ブルーバックス作品一覧

人間工学からの発想
ブルーバックス
クオリティ・ライフを設計するための知恵!!
人間と機械との調和を求めて、ことにスピードの速い機械や複雑なメカニズムを持つ機械を対象にスタートした人間工学は、いまでは生活機器や建築空間にまで応用の範囲が広がっている。すなわち、人間――機械系から、人間――物系、さらに人間――空間系への進展である。
そして、このことは物の側から人間の側に視点を置き換えて対象を見直すことを促し、物質優先の既成概念に反省を呼びかけるような新しい価値体系を提供してくれる。

有機化学が好きになる
ブルーバックス
学校では学べない有機化学のエッセンス!
高等学枚の教科書を見ると、ほとんどが有機化学は後の方に出ています。もう化学なるものに少々うんざりした頃出会い、なんとなくさしせまった時間の中で、かけ足のようにして通りすぎ、カメの甲はむつかしい、という印象のみを残しているのではないかと思います。
今、幼い日の素朴な疑問にかえって、有機化学をながめなおしてほしい、これがこの本のねらいです。(「はじめに」より)

生命の化学
ブルーバックス
目まぐるしく変わる現代生化学
近ごろ、遺伝子工学の実用化が急速になされ、細菌やイーストに人間のタンパク質――インターフェロンや各種ホルモンを合成できるようになった。これは分子生物学の進歩の応用である。
しかし分子生物学は、生命の化学、すなわち生化学の基礎と技術を背景にして成立している。本書は生化学入門であって、かなり最新の知見まで盛り込んである。(訳者あとがきより)

微積分に強くなる その意味と考え方
ブルーバックス
微積分の考え方の基礎とは微積とは何なのか。微積がどのように理解されているのだろうか……そして「私にとっても微積とは」……こうした背景の下に書き下したのが本書である。ねらった的を一言でいえば“微積分、正体みたり、はさみうち”である。微積というと、極限の考えがその基礎となる。これを、未知のものを、既知のものではさみこむ操作としてとらえたのである。当然のことながら、いろいろな不等式が活躍するのである。
微積分の考え方の基礎とは
微積とは何なのか。微積がどのように理解されているのだろうか……そして「私にとっても微積とは」……こうした背景の下に書き下したのが本書である。ねらった的を一言でいえば“微積分、正体みたり、はさみうち”である。微積というと、極限の考えがその基礎となる。これを、未知のものを、既知のものではさみこむ操作としてとらえたのである。当然のことながら、いろいろな不等式が活躍するのである。詳しくは、本文を読んでいただきたい。(はじめにより)

ゴルフの科学 生体情報科学は教える
ブルーバックス
だれにも通じるゴルフ理論をめざして
……スポーツの技術を客観的に科学化することは、たいへんむずかしい仕事である。スポーツはすべて体験により修得するものである。その限り、きわめて主観的であることをまぬかれない。名人上手といわれる人でも、自分の主観的な体験をだれにも理解できるように客観化することには、またべつの困難がある。……しかしわたしは自分の専門とする生体情報科学の立場を唯一の手がかりとして、あえてこのむずかしい仕事にとりくんだ。(はじめにより)

釣りの科学 新しい釣魚学入門
ブルーバックス
この本では、いくつかの、例外的な釣魚も紹介しているが、それはあくまでも例外であって、本旨は、魚を釣るうえに必要な科学的知識の探究におかれている。深海魚とか、ヤツメウナギとか、興味ある魚類は多いが、あくまでも「釣りの科学」に徹して、とりあげる魚類は、釣りの対象魚にしぼっている。これを契機に、日本の釣魚学がさかんになることをわたしは願っている。
(本書「釣魚学とはなにか」より)

科学論文をどう書くか 口頭発表の仕方まで
ブルーバックス
科学論文の書き方・発表の仕方!!
●情報の送り手として心得ておきたいコミュニケーションの基本技術。
●論文の作成者、講演の発表者は、読者や聴衆との環境相関をつくれ。
●論文の発表ばかりでなく、書くときにも駆使したい視聴覚技法とは。
●OHPやスライドの見やすい視覚パターンを作るための原理と構成。
●研究ノートは、論文準備の第一歩から執筆完了まで、常に影の主役。
●科学論文に欠かせない図表の効果的提示法は、新しい発見をも生む。

