ローマの哲人 セネカの言葉

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ローマの哲人 セネカの言葉

ローマノテツジンセネカノコトバ

講談社学術文庫

パクス・ロマーナ期、ローマ帝国で弁護士、元老院議員、財務官、法務官、そして皇帝ネロの顧問官を歴任したセネカ(前1年頃~65年)は、思想家として人生、死、貧困、徳、欲望と快楽、真の自由という、誰の人生にも関わるテーマについて普遍的なメッセージを遺している。「どうしてこんな面白いものが今まで日本ではほとんど読まれなかったのだ」――特定の他者にあてた書簡の形で著した十数篇の文章を、『清貧の思想』『ハラスのいた日々』の作家・中野孝次が晩年自らの翻訳で読み解く。道徳的退廃に陥った21世紀の日本を憂え、人として生きる術を説くいきいきとした箴言として提示した、現代人のためのセネカ入門。(原本:2003年岩波書店刊)


ⒸKanagawa Bungaku Shinkokai

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目次

序――セネカ略伝

「マルキアへの慰め」
「人生の短さについて」

「道徳についてのルキリウスへの手紙」

「ヘルヴィアへの慰め」
「幸福な人生について」
「心の落着きについて」
「閑暇について」
「神意について」
おわりに――現代人にとってセネカとは何か?

書誌情報

紙版

発売日

2020年07月10日

ISBN

9784065200520

判型

A6

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

通巻番号

2616

ページ数

264ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2020年07月09日

JDCN

06A0000000000215337B

初出

本書の原本は2003年、岩波書店から刊行されました。

著者紹介

著: 中野 孝次(ナカノ コウジ)

1925-2004。千葉県生まれ。東京大学文学部卒、國學院大學教授。作家、評論家。『実朝考』『ブリューゲルへの旅』『麦塾るる日に』『ハラスのいた日々』『清貧の思想』『暗殺者』『いまを生きる知恵』など著作多数。

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