講談社+α新書作品一覧

とっさには英語にしにくい日常語暗記法
講談社+α新書
「ぴんとくる」「しょげる」「とぼける」
これが言えるコツ、覚えるコツ!!
ごく普通によく使う言葉なのに、英語にしようと思うと「ん!?」。
そんな日常語を二択問題を解きながら覚えられる!
各問題の解説で暗記のコツを伝授!
●くたくたで→be[ ]in
●だめになる→go to[ ]
●とぼける→play[ ]
日本人が最も当惑するのが、感覚的にわかっているのに、「とっさには英語にしにくい日常語」「わかっちゃいるけど出てこない英語」の存在です。
本書ではこのような日常英会話においてよく使われる表現や、使えたら会話に弾みがつきそうな、ちょっと気の利いた表現を「動物や植物を使った英語からスーッと入る!」「身体のどの部分を使うかを考えると覚えやすい!」といったカテゴリーに分類してみました。
[ ]内を補う選択問題形式にすることで、推測する楽しみを付与し、学習効率の向上を図っています。
また各問題の解説では、その表現の由来や類似表現、関連表現を並べ、どのようなイメージで覚えると覚えやすいかを提案してみました。

金融破綻に備える個人資産の危機管理
講談社+α新書
どうやったら自分の力で「預金」を守れるのか!?
テロや震災などの事件、銀行の倒産、大企業の経営破綻、生保破綻、損保破綻、日本版401kの導入など、個人資産のリスクは増大。何をあてにしたらいいのか!!
●バブル崩壊と日本型経営の崩壊
●世界的な資本主義の危機
●日本の金融システムは弱いのか
●銀行統合・合併時の「電算リスク」
●ペイオフは預金の危機なのか
●預金防衛術はあるのか
●外国銀行への預金は有利か、不利か
●401kにはどんなリスクが
●安全なはずのMMFが元本割れの理由
●日本版ビッグバンと資産リスクの拡大
かつて銀行は安全だといわれていた時代は、もう昔のこととなってしまったのか。銀行が倒産の危機に追い込まれるなどということは、バブル前までは信じられなかった。
預金までもが、自己責任の原則が求められるようになってきた。自分の力で「預金」を守り通さなくてはならない。「銀行も潰れる時代」、正直いって物騒な時代になってしまったのだ。
ペイオフが解禁された以上、それに対しての備えを私たちはしなくてはならない。
預金、老後資金、401k、株取引も危ない。どこにお金を預ければよいのであろうか。

本田宗一郎と知られざるその弟子たち
講談社+α新書
ベストセラー車を次々創りだすホンダの底力!!
ロボット開発、RV車の大ヒット、フィットの大爆発、中国進出の戦術戦略――創業者の理念を受け継ぐ直弟子、孫弟子たちの知られざる企業力ドラマとホンダ魂に迫る!!
●世界初のヒト型ロボット〔P2〕
●極秘プロジェクト・ロボット屋
●フィット――良品に国境なし!
●デザインは企業の思想
●世界一負けず嫌いな男たち
●ホンダ魂の継承者
●自分流が個を活かす!
●ホンダが中国で成功した理由(わけ)
●中高年集団の大仕事
●弟子たちが受け継ぐホンダ魂
ホンダが2足歩行ロボットの研究をスタートさせたのは、日本がバブル景気に沸き始めた1986年である。その先見性もさることながら、私がホンダのロボット開発で注目したいのは、「自由闊達」な企業風土である。
広瀬真人は、中途入社組だ。生え抜きのエリート技術者ではない。後に紹介する、もう1人のロボット技術者の竹中透も、ヘッドハンティングでホンダにやってきた。
広瀬は、いまもってホンダの「自由闊達」というか、単刀直入、率直、あるいは物事にこだわらないホンダスピリッツに関心するのだ。
「あのう、私は何をやったらよろしいのでしょうか」。彼は、思わず間抜けた声で、田上にたずねた。その答えがまた、ふるっていた。
「おまえは鉄腕アトムをつくれ」

