ブルーバックス作品一覧

ジャンボジェットはどう飛ぶか ボーイング747のメカニズムを楽しむ
ジャンボジェットはどう飛ぶか ボーイング747のメカニズムを楽しむ
著:佐貫 亦男,装画:越智 恒雄
ブルーバックス
飛ベジャンボ! ジャンボは大きな翼をいっぱいに広げ、ゆっくりと滑走路の中心に正対して停止する。一瞬、冷たい静寂が漂う。いままさに、操縦室(コックピット)も緊張の一瞬に違いない……管制塔より離陸許可(テイクオフ)が出た。と同時に、四基のターボファン・エンジンは全開される。推力84トンのパワーが巨体をぐんぐん加速させてゆく。10秒、20秒、30秒……。右席の副操縦士がすばやく「ブイ・ワン!」(臨界点速度)を機長に告げる。そして「ロー テート!」。その瞬間、機首はぐんと大空を向く。いま、ジャンボの離陸の瞬間である。
暗号の数理 作り方と解読の原理
暗号の数理 作り方と解読の原理
著:一松 信,装丁:永美 ハルオ
ブルーバックス
「暗号」の作成と解読の原理を見る!! 《最高級の知的遊戯》暗号作成と解読技術の果てしない闘い! 《古代のシーザー暗号》とは? DBFTBSが解読できればおわかりのはず! 《多表式暗号》慣用の暗号の主流。その解読の手法は……? 《公開鍵暗号系》最新の暗号体系の原理を紹介! 《本当に解読不可能か?》公開鍵暗号系の問題点を探ってみると……。 《暗号と計算機》高性能計算機の出現がもたらしたものはなにか……?
化学ぎらいをなくす本 化学再入門
化学ぎらいをなくす本 化学再入門
著:米山 正信,装画:漫画庁
ブルーバックス
この本は、一度化学のおせわにはなったがどうもよくわからない、どうも味気ないという、一種の失意を味わった人にむけて書かれたものです。H2はマルで、C2はどうしてペケなのか――といった意外性のある例をひきながら、対話形式で読物風に書いてあります。この本によって、眼がさめたように化学がわかるようになった、面白くなったという人が、どんどん出てくることを期待したいものです。
数学質問箱
数学質問箱
著:矢野 健太郎
ブルーバックス
数学に強くなる秘訣! それは……。数学に強くなる方法! それはどんなに小さなことでも、わからないことはどんどん質問することです。わからないことをためておくと、いつのまにか、塵もつもれば山となる。結局、わからない、むずかしい、ということになってしまいます。わからないことを聞くことは恥ずかしいことではありません。さあ、あなたもどんどん質問をして、数学に強くなってください。 数学に強くなる秘訣! それは……。 数学に強くなる方法! それはどんなに小さなことでも、わからないことはどんどん質問することです。わからないことをためておくと、いつのまにか、塵もつもれば山となる。結局、わからない、むずかしい、ということになってしまいます。わからないことを聞くことは恥ずかしいことではありません。さあ、あなたもどんどん質問をして、数学に強くなってください。
電子あり
エントロピーとは何か 「でたらめ」の効用
エントロピーとは何か 「でたらめ」の効用
著:堀 淳一,装画:鈴木 吉男
ブルーバックス
エントロピー的な力とは何か? 気体を箱に入れると、箱のカベに中から圧力がかかる。分子的な立場からいうと、気体がひろがろうひろがろうとするのは、分子がはげしく走りまわっていて、スキさえあれば遠くへ遠くへ脱出しようとするからである。ところが一方、気体がひろがろうとすることと、そのエントロピーを大きくしようとすることとは同じことなのだから、つまりはエントロピーをふやそうとする傾向が圧力となってあらわれる、といってよいことになるわけだ。(本書5章より)
楽器の科学 角笛からシンセサイザーまで
楽器の科学 角笛からシンセサイザーまで
著:橋本 尚,装丁:ウノ カマキリ
ブルーバックス
科学を楽しむ本――もちろん楽器を楽しみながら 《口笛》は唇の振動で鳴るのではない。空気の振動で鳴るのである。 《ほら貝》はしかし、唇で鳴らす。木の吹き口がついていれば比叡山より南方のもの。吹き口が断ち切りならば北方のもの。 《バイオリン》のエネルギーは0.00数ミリワット。 《オーケストラ》全体でも70ワット。やっと螢光灯3本分。だが、これで聴衆は酔う。 《シンセサイザー》はかけひの応用。電圧をためては放出し、波を作る。 本書は1979年初版発行です。 同じくブルーバックスから『楽器の科学 美しい音色を生み出す「構造」と「しくみ」』が刊行されていますが、こちらは2022年4月発行で、著者・内容ともに異なります。
数学ぎらいをなくす本 数1を突破口として
数学ぎらいをなくす本 数1を突破口として
著:田村 三郎,装画:稲垣 行一郎
ブルーバックス