薬の効果・逆効果 臨床薬理学入門
ブルーバックス
正しい知識を身につけて、薬に強くなろう!!
苦しいときの神だのみといったように、病気になって薬を使うとき、私たちはその効きめだけで頭がいっぱいになり、使い方を誤った場合はもちろん、正しい使い方をしたとしても副作用がでてくる可能性があることを忘れがちです。薬の学問は日進月歩で、より安全で効果の高いものが、研究・開発されていますが、まだ効きめと毒性がすっかり切り離せたわけではありません。「毒と薬は紙一重」という教訓を頭に本書を読んで、あなたも薬に強くなって下さい。

トレーニングの科学 パワー・アップの理論と方法
ブルーバックス
科学的で合理的なトレーニングを行うために!!
〈パワ-〉ハイ、ミドル、ローをそれぞれのパワーをアップする法は?
〈筋肉〉速筋線維と遅筋線維の違いは? その鍛練法は?
〈肺と心臓〉最大酸素摂取量を増すためのトレーニングは?
〈食事〉各種のトレーニングに見合った正しい食事の摂り方は?
〈男と女〉性差とスポーツの記録にはどんな関係があるか?
〈年齢〉どんな年齢に何を主眼にトレーニングをしたらよいか?

新しい気象学入門 明日の天気を知るために
ブルーバックス
地上最強の風は音速に近い!
それはアメリカでトルネードと呼ばれる竜巻の風である。
といって観測器械のすべてが破壊されてしまうため、
実際に観測された記録はない。しかし、被害状況から推定する限り、
平均風速でも毎秒150メートルを越え、
最大風速となると、その2倍もしくは3倍くらいと推測されている。
まさに竜が嵐を呼び、天に翔け昇っているような迫力である。
いったいこのような竜巻はどうやって起こるのだろう?

ゆらぎの世界
ブルーバックス
さまざまな“ゆらぎ”の不思議をさぐる
《航空機事故》25年間に世界で起こった145件の事故は偶然の出来事ではなかった!
《日本の都市人口》人口の順位にしたがって並べると人口と順位の積はほぼ一定となる!
《絵画のスペクトル》ルノアール、ピカソの絵、そしていしいひさいち氏の漫画「ヤスダ」を比較すると……
《高速道路の流れ》なぜ自動車は群(むれ)をなして走るのか。その流量ゆらぎの原因は?
《人間とゆらぎ》片足立ちをすると身体は大きくゆれる。人には2種類のパターンがある!
《ニュース放送の声》英語と日本語のそれとでは、明らかな差がある。どんな差か?

鉄道の科学 旅が楽しくなる本
ブルーバックス
最新鉄道科学の精髄
ドアの力はどれくらい?――すぐ開いても危いし、強すぎても困るのだが。
突然ふるえ出す電車――蛇行動はどうして発生するか?
鉄のレールの上を鉄の車輪がどうして走れるのか?――カギは粘着力。
カルダンとは何ぞや?――機械といえばまず駆動装置を描いてほしい。
600メートルが勝負?――発電・回生ブレーキのメカも知っておこう。
連結器の秘密――全国一せいに取り替えるときが大変だった。
ML500のメカは?――時速500キロはすでに達成されている。

ジャンボジェットはどう飛ぶか ボーイング747のメカニズムを楽しむ
ブルーバックス
飛ベジャンボ!
ジャンボは大きな翼をいっぱいに広げ、ゆっくりと滑走路の中心に正対して停止する。一瞬、冷たい静寂が漂う。いままさに、操縦室(コックピット)も緊張の一瞬に違いない……管制塔より離陸許可(テイクオフ)が出た。と同時に、四基のターボファン・エンジンは全開される。推力84トンのパワーが巨体をぐんぐん加速させてゆく。10秒、20秒、30秒……。右席の副操縦士がすばやく「ブイ・ワン!」(臨界点速度)を機長に告げる。そして「ロー テート!」。その瞬間、機首はぐんと大空を向く。いま、ジャンボの離陸の瞬間である。

暗号の数理 作り方と解読の原理
ブルーバックス
「暗号」の作成と解読の原理を見る!!
《最高級の知的遊戯》暗号作成と解読技術の果てしない闘い!
《古代のシーザー暗号》とは? DBFTBSが解読できればおわかりのはず!
《多表式暗号》慣用の暗号の主流。その解読の手法は……?
《公開鍵暗号系》最新の暗号体系の原理を紹介!
《本当に解読不可能か?》公開鍵暗号系の問題点を探ってみると……。
《暗号と計算機》高性能計算機の出現がもたらしたものはなにか……?