症状別・体質改善ができる食べもの・食べ方
講談社+α新書
がん、生活習慣病、心筋梗塞などを防ぐ・治す食生活術!!
疲れる、太る、おなかの調子が悪いなど誰もが感じる症状から、血圧が高い、肝臓が弱い、アレルギーなどの体質を改善する食事法!食べ方で「からだ」が変わります!!
●疲れやすい
●体力・記憶力が落ちてきた
●二日酔いになる
●かぜをひいた
●中年から太ってきた
●血圧が高い
●肝臓が弱い
●がんを予防する
●動脈硬化を予防する
●骨粗しょう症を予防する
わたしは講演のつど、「どんなすばらしい食品にも欠点があり、その欠点は過剰に摂取したときにあらわれます。その食品の欠点をからだがうけないためには、ときどき食べない日をつくり、そして他種類を組みあわせて欠点を補い、栄養成分のレベルアップをした食べ方をしてほしい」と話しています。
人それぞれに遺伝子は違うわけで、その違いがつまり体質です。自分の体質をよく把握して、その弱い部分を改善するために食生活をはじめとする生活習慣を見直していきましょう。健康寿命を伸ばし、生涯現役にもつながります。
21世紀は遺伝子治療の時代ですが、どんなに高度な医療が行われるようになっても、細胞の中身は食物によって新しくつくりかえられています。食生活を改善することが免疫細胞を活性化させ、病気を防ぎます。

日本人とグローバリゼーション
講談社+α新書
英語ができるからといって国際的なコミュニケーションができるとは限らない。本書は、どうすれば真の対話能力が身につくかを、日本人の特質に照らしあわせて示す指南書!「グローバル化時代」をたくましく生きる切り札!!
●毎日が異文化コミュニケーション
●「はい」と「イエス」の大差
●相手との心理的な距離の取り方
●言語表現を伸ばす法
●「話がつきました」の日米の差
●感謝の気持ちの出し方
●言語以前の関係をつくれる日本人
●めちゃくちゃな英語をしゃべろう
●日本的センス・オブ・ユーモア
●世界とつきあうための必要知識
【河合】――日本人は“I am sorry.”と“I don’t know.”の2つで世間を渡れると思っている。……私がフィリピンにいたとき、友だちが向こうの大臣に会うという約束で、4時間待ったんです。ところが相手はとうとう来なかった。カンカンになって怒っていたら、大臣から手紙が来た。それに“I am sorry.”と書いてあると思ったら、謝罪どころか“It’s pity.”(お気の毒さま)と書いてある。
【石井】――私はイギリスにいるとき、非常に腹が立ったことがありました。隣の家に5歳になる子どもがいたんですが、彼は“I don’t understand.”とは絶対に言わないで、“I am not convinced.”(私は説得されていない)と言うんです。「おまえがアホだから、私をコンビンスできないんだ」という論法。私は非常に劣等感を感じてロンドンを去ったことを覚えています。

大人も子どももわかるイスラム世界の「大疑問」
講談社+α新書
日本人にわかりづらい宗教と中東問題入門書衝撃的な同時多発テロは、国と国との衝突の構図、民族間の憎しみの歴史を浮き彫りにした。アメリカ一極集中は崩壊、真のグローバリーゼーションの意味を徹底図解
社会の決まり、民族の約束事、「宗教と人間」の難問をとく!!
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教はどう違う!
難民キャンプとはなに、戦争と貧困の原因は!?
――民族の愛憎の歴史、コーランの教え、社会の約束事などがわかる!!
「宗教とは人間が幸せになるためのもののはずなのに、どうして宗教が原因で多くの人が悲しむことになるのだろう」と考え込んだ人も大勢いたのではないでしょうか。
この本では、イスラム世界の「大疑問」について解説を試みました。そのイスラム教を理解するためには、実は、ユダヤ教、キリスト教の知識も必要になります。この2つの宗教についても、合わせて取り上げました。
さらに、こうした宗教について知るようになると、「そう言えば、日本の神道や仏教についても知らないことが多いな」という思いを持つ人が出てくると思います。このため、私たち日本人として知っておいて欲しい最小限の情報についても、取り上げることにしました。結果として、「ジュニアのための宗教入門」のような本になりました。

