やりたいことは二度寝だけ

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やりたいことは二度寝だけ

ヤリタイコトハニドネダケ

講談社文庫

毎日アッパッパー姿で会社に行き、仕事の合間に1.5Lの紅茶を飲み、帰りは商店街をふらふら歩く。検索やノート集め、炭水化物、サッカーをこよなく愛し、からあげ王子に思いを馳せ……。日々のささやかでどうでもいい出来事を“マヌケ面白い”視点で綴る、超庶民派芥川賞作家による脱力系初エッセイ集。


目次

1 今週の検索
ご自由に、の私的実態
今週のライフハック( 貧)
再犯の恐れ有り
子育てもったいない
パン・アンド・ミー
まぶたのバチバチ
アッパッパーの狡猾
米粉と鉄分の蜃気楼
憂い顔のニューフェイス
小学生と選挙
中央分離帯のスズムシ
個人的な歳時記
友達がいなさそう?
判断が難しい気温
大人とお片付けの歌
高嶺の葉っぱ
苦悩の実況
ユニークな防衛システム
すき焼きに追われる
マルチーズの正体
「働く私はみにくい」
いっそ妖精ということで
2 まぬけな日々
花見への情熱
会社員はカナリアか?
体は古くなる
ある部屋の歴史
石切さん
お茶屋と文筆業
無理してるクリスマス
成長はなくとも豆知識は増える
いい鍋と塾通い
走るモラトリアムとしての新幹線
とても幸せな箱のこと
飛ばない蝶、ふれあう甲虫
求む、ぽっちゃり神様
商店街の鑑賞
厄年との付き合い始め
栄光、凋落、筆圧
3 まぬけな日々の楽しみ
小心者の信心
極私的「お茶の時間」
ノートハンターの告白
ノートハンターの報告
養命酒とスペイン語
何者なのだアレックス【「まいにちスペイン語 エリのドキドキ☆スペイン留学」の感想】
ドラクエとわたしの二十年
ピクサーの三本
野球をする子が歩いて行く
二〇一〇年W 杯に向けて
サンマルコの包容力
4 作家で会社員
ショッピングモールの探索
なんとなくの旅はつづく
数珠のようなものと弟
北京五輪の夏にやっていたこと
からあげ王子
本屋さんと話す楽しみ
こんなはずではなかった
小説には書けない好きな言葉
「女が働くということ」に関する原稿
芋美と幸子│
あとがき
文庫版あとがき
解説 藤田香織

書誌情報

紙版

発売日

2017年07月14日

ISBN

9784062937184

判型

A6

価格

定価:770円(本体700円)

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2017年08月11日

JDCN

06A0000000000004756A

初出

本書は2012年6月に小社より刊行された単行本のうち数篇を除き、順序を変えて文庫化したものです。

著者紹介

著: 津村 記久子(ツムラ キクコ)

|著者|津村記久子 1978年大阪府生まれ。 大谷大学文学部国際文化学科卒業。2005年『マ ンイーター』(『君は永遠にそいつらより若い』 に改題、ちくま文庫)で第21回太宰治賞を受 賞し作家デビュー。‘08年『ミュージック・ ブレス・ユー!!』(角川文庫)で第30回野間 文芸新人賞、‘09年『ポトスライムの舟』(講 談社文庫)で第140回芥川賞、‘11年『ワーカ ーズ・ダイジェスト』(集英社文庫)で第28回 織田作之助賞、‘13年「給水塔と亀」で第39回 川端康成文学賞、′16年『この世にたやすい 仕事はない』(日本経済新聞出版社)で芸術選奨 文部科学大臣新人賞を受賞。著書に、『エヴリ シング・フロウズ』(文春文庫)、『まぬけな こよみ』(平凡社)、『これからお祈りにいきます』 (角川文庫)、『浮遊霊ブラジル』(文藝春秋)、 『くよくよマネジメント』(清流出版)、『カソウ スキの行方』(講談社文庫)、『二度寝とは、 遠くにありて想うもの』(講談社)など多数。

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