラリー
【ひと目でわかるイラスト図解】
【納得いく治療法を選択するために】
近年、食道がんを取り巻く状況は大きく変化しています。
鏡視下手術はますます広がりをみせ、
手術支援ロボットを導入する医療機関も増えています。
術前補助療法と手術をおこなったあと、従来の抗がん剤とは作用のしかたが
異なる新しい薬が使われる例もあります。
治療法の種類が増えるほど、自分にとってなにがベストの選択か、
悩まれることも多いでしょう。
医師に自分の状態をよく聞き、提案された治療法について自分でも調べ直してみましょう。
がん治療はなんらかのマイナス面があります。
体にやさしいなどという言葉も使われますが、
あくまでも従来の方法と比較してのことです。
自分が望む治療法だけでなく、食道がんそのもの、そして食道がんの
治療法全体を広く理解する必要があります。
納得できる治療を受けるには、正しい知識をもつことが不可欠です。
患者さん自身の覚悟と努力が悔いのない選択につながります。
みなさまが本書を活用し、よりよい治療を受けられることを願っています。
(まえがきより)
【主なポイント】
*進行するまでほとんど無症状、気になる症状があれば放置しないで
*のどや胃にもがんを併発する重複がんが多い
*治療方針の立て方は、病期(ステージ)、悪性度などを目安にする
*主な治療法は手術療法、化学療法、放射線療法、内視鏡治療。組み合わせることも
*モニターを見ながら手術する「鏡視下手術」「ロボット手術」をおこなう医療機関が増えている
*手術を受けない場合の標準的な治療法「化学放射線療法」
*保険適用の新しい治療薬「免疫チェックポイント阻害薬」の働き方
【本書の内容構成】
第1章 食道に、いったいなにが起きている?
第2章 状態に合わせた最良の治療法を選ぶ
第3章 手術を受けることになったら
第4章 抗がん剤と放射線で治すとき
第5章 治療後の生活をいきいきと過ごす

血液のがんがわかる本 リンパ腫・白血病・多発性骨髄腫
健康ライブラリー
【ひと目でわかるイラスト図解】
【どんな病気?どう治す?治療期間は?】
血液のがんは、リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫に大別されます。
中高年に多くみられる病気です。
社会の高齢化が進むにつれて、血液のがんにかかる人も増えています。
新たに診断される人の数は、最も多いリンパ腫だけで1年間に3万6千人超、
すべてあわせると6万人近くになります(2019年)。
ちなみに、リンパ腫は「悪性リンパ腫」ともいわれますが、
良性のリンパ腫というものはありません。
それぞれ何種類ものタイプがあり、タイプによって特徴も治療の進め方も違ってきます。
治療を急ぐべき場合がある一方で、無治療のまま様子をみていればよいもの、
ふだんの暮らしのなかで服薬しながらコントロール可能なものもあります。
血液のがんに対する治療は年々進歩しています。
がん細胞に的を絞った治療薬も登場し、移植治療を受けずとも落ち着く例も増えています。
本書では、血液そのものについての基礎知識をはじめ、病気のタイプ、
それぞれの特徴と治療の進め方、治療中・治療後の過ごし方を徹底解説。
血液のがんの患者さんが安心して治療を受けられるために役立つ一冊です。
【本書の内容構成】
第1章 「血液のがん」の基礎知識
第2章 リンパ腫の特徴と治し方
第3章 白血病の特徴と治し方
第4章 多発性骨髄腫の特徴と治し方
第5章 治療中、治療後の過ごし方

名医が答える! 変形性膝関節症 治療大全
健康ライブラリー
【こんな人は必読!】
ひざが痛い! 階段がつらい! 手術をするか、悩む!
【膝の痛みをラクにするQ&Aガイド】
膝の痛みの原因で最も多いのが、「変形性膝関節症」です。
変形性膝関節症は40歳以上で半数程度にみられるともいわれています。
加齢や生活習慣などの影響で膝関節の軟骨がすり減って、
痛みや動かしにくさといった症状が現れるのです。
困ったことに、すり減ってしまった軟骨や関節の変形は
自然に治ることはありません。
そのままにしておくと徐々に進行していきます。
変形性膝関節症は治療で痛みを軽減し、進行を食い止めることができます。
運動や生活改善など、日々の生活のなかでできることもあります。
病院で診断を受けたあと、何十年も自分で上手に膝の状態をコントロールしている人もいます。
治療法も進歩し、選択肢も多くなりました。
本書では、Q&A形式で変形性膝関節症や治療に関する疑問や悩みにお答えしながら、
膝の状態を改善する方法を解説しています。
気になるところだけお読みいただいてもけっこうです。
本書で疑問や不安を解消し、大切な膝を守って、
イキイキと自分らしい生活を続けていくお手伝いができれば幸いです。
(はじめにより)
【本書の内容構成】
プロローグ 膝の痛み よくある疑問を大解決!
1章 この痛み、どうして起こる? 進行するの?
2章 受診から治療方法を決めるまで
3章 うまく体を動かして、膝をラクにする
4章 生活の工夫と薬で暮らしやすく
5章 進行しても、手術で改善できる