40歳からの都会2田舎8の生活術
講談社+α新書
「都会離れ」ではない「田舎暮らし」実践ガイド!!
収入、人付き合い、畑仕事など、田舎暮らしの不安を乗り越え、快適な人生を手に入れた人たちの知恵と工夫。都会と田舎を暮らし分ける、新ライフスタイルの提案!
●土地探しの条件は「おいしい水」
●小学校入学時が移住のチャンス
●家の前で焚き火を楽しむぜいたく
●都会で稼いで田舎で暮らす
●都会と田舎の情報格差は少ない
●仕事を辞めずに田舎に住む方法
●都会に「出稼ぎ」に行く
●週末だけの田舎暮らし
●田舎の物価は意外と高い
●停年後の田舎暮らしは慎重に
田舎暮らしというと、「山の中での暮らし」みたいなイメージをしがちだが、最近はちょっと事情が違う。収入面では都会とつながったまま、暮らしのベースだけを田舎に移す人も多いのだ。つまり、「田舎暮らし」=「都会離れ」ではなくなっている。
私もそうだ。原野に暮らしてはいるものの、札幌や東京など、都会の出版社の仕事をしている。この本も、東京の編集部とEメールでやりとりしながら仕上げたものだ。こう考えると、今の私の生活は、都会が2、田舎が8くらいの割合で成り立っている。
都会だけでは息苦しい。田舎だけでは生活に不安が残る。それなら、「都会2、田舎8」の割合で暮らしてみたらどうだろう。このライフスタイルが、40歳からの田舎ぐらしを成功させる秘訣なのではないかと思っている。

和英辞典ではわからない英語の使い方――日本語はひとつ、英語はいっぱい
講談社+α新書
mistake、error、wrong「間違い」なく使えますか!?
意味が似ている「英単語」を正しく使い分けることは、日本語――英語の対比では困難です。300の日本語に相当する混同しやすい英単語を集め、使い方を例文で解説。
日本語の「見る」を表す英語には一般に
see、look(at)、watchの3つが考えられますが、これらの単語の意味はどのように異なるでしょうか?
「間違い」を表す
mistake、error、wrongの場合はどうでしょうか?
「話す」の
speak、talk、tell、sayは?
また、「学ぶ」の
study、learnは?
これらの「意味が似ている紛らわしい英単語」は枚挙に暇がありません。

小・中学生の海外留学事情――親と子の自立をめざして
講談社+α新書
留学は今や進学や転校と同等の選択肢の1つだ!!
ひきこもりや不登校などの現状打破のために、自分の可能性を広げるために、英語力がゼロでも海外留学という道がある!小・中学生の海外留学を豊富な実例で紹介!!
●不安で悩みの多い日本の教育
●海外留学で自立をめざす
●不登校などから脱出する留学
●自信をとりもどした留学
●勉強大好き、エリート養成の留学
●企業の後継者になるための留学
●スポーツや芸術の才能開花の留学
●親子の会話が復活
●小・中学生の失敗は少ない
●お勧めの学校とサマースクール
いま、家庭や学校教育現場の荒廃が言われ、自分で考え行動することができない、夢の持てない日本の子どもたちが増加しています。
私は、主体的に考えることができるように「自立」させる子育ての1つの方法として、「留学」を提案したいのです。子どもたちの留学の手助けを通して得た長年の経験から、海外の教育現場はどんなものか、留学した子どもたちと家族が自立していく過程を例をあげてお話しします。親の決断と子どもの「やってみたい」という勇気があれば、語学(特に英語)のまったくできない子どもたちでも、適切な準備と学校選択で海外の初等・中等教育機関を自由に、安全に利用できるのです。
子どもたちはチャンスを与えれば、たくましくなります。いまは、小・中学生からの留学がお勧めなのです。