ああ、数学なんて、この世からなくなってしまえばよいのに!……と思っている人は多いでしょう。こういう人たちの考えを何とか変えてあげることはできないでしょうか? この本で私(著者)が書きたかったことは(1)あきらめないこと (2)じっくりやること (3)楽しんでやること の3つに要約できるでしょう。 数学ぎらいの人たちの大半は非常にあきらめの早い人たちのようです。また、手っとり早くやり方だけを覚えようとする人たちのようでもあります。最後に、「遊びのこころ」で数学に対することができれば、もう、しめたものなのですが……。(序文より抜粋)
生物はなぜ進化したか 現代進化論の盲点をつく
生物はなぜ進化したか 現代進化論の盲点をつく
著:浅間 一男,装画:渡辺 冨士雄
ブルーバックス
なぜ魚が人類にまで進化したのか? 《生物はなぜ陸に上がったのか?》 4億年前の大陸上昇期、海の陸化にともなって陸にとり残された 《陸に上がった生物はどうしたか?》 まず乾燥に耐え、悪化する気候変化に耐えねばならなかった 《進化の方向とは?》 環境に対する適応力の増大の方向こそ進化の方向である 《人類出現の時》 寒暖の差が最も激化し氷河時代が到来した時、猿は樹から降りた……
新しい科学論
新しい科学論
著:村上 陽一郎
ブルーバックス
人間にとって科学とは何なのかを考える……自然科学は、けっして人間や人間社会から切り離された、中立の道具などではないのです。良かれ悪しかれ、その時代その社会の基本的なものの考え方、底流となっている前提と結ばれているものなのです。……現代の科学は、その長所も欠点も、わたくしども自身のもっている価値観やものの考え方の関数として存在していることを自覚することから、わたくしどもは出発すべきではないでしょうか 人間にとって科学とは何なのかを考える ……自然科学は、けっして人間や人間社会から切り離された、中立の道具などではないのです。良かれ悪しかれ、その時代その社会の基本的なものの考え方、底流となっている前提と結ばれているものなのです。……現代の科学は、その長所も欠点も、わたくしども自身のもっている価値観やものの考え方の関数として存在していることを自覚することから、わたくしどもは出発すべきではないでしょうか。今日の自然科学は、今日のわたくしども人間存在の様態を映し出す鏡なのです。(本書「第二章」から)
電子あり
物理現象を読む 身近な出来事を見直し、考えよう
物理現象を読む 身近な出来事を見直し、考えよう
著:藤井 清,著:中込 八郎,その他:永美 ハルオ,装丁:上野 隆,その他:中込 八郎
ブルーバックス
あなたも小さなガリレイ、小さなニュートン 《ピサの斜塔実験》重さの違う球の落下の伝説を再確認してみよう 《基本的な運動の観察》自由落下、衝突、振り子の運動などからなにが読み取れるのか 《身近な力学問題》慣性力、遠心力、鉛直面内の円運動はいつ、どんな場合に見つけられるか 《瞬間の物理》ミルククラウン、風船の破裂、雨の落下中の形などを高速度写真で見ると…… 《色を見る》薄膜の色、回折、虹、偏光、干渉など光の世界をさぐる 《電気と生活》永久磁石と磁界、電流がつくる磁界、直流・交流モーターの原理など磁気作用を考える
水とはなにか
水とはなにか
著:上平 恒
ブルーバックス
水は特殊な物質である! 水素と酸素からなる最も単純な化合物――水は、そのなじみの深さの割には特殊な物質だといえる。液体(水)の方が固体(氷)よりも密度が大きいこと、4℃で最大密度になること、物を溶かす能力がいちばんあること、表面張力がきわめて大きいことなど決して常識的な物質ではない。意外にも、水や氷の構造が本当の意味で理解できるようになったのはつい最近のことである。また、これら水の構造の解明によって、生命の営みがいかに水の様々な性質に負っているかがわかってきたのである。
現代数学小事典
現代数学小事典
その他:寺阪 英孝
ブルーバックス
本書の特色―― ●高校の数学を勉強した人なら十分アタックできる程度の読物形式で作った新しい数学事典。 ●現代数学を「数学基礎論」、「代数学」、「解析学」、「幾何学」、「トポロジー」、「応用数学」の6部門に分け、ほぼ全般を解説。 ●各部門は、さらに幾つかの小部門に分けられ、統一した解説が施されている。また有名な数学者は、別にエピソードをまじえて詳しく紹介されている。 ●本文中の重要な数学用語、数学者は太字にし、そこで定義や詳しい内容、仕事の紹介がなされている。 ●索引は、用語、定理、人名各索引より成り、五十音順に配列されている。またそれぞれに英訳がつけられ使いやすくなっている。
非ユークリッド幾何の世界
非ユークリッド幾何の世界
著:寺阪 英孝
ブルーバックス
