アルチュセール全哲学

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アルチュセール全哲学

アルチュセールゼンテツガク

講談社学術文庫

「真空の哲学」の核心 〈認識論的切断〉とは

「認識論的切断 coupure epistemologique」とは何か。『マルクスのために』『資本論を読む』でマルクス研究を一新し、フーコー、デリダ、ブルデュー、ドゥルーズらを育てたルイ・アルチュセールは、精神的肉体的苦闘、あるいは自身の「認識論的切断」を経て、いかなる地平に到達したのか。その思想的全生涯をもれなく論じた、第一人者による決定版!

形而上学の名前で呼ばれうる西欧哲学がその可能性を出し尽くしつつある現在、この伝統的思考様式を可能にした条件と地平を露出させ、同時にそれとはまったく異質の軌道がどういうものでありうるかを、われわれは徹底的に考えることを要請されている。そのひとつの模範的思索をアルチュセールはわれわれに遺産としてのこしてくれたのである。そのバトンを受けとるのは、われわれである。――<本書より>


Ⓒ今村仁司

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目次

プロローグ 破滅型の思想家
第1章 学問への旅立ち
第2章 内容と真空
第3章 カトリシズムとマルクス主義
第4章 重層的決定の概念
第5章 徴候的読解
第6章 理論的革命
第7章 イデオロギーの理論
第8章 偶然の唯物論に向けて

書誌情報

紙版

発売日

2007年10月12日

ISBN

9784061598393

判型

A6

価格

定価:1,265円(本体1,150円)

通巻番号

1839

ページ数

384ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2022年03月04日

JDCN

06A0000000000437363U

初出

原本:本書の原本は1997年2月『現代思想の冒険者たち』第22巻『アルチュセール 認識論的切断』として小社より刊行。

著者紹介

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