弱い心をどこまで強くできるか
講談社+α新書
「生きにくい時代」に生きる力を引き出す本!!
甘える患者を本気で叱りつけ、ともに悩み、励ます精神科医の毎日。心の病をかかえる人への共感に満ちた治療の実際を紹介しつつ、「こころ」の本質を考える1冊。
●親が悪い?世間が悪い?
●「世界でいちばん不幸な自分」
●怒りを吐き出す患者たち
●過保護という名の虐待
●今の若者が生きにくい1つの理由
●うつ病者へのアドバイス
●「身体醜形恐怖」という病
●増える教師の性犯罪
●治りやすい人、治りにくい人
●心の問題は「解決」できるか
私はつねづね「過保護は虐待である」といっている。なぜならば、子どもがひとりで生きる力、独立心、自己主張できる力を過保護は育てないからである。このような生きるのに必要な力を育てない親の過保護が虐待と同じであることは、誰もがわかるはずである。私たち人間の問題は、こう考えると山のように積まれているのである。それをどう解決していくのであろうか。われわれはそれを解決する力があるのだろうか。
このように大上段に構えるのはやめるべきかもしれない。むしろ目の前の小さな問題点を逐次解決していくこと、また、まず自分はそういう行為をしないこと、人がすることを止めること、このようなささやかな努力が、結局は大きな人間の過ちを直していくのかもしれない。

夫のための男女児生み分け法―成功率81%の驚異
講談社+α新書
1万人以上の赤ちゃんが希望通りに生まれた!!
「男の子が欲しい」「女の子が欲しい」が現実になる!!
生み分け指導の第一人者が20年の実績を集大成。
従来は困難を極めた排卵日の特定も確立99%と飛躍的に進歩!!
●夫は妻に心をこめて協力を
●性を分ける受精のドラマ
●超過酷!精子の生存競争
●精子が子どもの性を決定する
●性交日を選んで生み分ける
●排卵日がわかるからだのサイン
●超音波とホルモン検査で正確に
●正しい避妊で生み分けにトライ
●排卵障害の人も生み分けられる
●不妊の原因は男女で半々ずつ
性交の仕方は、やはり生み分けのための最大のポイントとなります。男の子を産むためには、膣内の酸性度を弱めなければなりません。そこで夫は前戯にたっぷりと時間をかけ、妻が何回もオルガスムスを感じるように努力する必要があります。
女の子を生むためには、この逆を心がけなければなりません。
つまり、生み分けしようと決めたら、性交はひとえに男性の理解と協力にかかっているといってもよいでしょう。セックスは心と体のコミュニケーションです。夫婦なのですから、これをいい機会だと思ってセックスについて話し合ってみましょう。そこからまた新しい2人の関係が生まれるはずです。もちろん、生まれた子どもが希望しない性であっても、心からの愛情をもって育てることが原則です。

ローマ法王の権力と闘い
講談社+α新書
教徒10億人の頂点に立ち全世界を動かす権力構造!!
第2次世界大戦末期にスターリンはチャーチルに問う。
「ローマ法王は何個師団を持っているのかね」と。
ローマ法王が示す端倪(たんげい)すべからざる力と権威の裏側を暴く!!

「うつ」依存を明るい思考で治す本-クスリはいらない!
講談社+α新書
まずは「よくやった!」と自分をほめよ!脳が強くなる!!
新現代病「うつ」依存。
病院のクスリには知られざる副作用が!
脳のしくみを知って自分の力で脳を変えよう!
生活習慣、食べ物、睡眠、運動で驚くほどラクに生きる!!
いくら薬を飲んでもうつ状態、頭の痛さ、やる気のなさなどは治らない場合が多いのです。そこでまず、脳に栄養を与える必要があります。次は脳内のトリプトファンをセロトニンに変える必要があります。次は脳細胞を傷つけないことです。脳細胞はストレスの際に副腎皮質から放出されるコルチゾルによって死滅します。とくに記憶をつかさどる海馬と脳を統合的にコントロールする前頭葉の細胞が死滅します。次は悩みの中枢(帯状回、扁桃)などから活動の中心を別のところに移すのです。脳は活動しているところに多くの血液が流れるようになっています。それには運動をして脳の運動野により多くの血液を流すなどの生活態度が必要です。そして「将来は必ずよくなる」「将来は必ずよくなる」と繰り返し自分に呼びかけることです。

