欲望論 第1巻「意味」の原理論

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欲望論 第1巻「意味」の原理論

ヨクボウロンダイ1カンイミノゲンリロン

2500年の哲学の歴史に新たな展開が始まる。価値不在の現代に価値と意味の原理論を立て直す意欲作。「世界を分節するのは欲望だ。欲望が、価値と意味を世界の中に織り出してくるのだ」。プラトン、アリストテレスからデカルト、カント、ヘーゲルをへてニーチェ、フッサール、ハイデガーへと続く哲学の歴史を総覧し、さらにその先へと哲学の可能性を拓く。2000枚超!!


世界を分節するのは欲望だ。欲望が、価値と意味を世界の中に織り出してくる。価値不在の現代に、価値と意味の原理論を立て直す意欲作。

現代の哲学(思想)は、幻影の問題を抱えて虚妄な議論の巨大な迷路のうちへと迷い込んでいる。「本体」の観念を完全に(すなわち哲学的根拠において)解体することによって、われわれははじめて、認識一般にとって何が可能なのか。何が認識不可能なのか、普遍認識が成立する条件と構造が何であるかを解明できる。またこの解明からのみ、どのような新しい知と学の地平が開かれるのかを明らかにすることができる。本体論の完全な解体こそは、現代社会における哲学と思想の再生のための、不可避の始発点である。

「真」とは、「善」とは、「美」とは? 哲学究極の問いへの回答!


Ⓒ竹田 青嗣

目次

第一部 存在と認識 
第一章 哲学の問い(古代の思考)
第二章 認識の謎 (近代の思考)
第三章 本体論的解明
第二部 欲望相関性
第四章 欲望相関性
A「欲望」と世界分節
B 快と不快
C 情動・感情・衝動
第五章 意味 価値 存在
A 意味と価値
B 存在と真理
第六章 世界の一般構成
A 現前意識の地平
B 認識対象の本質学
C 心身二元論
D 心的存在の構成

書誌情報

紙版

発売日

2017年10月17日

ISBN

9784062206402

判型

四六

価格

定価:4,400円(本体4,000円)

ページ数

734ページ

電子版

発売日

2022年12月14日

JDCN

06A0000000000582128E

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