朝日の中の黒い鳥

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朝日の中の黒い鳥

アサヒノナカノクロイトリ

講談社学術文庫

1920年代「長年に亘って彼自身の視野から離れることがなかった」日出づる国日本で、外交官として過ごしたポール・クローデル。彼は本務の傍ら、日本各地への旅行、美術や演劇に対する旺盛な好奇心、様々な人々との出会いなどを通して、日本の風土と文化への理解を深めた。「素朴な驚きに満ちた目を見知らぬ国に向ける一人の訪問者」として、大正時代の日本をフランスの詩人がやさしく語る珠玉のエッセイ。


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目次

はじめに/日本人の心を訪れる日/炎の街を横切って/一年の後/日本文学散歩
能/歌舞伎/舞楽/文楽/自然と道徳――竹内栖鳳画伯に/杭州/雪――杵屋佐吉の音楽に倣って/二本の青い竹/橋/杖/松の中での譲位/後の国/小さな使者達/明治/雉子橋の家/太陽の深淵/アントニン・レイモンドの東京の家/帝の葬儀/力士の構え/日本への惜別/解説

書誌情報

紙版

発売日

1988年11月04日

ISBN

9784061588509

判型

A6

価格

定価:990円(本体900円)

通巻番号

850

ページ数

246ページ

シリーズ

講談社学術文庫

著者紹介

著: ポ-ル・クロ-デル(ポール・クローデル)

1868-1955。フランスの劇作家、詩人。外交官として中国など世界各国を歴任。1921年から1927年まで駐日大使。主著に『黄金の頭』『真昼に分かつ』『繻子の靴』『東方の認識』など。

訳・解説: 内藤 高(ナイトウ タカシ)

1949-2008。熊本市生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。東京大学及びパリ大学大学院博士課程修了。同志社大学教授、大阪大学教授を歴任。専攻は仏文学・比較文学比較文化。著書に『明治の音』。

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