東京ゲノム・ベイ計画――日本に託された人類の未来
講談社+α新書
融合するバイオとIT!
東京湾が世界を変える!!
ヒト・ゲノム解析の次に必要なタンパク質研究では、日本が世界をリード。創薬の最短コースを突っ走る。人類繁栄への「約束の地」は東京湾。日本復活の日も近い!!
〈主な内容〉
●東京を世界のゲノム研究の中心に
●街に魅力なくして技術革新なし
●ポスト・ゲノムで優位に立つ日本
●ITとバイオの融合した新領域
●すべてに強い日本の生命科学
●世界的な評価を受けるゲノム創薬
●伝統的に強いタンパク質研究
●1200億円の特別研究予算
●25兆円になるバイオ市場
●百花繚乱のゲノム・ビジネス
東京は、ワシントン、ニューヨーク、シリコンバレーの機能を内包している。政治、行政の中心であり、経済、金融の中心であり、先端科学のリード役も担っている。アメリカでは東西に分れている機能が1ヵ所に集中しているのである。
ゲノム分野では、日本が果たす役割は大きい。とくに、創薬に直接結びつくタンパク質研究では、世界を一歩リードしている。東京がアジア・環太平洋の先導役となり、世界の先導役に立ったとき、閉塞感は消え日本は復活する。そして、世界の医療を根本的に変えていくこともできる。それが、21世紀の世界を作り出す原動力にもなっていくはずだ。

企業の意思決定のためのやさしい数学
講談社+α新書
リスク予測、リストラ効果も数学的判断が成否の鍵!!
国際化社会で生き残るには企業も人も「勘」に頼っていたらダメ。
キャッシュフローからオプション、ブラック=ショールズまで、苦手な人でもよくわかるよう具体例でやさしく解き明かす!!
バブル経済の時期を境に、この10年で日本企業の経営はずいぶん変わりました。変化の理由の1つには、金融業界をはじめとする規制緩和があると思います。規制緩和により、日本企業も外国企業と同じ土俵で競争せざるを得なくなりました。企業が国際基準で競争するようになれば、従業員も国際基準で競争できるような能力が要求されます。これからはどの企業でも通用する知識と技能を持った従業員が必要とされ、そういう人の多い会社が生き残っていくことになるでしょう。
この、すべての企業に通用する知識とは何でしょうか。パソコンや英語は当然のこと、数学の知識もこれからの時代には必要になると思います。今までのように勘に頼る経営ではなく、数字に基づいた経営を行うために、基礎的な数学の知識が要求されるのです。

日本の地下経済-脱税・賄路・売春・麻薬
講談社+α新書
初めて明らかにされる裏社会の巨額マネー!!
盗難車1110億円、援交630億円……。日本のアングラ・マネーの総額はGDP(国内総生産)比で3.3パーセントにもなる。額にして17.1兆円に達する地下経済を解明!!
経済活動のなかには、GDP(国内総生産)に含まれないものがたくさんある。GDPから漏れた経済活動までとらえなければ、景気判断や経済成長の議論も、現実とかけはなれた机上の空論になってしまうのではないだろうか。地下経済、つまりブラック・マネーは、そうした目にみえない経済活動の主役といえるだろう。
新聞、雑誌で脱税や売春、マネー・ローダリング(資金洗浄)などの事件が毎日のように報道され、国民の多くが地下経済の存在に気づいているにもかかわらず、国内でその規模や成長の速度などを明確に記述した本や研究レポート類はほとんどなく、当て推量で数字が語られることが多かった。
私は、地下経済に関する膨大な資料などをもとに、日本の地下経済の規模を本格的に推計してみることにした。

家族のための老いじたくと財産管理――親子の財産トラブルと成年後見制度
講談社+α新書
子どもをあてにしない、負担をかけない「お金」の生涯設計!!
これまでのように、子どもに任せておけばすんだ時代ではない。判断能力が衰えたり、痴呆になった高齢者の暮らしと財産を守る“成年後見制度”が我々の強い味方になる。
私のところには、老後の暮らしに関する相談がたくさんあります。老親からの相談もありますし、親の財産や介護をめぐってトラブルになっている子どもからの相談もあります。このような相談を受けていると、安易に子どもに頼ることは、往々にして取り返しのつかない悲劇をもたらすことを痛感します。「子どもが何とかしてくれるだろう」ではなく、しっかりしている間に自分の手で老後の準備をしておかなければなりません。
これは、もちろん、自分が惨めな老後を送らなくてもすむようにという「老いじたく」です。しかし、自分のためだけではありません。子どもたちが親の老後をめぐって争うことのないように、というためでもあるのです。自分の老後をめぐって子どもたちに喧嘩をさせてはいけません。―――(本書より)