化学ぎらいをなくす本 化学再入門
ブルーバックス
この本は、一度化学のおせわにはなったがどうもよくわからない、どうも味気ないという、一種の失意を味わった人にむけて書かれたものです。H2はマルで、C2はどうしてペケなのか――といった意外性のある例をひきながら、対話形式で読物風に書いてあります。この本によって、眼がさめたように化学がわかるようになった、面白くなったという人が、どんどん出てくることを期待したいものです。

数学質問箱
ブルーバックス
数学に強くなる秘訣! それは……。数学に強くなる方法! それはどんなに小さなことでも、わからないことはどんどん質問することです。わからないことをためておくと、いつのまにか、塵もつもれば山となる。結局、わからない、むずかしい、ということになってしまいます。わからないことを聞くことは恥ずかしいことではありません。さあ、あなたもどんどん質問をして、数学に強くなってください。
数学に強くなる秘訣! それは……。
数学に強くなる方法! それはどんなに小さなことでも、わからないことはどんどん質問することです。わからないことをためておくと、いつのまにか、塵もつもれば山となる。結局、わからない、むずかしい、ということになってしまいます。わからないことを聞くことは恥ずかしいことではありません。さあ、あなたもどんどん質問をして、数学に強くなってください。

エントロピーとは何か 「でたらめ」の効用
ブルーバックス
エントロピー的な力とは何か?
気体を箱に入れると、箱のカベに中から圧力がかかる。分子的な立場からいうと、気体がひろがろうひろがろうとするのは、分子がはげしく走りまわっていて、スキさえあれば遠くへ遠くへ脱出しようとするからである。ところが一方、気体がひろがろうとすることと、そのエントロピーを大きくしようとすることとは同じことなのだから、つまりはエントロピーをふやそうとする傾向が圧力となってあらわれる、といってよいことになるわけだ。(本書5章より)

楽器の科学 角笛からシンセサイザーまで
ブルーバックス
科学を楽しむ本――もちろん楽器を楽しみながら
《口笛》は唇の振動で鳴るのではない。空気の振動で鳴るのである。
《ほら貝》はしかし、唇で鳴らす。木の吹き口がついていれば比叡山より南方のもの。吹き口が断ち切りならば北方のもの。
《バイオリン》のエネルギーは0.00数ミリワット。
《オーケストラ》全体でも70ワット。やっと螢光灯3本分。だが、これで聴衆は酔う。
《シンセサイザー》はかけひの応用。電圧をためては放出し、波を作る。
本書は1979年初版発行です。
同じくブルーバックスから『楽器の科学 美しい音色を生み出す「構造」と「しくみ」』が刊行されていますが、こちらは2022年4月発行で、著者・内容ともに異なります。

数学ぎらいをなくす本 数1を突破口として
ブルーバックス
ああ、数学なんて、この世からなくなってしまえばよいのに!……と思っている人は多いでしょう。こういう人たちの考えを何とか変えてあげることはできないでしょうか?
この本で私(著者)が書きたかったことは(1)あきらめないこと (2)じっくりやること (3)楽しんでやること の3つに要約できるでしょう。
数学ぎらいの人たちの大半は非常にあきらめの早い人たちのようです。また、手っとり早くやり方だけを覚えようとする人たちのようでもあります。最後に、「遊びのこころ」で数学に対することができれば、もう、しめたものなのですが……。(序文より抜粋)

生物はなぜ進化したか 現代進化論の盲点をつく
ブルーバックス
なぜ魚が人類にまで進化したのか?
《生物はなぜ陸に上がったのか?》
4億年前の大陸上昇期、海の陸化にともなって陸にとり残された
《陸に上がった生物はどうしたか?》
まず乾燥に耐え、悪化する気候変化に耐えねばならなかった
《進化の方向とは?》
環境に対する適応力の増大の方向こそ進化の方向である
《人類出現の時》
寒暖の差が最も激化し氷河時代が到来した時、猿は樹から降りた……