発達障害グレーゾーンの子の育て方がわかる本
健康ライブラリー
【困りごとに向き合う 育て方のヒントが満載!】
発達障害の特性がみられるものの、
そこまでくっきりとは際立っていない、
いわゆる“ グレーゾーン” の子どもがいます。
発達障害の診断項目を満たすほど特徴的ではなくても、
発達に“でこぼこ”があり、そのために日常生活で困りごとがある状態です。
発達障害は目に見えにくい障害なので、なかなか周囲の理解を得にくいものです。
グレーゾーンならなおのこと。
発達のでこぼこを単なる「個性」と捉えて見過ごしてしまうと、
やがて周囲の環境とのミスマッチが高じて、本人が傷つき、
結果として、発達の遅れや二次障害につながることがあります。
毎日の生活では、理解と配慮、そして工夫が不可欠です。
本書では、声かけ、ほめ方、環境づくり、就学準備、学習支援など
幼児期から学童期までの子どもとの関わり方や工夫の仕方を紹介、
困りごとに向き合うヒントが満載の一冊です。
【本書の内容構成】
1 発達障害の“グレーゾーン”とは?
2 グレーゾーンの子の“発達支援”の基本
3 [幼児期]就学“前”にできること
4 [学童期]就学“後”にできること
【グレーゾーンの子育て方にはコツがある】
1 困っているなら、診断がなくても今すぐ支援を
2 専門機関への相談・受診は焦らなくていい
3 困りごとを整理して自分たちに合う方法を見つけよう
4 最初は手取り足取り、積極的に手伝ってOK
5 日常の小さな成功体験を積み重ねていこう

強迫症/強迫性障害(OCD) 考え・行動のくり返しから抜け出す
健康ライブラリー
【ひと目でわかるイラスト版】
【手洗い、確認…、一度始めると止まらない!】
100人のうち1~2人は、生涯のどこかで強迫症とされるような症状に悩まされるといわれます。いやな考えが浮かんで消えない、何度も同じことをせずにはいられないといった自分でコントロールできない症状に苦しみ、日々の生活にも影響しているようなら、そこから抜け出す手立てが必要です。
強迫症にみられるこだわりの強さから、「発達障害(生れながらの特性)」と診断されることもあります。症状に悩んでいても「発達障害だから」「そういう性格だから」などと考え、「治せない」とあきらめている人もいるでしょう。しかし、強迫症は治せる病気です。
ただし、強迫症を治すには、本人や周囲の人の深い理解が必要です。
すべて医師に任せていればいい、いやなことはせず、薬を飲んでゆっくり休もう、家族はできるだけ本人の望むとおりにふるまおう――こうしたほかの病気ならうまくいくようなやり方は、強迫症の場合、悪化につながってしまうのです。
強迫症をいかに改善していくか、家族はどう接していけば悪化を防げるのか、具体的な実践法を示していくのが本書です。強迫症の治療法として最も有効とされるERP(エクスポージャーと儀式妨害)を中心に、回復に向けた道筋を示していきます。
【強迫症の主な症状】
*不潔恐怖・疾病恐怖・不道徳恐怖 「汚れること」への嫌悪
*加害恐怖 他人に危害を与えたのではと悩み続ける
*不完全恐怖 理想と現実のギャップを埋めたい
*洗浄強迫 手洗い、消毒……一度始めると止まらない
*確認強迫 本当に確認したのか確認したくなる
*順序強迫・計画強迫「決まったとおり」でなければ許せない
*強迫性緩慢 行動は止まって見えるが頭の中は忙しい
*縁起強迫 儀式をするほど不吉な予感が増えていく

名医が答える! 不眠 睡眠障害 治療大全
健康ライブラリー
【名医が疑問に答える決定版!】
【こんな人は必読!】
ぐっすり眠りたい!
夜中に何度も目が覚める!
睡眠薬だけに頼りたくない!
【眠りの質を高めるQ&Aガイド】
なかなか寝つけない、途中で何度も目が覚める、朝早くに目が覚め、その後眠れない‥‥これらの症状のせいで睡眠不足の状態が続いていて仕事中に疲労感を感じやすかったり、作業効率が悪くなったり、ミスばかり続いて困ったりしていませんか。こうした状況は「不眠症」といえます。
不眠症をはじめ、睡眠にまつわることで悩んでいる人は、年齢を問わず多くいます。こうした眠りに関する悩みを甘く見てはいけません。「寝不足くらい」とか「気合でがんばれ」などと切り捨てる人もいますが、それは大きな間違いです。睡眠不足によって重大な病気を招くことがあるだけでなく、ぐっすり眠れない背景には危険な病気が潜んでいることもあるからです。
また、治療に用いられる睡眠薬に関する誤解も多く、そのことが適切な治療を阻む理由になっていることも見過ごせません。
本書ではQ&A方式で睡眠に関するさまざまな悩みや疑問にお答えしながら、睡眠の重要性と、眠りの質・量を改善する方法を解説しています。睡眠のメカニズムをはじめ、不眠症を含む睡眠障害とはいったいどういう病気なのか、理解が深まります。
【本書の内容構成】
第1章 不眠にはさまざまなパターンがある
第2章 睡眠のメカニズムを知っておく
第3章 睡眠障害ってなに?
第4章 睡眠障害の治療法
第5章 生活習慣を改善して睡眠の悩みを解消する