日中英語戦争 武士道英語.カンフー英語
講談社+α新書
中国人の超実用英語に日本人は「斬れる」英語で!!
実用英語を武器に日本進出、世界進出を始めた中国に、ディベート英語のプロが武士道英語で立ち向かう!!「斬れる」英語習得法から現場で役立つ裏技を大公開!!
「第一に英語に堪能な中国人を3億人作ること。第二に中国の声を世界に響かせること。第三に中国語に堪能な外国人を3億人作ること。その時こそ我々の世紀だ。21世紀のために英語を学ぼう」
「日本人の英語、最悪だね。全然わからない。『英語のことなら、中国人に!』」
とくに、中国、韓国の実用英語にかける意気込みはすさまじい。もはやネイティヴが英語を教える時代から、アジア人が英語を教える英語戦国時代に突入したのである。
日本人はまず自信と誇りを取り戻すことだ。英語にこちらを振り向かせるのだ。攻める必要のない英語、守りを主とし、攻めを従とする武士道の英語こそ、地上最強の英語ではないだろうか。
●中国英語の襲来
●中国英語の強さは「狂」
●中国英語の実体
●四字熟語英語に手も足も出ない
●借刀殺人の発想
●怒れる12人のユダヤ人たち
●バイリンガリズムへの道
●バイリンガリストのハラゲイ
●英語道で勝つ
●英語道は武器である

父親受難―父と子のメンタルケア
講談社+α新書
父のストレス、子のストレスが家庭を危うくしている!!
家族はあっても家庭はない。そういう父親はもはや論外!健全な父子関係はどうつくられるか。学校医として多数の父子間の問題に取り組んできた精神科医の分析解明!!
現代はまさにストレス社会ですが、なぜか生真面目な中高年の父親ほど多くのストレスを受けています。他方で、子供たちにも受験やいじめの問題など、さまざまなストレスが襲いかかり、心因性のストレスから非行に走るケースが増加しています。このようなストレスを受けた父と子の両者の心を解きほぐすために、精神科領域ではメンタルケアを同時に施すことが大きな課題となってきました。学校の週5日制は2002年春に全面実施になります。親と子が共通の時間帯を持ちやすくなるといえます。こうした子どもたちと質的にも量的にも休日をどのように過ごすかが問題になってきます。子供任せ、母親任せにするのか、あるいは父親が先頭に立って家族とともに休日を活用するのか、その過ごし方によって、父子関係は一歩でも二歩でも改善できるのです。

危ない生保 安全な生保
講談社+α新書
いまの保健では危ない!!
安心できる保険はどれか!!
巨額の逆ざやと販売不振で喘ぐ生保各社は米国同時テロ以降の株価下落で一気に体力を消耗した。いまの保険が老後、ただの紙切れにならないための賢い保険の選び方。
多くの人は、生保の営業職員は保険会社の社員で、この人と交わした約束は会社もきちんと守ってくれるものと思っています。ところが実際は、営業職員は生保会社の人間などではなく、単に客と生保会社の間を取り持つ資格を持っているだけの人なのです。生保会社に代わって契約を締結する権限もなければ、告知を受ける権限(告知受領権)もないというわけです。ですから仮に、「そんなことは告知書に書かなくてもいいのよ」といわれ、その通りにしたためにあとで問題になり、契約を解除されたとしても、そのことで保険会社が責任を取る義務はどこにもない、というのが生保側の理屈なのです。
●生保会社は5年で半減する!?
●高い予定利率商品の結末
●誰も知らない営業職員の権限
●保険証券を確認しない悲劇
●手書きの設計書は無効と思え
●転換の新手口にご用心
●自動振替に気をつけろ
●掛け捨て定期保険では老後が不安
●保険料を払うだけムダな特約
●いい加減な日本の算定比率