考える喜びをあなたに!! 平行線とは同じ平面上にあって互いに交わらない二直線のことである。ではこの平行線はどう見えるだろう?たとえば東西に真っすぐ延びた線路――この平行な二直線は地平線の一点に集まっているように見える。東を見ても西を見ても……。それでは平行線とは2つの無限遠点で交わっている直線なのだろうか?本書とともにこんな素朴な疑問を追っているうちに、いつの間にか、あなたは、幾何学とはどんな学問かを悟り、非ユークリッド幾何の世界に踏み込んでいる自分に気づくことだろう。
パズル数学入門 楽しみながら学ぶために
パズル数学入門 楽しみながら学ぶために
著:田村 三郎,著:藤村 幸三郎,装画:永美 ハルオ
ブルーバックス
数学の考え方が知らず身につく ●基本的パズル――やさしいが解答の考え方が大切なもの。 ●算数のパズル――不用意に答えると、とんでもない落し穴が待っている。 ●図形のパズル――ひらめき即解答、これこそパズルのだいご味。 ●組み合わせのパズル――ケースに分類し、秩序正しく数えあげるには……。 ●確率のパズル――偶然やギャンブルの勝負を数学的に明確にする。 ●論理のパズル――数式を用いず論理的推論のみを用いて解けるパズル。 ●諸種のパズル――既成の分野に入らない最もパズルらしいパズル。
物理質問箱
物理質問箱
著:都筑 卓司,著:宮本 正太郎,著:飯田 睦治郎,装画:漫画庁
ブルーバックス
読者の質問に答える本 日常、当然だと見過ごしているような事柄に対して疑問をもち、探究してゆくことから科学がはじまる。 「地球はなぜ丸いのか」 「宇宙に果てはあるのだろうか」 「ガラスはなぜ光を通すのか」 「鏡にうつる像はなぜ左右だけ反対になるのか」 「虹はどうして半円形になるのか」 素朴なだけに本質的でやっかいなこのような質問に、それぞれの専門家が回答する。
森の生態学
森の生態学
著:四手井 綱英,装画:渡辺 富士雄
ブルーバックス
木が集まれば森でしょうか……? 《都市公園内の樹林》は森林生態系とは呼べない。なぜ? 《食物連鎖》喰う、喰われる関係を辿っていくと…… 《常緑樹》だから落葉しないかというと、そうではない 《針葉樹》と《広葉樹》の葉形の違いは何を意味するか 《極相林》植生の遷移の行きつく先 《森の動物》クマ、シカ、タヌキ、キツネ……
複雑さに挑む科学
複雑さに挑む科学
著:柳井 晴夫,著:岩坪 秀一
ブルーバックス
「多変量解析」をあなたのものに!! 《世の中は単純ではない》社会現象を多元的にとらえる“眼”をもとう。 《未知の因子をさぐる》社会現象の陰にかくれた因子や情報を発見するには? 《因果関係をさぐる》米を大食すると胃ガンになる? しかし……。 《数量化とは?》数値で表しにくいものをある種の手続きで数値変換すると? 《分類の話》基準によってさまぎまに変わる分類の仕方を紹介する。 《多変量解析》は、複雑な人間行動を科学するための可能性に満ちた手法だ!
英和科学用語辞典
英和科学用語辞典
監:崎川 範行,編:芦ケ原 伸之,編:増山 信司,装丁:中井 幸一
ブルーバックス
本書の特色―― ●各科学分野の基本的な用語に、新聞、雑誌等の科学記事に頻出する用語あわせて約16000語を収録。 ●英語による項目をアルファベット順に並べ、日本語訳と簡略な説明をつけ、ハンディーな科学用語辞典とした。 ●巻末に和文索引を設け、和英両方から引けるように工夫。 ●複雑な凡例をなくし、簡略で見やすいように配慮。なお普通の辞書で引けるごく一般的な用語は除いた。
元素とはなにか
元素とはなにか
著:吉沢 康和,装画:梅田 英俊
ブルーバックス
この世界をつくるもの! 《ただいま106番!》元素の数はだんだんふえてゆく。 《核種という呼び名》原子核により分類された原子の種類―― 《メンデレーフの予言》彼の周期表の空席は埋められたが、その終わりは不明。 《元素の性質と周期性》それは原子の構造・電子軌道から説明される。 《元素の限界》どこまで重い元素をつくり出すことができるか? 《エキゾチック・アトム》100万分の1秒で消えるうたかたの原子――
金属とはなにか ―文明を支える物質のチャンピオン―
金属とはなにか ―文明を支える物質のチャンピオン―
その他:E.M・ザビツキ-,著:C.B・クリャチコ,訳:木下 高一郎,監:斉藤 恒三,監:小坂 岑雄,装画:永美 ハルオ
ブルーバックス
豊かな生活はさまぎまな金属から生まれる! 《橋が落ちる》巨大な橋が崩れる!原因はなにか? 《ダマスク鋼の剣》その刃に触れた絹のハンカチは真っ二つ!切れ味の謎は? 《カメレオン金属》温度変化とともに構造が変化する! 《すずコレラ》スコット探険隊を死に追いやった金属の病気! 《期待されるアルミニウム文化》鉄文化をしのぐ2000種のアルミ合金! 《水より軽い金属》リチウムとマグネシウムが可能にする世界 《記憶する金属》もとの形を知っているニチノール合金! 《未来の金属》宇宙空間でつくられる金属に期待する